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iPSから心筋細胞を大量培養、臨床研究へ 慶大教授ら

【出典:2017年10月8日 朝日新聞】

 iPS細胞から心筋細胞を一度に大量に作り出す技術を、慶応大の福田恵一教授(循環器内科)らの研究チームが開発した。重い心不全で心筋細胞が失われた患者に移植する治療の実施にめどが立ったとして、同大は来年度にも、実際の患者を治療する臨床研究を始める予定だ。米科学誌ステムセルリポーツに6日、研究成果を発表した。

 心筋梗塞(こうそく)や拡張型心筋症などに伴う重い心不全になると、心臓を拍動させている心筋細胞が数億個失われる。研究チームは、iPS細胞から心筋細胞を作る技術を手がけてきたが、心臓の機能を再生させるのに必要な数の心筋細胞を、一度に多く作る技術が実現できていなかった。

 研究チームは今回、iPS細胞を培養するプレート(縦約20センチ、横約30センチ)を10層に重ね、プレート内に酸素や二酸化炭素を均一に送り込む装置を開発。通気しない場合と比べて、1週間で約1・5倍のiPS細胞が得られた。さらに、プレート内でiPS細胞を分化させることで、数人分の治療ができる約10億個の心筋細胞を一度に作ることができた。従来の培養皿(直径約10センチ)では、同じ量を作るのに100枚以上が必要で、心筋細胞の質を均一にすることが困難だった。

 臨床研究では、作った心筋細胞を患者の心臓に注射で移植。元の心筋と一体化させ、血液を送る機能を向上することを目指す。

 また、味の素と共同開発した培養液を使い、移植された場合に体の中でがん化する恐れがある幹細胞を取り除き、心筋細胞だけを選別できることも確認した。福田教授は、「安全性の高い心筋細胞を大量培養できるようになったことは、臨床研究に向けての大きなステップだ。再生医療の産業化にもつながる」と話している。
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心臓手術:1歳児の高難度手術成功 「修正大血管転位症」山陰で初 島根大病院

【出典:2017年10月6日 毎日新聞】

 島根大医学部付属病院(出雲市塩冶町)は5日、心疾患「修正大血管転位症」の雲南市の1歳6カ月の男児に、難度の高い「ヘミダブルスイッチ手術」を山陰で初めて実施、成功したと発表した。経過は順調で、近日中に退院を予定している。

 修正大血管転位症は、心房、心室、血管のつながり方が異常になっている心疾患。通常は右心房から右心室へ流れる血液が、右心房から左心室へと流れ、左心房から左心室への血液の流れも、左心房から右心室へと流れているという。

 島大病院によると、男児は石川永和(とわ)君。手術は9月6日に実施した。左心室から大動脈へ正常に血が流れるように、心室内隔壁をつくり、右心室から肺動脈に血が流れるように、人工血管(直径1・4センチ)を使った。

 男児は内臓の位置が左右逆になる「内臓逆位」でもあり、心臓が右に位置していたため、難度が高かったという。手術時間は約10時間40分。

 ヘミダブルスイッチ手術は、これまで小児心臓手術の専門施設でしかできなかったため、山陰の患者は遠方での手術を余儀なくされていた。島大病院の小児心臓チームによって、県内での手術、治療が可能になり、受け入れ態勢が整った。

 母親の愛弓さん(35)は「近くで手術を受けられることで、経済的にも精神的にもメリットがある。私たち家族を支えてくださった医療関係者ら皆さんに感謝したい」と話している。
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iPS細胞:由来の心筋シート、事業化

【出典:2017年10月6日 毎日新聞】

 大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らは5日、「iPS細胞」(人工多能性幹細胞)から作った「心筋シート」を使う治療について、5年後の実用化を目指した第一三共(東京都)とのベンチャー企業「クオリプス」(同)の設立記者会見をした。心臓の筋肉の細胞をシート状に作り、心不全患者の心臓に貼って機能の再生を促す。心臓移植などに加え、新たな治療の選択肢となる。対象患者は国内で年間数千~数万人を見込んでいるという。

 心筋シートは、京都大にストックされている他人のiPS細胞を使うことで早く作ることができる。澤教授は既に患者自身の足の筋肉にある細胞をもとにシートを作り、治療する手法を確立している。
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iPS細胞:心筋シート治療 阪大教授らベンチャー設立

【出典:2017年10月6日 毎日新聞】

 大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)らは5日、iPS細胞から作った「心筋シート」を使う治療について、5年後の実用化を目指した第一三共(東京都)とのベンチャー企業「クオリプス」(同)の設立記者会見をした。心臓の筋肉の細胞をシート状に作り、心不全患者の心臓に貼って機能の再生を促す。心臓移植などに加え、新たな治療の選択肢となる。対象患者は国内で年間数千~数万人を見込んでいるという。

 心筋シートは、京都大にストックされている他人のiPS細胞を使うことで早く作ることができる。澤教授は既に、患者自身の足の筋肉にある細胞をもとにシートを作り、治療する手法を確立している。シート作製に1カ月以上を要し、働きが十分でないなどの課題があるが、今回の手法で改善できるという。

 事業化に関係した臨床研究計画は大阪大の委員会が審査中で、来年前半にも着手したいという。
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電線のないペースメーカー登場、感染症リスク少なく

【出典:2017年10月5日 読売新聞】

 心臓の拍動が遅くなり、めまいや息苦しさを引き起こす「徐脈性不整脈」。心臓に植え込むカプセル型の新しいペースメーカーが登場し、東京都台東区に住む患者の山浦伊裟吉さん(81)は数年にわたり悩まされた症状から解放された。新しいペースメーカーは9月から保険が利くようになった。

本体と電極が一体

 徐脈性不整脈は、心臓を動かす電気信号がうまく伝わらないことで起こる。血液が脳や全身に十分に送られなくなり、息切れやだるさ、めまい、失神などの症状が表れる。ペースメーカーは、脈が遅くなったときに作動して、心臓に電気刺激を与えることで正常な脈拍に戻す働きがある。

 従来のペースメーカーは、手術で本体を鎖骨下の皮膚の下に植え込み、心臓内部に設置する電極までリード(電線)でつないでいた。このため、ペースメーカーを収納した部分や、リードが通っている部分から細菌が入り込み、感染症にかかる危険性があった。リードが断線するトラブルも起こっていた。

 山浦さんは今年6月、東京医科歯科大学病院(東京都文京区)で新しい「リードレスペースメーカー」を心臓に植え込む治療を受けた。重さ1・75グラム、長さ2・6センチの極小のカプセル型で、本体と電極が一体化している。

 脚の付け根の静脈から差し込んだカテーテルと呼ばれる細い管を使い、心臓の右心室に直接植え込む。設置するための時間は30~40分程度。開胸手術は必要ないため、患者への負担が減る。従来のような感染症の心配も少なくなる。内蔵している電池の寿命は約12年で、心臓の中に置きっぱなしになるが、サイズが小さいため血流には影響しないという。

 最近、めまいを繰り返し、不整脈による一過性の心停止を起こしたこともあるという山浦さん。20年以上前から、何度か失神や脱力に襲われたことがあり、2014年以降はたびたび 動悸どうき を感じるようになり、歩いても息が上がりやすくなっていた。

 山浦さんは、「100メートル歩くだけで休みたくなっていたけど、新型のペースメーカーを付けてから息苦しさがかなり減った。花の手入れなど、やりたいことも増えた」と語る。

全国83医療機関で

 リードレスペースメーカーはすでに欧米では承認されていたが、国内でも今年2月に国の承認を受け、9月から保険診療となっている。日本不整脈心電学会が実施できる病院や医師の基準を定めており、9月20日現在、全国83医療機関で植え込むことができる。

 同大教授の平尾見三さん(循環器内科)は「今回は心室用だが、いずれ心房用の機器も開発されるだろう。治療機器が小型化する時代の幕開けで、今後は治療の幅がますます広がってくる」と話している。

 不整脈は大きく三つに分類され、「徐脈」のほかにも、「頻脈」「期外収縮」がある。

 徐脈とは逆に、拍動が速くなるのが頻脈で、突然死を起こす心室細動など一部の危険な症状に対しては、手術で植え込み型除細動器を付けて正常な拍動に戻す。期外収縮は、時々、不規則な拍動が出るが、治療の必要がないことが多い。
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小型軽量の補助人工心臓開発、治験へ 重い心不全患者に

【出典:2017年9月30日 朝日新聞】

 重い心不全患者の心臓の働きを短期間助ける補助人工心臓を、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)が医療機器メーカー・ニプロと共同で開発し、10月から治験を始めると、29日発表した。体外設置型で従来より大幅に小型、軽量化し、30日間使える。9人の患者で安全性や効果を確認する。

 心筋梗塞(こうそく)や劇症型心筋炎などで急速に全身状態が悪化し、治療をしても回復がみられない場合、短期用の補助人工心臓が使われることがある。それでも回復しない場合は、心臓移植の登録をして長期使用可能な補助人工心臓を装着する。

 現在の体外設置型の短期用補助人工心臓は20年以上前に開発された。制御装置は95キロと大型で、脳梗塞(こうそく)の原因となる血のかたまりができやすいことが問題になっている。

 今回開発した制御装置は8キロ、血液ポンプのモーターは650グラムと小型化に成功した。循環させられる血液量は約3倍になり、ポンプ内部に特殊なコーティングをするなど血のかたまりができにくいよう工夫した。「重い心不全患者の救命率を上げる装置になるだろう」と研究グループは期待している。
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遠隔治療サポート:開始 映像配信システムを利用 70キロ、筑波大学付属病院←→栖済生会病院

【出典:2017年9月17日 毎日新聞(茨城)】

 筑波大学付属病院(つくば市)は、医師不足に悩む神栖済生会病院(神栖市)の心疾患の治療を、映像配信システムを使って専門医が指導する「遠隔治療サポート」の運用を今月から開始した。地域医療の充実と共に、高度な専門技術を持つ医師を育成する狙い。

 システムは、約70キロ離れた両院を専用回線で結び、神栖済生会病院で行われている手術の動画や画像、音声などを筑波大付属病院の専門医と共有する。専門医は音声のほか、タッチパネルでの書き込みなどを利用して細かな指示を出す。

 対象となるのは、狭心症や急性心筋梗塞(こうそく)に対する心臓カテーテル治療や、不整脈に対する「心筋焼灼(しょうしゃく)術」など。高い専門技術が要求されるため、これまで神栖済生会病院では受けることができなかった。今後、週に1回、年間140件の実施を目指す。

 神栖市を含む鹿行地域は、人口10万人あたりの医師数が90・7人と全国平均の半分以下。神栖済生会病院にも、心疾患などで高度な手術に対応できる循環器系の医師は不在で、急性心筋梗塞患者は平均50分以上かかる近隣病院に搬送されていた。

 運用開始直後の5日には、急性心筋梗塞で搬送された女性(95)の緊急手術で利用され、女性は一命を取り留めるなど、成果が上がっている。

 筑波大付属病院は、地域の医師不足を解消するため、若手医師の教育機関として県内の拠点病院を「地域医療教育センター・ステーション」に指定しており、神栖済生会病院もセンターの一つ。だが、遠距離などが問題となり、専門教育の充実が課題となっていた。

 システム構築の初期費用は約2億円で、神栖市が5000万円を補助した。今回の事例をもとに、ほかの医師不足地域や、救急医療分野での運用も検討していくという。

 治療指導を行う筑波大付属病院の青沼和隆教授(循環器内科)は「その場に専門医がいるのと同じ。高度な教育ができることで、地域の病院に若手が就職するいいサイクルができる」と期待を込めた。
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心臓の「左心耳」、なくても問題ない…切除手術して脳梗塞を予防

【出典:2017年9月14日 読売新聞】

 2009~14年に脳梗塞を4回繰り返した兵庫県姫路市の神沢聿子さん(72)は、心臓の「 左心耳」という部分を切除した。

 左心耳でできた血栓(血の塊)が脳の血管を詰まらせていたためだ。血栓ができる元を絶つ手術で、脳梗塞の不安から解放された。

 左心耳は、左心房から突き出した袋状の器官で、心臓と同様に拡張と収縮を繰り返している。神沢さんの脳梗塞は、不整脈の一種で心臓の上部が震える心房細動により血流がよどみ、血栓が作られたことによるもの。そこで、東京都立多摩総合医療センター(東京都府中市)で手術を受けた。

 心房細動が起きると、左心耳も細かく震え、中の血液がよどんで血栓ができやすくなる。左心耳でできた血栓は、動脈から脳に運ばれ、血管をつまらせる。年約20万人の脳梗塞発症者のうち3割が心房細動が原因とされる。特に左心耳でできた血栓は大きく、重篤になりやすい。

従来治療のデメリット

 心房細動の治療には、血を固まりにくくする薬や脈拍を遅くする薬を飲む薬物療法がある。ほかに、心臓に細い管を入れ、先端の電極で震えの原因となる異常な電気信号を発する部分を焼き切るカテーテルアブレーションも行われている。

 薬物療法では、一生薬を飲み続けなければならないうえ、血が固まりにくい薬は出血しやすくなる恐れがある。カテーテルアブレーションは、治療後数か月以内に10~50%の確率で再発するとのデータもある。

左心耳を切る・塞ぐ「薬が不要に」

 このため近年、左心耳を切ったり塞いだりする治療法が取り入れられるようになった。左心耳は、左心房の圧力を逃がすなどの働きがあるが、なくても問題ないことがわかっている。

 心筋梗塞など他の手術のついでに左心耳の入り口を糸で縛ったり、左心耳を切り取ったりすることがある。ただし、そのためだけに胸を切り開いて手術するのは体への負担が大き過ぎる。

 そこで、胸に小さな穴を開けてカメラと手術器具をさし入れ、左心耳の入り口をクリップで閉じたり、切除したりする手術も広がっている。切除手術を受けるまでは、血を固まりにくくする薬を毎日飲んでいたという神沢さんは「薬を飲む必要がなくなり、体調も良くなりました」と喜ぶ。

 さらに体の負担が軽い治療法として注目を集めているのが、細かい編み目状の特殊な器具で左心耳の中から塞ぐ治療法だ。太ももの静脈から先端に畳まれた状態の器具が付いた細い管を入れ、左心耳の入り口で器具を広げて塞ぐ。

 すでに欧米では承認されており、血を固まりにくくする薬の服用との比較では、4年間の脳卒中などの発症率は40%低かった。

 国内でも今年2~7月に10か所の医療機関で、心房細動の患者計60人を対象に臨床試験(治験)が行われた。有効性の分析が進められており、この器具を取り扱う医療機器メーカーは、19年の保険適用を目指している。

 治験にあたった東邦大学医療センター大橋病院循環器内科准教授の原英彦さんは「高齢化社会を背景に、心房細動の患者は増加傾向にあるので、安全で有効な治療法の選択肢が増えるのは望ましいことだ」と話している。
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重い心臓病の乳児、バイパス手術成功 中京病院

【出典:2017年9月14日 朝日新聞】

 中京病院(名古屋市南区)は13日、生まれつき重い心臓病の乳児に心臓バイパス手術を実施し、成功したと発表した。この病気では心臓移植でしか救命の報告がなく、病院によると、バイパス手術で救命できたのは初めてという。

 患者は愛知県内に住む生後4カ月の男児。男児は、生まれつき全身から心臓に戻ってきた血液を肺に送る動脈が閉じており、さらに心臓の筋肉に酸素を送る血管「冠動脈」も左右両方が閉じている病気だった。

 男児は5月、生後41日で、冠動脈に酸素の多い血液を送れるよう、人工血管をつなぐ心臓のバイパス手術などを受けた。術後の経過は良好で心臓の機能は改善、9月13日に退院した。

 中京病院の大橋直樹・中京こどもハートセンター長(小児循環器内科)は「これまで心臓移植しか手立てがなかった病気に対して、手術で命をつなげることができた。今後、新たな治療の選択肢になりうる」と話している。
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心臓手術:成功 生後41日の男児 閉鎖2動脈バイパス

【出典:2017年9月14日 毎日新聞】

 中京病院(名古屋市南区)は13日、重度の先天性心臓病で生まれた生後41日の男児=愛知県在住、現在は4カ月=の心手術に成功したと発表した。男児は二つの動脈が閉鎖した極めてまれな症状で、過去の生存例は心臓移植だけという。同病院は今回の手術を「移植以外で救命の道を開くことができた」と評価している。

 男児は、全身から心臓に戻った血液を肺に送る「肺動脈」と、心臓に血液を送る「冠動脈」がふさがった状態で生まれたという。国内で新生児の心臓移植は現実的に難しく、病院は両親と相談の上、二つの閉鎖部分をそれぞれ人工血管でつなぐバイパス手術を実施。心機能は改善し、2度の補完的な手術を経て同日、退院した。
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筑波大病院 心疾患治療、映像で助言 神栖済生会に19日から

【出典:2017年9月14日 茨城新聞】

 筑波大付属病院(つくば市天久保)は13日、映像配信システムにより、神栖済生会病院(神栖市知手中央)の心臓カテーテル治療を支援する体制を整えたと発表した。同大付属病院の専門医が映像を通じてリアルタイムで神栖済生会病院の現場の医師に助言、指導する。運用は19日から。

 両病院によると、循環器内科領域で、狭心症や急性心筋梗塞などの心臓カテーテル治療に映像配信システムを採用するのは初めて。医師不足で専門医が確保できない地域医療をサポートするのが狙い。高度な技術を持つ医師の育成を図るという。

 システムは、神栖済生会病院で行うカテーテル治療の様子を、超高速回線のカメラ映像で同大付属病院と共有。同大医学医療系循環器内科学の青沼和隆教授らが、音声などを通し現場の医師を指導する。週に2~3人、年間約140人の患者の施術を見込んでいる。

 同市を含む鹿行地域は人口10万人当たりの医師数が90・7人で、九つある2次医療圏で最も少ない。両病院によると、市内では狭心症や急性心筋梗塞、不整脈などの治療法である心臓カテーテルの専門医が十分に確保できないという。

 神栖済生会病院は本年度、新たに循環器内科の専門医2人を確保、カテーテル治療などを行う「血管造影室」を整備していた。

 青沼教授や神栖済生会病院の家城隆次副院長らが同日、県庁で記者会見した。
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(岐阜)新ペースメーカー 初手術…大垣市民病院

【出典:2017年9月14日 読売新聞】

胸切開不要の小型

 大垣市民病院は、心臓病患者2人に、リード線のない新型ペースメーカーを取り付ける手術を、県内で初めて行ったと発表した。従来型と比べ、胸部を切開する必要がなく、体への負担も小さいという。

 同病院によると、手術は今月6日、心臓の鼓動が遅くなる徐脈性不整脈の80歳代と70歳代の男性患者に対して実施した。従来型は長さ7~8センチ、幅約5センチの本体を胸の皮膚の下に埋め込み、静脈を通して本体から出るリード線を心臓に挿入し、電気刺激を伝える仕組み。

 今回、取り付けた新型は直径約0・7センチ、長さ2・59センチのカプセル形で、重さ1・75グラム。脚の付け根からカテーテルを通して直接、心臓内に入れ、固定する。米国で開発され、国内では2014年に最初の手術が行われた。今月から保険が適用されるようになったという。

 手術をした森島逸郎・循環器内科部長は「2人とも術後の経過は順調。新型は非常に小さく軽いため、ペースメーカーの存在を意識せずに済み、生活上の制限も少ない。本体やリード線による合併症も生じにくい」と利点を強調した。
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生後41日の心臓病男児、バイパス手術成功

【出典:2017年9月14日 読売新聞(愛知)】

 中京病院(名古屋市南区)は13日、生まれつき重い心臓病のある生後41日の男児に対するバイパス手術が成功したと発表した。

 同病院によると、これまで心臓移植による2、3例しか救命例がない難病という。男児の退院に合わせて行われた記者会見で、両親は「うれしい気持ちでいっぱい」と喜びを語った。

 発表によると、男児は愛知県内の20歳代の両親の子で、4月、心臓から肺に血液を送る肺動脈と心臓に血液を供給する冠動脈がともにふさがった状態で生まれた。このため、心臓に送り込まれる酸素が少ない状況が続いていた。

 病院によると、肺動脈閉鎖と冠動脈閉鎖が合併して起きるのは極めてまれで、心臓移植を除けば、生後間もない乳児で助かった事例はないという。国内では新生児に適合する臓器の提供者が現れる可能性が極めて低いため、同病院は、両親の希望を聞き、大動脈と右心室を人工血管でつなぐなどのバイパス手術を実施。術後7日で人工呼吸器を外せるほど回復し、その後の経過も良好という。
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心房細動で新手術 浜松医療センター、静岡県内初

【出典:2017年9月13日 静岡新聞】

 浜松市中区の浜松医療センターは12日、心臓の心房細動の治療法として「高周波ホットバルーンカテーテル心筋焼灼(しょうしゃく)術」を静岡県内で初めて導入し、8月下旬に初めての手術に成功したと発表した。

 心房細動は、高齢男性に多く発症する不整脈の一つで生活に支障が出る。外科治療は異常な電気信号を遮断するため、カテーテルで肺静脈の皮膚表面を焼き切る手術が行われている。近年、カテーテル先端に内部で膨らむ風船状の器具を付けて作業を簡略化できる手法が開発され、県内では既にバルーンを冷やして組織を死滅させる「心筋冷却法」を導入した病院が複数ある。

 武藤真広循環器内科長によると、ホットバルーンは高周波で加熱する仕組みで、県内での導入は初。冷却術と同様、施術時間が短くなり患者負担が軽減できるほか、冷却術よりも導入費用が抑えられるなどのメリットがあるという。同センターは12日までに2例を実施した。9月中にさらに2例を実施する予定。
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乳児の心臓バイパスに成功 異例の生後40日、中京病院

【出典:2017年9月13日 共同通信】

 中京病院(名古屋市)は13日、心臓に血液を送る冠動脈と、全身から心臓に戻った血液を肺に送る肺動脈が生まれつきともにふさがっていた生後約40日の男児に対し、5月に血管のバイパス手術を行い、成功したと明らかにした。同病院によると、乳幼児への同様の手術は1歳前後で行われたケースがあるが、生後3カ月前後までは例がないという。

 特に男児の場合は、肺動脈閉鎖に左右両側の冠動脈の閉鎖が伴う極めてまれなケースで、執刀医の桜井一(さくらい・はじめ)心臓血管外科部長は「これまで心臓移植以外で救命例がなかった。手術で救うことができたのは世界で初めてではないか」と話している。

 海外では心臓移植を選択するケースだったが、日本国内では小さな子どもが心臓移植を受けられる機会が極めて限られ、容体も悪化したため、両親の強い希望で手術に踏み切った。

 4月に生まれた男児は間もなく生後5カ月で、13日に退院。男児を抱きながら記者会見した20代の母親は「どうしてうちの子がと思った。この日が迎えられるとは思っていなかったのでうれしい。(病院を)信じるしかなかった」と話した。父親も「少しでも希望が持てるなら」と手術を決断した心境を語った。

 男児には大動脈と右心室をつなぐ手術などを実施。術後、容体が急変することはなく、7日目に人工呼吸器を外すことができ、心臓の機能の改善が認められたという。

 今回の手術成功について、同病院は「同様の心疾患を持って生まれる子どもへの希望の光になる」としている。
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