goo

がん患者に手作りタオル帽子 滋賀、支援の輪広がる

【出典:2017年9月15日 京都新聞】

 化学療法などで脱毛したがん患者にタオル帽子を贈る活動が広がっている。「京都タオル帽子の会」に参加している滋賀のメンバーが、大津市内の病院でも帽子作りのサロンを開き、定着してきた。サロンはがん治療の情報を共有したり、悩みを打ち明けたりする場にもなっている。元患者や患者の家族が「治療生活が少しでも快適になれば」と、手縫いで仕上げている。

 京都タオル帽子の会は2011年に設立。元看護師の大西ふさ子代表=京都市上京区=が、岩手県で行われていた全国のがん患者にタオル帽子を贈る活動を知り、東日本大震災で京都分を引き受けたことが活動のきっかけとなった。これまで1万枚近い帽子を患者に届けている。

 同会に大津市の参加者も多く、13年7月から大津市民病院(同市本宮2丁目)で帽子作りのサロンが始まった。毎月第4月曜の午後1時半~3時半に約10人が会話を楽しみながら針仕事の手を動かしている。作った帽子は同病院や草津総合病院で無料で配っている。

 大津のサロンの発起人、角替幸子さん(73)=同市におの浜2丁目=は約30年前に乳がんが見つかり全摘出手術を受けた。「治療で髪の毛が抜ける副作用は私にはなかったが、同室でショックを受ける患者の姿を見た。帽子をかぶることで少しでも気持ちが楽になってほしくて」と話す。

 京都タオル帽子の会の県内会員は約20人。帽子作りは会員以外も参加でき、市民病院の会場が満員になることもあった。このため大津市坂本2丁目の「瑞穂えいろくの里」でも毎月第2月曜の午前10時~午後2時にサロンを始めた。同市大萱1丁目のがん患者支援施設「淡海かいつぶりセンター」でも19日午後2時~4時に初めて開く。

 「かぶってくれる人も縫う人も楽しんで」が同会の合言葉。予約不要で気軽に参加してほしいと呼び掛けている。問い合わせは同会の中津さん090(5674)7436。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

お好み焼きの糖質カット 広島の中川さん、患者向け「気軽に」

【出典:2017年9月15日 中国新聞】

 糖尿病の患者向けに糖質を抑えたお好み焼きを、広島市佐伯区のお好み焼き店が考案した。店主が子どものころにアレルギーに悩んだ経験を踏まえ、「好きなものを気軽に食べてもらいたい」と願い開発。11月中旬、店頭やインターネットで発売する。

 佐伯区楽々園5丁目、「お好み焼 仔(こ)ぐま」の中川健代表(55)が作った「低糖質お好み焼き」は、生地と麺に小麦ではなく大豆を使った。「企業秘密」というつなぎの食材を加え、大豆の粉と水を混ぜた生地が固まりやすくなり商品化できたという。麺は名古屋市の業者と共同開発した。

 糖質を抑えたソースもメーカーに特注。1食当たりの糖質は、糖尿病患者の摂取量の目安量より抑えた。他の食材も試し、大豆などの食材にたどり着くのに1年間かかった。

 中川代表は小学生のころ、肉や卵の動物性タンパク質のアレルギーに悩んだ。お好み焼き店を営んだ母の味も食べられず、「誰もが楽しめるものを」を思い続けてきた。

 2年前からは、卵やエビなどアレルギー原因物質を含む食材を使わない1品を販売。事前に糖質制限やアレルギーを聞き、希望に応じた注文を受ける。「広島で育った子どもがお好み焼きを食べられないのはさみしい。今後もできる限り工夫を重ねたい」と話している。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

児童虐待で検事研修実施 無罪相次ぎ、捜査向上図る 児相、医療機関と連携

【出典:2017年9月15日 共同通信】

 児童虐待事件の無罪判決が相次いでいることを受け、法務・検察当局が、虐待に関する専門知識を習得して捜査能力を向上させるため、検事研修に近く乗り出すことが14日、関係者への取材で分かった。虐待事件は増加傾向だが、被害者が幼く、密室で行われるため事実認定や立証が難しいとされる。研修で子どものけがの特徴や精神的負担といった特有の事情への理解を進め、児童相談所や医療機関との連携も深めたいとしている。

 虐待事件を巡っては、京都地裁が昨年7月、幼い長女に激しく揺さぶる暴行を加え、後遺症を伴うけがを負わせたとして、傷害罪に問われた父親に対し「犯人と断定する証拠はない」として無罪判決を言い渡した。

 東京地裁も今年2月、生後3カ月の知人の長女の首をひものような物で絞めて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた女性を「低栄養やうつぶせ寝で死亡した可能性を否定できない」と無罪とするなど、各地の裁判所で無罪判決が相次いだ。

 こうした事態を受け、法務・検察当局は虐待事件の捜査を担う検事を対象に、定期的な研修を実施することを決めた。研修では専門家から、激しく揺さぶることで脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群」のメカニズムを学んだり、子どものトラウマ(心的外傷)の解説を受けたりする。

 被害に遭った子どもの負担を減らすため、専門の訓練を積んだ面接者が警察官や検事に代わって話を聞く欧米の制度を参考に、取り調べの改善も目指す。

 検察幹部は「虐待事件では、状況証拠や専門家の鑑定を組み合わせて立証することが多い。研修で適切な捜査につなげたい」と説明した。

 一方、東京地裁の無罪事件を担当した村中貴之(むらなか・たかゆき)弁護士は「検察は有罪にしたいという心理が働き、都合の良い意見だけを集める恐れがある」と指摘。「知識向上だけではなく、捜査の見立てに否定的なセカンドオピニオンも求めることが必要だ」と話している。

 ※児童虐待の現状

 厚生労働省によると、全国の児童相談所が2016年度に対応した児童虐待は12万2578件。1990年度に集計を始めてから最多で、初めて10万件を超えた15年度と比べ18・7%増えた。16年5月、児相の体制や権限を強める改正児童福祉法と改正児童虐待防止法が成立。(1)ベテラン児童福祉司や弁護士の配置義務化(2)強制的に家庭に立ち入る「臨検」の手続き簡略化(3)市町村ごとの支援拠点整備(4)児童福祉司の研修義務化―などが既に施行されている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

息子さんが血を吐いた…病院装う電話、次に息子装い「診察中に財布盗まれた」 信じた女性が詐欺被害

【出典:2017年9月15日 埼玉新聞】

 熊谷署は12日、熊谷市の無職女性(77)が手渡し詐欺で現金100万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、11日午前9時半ごろから女性方に病院職員をかたる男から「息子さんが血を吐いた。喉頭がんの疑いがある。本人に代わる」「喉頭がんの疑いがあると言われた。診察が終わって待合室に戻ったら財布、書類が入ったかばんが盗まれていた。治療費は上司から立て替えてもらった」「3日後に返すから100万円貸して」などと電話があった。信じた女性は同日午後2時5分ごろ、JR籠原駅付近の路上で、長男の上司の息子を名乗る男に現金100万円を手渡した。その後、長男から電話があり、詐欺と分かった。

 現金を受け取りに来た男は30歳ぐらいで、身長約165センチ、体格は中肉、黒色の短髪。黒色の半そでTシャツとカーキ色の長ズボンを着用していた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

くらしナビ・ライフスタイル:コンタクト販売、規制強化

【出典:2017年9月15日 毎日新聞】

 コンタクトレンズによる目の障害が後を絶たない。きちんと洗わなかったり、期限を守らなかったりする不適切な使用が主な原因だ。医師の指導を受けずに使う人が増えており、厚生労働省はより厳しい販売ルールを9月中にも示す方針だ。

 ●受診せずに購入

 2週間交換タイプのソフトコンタクトレンズを使う20代女性は、右目に強い異物感とまぶしさを感じて眼科を受診した。レンズは2年ほど前からインターネットで購入。つけたまま寝てしまうことがあり、レンズも汚れていた。診断は、角膜(黒目部分)の表面が傷つき、組織の一部がはがれる「角膜びらん」。右目のほぼ半分の範囲に傷が広がり、失明につながる状態だった。充血を訴えて受診した別の20代女性は、両目とも角膜の深い部分まで炎症がある「角膜浸潤」と診断された。ネットで購入した2週間交換タイプのレンズを、1カ月交換と勘違いして使っていた。

 国民生活センターが医師からの情報提供を受け付ける「ドクターメール箱」には、こうしたトラブルが相次いで寄せられている。今年7月までの約3年間に集まった計50件を分析すると、不適切なレンズケアが原因とみられる報告が多く、いずれも眼科を受診せずに購入していた。

 調査会社のGfKジャパンが2015年、ネット上で16~60歳の3万6588人にアンケートしたところ、コンタクトレンズの使用者は26%に上った。黒目を大きく見せたり、色をつけたりするおしゃれ目的のカラーコンタクトレンズ(カラコン)が普及し、16~30歳の女性では9人に1人が使っていた。

 ●目に傷、失明も

 「眼科医の処方を受けずにコンタクトレンズを買い、ケアを怠っているために目に障害が生じる患者が増えています」。さど眼科(仙台市)の佐渡一成院長(日本コンタクトレンズ学会理事)は警鐘を鳴らす。

 カラコンを含むソフトコンタクトレンズによる目の障害の症例を調べた順天堂大などの研究(14年度)でも、購入時に医師の処方を受けた人に比べて、受けていない人の方が発症が多いことが指摘された。特にカラコンでは、発症した人の80%以上が医療機関を受診していなかった。

 よく見られるのが、角膜が傷つく「角膜上皮障害」。レンズで覆われた角膜の細胞は酸素不足で正常に機能できなくなり、傷つきやすく感染症も起こしやすい。しかし、初めは症状が軽く、かなり悪化するまで気づかないことが多い。傷が深まると「角膜びらん」、「角膜潰瘍」と進行し、細菌感染が重なって重症化すると、最悪の場合は失明する恐れもある。ほかにも、主にレンズの汚れを原因としたアレルギー反応でまぶたの裏にぶつぶつができる「巨大乳頭結膜炎」や、酸素不足の角膜に酸素を運ぼうと元々血管のない角膜に血管が入り込んでくる「角膜血管侵入」など、さまざまなリスクがある。

 佐渡院長は「眼科でケア方法の指導を受け、それを継続し、自覚症状がなくても定期検査を受けることが大切です」と強調する。

 ●リスク説明求める

 コンタクトレンズは薬ではないため、法律上は医師の処方箋がなくても買える。しかし、健康へのリスクが高く取り扱いに注意が必要な「高度管理医療機器」に指定されており、トラブルなく使うには医師の処方や定期検査が不可欠だ。厚労省は12年以降、3回にわたって通知を出し、購入者が医療機関を受診しているかどうかを販売時に確認することを販売業者側に求めたが、罰則はなく、徹底されていない。実際、通販サイトや一部量販店では「検査なし」「処方箋不要」と手軽さをアピールする広告が掲げられ、「度」の有無にかかわらず、医療機関を受診せずに購入できる。

 こうした状況を受け、厚労省は販売業者への監視強化に乗り出す。より具体的なルールを示した新たな通知を出し、徹底を求める方針だ。6月に公表された通知案には、非対面で販売する場合も購入者から医師の処方をメールで送らせて確認する▽医療機関を受診していない場合は、病気のリスクを説明し受診を勧める▽「検査不要」など、購入者が医療機関を受診する必要がないと誤認するような宣伝はしない――といった項目が盛り込まれ、過去3回の通知より踏み込んだ内容になっている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

(神奈川)アニーようこそ 患者笑顔に…こども医療センター

【出典:2017年9月15日 読売新聞(神奈川)】

診察や検査に同行…ベイリー後任が着任

 県立こども医療センター(横浜市南区)の病院に常勤し、難病などを抱える子供たちに寄り添ってきた「ファシリティードッグ」のゴールデンレトリバー「ベイリー」(オス9歳)が高齢になり、後任の「アニー」(メス1歳7か月)が13日、同病院に着任した。当面は2頭で働き、ベイリーの引退に向けて準備を進める。ハンドラー(調教者)の森田優子さん(36)は「アニーもベイリーと同様に素晴らしい働きをしてくれるはず」とエールを送った。

 ファシリティードッグは医療機関に常駐し、患者の不安や緊張を和らげるために遊び相手になったり、診察や検査に同行したりする。専門の訓練を受け、米国では一般病院での導入例も増えている。森田さんによると、国内ではベイリーと静岡の病院にいるオスの1頭のみで、アニーは初めてのメス。

 ベイリーは現在の病院に常駐して約5年となり、重い病気などで長期入院する子供らの人気者だ。採血を嫌がって泣く子供もベイリーが来るとがんばれることが多いといい、同センターの町田治郎病院長は「患者、家族、私を含めた職員も、大いに癒やされている」と話す。

 人間の年齢だと60歳代で引退の時期が近づき、後任に選ばれたアニーは、ハワイでトレーニングを重ねて先月来日した。森田さんはアニーの性格を「素直で物覚えが良く、喜ばれることが大好き」と話す。

 この日の着任式では、子供たちが2頭に花のネックレスや絵などをプレゼントし、喜んだアニーに足をなめられた子供からは笑みがこぼれた。4年前に入院し、その後も病院に通う横浜市の小学1年日向野福々さん(6)は「ベイリーが大好き。アニーとも仲良くしたい」と喜んでいた。母の由美さん(43)は「先が真っ暗で泣いていた時、力をくれたのがベイリー。会えると思うと病院に行くのが楽しみになったほどです」と感謝していた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

うつぶせ寝事故防げ…保育所備品に補助、1人最大4万円

【出典:2017年9月15日 読売新聞】

 政府は来年度にも、乳幼児の「うつぶせ寝」による事故防止製品などの購入費として、保育所に園児1人あたり最大4万円を補助する制度を創設する検討に入った。

 事故防止製品の普及を後押しし、人手不足に悩む保育所の安全性向上につなげたい考えだ。認可保育所と認可移行を目指す認可外保育所を補助対象とし、移行を促す狙いもある。

 補助金は、国と自治体(都道府県か市区町村)が分担する。来年度予算の概算要求には、保育対策総合支援事業費補助金427億円の一部に盛り込み、年末の予算編成に向けて具体的な検討を進める。認可外保育所は、認可への移行計画を作成していることなどを条件とする方向だ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

うつぶせ寝による事故防止製品「本当に役に立つのか」検証が必要

【出典:2017年9月15日 読売新聞】

 政府は来年度にも、乳幼児の「うつぶせ寝」による事故防止製品などの購入費として、保育所に園児1人あたり最大4万円を補助する制度を創設する検討に入った。

 政府がうつぶせ寝による事故防止製品の普及を後押しする背景には、安全が求められる保育施設の保育士が不足し、業務負担が大きいことがある。

 保育施設では、0~1歳児の昼寝時、保育士が5分ごとに姿勢や呼吸を確認することが求められている。厚生労働省研究班の今年2月の保育士実態調査では、昼寝時の確認業務が大変との回答が半数を超えた。

 厚労省によると、年間約100人が乳幼児突然死症候群(SIDS)で死亡し、うつぶせ寝との関連が指摘される。保育施設でもうつぶせ寝対策は重要だ。子供の事故に詳しい小児科の山中龍宏医師(横浜市)は、事故防止製品による効果の検証が必要だと指摘する。

 政府はうつぶせ寝とSIDSの関連の研究を進め、乳幼児の安全な睡眠を守る指針作りも急ぐべきだ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

河内晩柑に認知症予防効果 愛媛、ジュースで商品化

【出典:2017年9月15日 共同通信社】

 かんきつ類収穫量日本一の愛媛県は14日、和製グレープフルーツと称されるかんきつ「河内晩柑(かわちばんかん)」に含まれる成分に、認知症の予防効果があると発表した。ジュースにして商品化を目指す。

 県が愛媛大や松山大と研究を進めた結果、河内晩柑の果皮に多く含まれるオーラプテンという成分を摂取すると、認知機能低下の原因となる脳内の炎症を抑えることが分かった。高齢者を対象とした比較実験では短期記憶力の維持、改善傾向がみられた。

 県内の飲料メーカーと協力し、ジュースにして発売する予定。商品は河内晩柑特有の苦みを抑え、さっぱりとした甘酸っぱい味わい。

 大学から報告を受けた愛媛県の中村時広(なかむら・ときひろ)知事は試飲後、「飲みやすくて、すごくおいしい。もう記憶力が良くなってきたかな」と満足げに話したが、研究担当者からすかさず「毎日継続して飲んでいただかないと効果は出ませんよ」と指摘を受け、笑いを誘った。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

後遺障害に1億円賠償へ 山形県、乳児院で心肺停止

【出典:2017年9月15日 共同通信】

 山形県は14日、県立鶴岡乳児院(鶴岡市)で昨年12月、当時0歳の男児が保育中にうつぶせ状態で見つかり、重い後遺障害が残った責任を認め、家族に賠償金として約1億1500万円を支払う内容で和解すると発表した。9月県議会に和解金を盛り込んだ補正予算案を提出する。

 県によると、男児は昨年12月26日午後3時15分ごろ、入浴後にベビーベッドへあおむけに寝かされた。午後4時ごろ、うつぶせで心肺停止状態となっているところを発見され、救急搬送により一命を取り留めたが、重い後遺障害が残った。

 和解条項で県は、内規で定めていた15分ごとの呼吸確認のチェックを、発見時までに2回怠る不手際があったと認めた。

 吉村美栄子(よしむら・みえこ)知事は記者会見で「お子さまとご家族、県民に深くおわび申し上げます」と謝罪した。今後は乳児の寝室に職員が常駐するなどの対策を講じ、再発防止に努めるという。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

鶴岡乳児院・男児重篤、和解に合意 補償額は1億1500万円

【出典:2017年9月15日 山形新聞】

 鶴岡市の県立鶴岡乳児院(池田俊治院長)で昨年12月、当時0歳の男児がうつぶせで見つかり重篤な状態になった問題で、吉村美栄子知事は14日、臨時の記者会見を開き、施設管理者の県と男児の家族側が和解に合意したことを明らかにした。家族側への和解金約1億1500万円を盛り込んだ2017年度一般会計補正予算案を、県議会9月定例会に提出する。

 吉村知事は「施設が自主的に定める内規の15分ごとの呼吸確認などのチェックが、事故発生直前の2回行われていなかった。不手際があった」と瑕疵(かし)を認め、「大変申し訳なく、お子さんとその家族、県民に深くおわび申し上げる」と頭を下げた。男児の現状は「個人情報に関わり、家族に配慮するため差し控える」とした。

 補償額は1億1594万1261円。法律の専門家に相談し、重篤な後遺障害が残ることでの精神的苦痛に対する慰謝料、今後の医療や介護の費用、逸失利益を含めて算定した。飛塚典子子育て推進部長は「家族側からは男児の将来を心配する声がある。県として丁寧に対応する」と話した。

 事故を受け、乳児院は▽乳児寝室への職員常駐▽体動モニターにより呼吸停止など異常がある場合に警報を発する装置の導入―などの安全管理対策を講じている。県は今後、安全策を再点検し、専門家の意見を踏まえた新たな再発防止策を本年度中に定める方針。事故は昨年12月26日に発生した。内規で通常15分間隔で見回り乳幼児の健康状態を観察する必要があったが、職員が30分ほど目を離した時間があり、うつぶせ寝で心肺停止となった状態を発見した。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ニチイ学館に再発防止勧告 講師報酬に増税分不払い

【出典:2017年9月15日 共同通信】

 医療・介護などに関する講座を委託している外部の講師約1700人の報酬に消費税の増税分を上乗せしていなかったのは消費税転嫁法違反(買いたたき)に当たるとして、公正取引委員会は14日、ニチイ学館(東京)に再発防止を勧告した。

 不払い総額は約5千万円。同社は4月までに対象者に不払い分をさかのぼって支払ったという。

 公取委によると、講師は個人事業主のため、消費税を含む報酬を支払わなければならない。しかしニチイ学館は消費税が8%に引き上げられた2014年4月以降も報酬を変更していなかった。

 勧告を受け、ニチイ学館は「真摯(しんし)に受け止め、再発防止に向けコンプライアンスの体制整備に努める。関係者にご迷惑をお掛けし、深くおわびする」とコメントした。

 中小企業庁が8月、同法に基づき公取委に措置を取るよう求めていた。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

肥満の改善薬開発に期待 原因酵素を特定

【出典:2017年9月15日 共同通信】

 脳の摂食中枢で働き、肥満の原因となる酵素を特定したと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームが14日発表した。この酵素は血糖値を下げるインスリンの働きも阻害しているといい、同研究所の野田昌晴(のだ・まさはる)教授(神経生物学)は「酵素の働きを抑制する薬が開発できれば、肥満と糖尿病を改善できる」と期待している。

 チームによると、体内では、脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンが摂食中枢に作用して食べる量を調整しているが、肥満の人では必ずしも食べる量が抑えられていない。レプチンが働きにくくなっているためだが、その仕組みは分かっていなかった。

 チームは、摂食中枢にある神経細胞の表面で働き、さまざまな情報伝達に関わる酵素に着目。PTPRJという酵素の一種がレプチンの働きを抑えていることを見つけた。

 正常なマウスとPTPRJを持たないマウスに14週間、高脂肪食を与えて肥満状態にさせた後、レプチンを1週間続けて投与。正常なマウスではほとんど変化がなかったが、PTPRJがないマウスでは食べる量が約半分になり、体重も約20%減った。レプチンの働きがPTPRJで阻害されなかったためとみられる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

抑えられぬ食欲、メカニズム解明 肥満治療への応用期待

【出典:2017年9月15日 朝日新聞】

 脳内で食欲を抑えられなくなるメカニズムを発見したと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究グループが発表した。将来は肥満の治療への応用が期待されるという。14日に英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 食欲は、脂肪細胞から放出されるレプチンというホルモンが脳の摂食中枢に作用し、コントロールされる。肥満の人はレプチンの働きが弱くなり、食欲が抑えられなくなることが知られていたが、その仕組みはこれまでわかっていなかった。

 新谷隆史准教授(神経生物学)らの研究グループは、脳細胞内にある酵素「PTPRJ」がレプチンの働きを抑えることを発見。脂肪が増えると、PTPRJが細胞内で増え、レプチンの働きを抑えて食欲を抑制しにくくなることを解明したという。

 同じ条件でマウスを12週間飼育したところ、PTPRJがないマウスは通常のマウスと比べて摂食量が少なく、体重も約15%少なかった。また、全身の脂肪も約4割少なかったという。

 新谷准教授によると、肥満は糖尿病や心疾患など様々な病気につながるが、体重を数%減らすだけで症状は改善されるという。新谷准教授は「PTPRJの働きを抑えれば、肥満改善につなげることができる」と話す。将来、肥満改善薬の開発につながる可能性があるという。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

X線、無資格で10年操作 千葉・佐倉の病院、手術時に

【出典:2017年9月15日 朝日新聞】

 千葉県佐倉市の総合病院「聖隷佐倉市民病院」(304床)で、少なくとも2007年から、整形外科手術の際に放射線を扱う資格がない臨床工学技士が医師の指示でX線装置を操作していたことが14日、同病院などへの取材でわかった。県が再発防止を指導したほか、厚生労働省も10年間続いていたことを問題視し、違反の実態などの報告を求める方針だ。

 病院の説明では、県印旛保健所や朝日新聞の指摘を受け、整形外科手術にかかわる医師や臨床工学技士らに聞きとり調査をした。X線画像で確認しながら行う背骨などの手術で、X線放射装置を操作する際、執刀医が台座に乗って足元のスイッチを押せない場合などに、執刀医に指示された臨床工学技士が代わりに押していた事例があった。

 放射線を扱う医療機器は人体への影響が大きいため、診療放射線技師法は、医師・歯科医師または診療放射線技師しか操作できないと定める。厚労省によると、医師が指示したとしても臨床工学技士がスイッチを押す行為は同法に違反する。県印旛保健所は、病院の報告を受け、臨床工学技士による機器操作の中止と改善策の検討を口頭で指導した。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ