メディアを考える市民の会・ぎふ

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NHKの受信料 最高裁判決を考える

2017-12-23 19:24:23 | メディア

  12月6日NHKの受信契約をめぐる最高裁の大法廷判決が出た。             

             NHK受信料制度最高裁判決要旨

【放送法64条1項の意義】

 放送は、憲法の表現の自由の保障の下、知る権利を実質的に充足し、健全な民主主義の発達に寄与する。この意義を反映し、放送法は公共放送と民間放送の2本立て体制を採用し、公共放送事業者としてNHKを設立。特定の個人や団体、国家機関から財政面で支配や影響が及ばないよう、受信設備を設置して放送を受信できる者に、広く公平に負担を求めることで支えられる事業体とした。受信設備設置者とNHKとの受信契約を定めた放送法64条1項は、NHKの財政基盤を確保するため法的に実効性のある手段として設けられた。

 【受信契約】

 放送法をみると、NHKから受信設備設置者への一方的な申し込みによって受信料の支払い義務は発生せず、受信契約の締結(双方の合意)によって発生する。NHKが設置者の理解を得られるように努め、契約が締結されることが望ましい。契約成立には双方の意思表示の合致が必要だ。設置者が受信契約の申し込みを承諾しない場合は、NHKが承諾の意思表示を命ずる判決を求め、判決の確定によって受信契約が成立する。

 【制度の合憲性】

財政基盤を受信料で確保する仕組みは、国民の知る権利を充足する目的にかない、合理的。憲法上許容される立法裁量の範囲内であることは明らか。

 【支払い義務】

 受信契約を締結した者は受信設備を設置した月から受信料を支払わなければならないとする規約は、設置者間の公平を図る上で必要かつ合理的だ。承諾を命じる判決の確定により受信契約が成立すると、受信設備設置の月以降の分の受信料債権が発生する。裁判官14人の多数意見。

                                    アンダーラインはメディアを考える市民の会・ぎふ

             毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20171207/k00/00m/040/118000c より

  

放送法64条一項には〈受信設備を設置した者は、NHKと受信契約をしなければならない。〉とある。

訴えは、受信契約は強制であったら、憲法が保障する 「契約の自由」を侵害すると主張する。

しかし判決は、

「国家機関から財政面で支配や影響がNHKに及ぶことがない様に広く 公平に 負担を求める受信料方式で」あるとし、

「適正・公平な受信料徴収のために必要な受信契約で、現行方式を合憲とした。テレビを設置したことで自動的に受信契

約が成立し、支払い義務ができるといっている。

NHKと契約したくない人はどうなるのか。

双方の一致が見られないからNHKが訴え、

確定判決によって、受信契約が成立する。つまり、契約拒否の道はないのだ。

通常ではあり得ない一方的な契約制度を、

最高裁が合憲としたのは、民主主義の基本である「国民の知る権利 」にある。

特定な個人や団体、国家機関などから財政面での支配や影響が及ぶことのない様にする為の受信料制度だ。

とするならば、何故受信料不払いが続出したのか。

それをNHKはきちんと検討したのだろうか。NHKに国民が何を求めているかを考えているのだろうか。

NHKが一年前に行った調査では、
「政府や特定の政党などの利害に左右されず番組制作、放送すること」が必要だと回答したのは、92%にも及んでいるという。
また不払いではないが 、「NHKは見ない。」「腹たつ。」などと、怒りの声をよく耳にする。

こういう人達や不払いの人達は、

NHKの放送姿勢が政府や特定の政党などの利害に左右されずに番組制作をしているとは感じたられないといっているのだ。

事実、あるべきはずの国会中継や国会討議のニュースが無かったり、

ニュース映像の取り上げ方が、安倍首相がクローズアップされるやり方になっていると言った批判やデータがある。

安倍氏が、NHKの慰安婦問題の番組放映前にチェックを入れ改変したという様な事もあった。

街角の声が気に入らないと、文句を言ってきたということもー。

NHKの運営評議員や委員会のメンバーに安倍首相のご意向の人が送り込まれ、

その発言が大変な問題にもなった。

最高裁判決の言う様に、国民の知る権利を担保する仕組みと言うならば、

ただ受信料が徴収しやすくなったとして終わってはならない。

「政府や特定の政党などの利害に左右されず番組制作、放送すること」と言う国民の声に

しっかりと応える様に検討を始めてほしい。

また受信料で運営すると言いながら、

国会で予算の承認を受けるために政権側の意向に流される懸念がある。

この仕組みも考える必要があるのではないのか

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