医療ブログ

医療についてのニュースや記事を紹介するブログです。

診療科名削減の撤回

2007-08-20 13:54:46 | Weblog
Yahoo!ニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070820-00000003-mai-soci

以前より、医療機関や学会から批判の多かった、標榜出来る診療科目の削減について、厚生労働省が撤回したことが分かった。

たしかに分かりづらい診療科目も多いし、宣伝目的で標榜される等の問題もあったが、同じ内科でも何を専門とするのか分からなくなるといった問題点があり、とりあえずは混乱を回避した形である。

しかし、問題は「専門性は自由に表記できる」という部分ではないだろうか?徹底して、専門性を持たない医院が宣伝の意味で表記するのをチェックする事で、一般患者からの分かりづらさは解決するのではないだろうか…。

<中国食品>桃、サクランボなど、くだものに基準超える残留農薬―遼寧省鞍山市

2007-07-23 17:00:38 | Weblog
Yahoo!ニュースより抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000007-rcdc-cn

鞍山市とは、中国の遼寧省中央部にある地級市。市内に出回っている多くの果物に基準値を超える残留農薬が検出されたという驚くべき調査結果が明らかになった。

特にさくらんぼ等は検査した15品のうち合格は4品のみ、いちごについては20品中2品しか合格しなかったという。

残留農薬を含んだ食物を大量摂取すると、急性中毒を起こし死に至ることもある。

段ボール肉まんはやらせに終わったが、まだまだ中国食品は気が抜けない。

喫煙者と非喫煙者の寿命の違い。

2007-05-09 14:41:13 | Weblog
 最近厚生労働省の研究調査班が調べた結果によると煙草を吸う男性は、吸わない男性に比べて40歳以降の余命が約3・5年短くなることがわかった
 寿命に対する喫煙の影響が、具体的な数値として明らかになったのは国内では初めて。喫煙対策の重要性を示す研究として注目されています。
 またイギリスで、同じグループの人たちを対象にして、50年間にわたって調査を続けた結果、たばこを吸う人は、平均して、寿命が10年短いことがわかったと2004年に報告された。この調査は、オクスフォード大学の名誉教授、リチャード・ドル博士らの研究チームが行ってきたもので、調査対象となったのは、1900年から1930年に生まれた男性医師3万5000人。その研究資金は、「英医学協議会」「英がん研究所」「英心臓基金」などから出されている。
 調査結果によると、60歳でたばこをやめた人は、やめなかった人と比べると、寿命が3年伸びている。同様に、50歳でたばこをやめた人は、寿命が6年延び、40歳でやめた人は寿命が9年延び、30歳でやめた人は、喫煙によって命が縮まるリスクをほぼ完全に回避できるという。
 つまり、30歳で禁煙すれば、喫煙による害はゼロに等しいらしい。さらに、喫煙のために命を縮める原因となる病気としては、まず、肺がん、次いで心臓病、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、およびその他の呼吸器疾患が主なものだという。
「ここ数十年間の医療の進歩で、こういった病気の治療や予防が進んだ。しかし、こうした進歩も、たばこを吸い続けている人たちには、何の恩恵ももたらしていない。したがって、非喫煙者と喫煙者に寿命の違いがますます広がった」とドル博士は述べている。このイギリスの喫煙調査の研究チームは、1954年、喫煙と肺がんとの密接なつながりを実証する記念碑的な業績を発表している。今度の報告は、その50年後に発表された、第2の歴史的報告となっている。
 
 さてここで考えて欲しいのがもし20歳の時から煙草を吸い続けている人が60歳になったとき、煙草を吸い続けると80歳で亡くなりますが、やめれば83歳まで生きれます。と医者に言われたとします。まーこの記事の平均の話しなのでもっと早くに亡くなるかもしれませんし、もっと長生きするかもしれませんがそれはおいといて、その3年の為に100人中何人がやめるんでしょうか?
20歳の時の3年と80歳の時の3年。同じ3年でも大分変わってきます。
「たかが3年だけ早くしんでしまうのなら別に吸い続けるよ」って言う人の方が多いのではないかと思うのは私だけでしょうか?
私も煙草を吸いますがヘビースモーカーではなく1箱で1週間もつ時もあります。
そんな私だと「別に吸っても吸わなくても一緒だし、長生きしたいからやめようか」って思うんですが、ヘビースモーカーの方だとそうなる人は少ないんではないでしょうか?

 煙草を吸う人には2タイプの人がいると聞いたことがあります。
まず1つが一般的なニコチン中毒の人。このタイプの人はやめにくいと聞いたことがあります。吸わないとイライラしたり、眠れなかったりするらしいです。
もう1つが何かを口にくわえたいと思う癖になっている人です。
このタイプの人は吸わないでもイライラしないし、周りが吸っているから吸いたいなどと思う事もないそうです。私も後者のタイプで仕事場以外では吸いません。なので長い休日だと1週間吸わないこともしばしばあります。それなのに止めてない自分はどうなのかって思いますが・・・。

 でもこのような調査結果げ出ているのだから30歳になったら・・・40歳になったらと思わずに、今から実行して後悔しないですむ人生を送りたいですね。

血液をO型に変える酵素、国際研究チームが開発

2007-04-06 14:54:24 | Weblog
AとB、AB型の赤血球をO型の赤血球に変えることのできる酵素を米ベンチャー企業ザイムクエスト(マサチューセッツ州)や米ハーバード大やデンマークのコペンハーゲン大などの国際研究チームが開発し、米国の専門誌ネイチャー・バイオテクノロジー(電子版)に2日発表した。

これまでに、B型からO型への転換は、ロブスタ種のコーヒー生豆から抽出した酵
素を使う方法が開発され、臨床試験まで進んでいる。しかし、酵素を大量に必要とするため、実用性が低かった。また、A型からO型への転換に成功した例はなかった。

赤血球の表面は、毛のような糖鎖で覆われている。その糖鎖の先に結合している糖
の種類によって、A、B、AB型に分かれ、何もついていないのがO型。結合している糖の種類が違うと輸血時に拒否反応が起きるため、O型以外の赤血球は輸血対象が限られる。O型の血液は、患者の血液型が不明だったり、他の型の血液が不足したりした場合、非常手段として少量なら他の血液型の患者に輸血できる利点がある。

今回の方法が実用化されれば、不足しがちなO型の確保が容易になると期待される。

風邪薬の多用で肝臓障害の危険性

2007-01-23 15:26:50 | Weblog
スポーツ報知より抜粋
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20061220-OHT1T00088.htm

米食品医薬品局が日本でも市販されている風邪薬や痛み止めの飲み薬に含まれる成分が、摂取量により肝臓障害や胃の出血などの重大な副作用を引き起こす危険性があると発表した。

毎年数千人がこれに関係して死亡しているという。

対象の成分は、解熱・鎮痛作用があり総合感冒薬として市販されているアセトアミノフェンと、非ステロイド系抗炎症薬のアスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン。

いずれも同時に服用したり、飲酒を伴うと副作用の危険性が高くなる。