MVCメディカルベンチャー会議

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第11回MVC 定例会

2005年11月20日 | MVC定例会
 2005年11月20日、大阪梅田で、プルデンシャル生命保険株式会社 シニア・ライフプランナー 山本淳一氏を講師にお招きして、リスクマネジメントについての基礎知識についてお話いただきました。保険商品の宣伝ではなく、保険商品の基本的な構造についての知識であり、非常にシンプルに理解することが出来ました。

1. リスクマネジメントとは危機管理ということで、大きく分けて3つ基本があります。第1にリスクの種類、第2にリスクの大きさ、第3にリスクの対策です。

2.人生上で起きてほしくないことが起こった時、精神上の損失と経済上の損失がありますが、保険は後者を現金で保障するというものです。

3.リスクの種類には死亡・高度障害、入院、事故、訴訟、リストラ、開業などがあります。死亡・高度障害を補償する保険を生命保険といい、それ意外は損害保険と呼ばれます。日本人は生命保険好きの国民で、9割が加入しているといわれます。

4.生命保険は月々の掛け金と死亡時の補償額を設定することが出来ます。生命保険の3つの機能とは、死亡・高度障害の補償、入院時の医療費保障、貯蓄です。現在日本には42社の生命保険会社があり、様々な保険商品がありますが、基本は3つだけです。

5.生命保険の3つの基本形とは定期保険・養老保険・終身保険です。「平準定期保険特約付利回り変動型終身保険」のような複雑に見える保険もこの3つの型のいづれかを基にしています。

6.定期保険はいわゆる掛け捨て型で、例えば、30歳から65歳に月額17,000円支払い、その期間に死亡・高度障害があった場合、5,000万円の支払いがある、というものです。ただし、65歳を過ぎた後の保障はありませんし、満期後に返金はありません。月々の掛け金が安いのが特徴です。補償額はもちろん自由に設定できます。

7.養老保険は貯蓄型で、30歳から65歳に月額113,0000円支払い、その期間に死亡・高度障害があった場合、5,000万円の支払いがある、というものです。これは65歳の満期時に5,000万円が満期金として返還されます。このシミュレーションでは合計4,763万円払って5,000万円戻ってくることになります。月々の掛け金が高いのが特徴です。

8.終身保険は養老保険の保障期間をを107歳まで伸ばしたものです。支払いは何歳で払い終えるか自由に設定できます。107歳まで生きた場合、補償額は返還されます。

9.保険は高級外車並みの高額商品であるにもかかわらず、余り熟慮なしに購入されている場合が多いのが現状です。また審査があるため、いつでも入れるわけではありません。それぞれの独身→結婚→老後というライフプランの中で最適のものを選択していく必要があります。


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