ライプツィヒの夏

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

「愛のコリーダ」に出演していた女優さんの最近の姿を発見する(追記あり)

2009-11-18 07:52:08 | 映画

昨日、めずらしくとあるこじんまりとしたホールで、クラシックのコンサートを聴いてきました。

無名の演奏家によるものでしたが、陳腐な表現を使うと、心が洗われた気分になりました。私はストレスが慢性的にひどい人間ですので、折にふれてリフレッシュを図ることも必要なのかもしれません。

さて本題の記事に入ります。

先日ネットをいい加減にあさっていたら、わりと貴重な画像を発見できましたので、備忘録をかねて公表します。





映画「愛のコリーダ」(大島渚監督)で、藤竜也の相手役をしていた女優に松田英子(瑛子)という方がいます。

この映画は日本で撮影された本格的なハード・コア、しかも国際的にも知名度の高い監督による作品ということで、世界中で話題を呼びました。

上の映画で、藤竜也と本番シーンを演じたというので話題を得た女優さんでしたが、残念ながらその後彼女は満足できる女優人生を送ることができずに芸能界を引退しました。彼女の最後の映画出演は、フランス映画『Cinq et la peau』(1982年)です。

その後彼女が人前に出ることはなかったようで、消息すら満足に聞くことはありませんでした。2000年に「愛のコリーダ」が大幅に修正箇所を減らして再公開された時も、藤は取材に応じていましたが、彼女は表に出てはいなかったと思います。もちろん私が知らないだけかもしれませんが。

いま「愛のコリーダ」を見ると、そんなにすごい性描写とは必ずしも思いませんが(「すごい」の定義の問題ですが)、しかし性表現の規制が厳しかった70年代半ばの日本では十分すぎるくらい過激な内容だったということです。

で、先日偶然中国語のブログで、彼女の最近の姿と思える写真を発見することができました。というわけで、「ライプツィヒの夏」の読者の方々にも見ていただきたいと思いここで発表します。

その姿というのがこちらです。



出典はこちらより。

写真を見た限りでは、たしかにこの女性は松田英子さんのようですね。この写真がいつどこで撮影されたとか、細かい情報は私は知りません。中国語の注釈も理解不能です。どうやらフランスで撮影されたというくらいのことはわかりますが。

個人的な意見を申し上げますと、お年を召されてはいますがなかなかおきれいではないかと。

けっきょく彼女は、「本番女優」という評価を払しょくできずに芸能界というか映画界を去ってしまいました。

正直彼女の人生は、けっしてそんなに楽しいものではなかったのかもしれませんが、この写真の中での彼女はとても穏やかそうです。すでに60歳を超えているそうで、もう「余生」という言葉もそんなにおかしくない段階かもしれませんが、しかしインタビュー取材などにも(私の知る限り)応じてはいないようです。

こんな記事を発表しておいてこんなことを書くのもどうかと思いますが、彼女の人生が平穏であればいいと願ってこの記事を終えることにします。

2011年1月31日追記:2000年に藤竜也が語ったインタビュー記事を採録しましたので、興味のある方はご参照ください。

2015年11月24日追記:すでに書いたことですが、彼女は亡くなっているようですね。

「愛のコリーダ」の主演女優である松田暎子(英子)が亡くなった(らしい)

2011年3月9日に、脳腫瘍で亡くなったそうです。そうであるなら、ご冥福をお祈りいたします。

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9 コメント

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名前は知っておりました。 (えちごっぺ)
2009-11-18 20:47:49
こんばんは

公開時はけっこう話題になった映画ですので、松田英子さんの名前は知っていました。

中国語のブログになぜ取り上げられているのか私も理解できないのですが、「愛のコリーダ」との関連のようですね。

この方に限らず、一回限りで消えていった俳優さんたちの現在の生活っていうのは、ちょっと興味を引くものがあります・・・(悪趣味?)
>えちごっぺさん (Bill McCreary)
2009-11-19 20:25:27
>、一回限りで消えていった俳優さんたちの現在の生活っていうのは、ちょっと興味を引くものがあります・・・(悪趣味?)

トレイシーの記事もその趣旨です・・・っていったら怒られるかな。

松田さんもねえ、ほんと、映画という世界の生贄になったといったらかわいそうですけど、たぶん引退した今のほうがずっと幸せなのかもしれませんね。
そうなんだ~ (anupam)
2009-11-21 17:13:21
メジャーな監督の作品での本番ということで、すごい話題になりましたよね。

撮影も大変だったと思います。女性はまだしも男性はすごいプレッシャーでしょ。

以前テレビで、日活ロマンポルノでSMの女王だった谷ナオミさんがインタビューに答えてましたけど、彼女はこの「愛のコリーダ」が発表されたことが引退を決意したひとつの要因だったと語っていました。

当時のポルノの女優さんは本番行為をせずに、いかにリアルさを見せるかを工夫していたのに、本番映画が登場したことで、もうやってらんね~と思ったのだそうです。

谷さんは夜のお店などを経営しており、幸せそうでしたね。

>anupamさん (Bill McCreary)
2009-11-21 22:34:29
記事にも書きましたとおり、今日「愛のコリーダ」を見てみると、そんなにすごい性描写という気もしません。時代が変わったということでしょう。

>男性はすごいプレッシャーでしょ。

だったみたいですね。いざというとき立たないかもしれないと、みんな逃げたっていうはなしもあります。藤竜也もこの映画に出たあと数年仕事を干されたみたいですね。

>谷ナオミ

私はこの型を知りませんが、たしかに本番が出ちゃったらある意味行くところまで行ったっていうことですからね。そこまではできないというところでしょうか。谷さんが幸せそうなら、それはよかったですね。
何だかアンフェアですよね (台湾人)
2011-03-07 23:14:21
本当に彼女は性差別の被害者だと思います。藤竜也も本番行為をしたのに、彼女に限って女優のキャリアが早めに終るだなんて、どう考えてもおかしくてアンフェアだと思います。

せめてフランス映画でもっと活躍できたらよかったのにと思う私です。私自身もフランス映画に出てみたいという願いがあります。両親の前で告白した時は、小ばかにされて気違い扱いされました。
>台湾人さん (Bill McCreary)
2011-03-08 20:36:54
どうも御無沙汰しています。お元気でしたか。

たしかに性差別の問題はあったでしょうね。女性だから大げさに騒がれたことはあったでしょう。

>私自身もフランス映画に出てみたいという願いがあります。

最近フランス映画はアジア系も良く出ていますから、それもいいんじゃないんでしょうか。
Unknown (kika)
2011-10-16 16:38:19
はじめまして、書き込み失礼いたします 先日「愛のコリーダ」を観てまもない者です。Bill McCreary様がブログにあげていらっしゃる 藤竜也氏のインタビュー記事を拝見し、ますます この映画に対する気持ちが深くなりました。もし差し支えなければ そのブログをリンクさせていただけたらとおもい コメント欄より失礼させていただきました。不躾をお許しくださいませ。
>kikaさん (Bill McCreary)
2011-10-17 06:34:06
どうもはじめまして。はい、拙記事へのリンクその他はまったくかまいません。ただ、リンクの後ご連絡もしくはトラックバックをいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました (kika)
2011-10-17 23:31:24
Bill McCreary様 お言葉に甘えまして リンクを貼らせていただきました、有難うございました。

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