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発達障害者 「睡眠に悩み」多く

【出所:2017年3月21日 毎日新聞】

 発達障害がある人たちの多くが睡眠に悩んでいる――。感覚が過敏になるなどの障害の特性や、日中に感じたストレスが睡眠時に影響し、「眠れない」などの悩みにつながっていることが、東京学芸大の高橋智教授(教育学)の調査で分かった。

 調査は2015年11月~16年1月、注意欠陥多動性障害(ADHD)▽高機能自閉症▽アスペルガー症候群――などの発達障害の診断を受けた197人に行い、同大に在籍する学生183人の結果と比較した。

 入眠や起床時など「睡眠全般」に悩んでいると回答した学生が7.8%だったのに対し、当事者は約3倍の22.2%にのぼった。睡眠がうまくとれないため、日中に強い眠気に襲われて物事に集中できないなど、日常生活に支障をきたす人もいる。

 睡眠不足をあげた当事者の回答で多かったのは「作業がなかなか終わらず寝る時間が遅くなる」(48.7%)だった。「やりたいこと」に熱中しすぎる「過集中」の障害特性により夜更かしをし、寝不足になるという。高橋教授は「しかるべき結果が出たな、という印象ですね。気持ちの切り替えがうまくできない(発達障害の)特性が分かる」と話す。

 また、睡眠困難の背景には発達障害の特性だけでなく、日中に感じた不安・緊張・ストレスが大きな影響を及ぼしていることも分かった。「日中の嫌な出来事が寝る前にフラッシュバックして眠れなくなる」「日中のストレスが大きい時ほど、中途覚醒がたびたび起きる」という回答もあった。さらに、睡眠不足が原因で感覚が過敏になるなど、発達障害の特性が強まる傾向も見られたという。高橋教授は「発達障害の人はストレスへの対処やリラックスすることがうまくできない。身近な人が丁寧に話を聞いてあげることが睡眠の困りごとの解消につながる」とアドバイスした。
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