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術後徘徊で死亡に賠償命令 「防止措置怠る」甲府地裁

【出所:2017年4月19日 共同通信社】

 山梨県甲斐市の男性=当時(83)=が、がんの手術後に幻覚や妄想などを伴う「術後せん妄」を発症し徘徊(はいかい)して死亡したのは、入院先の山梨病院(甲府市)が適切な防止措置を取らなかったためとして、病院を運営していた「全国社会保険協会連合会」などに遺族が損害賠償を求めた訴訟の判決で、甲府地裁は18日、連合会側に慰謝料など計約1260万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は2010年2月24日、直腸がんなどの切除手術を受け、翌日深夜に術後せん妄を発症してカテーテルや酸素マスクを外し病院を徘徊。1階待合室で心肺停止の状態で発見され、間もなく死亡した。

 峯俊之(みね・としゆき)裁判長は判決理由で、80代以上は術後せん妄の発症頻度が特に高いとされていることに触れ「徘徊行動の具体的予見は困難でも、カテーテルを抜くなどの行動は予見できた」と指摘。「病院側は防止措置や術後せん妄に関する必要な検査を怠った過失があった」とした。

 病院側は「詳細を確認していないのでコメントできない」としている。
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