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脱毛施術:エステ・医療機関、皮膚被害25% リスク説明、7割受けず

【出所:2017年5月12日 毎日新聞】

 過去3年間にエステや医療機関で脱毛施術を受けた人の約4分の1が、皮膚のやけどや痛みなどの症状を経験していたことがわかった。国民生活センターが11日、アンケートの結果を発表した。うち7割以上が、脱毛による副作用のリスクについて説明を受けていなかった。夏に向け利用者は増えるとみられ、専門家は「施術の内容やリスクを十分に理解して受けてほしい」と呼び掛けている。

 脱毛施術は、レーザー機器などを使って、毛根にある組織を破壊したり弱らせたりすることで毛を減らす行為。組織を完全に破壊するのは医療行為で医師しかできないが、一時的な除毛効果を得る程度なら資格は不要で、エステサロンでも広く行われている。

 3月にインターネットで実施したアンケートでは、回答した男女1000人のうち、255人(25・5%)が施術後に痛みなどの症状が出たと答えた。このうち事前にリスクの説明を受けていたのは67人にとどまった。

 脱毛施術を巡っては、全国の消費生活センターなどにトラブルの相談が後を絶たない。国民生活センターのまとめでは、今年2月末までの約5年間に、やけどなどの症状が出たという相談が計964件寄せられた。治癒に1カ月以上かかる重症例も129件(13・4%)あった。

 相談内容は、脱毛エステを受けたら背中など広範囲に発疹が出た▽美容外科でレーザー脱毛を受けたところ肌が腫れ、シミが残った――など。施術場所はエステが680件、医療機関が284件。

 西山美容・形成外科医院(東京都)の西山真一郎院長によると、脱毛の際は、患者の肌質によってレーザー照射時間を判断するなど慎重な対応が必要だが、それでも症状が出る場合もあるという。西山院長は「リスクについて事前に十分な説明を受けることが大切」と指摘する。

 一方、消費者に誤解を与える広告も多い。施設によっては「痛みゼロ」「トラブルの心配なし」などの表現で宣伝していた。完全に毛を生えなくする「永久脱毛」は医療行為のためエステではできないが、「処理した毛はもう生えない」などと宣伝するエステもあり、国民生活センターは「医師法に抵触する可能性もある」としている。
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