ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

逃亡者たちを全員召集し、臨時国会での証人喚問に立たせなさい!

2017年07月17日 | 日本とわたし


いつも読ませていただいているブログ『カレイドスコープ』より。

加計学園疑獄は巡り巡って日本の「食」を脅かす
【カレイドスコープ】2017年7月16日
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-5128.html

引用はじめ

「岩盤規制」を壊す・・・

本当の意味は、地域によっては放射能に汚染されているとはいえ、世界水準から見れば、まだまだ安全で信頼できる日本の「食」を破壊する、という意味である。
それは、外資の動物薬に無防備状態で。日本の「食」を晒すことになる。



加計学園系列の「岡山理科大学」、「千葉科学大学」、「倉敷芸術科学大学」も同じか

加計学園疑獄の構造は、ほぼ森友学園のそれと同じ。
「加計学園ありき」などと言っているが、そんなかわいい表現では足りない。

マスコミが「加計学園獣医学部」と言っているのは、正確には、同系列の岡山理科大学に新設される獣医学部のことである。
岡山理科大学のホームページに、「獣医学部(仮称/設置認可申請中)」と表記されているのが、それだ。

これが認可されてしまうと、建設用地、補助金から始まって、私たちの税金が加計学園に吸い取られていって、
そこから自民党のへの税金還流チャンネルに流れていく、という疑惑がある。


自民党に流れ込んでいった私たちの税金は、私たちの洗脳に使われる。

テレビ、新聞関係者へのばらまきによって、あからさまな世論操作が行われ、「戦争は是」という風潮が全国に広がることになるのだ。

すでに公になった原子力ムラの国民洗脳モデルと基本的には同じである。

ー中略ー

こうした「循環」が、加計学園グループによって行われつつあるし、
自民党の伝統的な「箱物税金ドロボー・ビジネスモデル」によって、これから私たちに訪れようとしている、ということが核心にある問題なのである。

加計学園系列の大学には、自治体との合同出資による経営も含めると、「岡山理科大学」、「千葉科学大学」、「倉敷芸術科学大学」、「吉備国際大学(学校法人加計学園と高梁市の合同出資)」の4つの大学があるが、「理科」、「科学」という名前とは裏腹に、偏差値は信じられないくらい酷い

そして、用地の無償提供、もしくは無償貸与という、信じられない厚遇を受けているだけでなく、
岡山理科大学獣医学部が認可されれば、建設に係る多額の補助金を受けて、延々と私学助成金を受け取ることになる
のである。



木曽功は、「岡山理科大学獣医学部を早く認可しろ」と、文部科学省並びに前川・前事務次官に圧力をかけた男
木曽功:
元文部科学省の官僚。2013年に退官。翌2014年4月、安倍政権の内閣官房参与に就任。2016年4月、千葉科学大学の学長に就任。


引用終わり

******* ******* ******* *******

この千葉科学大学の開学10周年記念式の様子が、ツイッターなどで流れてきました。
まあ、ご覧ください。


安倍氏の母親まで参加しています。




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再びカレイドスコープより

引用はじめ

加計孝太郎宅の隣が、工事を受注した大本組、設計は加計資本のグループ会社、アイサワ工業は、自民党の逢沢一郎の親族経営</strong>

ー中略ー

千葉科学大学について、巨額の負債を国からの補助金で一時穴埋めし、助成金でなんとか食いつないでいこう、という思惑が見える。

これだけ見ると、銚子市の住民と国民は、偏差値30台の新設大学の運営主体である加計学園が経営難に陥らないよう助けているように見える

しかし、連結ではどうなのか。収支トントンだという。

特に、今回の岡山理科大学獣医学部の工事費は、一般の大学の1.7倍~2倍に水増しされている。

その分だけ、補助金の額も96億円に跳ね上がる。
いかに、一級建築士事務所に無謀な見積もりを出させたのかが分かる。

設計したのは、岡山にある加計学園のグループ企業「SID創研」だ。

工事を請け負ったのは、アイサワ工業という建設会社で、自民党・岡山1区の逢沢一郎(世襲3世)衆議院議員の親族の会社

建設現場にある概要には、「工事施工業者」としてアイサワ工業の名前が出ている。
この会社の名前は、加計学園関係の工事の時には、地元の人であれば何度も見ているのだろう。



加計孝太郎の豪邸のすぐ隣に、大本組という土建屋がある。



「大本組とアイサワ工業に、随意契約で発注ありき」だったのは、92億円の補助金詐欺を隠すためである。
みーんな共犯だということ。
それも、官邸だけでなく、今治市の市長から職員までもが。

ー中略ー

今治市は、加計学園の岡山大学獣医学部建設用地として、36億7千万円の市有地を無償で譲渡した。

その上、愛媛県と今治市で、上物(校舎)の建設費192億円のうち、半分を援助する。
それが、補助金の96億円に当たる。

加計学園は、判明しているだけでも、52億円の借り入れを行っている。

その借入金を、できるだけ少なくするために、加計学園のグループ企業「SID創研」に、なんと、少なく見積もっても1.7倍もの水増し見積書を作成させたのである。
建設費費用が多ければ多いほど、補助金の額が多くなるからだ。

豪華リゾートホテルを建設するのでなければ、補助金の96億円+アルファで、獣医学部の校舎を建てることができる。
つまり、「用地の取得から始まって、ほとんどタダで施設を準備することができる」ということである。

銀行は、担保としては十分だから、金を貸すだろうが、問題は、公募を行っていない時点で、すで設計図が出来上がっていて、工事も始まっていた、ということである。



官邸の最高レベルが、「必ずワタチの力で認可に持っていく」と、力強く言ってくれたからこそ、リスクを冒して、銀行からの借り入れに踏み切ったのである。

公募情報が出されたのは、その後である。

引用おわり

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先日、カレーの材料を買い込んでいた加計孝太郎氏の姿を、雑誌の記者が写真を撮ったのですが、その後もまだ、行方についてははっきりしません。

その彼の経営能力は、決して良いとは言えません。





こんなふうに、今までにもずっと、その町に住む人たちが納めた税金を食い物して、やりたい放題をしてきたのでしょう。

こういう情報は、ツイッターの中でどんどん流れてきます。
なぜもっと、大手のマスコミが伝えないんでしょうか?
彼らほどの人材力と財力を持ってすれば、あっという間に集められる情報です。

だからもう、こういうのもやめさせたいのです。

















そして、



未だに臨時国会を召集しない、安倍政権の違憲行為について、マスコミがもっと追求するべきです。
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わ〜!もう明々後日だっつ〜の!

2017年07月17日 | ひとりごと
これまでで一番開花が遅かったムクゲの花。


やっとぼちぼち咲き始めました。



先週はずっと、平日から週末まで、友人たちと会う日が続きました。
故人(友人のお母さん)を偲ぶ会だったり、連弾の練習だったり、ミュージックパーティだったり…。
先月の中頃に、カーネギーのオーディションのための練習が始まってからというもの、カナダへのお見舞い旅行、夫の誕生日、ずっとなにがしかの予定が入っていて、
まだまだ先だと油断していた出発の日が、もう目の前に?!

今週の木曜日の早朝にこちらを発ち、金曜日の夕方には成田に到着する予定です。
なんて、すまし顔で言ってるようなふりをしていますが、机の周りはもう悲惨なことになっています。
旅行中の連絡先やら、準備する物リストやら、持って行くべきものがいったい何なのか、こんがらがってしまって…ああどうしよう…。



今回、ピアノ教師歴40年の中で初めての、4週間もの長いお休みをいただくことにしたのですが、
そしてそれは、こちらに来てからずっと、いつか叶えたいと思っていたことなので、とうとう叶うのはとても嬉しいのですが、ちょいとばかりの罪悪感を感じてしまいます。
しかも、日本の酷暑をすっかり忘れてしまっている(行くのはいつも11月の下旬だった)だろうわたしの心身が、暑さと湿気に耐えられるんだろうか…などと、心の中は入り乱れまくり…。



日本の家族も友だちも、みんな口を揃えて「あっついぞ〜!!ベタベタするぞ〜!!寝られんぞ〜!!」と脅してくるし、実際ほんとにそうなんだろうし、
いやもう本当に、それでなくても大汗かきなのに…着替えをどれくらい持っていかなければならないのか…めちゃくちゃ楽しみなのですが狼狽えています。



それと、小さなことから大きなことまで(♪ヤンマーディゼルゥ〜♪ちょっと歌詞が違いますが…)やっておかなければならないこと、
これがもう、次から次へと思い浮かんできて、全部やり終えてから出発できるかどうか…かなり自信がありません。




世話する人間が4週間もいなくなるという時に、畑はもう大にぎわい!


モンシロチョウがいっぱい集まって来ます。




今回初めて作る紫豆の花。


でっかいトマトさんたち。


このチビトマトさんの甘いことったら!



政治や社会の問題について書きたいことがいっぱいあるのに、それもままならず、ここに遊びに来るのを楽しみにしてくださっているみなさんに、とても申し訳なく思っています。
ごめんなさい!
旅行中は、フェイスブックやツイッターで発信するつもりです。
旅行前にもし時間が取れたら、一つでも書きたいと思っているのですが…。
日本滞在中に、安倍総理が参加する閉会中審査が行われる(はずな)ので、今回は直に、じっくりと聞かせてもらおうと思っています。
まずは着いた日の夜に、官邸前の『希望のエリア』に参加します。



明日香ちゃんと二朗さん、そして希望のエリアの仲間たちに会えるのが、とっても楽しみです!
みなさんともお会いできたら、とっても嬉しいです!

留守中、猫たちと畑の世話を引き受けてくれる夫に、心から感謝して。
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「お友達のお友達によるお友達のための政治」に、「こんな人たち」の鉄拳を!

2017年07月12日 | 日本とわたし
このニュースのタイトルを、ツィッターで目にした時、皮肉混じりの冗談かフェイクニュースかと思ったのですが、
違いました、本物でした…。
こんなことを、公に堂々と言ってしまえる、彼らの神経が理解できません。
これが自民党の常識なのでしょうか?

<自民>首相出席の予算委懸念「世論、批判強めかねず」
【毎日新聞】2017年7月11日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170711-00000115-mai-pol

引用始め
 
学校法人「加計学園」の問題を巡り、自民党が衆参の予算委員会開催に慎重なのは、
安倍晋三首相が出席して質疑を受けても、野党の追及や世論の反発が、収まる見通しが立たないためだ。
党執行部は、10日の閉会中審査に続いて、質疑は平行線をたどるとみており、
「首相が集中砲火を浴びる姿が、テレビ放映され、世論の批判を強めかねない」(党関係者)と懸念する。

自民党の竹下亘国対委員長は、11日の党役員連絡会で、閉会中審査を踏まえ、
「首相の関与を示す事実は出てこなかった。首相出席の予算委は必要ない」と明言した。

菅義偉官房長官も記者会見で、
「国会で決めることだが、閉会中審査は、繰り返しの質問が大部分だったのではないか」
と、否定的な見解を示した。

与党関係者は、
「首相が何を説明しても、野党は『疑惑が深まった』と言うだろう。開いても意味がない」と説明する。
与党内には、
「信なくば立たず。疑われている首相が、自ら説明する必要がある」(公明党幹部)と、予算委開催を容認する声もあるが、大きく広がってはいない。

引用終わり

******* ******* ******* *******

世間にバレない間は、自分たちの私利私欲のためにやりたい放題。
世間にバレてからは、自分たちの保身のために逃げたり隠れたり。

こんな愚連隊のような連中は、次の選挙で、政治の世界から退治しなければなりません。

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菅官房長官が、政治資金領収書公開を “隠蔽” 指示の疑い
【文春オンライン】2017年7月12日
http://bunshun.jp/articles/-/3291

以下引用始め

「週刊文春」が入手した、下村博文文科相(当時)の大臣秘書官の2014年10月23日付の日報には、
菅長官の秘書官から、次のような指示があったと記されている。

一昨日、マスコミから総務省に開示要求が入りました。
総務省より、少額領収書の開示要求がきます。
それが届いたら、20日までの期日を、30日まで必ず延長してください。
これを、また一律取りまとめているという事がばれたら面倒なので、この連絡は厳秘!


以上引用終わり

詳しくは記事をお読みください。

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兼職無届けに続き…萩生田副長官「資産公開法」違反発覚
【日刊ゲンダイ】2017年7月12日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209300

以下引用始め

萩生田光一官房副長官の違法行為が、日刊ゲンダイの調べで明らかになった。

2015年12月1日、萩生田副長官は、東京都八王子市に新築の家を建て、登記した。
その際、家に抵当権を設定し、2000万円を借り入れている。
ところが、15年の資産等補充報告書を見ると、新築の家の記載はあるものの、借入金は「該当なし」となっている。
国会議員資産公開法では、新たな借入金は報告が義務付けられていて、明らかに違法だ。


以上引用終わり

この萩生田氏は、加計学園系列の千葉科学大の名誉客員教授です。
けれども『大臣規範』で義務付けられている兼職届を、就任から2年近くも出していませんでした。
この人は、罰則がない法律や倫理規定は、守らなくてもよいと考えているようです。
そして、そういうふうにやってこれたのは、この人の周囲環境の常識が、異様なものだったからではないでしょうか。



■「お友達のお友達によるお友達のための政治」に怒り爆発

毎晩、都内の一流レストランに通って、ン万円もする高級料理に舌鼓を打ち、「総理のご意向」を手にしたお友達だけを厚遇する。
まさに、「お友達のお友達によるお友達のための政治」だ。
一方、そんな政治姿勢を批判する国民は、「こんな人たち」呼ばわりして、敵意ムキ出し

ロシアの劇作家チェーホフは、
〈教養ある人間は、他の人格を尊重し、従って、常に寛大で、柔和で、腰が低いものである〉との名言を残しているが、
やはりと言うのか、教養ゼロの安倍の態度は真逆だ。
とてもじゃないが、マトモな民主主義国家の宰相の姿ではない。

中世フランスの専制政治を彷彿とさせる安倍政権が、
特定秘密保護法、安保法とセットで、「戦争3法」と呼ばれる「共謀罪」を、
これまた国会の委員会審議を途中で打ち切る、「中間報告」という禁じ手を使って“強奪”した

共謀罪反対集会で、安倍退陣を求めるデモ参加者が、「革命」の必要性を訴えていたのも当然だろう。
ところが、安倍は、世論の退陣要求など知らん顔。
「安定感あるベテランや、これまでの発想にとらわれない、改革突破力のある人を登用する」などと、目くらましの内閣改造に意欲マンマンというから呆れてしまう。

聖学院大教授の石川裕一郎氏(憲法・フランス法)はこう言う。

「安倍政権の支持率というのは、『他に代わる政権がない』という、消極的理由で支えられてきたのであって、それが森友、加計問題で一気に離れた。
もともと、強い民意の後ろ盾があったわけではないのです。
もはや退陣は当然だと思いますが、憲法学者の視点で言えば、それだけで済ませてはなりません。
多くの学者が指摘している通り、法律の中身はもちろん、成立に至るまでの手続きもデタラメの、戦争3法も即刻、見直しさせるべきだと思います」

その通りだ。
安倍政権が倒れても、次の政権が、戦争3法を即時撤回しなければ、シャッポのすげ替えで、亡国自民党政権が続くだけだ。


******* ******* ******* *******

安倍政権の「お友達のお友達によるお友達のための政治」を1日も早く終わらせて、次の政権に、戦争三法(特別秘密保護法・安保法・共謀罪)の即時撤回を求めること。
それが主権者であるわたしたちの仕事です。
頑張らねば!
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ABE IS OVER!

2017年07月11日 | 日本とわたし




原曲『LOVE IS OVER(ラブ・イズ・オーヴァー)』
詩/曲:伊藤薫
編詩:バギやん

『ABE IS OVER』

ABE IS OVER 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから
ABE IS OVER 訳などないよ 唯一つだけ 日本のため
ABE IS OVER 悪い過ちと 笑って言える 時が来るから 
ABE IS OVER 泣くな無様だろ 憲法のことは 早く忘れて 

私はあんたを 忘れはしない
誰に替わっても 忘れはしない
きっと 最後のファシストと 刻むから

ABE IS OVER 私はあんたの トドメを刺すよ グッと心に
ABE IS OVER 最後に一つ 国民騙しちゃ いけないよ

下手な答弁で 誤魔化さないで 
本当のことを 早く喋って
きっと あんたにお似合いの 墓がある

ABE IS OVER 嬉しいよ早く出てって 振り向かないで
ABE IS OVER サヨナラしてね
ABE IS OVER
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日本社会に『共謀罪』も『安倍政権』もいらない!

2017年07月11日 | 日本とわたし
共謀罪、今日から施行されたのですね。
277の罪が、犯罪を計画し、準備を始めた段階で処罰されるというもので、
権力側にとっては非常に緩い、まさに(これ、安倍総理の口癖なのであまり使いたくないのですが…)もの言う国民に圧力かけ、監視しやすいようにするための道具です。

東京新聞がまとめてくれた、この法案に賛成を投じた議員の名簿があります。
次の選挙でまた立候補するようなことがあったら、もう二度と国会に関わらせないよう、きっぱりと落選させましょう。






この共謀罪について、深い懸念を示し、安倍政権に対して質問書を送っていた国連特別報告者のケナタッチ氏は、
政府からの回答が、11日現在も、未だに送られていないことを証言しました。
【報道ステーション・小川アナウンサーのインタビューより】

























国連特別報告者ケナタッチ氏:
(他の国は)私が質問を送れば、時には数時間以内に回答がきます。
日本政府の振る舞いは、普通ではないと言わざるを得ません。
誠意や礼儀の面でも、普通ではない。


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ああ恥ずかしい…。

『森友学園問題』が起こったことを発端に『加計学園問題』、そしてまた、『AOI国際病院問題』が加わってきました。
この『AOI国際病院』、2014年に、国家戦略特区の事業者に認定されているのですが、
どうもこれがまた、非常に胡散臭いのです。

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自民党議員の一族が経営する病院が、事業者に選ばれていた
【日刊ゲンダイ】2017年6月22日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207868

広島の整形外科からスタートし、ここ20年ほどで全国に急拡大している、医療法人「葵会」
傘下の「AOI国際病院」は、神奈川県川崎市にある。
羽田空港から多摩川を渡り、川崎市に入ったあたりに位置し、このごろ流行りの医療ツーリズムには、ちょうど良い立地なのかもしれない。

2014年、この「AOI国際病院」が、国家戦略特区の事業者に認定された

「以前は、国が運営する社会保険病院だったのですが、2012年に、葵会が、厚労省の年金・健康保険福祉施設整理機構から、60億円で払い受けた。
慢性的な赤字の病院で、一般病床利用率は50%を切っていたのですが、葵会が人員を補充し、
心臓カテーテル、がん治療、人工透析、回復期リハビリなど、診療の幅を広げて、黒字化に取り組んだ。
そして2014年12月、循環器領域での最先端医療や、がん免疫細胞治療、医療ツーリズムなどを実施する、
東京圏の国家戦略特区の事業者として、病床規制の緩和を認定されています
」(医療ジャーナリスト)

理事長の新谷幸義氏は、業界では、剛腕経営者として知られる人物だという。
確かに、経営手腕は素晴らしいかもしれないが、葵会の特区認定には、見過ごせないエピソードが付きまとう。
加計学園の加計孝太郎理事長がそうだったように、新谷ファミリーも、安倍首相と親しいのだ。

最もわかりやすいのは、今年4月23日に、帝国ホテルで盛大に執り行われた、次男、正義氏の結婚式だ。
この披露宴に、安倍晋三首相自らが出席
している。

実は、正義氏は、永田町でさえあまり知られていないが、自民党の国会議員である。
2012年12月の総選挙で、北関東ブロックから、自民党の比例単独で出馬し初当選、
2014年12月には、一族の出身地である広島に居を移し、中国ブロックでの比例単独で再選した。
帝京大学医学部を卒業した後、東大経済学部にも入学し、卒業している。


国会会期中なのに、忙しい安倍首相が、披露宴に最初から出席し、花嫁の見送りまでずっといたので、他の来賓もびっくりしていました。
挨拶の中で、『正義さんの待遇について、何か忖度のようなことはありません』などと、冗談まで飛ばしていました
ただ、正義さん本人は、無菌状態で育ったような人。
安倍さんとのお付き合いは、お父さまですよ。
安倍さんが若い頃から、ずっと応援していたのだそうです。
お父さまは、有名人が病気で困ったときに助けたりして、人脈も広い方なんです
」(新谷理事長の知人)

つまり、自民党議員の一族が経営する医療法人が、特区の事業者に選ばれているのだ。
しかも、新谷正義議員は、特区認定を受けた葵会の理事を、現在も務めている

新谷議員が、特区の認定に関わったことはあるのか、どのようないきさつがあったのか、なかったのか、
議員事務所に問い合わせたが、「公開されている情報がすべてです」と、そっけない答えが返ってきた。


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安倍さんの身内やオトモダチが特別扱いしてもらってる…っていう例が、次から次へと出てくる昨今。
どうしてそんなことになったのか、その経緯をきちんと説明してほしいという国民の要求に応えるべく、「真摯に対応いたします」なんて言っていた『口先だけ』総理は、
キーマン中のキーマンのくせに、自分が海外に出ている間だったらやってもいいとばかりに、閉会中審査の開催を許可し、
向こうでは何やら一つの会議を欠席したり、G20が終わったのに北欧訪問を続けたりと、九州北部には甚大な豪雨被害が出ているというのに、閉会中審査の場に身を置きたくないばっかりに、グズグズと戻ってきませんでした。

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安倍首相の途中帰国は、政治意図バレバレ!
訪問中止のエストニア大使館が、“他国は閉会中審査さけるため訪問した”、の指摘をRT

【LITERA】2017年7月11日
http://lite-ra.com/i/2017/07/post-3307-entry.html

恥も外聞もない、というのはこういうことをいうのだろう。
九州北部豪雨の被害が広がるなか、G20終了後、そのまま北欧訪問にいってしまった安倍首相。
本サイトは、国内でこんな大規模災害がおきているにもかかわらず、帰国しないという安倍首相の判断を批判。
「閉会中審査に出たくないためではないか」と、指摘する記事を掲載した。

すると、9日夜、安倍首相は、同行の記者団に対し、突然「九州北部豪雨で被害が出ているため、予定を繰り上げる」と発表。
最後のエストニア訪問を取りやめて、きょう11日に帰国することになった。

しかし、これはもちろん、安倍首相も、やはり被災地のことが心配になった、というような話ではない。
本当に被災地が心配で、一刻も早く復旧を指示するための帰国なら、G20が終了した8日に出発し、9日に日本に帰ってくることができたはずだからだ。

実際、安倍首相は、G20サミット直前の7月7日の時点で、Facebookにメッセージを発信しており、その被害の甚大さは認識していた。
また、今回の北欧への外遊は、喫緊の課題があるわけではなく、G20後にもうけられたバカンスに近い
最後のエストニア訪問を中止できたのだから、他国についても同じように、外交日程をとりやめることはできたと考えるべきだろう。

ところが、安倍首相は、スウェーデン、フィンランド、デンマーク3か国歴訪は続け、エストニアの訪問だけを中止した。
帰国は11日で、わずか1日早めただけだった。

なぜか。
誰でもわかることだが、G20後すぐに帰ったら、せっかく外遊にぶつけた閉会中審査に、出席しなければならなくなるからだ。
しかし、そのまま帰国しないと、被災地のことを考えていない、と批判を浴びかねない
それで、エストニアだけを中止して、はかったように、閉会中審査翌日に帰国することにしたのだ。

「マスコミは沈黙していましたが、ネットでは、帰国しないことに対する批判の声が高まっていましたし、
週末の世論調査で、支持率のさらなる低下が判明した。
それで、慌てて帰国する、という決断をしたのでしょう」(全国紙政治部記者)

ようするに、安倍首相の1日だけ早い帰国は、被災地を心配しているわけでもなんでもなく、
たんに、災害を、自分の人気取りに利用する、パフォーマンスに過ぎないことがバレバレなのである。

実は、その行動には、唯一、訪問中止になった当事者国であるエストニアも、不快感を持っているようだ。

安倍首相が訪問中止を発表した後の10日、在日エストニア大使館の公式ツイッターが、
安倍首相の前倒し帰国を報じるNHKのニュースについて、以下のようにツイートした一般ユーザーを、リツイートしたのである。

「NHK『安倍が被災地思い、予定繰り上げ帰国』
9日夜7時・8時45分報じる。
3か国中、最後のエストニアだけ削るという。
北欧2国も削っちゃうと、閉会中審査出られない理由がなくなる」


このツイートは、10日夜、拡散して騒ぎになりそうになったとたん、すぐに削除されたが、
大使館が、駐在している国の政権の行動を、批判するようなツイートをするのは、異例中の異例

たしかに、エストニアが怒るのは当たり前だろう。
もちろん、本当に災害対応のためならわかるが、安倍首相は、他の3国は訪問を続け、エストニアだけ、自分の政治パフォーマンスのために、訪問をキャンセルしたのだ。
エストニアからしたら当然、「小国だからバカにされた」と、不快に思ったはずだ。

しかし、安倍首相にもっとバカにされているのは、九州北部で大きな被害に遭っている被災者だ。
災害そっちのけで、スキャンダルから逃げるために、北欧バカンスを続行しておいて、
閉会中審査が終わった途端、自分の人気取りのために、「一刻も早く被災地にかけつけたい」などと言い出した
のだ。
ようするに、被災地の人々を救うつもりなんかまったくない、単なる政治利用だろう。

安倍首相はおそらく、本日11日、帰国したその足で、被災地に向かい、いつものように、「被災地の皆さんをしっかり応援します」といったメッセージを発するはずだ。

しかし、国民はもう、そんなものには騙されないだろう。
森友学園、加計学園から始まった、この間のさまざまな言動、そしてスウェーデン、フィンランド、デンマークの3か国歴訪続行したことで、
この男が、国民の生命や安全のことなど、なにひとつ考えておらず、
その頭に中は自らの保身と政治パフォーマンスだけ、というのは、完全にはっきりしてしまった
のだから。(編集部)


******* ******* ******* *******

逃亡者、腰抜け、はだかの王様、もう一つ追加で偽善者。





そんなことをしているから、さすがに気づき始めた人が増えてきて、こん有り様。でもまだわたし的には多過ぎるように思えるのですが…。




ところでその閉会中審査。
結局、夜中の4時前まで観てしまったのですが、午前中の閉会中審査の模様を素早く簡潔にまとめてくださった、東京新聞の夕刊記事を紹介させていただきます。

前川氏、加計問題で発言 「背景に官邸の動きがあった」
【東京新聞・夕刊】2017年7月10日
http://amp.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201707/CK2017071002000221.html

安倍晋三首相の友人が理事長を務める、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、衆院文部科学、内閣両委員会は10日、
前川喜平・前文部科学省事務次官らを参考人招致し、閉会中審査をした。
前川氏は、国家戦略特区で、学部新設を認める過程について、
「はじめから加計学園に決まるようなプロセスを、進めてきたように見える」と発言。
「背景に、官邸の動きがあった」との見方を示した。
 
前川氏は昨年9月、和泉洋人首相補佐官に呼ばれ、「総理が言えないから私が言う」と、学部新設の早期対応を、直接要請されたことを認め、
「和泉補佐官が、さまざまな動きをしていたことは、(昨年)10月21日の文書を見ても明らか」と述べた。
 この文書は、「10/21 萩生田副長官ご発言概要」の表題で、獣医学部新設に関し、萩生田光一官房副長官の発言をまとめたとみられ、
「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」
「官邸は絶対やると言っている」
と、官邸側の関与をうかがわせる
 
「加計学園が、誰も文句が言えないような良い提案をできるかどうか」などと、加計学園を前提にしたようなやりとりが記されている、「10/7」の文書について、
前川氏は、
「在職中に、担当課から説明を受けた際に受け取り、目にした文書に間違いない」と述べた。
「10/7」の文書は、文科省の調査では、存在が確認できなかった。



萩生田氏は、昨年10月7日に、文科省の常盤豊高等教育局長と面会した事実を認め、
「特区のことについても、説明された記憶がある」と発言。
ただし、学部新設における自身の関与には、
「私が総理から指示を受けたり、文科省や内閣府に指示を出したりすることはない」と否定した。
 
野党から、「加計ありき」と批判がある決定プロセスについて、
特区審議にかかわったワーキンググループ委員の原英史氏は、「全くの虚構」と反論した。

これに対し、前川氏は、
「順次条件を付すことで、加計学園しか残らない。ブラックボックス化されている」と疑問を呈し、
「非常に不公平で、国民の見えないところで決定が行われている不明瞭さがある」と指摘した。
 
この日の審査には、安倍首相や和泉首相補佐官は、出席しなかった。
政府・与党は、東京都議選の自民党大敗を受け、野党が求めてきた閉会中審査に応じた。
参院文教科学、内閣両委員会でも、午後から審査がある。

<加計学園問題> 
岡山市の学校法人「加計学園」が、政府の国家戦略特区制度を活用し、愛媛県今治市に、岡山理科大の獣医学部を新設する計画を巡り、
文部科学省が、内閣府との計画公表前のやりとりを記録したとされる、複数の文書が明らかになった。
学園理事長は、安倍晋三首相の友人で、文書には、「総理の意向」などと記載されていた。
文科省は、文書の存在を確認できないとしたが、前川喜平前文科事務次官が、「確実に存在」と証言。
文科省は、再調査で、14文書を確認した。
その後、萩生田光一官房副長官の発言を、まとめたとされる文書も公表したが、萩生田氏は、発言を否定している。

<参考人招致> 
衆参両院は、憲法62条が保障する国政調査権に基づき、重要事案の調査のために、関係者を参考人として委員会に招致し、発言を求めることができる。
ただし、参考人が出頭するかどうかは任意で、虚偽の発言をしても罰則規定はない
同じく、国政調査権に基づく証人喚問の場合は、正当な理由なく出頭や証言を拒否したり、偽証したりすると、議院証言法により罰せられる
今年3月には、森友学園への国有地払い下げ問題で、財務省の迫田英典・元理財局長らが、参院予算委員会に参考人招致されている。




******* ******* ******* *******

午前、午後とも、自民党議員の質疑内容のスカスカさは、半端じゃなかったですね。
スカスカだけならまだしも、なんとかして前川氏の揚げ足取りをしようと、あの手この手の(といっても質問者の程度に合った質の低いものでしたが)言葉を投げかけていて、本当にうんざりさせられました。
しかもそれが長い。
まるで独演会です。
中には、気が触れてしまったように、ただただ用意された原稿を、委員長の静止も聞かずに(4分以上も?!)棒読みし続けた某大臣もいました。

閉会中審査で、ネトウヨ自民党議員たちが、前川前次官に卑劣な質問浴びせるも、次々返り討ちに!
逆に、詭弁と嘘を暴かれる醜態

【LITERA】2017年7月10日
http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html

「はじめから加計学園に決まるように、プロセスが進んだように見える。非常に不合理な意思決定だった」
「背景に、首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官が、さまざまな動きをしていた」
 
本日行われた閉会中審査に、参考人として出席し、あらためて、官邸主導で、国家戦略特区の獣医学部新設が「加計学園ありき」で進められたのかを告発した、前川喜平前文部科学事務次官。
前川氏は、
和泉洋人首相補佐官より、「総理は自分の口からは言えないから、私が代わりに言う」として、獣医学部新設の迅速な対応を求められてきた事実を証言し、
「(規制の)穴の開け方に不透明さがある」と言及した。
 
紙資料など一切持たず、まっすぐ前を向いて淡々と、しかし理路整然と答弁席に立った前川氏。
その一方、またも露わとなったのが、安倍政権の醜い答弁や、個人攻撃の数々だ。

そもそも、肝心要の安倍首相は、災害対応のために外遊日程を切り上げ、帰国を決定したものの、
なんと、閉会中審査が終わった明日11日に帰国するという、姑息な手段に出たが、
それだけではなく、与党は、きょうの閉会中審査における、和泉首相補佐官と木曽功前内閣官房参与の、参考人招致を拒否
また、加計孝太郎理事長と安倍首相が、仲良くグラスを傾ける様子を、昭恵夫人がFacebookに投稿した、例の「男たちの悪巧み」写真や、
野党が入手した資料などの配付資料に、与党の委員会理事が出すなと拒否
し、審議の開始時間がずれ込む事態に。
 
さらに、いざ審議がはじまっても、山本幸三地方創生相は、数分間にわたって、官僚がつくったであろう手元の紙を読み上げ、野党の質問時間を削ったかと思えば、
「なぜ、獣医学部の需給が明らかではないのに、押し切ったのか」という質問に、
「需給の数とか量を、はっきり示すのは無理」などと言い出す始末。
つまり、内閣府のトップが、「石破4条件なんか関係あるか」と、投げ出してしまったのだ。
 
これだけでも唖然とさせられたが、もっと酷かったのは、質問を行った自民党議員たちだ。
 
まず、衆院で質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。
すると平井議員は、「自分ではないと答えられないのか」、などと責め立てた。
 
平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表で、
2013年に行われた、ニコニコ生放送の党首討論会では、福島瑞穂議員の発言中に、「黙れ、ばばあ!」と書き込んだことが発覚したこともある人物。
そんなネトウヨ脳では、前川氏が守ろうとする、公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、そのあとも平井議員は、前川氏を個人攻撃。
 
たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が、53年間も変えられなかった点を、前川氏は、
「告示を見直すことは、政策論としては妥当だが、18歳人口、ペットや産業動物が減少するなかでは、議論が必要」とごく当たり前の見解を示し、
加計学園ありきの決定プロセスの不透明さを問題だとした
が、平井議員はその弁を、「話のすり替えだ」と攻撃
さらには、定員抑制は、「天下りと関係しているのでは?」と質問したのだ。

一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。

「前川さんは、つねに立派な答弁されていますが、どう考えても、自分が都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を大切にされるんだな、というふうにも思います」
 
どの答弁や質問を聞いても、「自分を大切にしている」のは安倍政権側にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、自民党の青山繁晴議員だ。
 
青山議員については、ツッコミどころが満載すぎるため、追って別稿をお届けする予定だが、やはり青山議員も、
「既存の学校を守ろうとする姿勢と天下り問題は、密接に繋がっている。日本の闇だ」などと言い出した。

だが、この質問に対して前川氏は、
「今治市における獣医学部新設と、天下り問題を結びつけて議論するのはおかしい」とし、こうつづけた。
「仮に結びつけるのであればですね、具体的な事例は、木曽理事の問題です。
木曽理事は、たしかに私の先輩で、内閣官房参与の身分をもったまま、加計学園の理事になっておられまして、
そのふたつの肩書きをもった状態で、私のもとにおいでになり、加計学園の獣医学部新設に向けて、働きかけをされたと。
こういう、OBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、弊害のひとつの端的な例だ、と思っておりますが、
私は、木曽理事の働きかけをもって、何らかの政策判断に影響させるというようなことは、いたしませんでした」

 
天下り問題をもって、前川氏が、あたかも既得権にしがみついていた卑しい人間だ、と印象づけようとしたら、官邸側の卑しい実態を指摘されてしまう。
──完全に青山議員は、前川氏に言い負かされてしまった格好で、これぞ「論破」というものだろう。
 
しかし、下卑た質問をしながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。
共謀罪審議では、「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた、“自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に出会い系バー通いについて質問。

「会見で、国家権力とメディアの関係性に不安を覚えると言っていたが、
女性の貧困の実地調査という言い訳について、地域を回っていると、『あの言い訳ないんとちゃいますか?』と言われる」
などと口にした。

だが、前川氏は、
「実地調査というのは適切ではなかったかもしれない」としつつ、
「個人的な行動が、どうして全国紙で報道されるのか」
「私は、官邸と読売新聞の記事は、連動していると主観的には感じた。
そういったことが、私以外にも行われて、横行しているとしたら、看過できない問題」

と答弁。

丸山議員が蒸し返そうとした、出会い系バー問題だったが、前川氏は、その問題の本質にある現在の権力の恐ろしさを、あらためて突きつけたのだった。

前川氏のロジカル、かつ一貫性のある答弁とは対照的に、卑しさが滲み出てしまった、安倍官邸および応援団による発言。
いや、それどころか、“味方”として参考人招致したはずの、加戸守行・前愛媛県知事から、とんでもない発言まで飛び出してしまったのだ。
 
既報の通り、加戸前知事は、安倍首相肝いりの諮問機関・教育再生実行会議のメンバーであり、国家戦略特区会議の今治市分科会にも参加。
安倍首相の息がかかった人物であり、加計学園の獣医学部新設に、骨を折ってきた人物であるわけだが、
きょうの答弁では、自身のことを、「(加計学園獣医学部新設の)応援団」「私は加計ありきではありません」と言い、こう熱弁を振るった。

「加計学園がたまたま、愛媛県会議員の今治選出の議員と、加計学園の事務局長がお友だちであったから、この話が繋がれてきて飛びつきました。
これはダメなんでしょうか? 
お友だちであれば、すべてダメなのか」

 
加戸氏は美談調で語ったが、これはたんなる縁故主義で、こういった縁故を優先させる感覚を当然と考えることが、
「“腹心の友”に便宜を図ったのでは」「安倍晋三記念小学校に、特別な計らいをしたのでは」という、一連の疑惑の根底にはある

これでは味方が、内幕の意識を暴露したようなものではないか。
 
このように、安倍政権サイドの醜態が、またも表れた閉会中審査だったわけだが、当然ながら、これで幕引きにはできない。
 
現に、きょうは、加計孝太郎理事長が、自民党岡山県自治振興支部の代表を務め、加計学園が運営する、英数学館岡山校を所在地としていた問題について、
家賃を払っていなければ寄付となるため、政治資金規正法の記載義務違反が疑われることを指摘。
加計理事長の、国会招致の声があがった。
前川氏が、この問題の官邸側の中心人物とみる、和泉首相補佐官の招致も当然だろう。
 
そして、誰よりも審議に参加しなければならないのは、安倍首相だ。
安倍首相は、国会が閉会して以降も、「獣医学部を全国展開する」などと、ちゃぶ台をひっくり返すような問題発言を行ったかと思えば、外遊を理由に、審議の場から逃亡してしまったが、
国家戦略特区の最高責任者であり、疑惑の当事者は、安倍首相なのである。
 
前川氏は、参考人ではなく、偽証罪に問われる証人喚問でも出席する、と言っている。
安倍首相も、国会で、お友だちである加計理事長と一緒に、徹底した追及を受けなければ、まったくフェアではないだろう。(編集部)

******* ******* ******* *******

上記の記事中に出てきた加戸氏のことをもう少し。








さらには、前川氏の証言から、杉田副長官による、天下り問題の隠蔽工作の実態も暴露されました。
「『他府省に関わるものは出すな』と、杉田氏からの指示があった」
「文部省がトカゲの尻尾切りに遭った」

もう総入れ替えが必至です。


「一点の曇りもない」(安倍首相)
「一点の曇りもない」(菅官房長官)
「一点の曇りもない」(山本幸三)
「一点の曇りもない」(竹中平蔵)
「一点の曇りもない」(国家戦略特区諮問会議)

なら、なんで全部真っ黒なの???


そしてこれは、『今治市公開資料の中に、内閣府の名刺3枚の写真があった』という情報です。



こんなので、加計学園問題は解明された、と納得できる人がいるわけがありません。
日本という国にある政治は、一体誰のために行われているのか。
立法府である国会で決められたことは、絶対に守らなければならないし、決められた税金も絶対に払わなければなりません。
わたしたちの暮らしにガッチリと繋がっている、というよりガンガン影響してくる政治なのに、それを任せている議員たちの質の劣化が甚だしい…。
長年の間、政治に無関心のまま任せ切ってきた結果、自己顕示欲と勘違いに塗れた人間が首相になり、森友学園や加計学園、それからAOI国際病院の問題を生み出しました。

与党に伺う必要などありません。
憲法で定められているのですから、臨時国会を開き、首謀者たち(安倍首相、杉田官房副長官、藤原審議官、和泉補佐官)全員を、証人喚問の場に立たせなければ!
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2017年7月10日

2017年07月10日 | 家族とわたし
7月10日は夫の誕生日。
若造だった彼も、今では立派なおじさんになった。
それでもまだ、わたしには到底追いつけない。
わたしたちの間にある8年と3ヶ月は、これからもずっとずっと在り続ける。
でもまあ、20代 vs 30代の頃に比べたら、今の50代 vs 60代は、見た目はあまり変わらない。
どちらも立派なおじさんとおばさんだ。
いや、アラサーとすでに30代の息子たちがいるのだから、じいさんとばあさんになる日も近いかもしれない。

ここ数日、猛暑に辟易している日本のみなさんには申し訳ないくらいの、爽やかな夏日が続いている。
特に夕暮れ時の、吹く風の爽やかさといったら、ひと吹きされるごとについつい、「ああ気持ちいい」とつぶやいてしまうほど。
なんて、甘っちょろいことを言ってたら、10日後に直面する日本の夏に、ぶっ飛ばされてしまうかもしれない…。
ほんと、マジで大丈夫かなと心配している。


ヤブカンゾウが咲き出した。


藪萱草(ヤブカンゾウ)
中国原産ユリ科ワスレグサ属の多年草植物。
食用としても利用されており、若葉をおひたしにして酢味噌で、蕾は乾燥させて保存食として、根を生薬として使われる。
別名のワスレグサ(忘れ草)の名前の由来は、花のあまりの美しさに嫌な事を忘れてしまうからという事が由来。


行者ニンニクの根の部分を埋めたところから、茎がひょろひょろと伸びてきて、こんな花を咲かせてくれた。
薄暗がりなので、画像がボケてしまったのが残念!


咲くぞ!咲くからな!と、咲く気満々の桔梗のツボミ。


誕生日イヴの軽い外食。ガスパチョとシシトウを頼んだのだけど、こんなにたくさんのシシトウをいっぺんに食べたのは初めて!


週末に、祝いに来た次男くんと一緒に。


家に戻り、今思いっきりハマっている『焼かないブラウニー』(ウォールナッツとデーツとココアパウダーとひとつまみのお塩だけで作る)を薄〜く切って、果物をちょいと添えていただいた。
乳製品もグルテンも白砂糖も、食べると調子が悪くなる体質の夫には、かなり良いデザートだと思う。

わたしは今も、基本的には砂糖断ちをしているのだけども、果糖はついつい大目に見てしまう。
チョコレートを毎日たくさん食べていたことに比べたら、今の果糖で摂る糖分はかなり少ないとは思うけど…。
ナッツもデーツもココアも塩も、みんなみんなオーガニック。
こちらでは、オーガニックの食材が簡単に、それもやや高額な程度で手に入るので、とてもありがたい。
作ってはチビチビと、薄く薄く切って食べる。
なんども紹介してるけど、これは本当に、特に暑い夏に、とってもオススメなのでもう一回。
http://macrobiotic-daisuki.jp/raw-brownie-tsukurikata-15598.html


首の付け根が痛いと言う次男くんに、チョチョイと鍼治療を施す夫。
すると次男くんは、あっという間にいびきをかいて寝てしまった。
疲れがたまってるんだろうけど、やっぱ住み慣れた実家だもんね。
ホッとするんだろうな。
夫もわたしも、そんなことを思えることが嬉しいんだろう?と、お互いの顔を見て微笑む。

次男くんへのお土産に、畑で採れた小松菜とケールとレタスをてんこ盛り、それから『焼かないブラウニー』を持たせたのだけど、
ふと、菜っ葉を抱えて歩いている時に、ああ、これぞほんまのお土産や!と、土から産まれ育った菜っ葉を抱えてニヤニヤ。
見られたかな…。
ちょっとまだ先だけど、クリスマスの時には、今度はオカン味噌をあげるからね。


あれ?夫の誕生日だったのに、なんか話が横道にそれてしまった。

さて、こちらは今、13時間遅れで日々が過ぎている。
だから、午前9時から午後4時までの予定で行われることになっていた、閉会中審議を聞いてしまうと、気になって眠れないだろうからと、努めて無視しようと思っていた。
だって、こちら時間の10日は大切な夫の誕生日で、だけどもピアノのレッスンもあるし、自分の練習もしたいし、好物を作ってあげたいし、
なのでできるだけ早寝して、体力温存しなけりゃなと思っていたのに…聞いてしまった…。

聞いてるだけでカッカしてくる質疑を、それもダラダラと長い時間をかけてやる議員に辟易しながら、それでもその合間に入る前川氏の、理路整然とした非常にわかりやすい答弁が聞きたくて、どうしても切ることができない。
気がつくと、窓の向こうでは、鳥のさえずりが始まっていた。
それにしても前川氏、続けて7時間の答弁は、本当に大変な労力だったと思う。
なんとかして貶めてやれという意図が見え見えの相手に、その都度穏やかに、時にはユーモアも交えて、けれどもきっぱりと言うべきことを言う前川氏の胆力に、あらためて感心した。
本当に、よくぞ出てきてくださったと思う。


あらら?またまた脱線してしまった。

兎にも角にも、本日の夫の誕生日の〆は、愛情たっぷりの神の手マッサージ。
この1年が、今までにも増して、楽しく、活き活きとした毎日になりますように。
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三原じゅん子氏は、『八紘一宇』の概念を都合の良いように錯覚している。そんな人の入閣など許さない!

2017年07月09日 | 日本とわたし
またもや三原じゅん子議員が、『八紘一宇』をしつこくアピールし始めています。

三原じゅん子氏「八紘一宇、むつみ合う精神」 長州「正論」懇話会
【産経新聞】2017年7月9日
http://www.sankei.com/region/news/170709/rgn1707090037-n1.html

山口県下関市で、8日に開かれた長州「正論」懇話会の講演会で、自民党の三原じゅん子参院議員は、
行きすぎたグローバル資本主義の歪みで、世界は混乱しており、「八紘一宇」という日本古来の家族主義的な精神こそが、新しい価値を生み出すと訴えた。


******* ******* ******* *******

ある閉ざされた空間で、右傾も甚だしいお仲間に向かって、自説を滔々と述べるのは自由です。
けれどもこの人は、どうしてか、次の内閣改造(改造なんかしなくていいから解体しろ!)で、入閣するかもしれないと噂されている人なのです。
こんなトンデモな自説(日本古来とか家族主義的とか、見た目は美味そうな皮に包んだ毒まんじゅう)を、報道の媒体に乗せ、いつの間にかそれを認めてもいいかもと思わせる。
そんな恐ろしい人を、入閣なんてさせてたまるもんですか。

この二つの、2015年に書かれた記事を読めば、三原じゅん子議員の『八紘一宇』発現の危うさや、隠された企みが、本当によくわかります。
長いものになりますが、ぜひ時間を見つけて読んでください!

三原じゅん子議員の「八紘一宇」発言とその背景について《山崎雅弘》
https://togetter.com/li/802234

表題に関連するツイートをまとめてみました。
2015年3月16日の参議院予算員会で、三原じゅん子参院議員が行った、
「八紘一宇(はっこういちう)は、日本が建国以来、大切にしてきた価値観」との発言
について、
何が問題なのかを考える材料にしていただければ幸いです。

また、以下のまとめも関連するテーマを扱っていますので、合わせて読まれることをお薦めします。

「歴史修正主義」の政治家に国政を委ねるリスクについて
http://togetter.com/li/734637

「大東亜戦争」と「アジア植民地の解放」について
http://togetter.com/li/521489

戦後の日本人が上書きし損ねた「愛国心」について
http://togetter.com/li/754335

「侵略の定義は定まっていない」という詭弁について
http://togetter.com/li/799852



山崎 雅弘 @mas__yamazaki 2015-03-16
人権や人道、人命を、考慮外にすることを当然視した「当時の国家体制の価値判断」を、批判も否定もせず、
それを強力に助長した靖国神社に、参拝して手を合わせる人間が、首相や閣僚であるなら、
現在の「国家体制の価値判断」が、日々それに近づいていくのは、自然な成り行きだろう。
その変化を、国民は承認するのか。


橋の上のルル @ruruonthebridge
いま、出先のテレビ音に、椅子から落ちるほど驚愕。

「八紘一宇の理念の下、世界が家族のように睦みあう社会目指し日本がイニシャチブを」
「八紘一宇は、世界に誇る日本のお国柄」と三原じゅん子!

侵略戦争のスローガンだった4字熟語で、三原が国会で、首相に気合い入れるというヤンキー度マックスの風景!


OMP(さらば暴政) @ompfarm
三原じゅん子参議が、今日の質疑で、「八紘一宇は、世界に誇るべき日本の考えかた」発言、歴史修正主義以前の、無知蒙昧の恥ずべき認識だな。
この「誇るべき」に反応できないジャーナリズムは、看板を下ろした方がいい。
明日の朝刊、各紙はどんな反応をするやら。。


DouGaneBuiBui @AnomalaCuprea
しかし、「八紘一宇」って標語、最近、そこらの神社の境内で見るんだよなあ。
おおおっ!?となったりしたけど、あっという間に国会でも出たか。
pic.twitter.com/eIpJAVZmP9(この写真は削除されています)

石田昌隆 @masataka_ishida
これか。
安倍が、配られた資料を、真顔で見てるな。
麻生も何言ってるんだか→三原じゅん子 日本が建国以来大切にしてきた価値観「八紘一宇」 
youtube.com/watch?v=TCtwwO…(この画像は削除されています)


山崎 雅弘 @mas__yamazaki
国会議員が、国会の公的な質問で、「八紘一宇の考え」を礼賛し、自国のあるべき姿の手本だと論じ、
現職大臣兼与党副総裁が、それに同調して、「八紘一宇の考え」を肯定する。
乗り物に乗っている乗客は、自分の乗っている乗り物が、移動していることに気づかないことも多いが、今この乗り物は確実に移動している。


mold @lautrea
参議院 平和条約、及び日米安全保障条約特別委員会 6号 昭和26年10月30日

○ 国務大臣(吉田茂君) 
戰争中においても、或いは戰争以前から、日本は八紘一宇とか、そういうようないわゆる独善の思想に捉われて、海外の情勢に余り耳を傾けないとか、
或いは、聞き苦しい海外の批評は聞きたくない、というような狹隘な考え方、日本だけが選ばれた天孫人種くらいに考えておつた、という話を聞きました。
これが禍いをしたのではないか。
<参議院 平和条約及び日米安全保障条約特別委員会 6号 昭和26年10月30日>より


田川滋 @kakitama
続)大日本帝国の領土拡大には、必ず ”国家神道” が付随していた。
植民地とした台湾にも朝鮮にも、第二次大戦期に占領した国にも、大量に「神社」を建て、イスラムのメッカよろしく、日本の皇居の方角を「遥拝」させている。
それが「八紘一宇」の意味。
今、海外に、その”信仰”は残骸すら殆ど残っていない。


山崎 雅弘 @mas__yamazaki
八紘一宇とは、戦前戦中の日本が、アジア諸地域を自国の傘下に収め、
「世界で最も優れた存在」である天皇と、それに従う日本人を、ピラミッドの頂点とする形で、アジアに一大勢力圏を築くという、大義名分に使用された政治的スローガン。

「天皇を戴く日本は、最も優れた国である」という、自国優越思想が根底にある。

「日本はこんなに素晴らしい」
「日本は外国からこんなに尊敬されている」という本やテレビの氾濫が、政治的な自国優越思想に進んでも、驚くに値しないが、
戦中には、この「大義名分」のために、数百万人の日本人と他国人が、命を落とした。
戦後の感覚では誇大妄想的だが、当時の日本人は、本気でそれに従った。


@tigercatver2
八紘一宇は、「内実に入らせない為に、神武天皇の御言葉をとつたと云へる。批評を許さないために御言葉をとつて来たと云へる」(海軍省調査課思想懇談会)


山崎 雅弘 @mas__yamazaki
読売、産経、毎日、朝日のサイトで、「八紘一宇」を検索した結果。
読売と産経は「該当なし」、毎日と朝日は、発言内容のみ淡々と報じる、小さい記事があるだけ。
三原じゅん子議員が、靖国神社に、「20代の頃からほぼ毎年参拝した」などの背景には踏み込まない。
pic.twitter.com/4f6a6Xjn2g









三原じゅん子議員
「8月15日は毎年靖国参拝」
「私はこの日だけではなく、自分が精神的に辛くなった時等にも度々靖国へ行く」
「ご英霊に感謝の祈りを捧げるという当たり前なこと」

(2013年8月3日)
on.fb.me/1O1yZ8n pic.twitter.com/CE2k4ThXzb



「大東亜戦争」を肯定する人の多くは、日本は、アジアの植民地を「欧米列強から解放した」という、自国自讃の物語を好むが、
実際には、第一次世界大戦の講和会議(ヴェルサイユ条約)等で、欧米列強の戦勝国と仲良く、「ドイツが持っていた植民地の山分け」を行い、植民地を「持つ側」にどっぷり浸かっていた

「日本の植民地支配は、欧米の植民地支配ほど過酷では無かった」という、言い逃れを好む人も少なくないが、
俺の方があいつよりも奴隷を丁寧に扱った、というのは弁明になってない。
現実には、戦況が悪化して余裕がなくなると、植民地の住民も「労務者」として徴用され、建設労働現場などで死ぬ人が大勢いた


「カギ十字のシンボルの起源は、もともと…(中略)…であり、特に政治的な意味も、人種差別の意図もなかったのだから」と言って、
ナチスドイツと全く同じデザインのカギ十字を、党のシンボルマークに使う政党が、ドイツに出現すれば、即刻逮捕される。
起源論は形式であり、実質の政治的影響力とは関係がない。


「八紘一宇」持ち出した三原じゅん子氏に、沈黙する国会の異常(日刊ゲンダイ)
bit.ly/1Fv02oZ

「一昔前なら、大問題となったはずの暴言だが、16日の参院予算委で、三原議員の発言をとがめる議員はゼロ。
共産党も社民党も、黙って聞き流していた」

三原じゅん子議員の、「八紘一宇」発言の問題は、
この大正期に作られ、昭和初期に、日本のアジア支配を正当化する大義名分とされた概念を、
「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」と錯覚していること。

与党議員が、事実でない嘘を国会で発言したら、野党議員は、「そんな事実は無い」と指摘しないとだめだろう。

「八紘一宇は、日本が建国以来、大切にしてきた価値観」という、日本のアジア支配を正当化する、政治的意図に基づいて語られ、
戦前戦中の僅か15年ほどだけ、国内で「事実」とされた、自国中心思想の「物語」が、
2015年の国会で、再び「事実」であるかのように語られ、嘘だと指摘されずに話が終わっている。

三原じゅん子議員は、2015年3月16日の参議院予算員会で、合計8回、「八紘一宇」という語句を用いたが、
現在の社会問題を説明する、「無難な形式」に転用することで、批判を回避した。
野党も大手メディアも、形式思考でこれをスルーしてしまったので、今後、この言葉は、社会で多用されていくかもしれない。

戦前戦中の『国家神道体制』において、国民の人権や自由、さらには命まで軽視した価値判断の、根底にある理念やキーワードは、どれも個別に見れば無難なものが多い。
『教育勅語』も、原文は、「緊急時には公のために奉仕せよ」程度の教えだったが、「国家体制への際限のない奉仕」を、実質的に強制する思想となった。

三原じゅん子議員の発言と、それに対する野党と大手メディアの無反応で、「八紘一宇」という語句は、「日本の国会で使っても全然問題がない言葉」に認定された。
国家神道の政治勢力にとっては、大きなポイントで、今後は、この一見無害な言葉に、様々な解釈が施され、『国家神道的価値観』の宣伝に使われるだろう。

イタリアとドイツ、日本の、第二次大戦期の国家体制は、一般に「ファシズム」と評価されるが、
共通するのは、自国や自民族の「起源」についての、気宇壮大な「物語」を創造し、膨らませ、自国や自民族の優越性の根拠としたこと。
幻想の物語を、自尊心の拠り所にしてしまった時点で、暴走と破滅は約束されていた。

世界を家になぞらえて、「共栄の見本」にする考えは、戦前戦中の日本国内と支配圏で、数多く語られたが、
そこでは、家長や長兄は、常に「日本」であることが当然視され、日本以外の国や民族が「上座に座る」状況は、一切想定されなかった。
自国優越思想を巧妙に擬装する、大きな思考のトリックが、内蔵されていた。

こうした、日本の「自国優越思想に対する無自覚と傲慢さ」に、強い不快感を示す指導者は、日本に「解放されたとされる」植民地にもいた。
フィリピンのホセ・ラウレル大統領は、1943年11月に、東京で開催された『大東亜会議』で、
「大東亜共栄圏は、これを形成するある一国のために、建設されるものではない。

発展の結果として生ずる、特定国家の繁栄を、ある一国が独占することがあってはならない」と警告した。

インド独立を目指して、日本の側に立ったスバス・チャンドラ・ボースも、表向きは東條と仲良くしたが、
側近には、日本以外のアジアを無意識に見下す、東條ら日本人の傲慢さに、不快感を漏らしていた。


荻上チキ・Session-22 @Session_22
TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」生放送中。
今夜は、「三原じゅん子議員が言及した“八紘一宇”」
先ほど入手した、三原議員が予算委員会で配布した資料。




山崎 雅弘 @mas__yamazaki
「本当の『愛国』とはなにか」bit.ly/1B9uNdy でも書いたが、
自国の負の歴史から目を背け、無謬性や、他国との比較での優越性ばかりに目を向けることが、本物の「愛国」だとは思えない。
実際、昭和前期には、その路線を進めた結果、愛したはずの国を、破滅寸前へ追い込んだ。

20世紀のわずか10数年間、この国を支配した『国家神道体制』は、
建国神話や天皇の言葉などを、巧みに援用して、独自の精神世界を作り上げ、
日本国民に、その政治的な創作物語が、「日本の伝統」であるかのように、錯覚させることに成功した。
現在でも、当時の錯覚にとらわれたままの人は、少なくないように見える。

TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」3月18日「三原議員が言及した『八紘一宇』は、どのように使われたのか」は、ポッドキャストで聴ける。bit.ly/18NujCk

「言葉は、使う人の説明する意図だけでなく、過去にどんな使われ方をしたかを、踏まえることも重要」

「八紘一宇」の一件は、非常に手の込んだ、巧妙な、「政治宣伝工作」だと思う。
まず、戦前戦中の、「アジア侵略を正当化する文脈」とは全く関係の無い話で、国会議員が国会の議場で、この語句を繰り返し使う。
意表を突かれるような、全く関係の無い話なので、批判する側も、批判のポイントを絞り込みにくい。

その結果、「八紘一宇」という語句は、
「アジア侵略を正当化する文脈とは、まったく関係の無い意味であれば、国会で繰り返し議員が口にしても問題無い言葉」として、事実上認定され、日本社会での「市民権」を回復する。
いわば、「言葉の名誉回復」を果たしたことになる。
ネガティブなイメージが払拭される。

三原議員によって、「八紘一宇は、日本が建国以来大切にしてきた価値観」という、昭和前期に創り出された政治的フィクションが、国会の議場で語られた時、
誰も、「それは違う」「そんな事実は無い」と指摘しなかったので、現在の国会が、その戦前戦中のフィクションを、「事実」だと追認した形式が、創り出された。

戦前戦中の日本人は、『国家神道体制』が創り出す、「建国神話や、天皇の言葉を、独自解釈で援用した政治宣伝」に疑問を差し挟まず、
引用元の言葉が持つ、「教訓的・美談的側面」に酔い、その解釈が、特定の政治目的を正当化する文脈で使われることに無防備だった。
細部にのみ目を向け、全体には注意を払わなかった。

誰もそれを否定も反対もできない、「正しい教え」を土台に、意味の拡大解釈を重ね、権力行使の道具として使用する。
古今東西の歴史で、数多く見られるパターンだが、
出発点の「正しい教え」だけを議論の範囲とし、「どこが悪いの?」「ならばこの正反対がいいの?」と、論点をすり替える詭弁には要注意だろう。

今回の一件で、国内のさまざまなメディアに、「八紘一宇という言葉はもともと…」という、起源の説明が氾濫したが、
神社本庁などの『国家神道系政治団体』から見れば、この『国家神道』の政治理念を示す語句を、一円の宣伝費も費やさずに、「宣伝」できたことになる。
形式を重視する思考が、最大限に利用されている。

『リー・クアンユー回顧録(上)』の記述、
「日本人は、我々に対しても、征服者として君臨し、英国よりも残忍で常軌を逸し、悪意に満ちていることを示した。
日本の占領の三年半、私は、日本兵が人々を苦しめたり殴ったりするたびに、シンガポールが英国の保護下にあればよかった、と思ったものである」
「同じアジア人として、我々は日本人に幻滅した。
日本人は、日本人より文明が低く、民族的に劣ると見なしているアジア人と、一緒に思われることを嫌っていたのである。
日本人は、天照大神の子孫で、選ばれた民族であり、遅れた中国人やインド人、マレー人と、自分は違うと考えていたのである」

これが八紘一宇の実態。

そのリー・クアンユー氏の、葬儀に出席した日本国の首相が、インドのモディ首相の横で、居眠りする姿が報道され、話題になっているが、
太平洋戦争で、日本軍が、シンガポールで何をしたかについては、こちらを参照。
on.fb.me/1xNQJPL 
イスラム国の蛮行は、異世界の出来事ではない。

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リー・クアンユーの証言
「深刻なのは、(日本の)指導者たちの、過去の戦争で行われた残虐行為に対する姿勢だった。多くは、いまだ曖昧な態度で、言を左右にしている」

2015年3月23日
https://www.facebook.com/notes/小西-誠/リークアンユーの証言深刻なのは日本の指導者たちの過去の戦争に対する残虐行為に対する姿勢だった-多くはいまだ曖昧な態度で言を左右にしている/784797608263195

シンガポールの名宰相、リー・クアンユー氏が亡くなった。
政府・メディアは、「奇跡の経済成長」をとげたと、彼の功績を評価するが、
氏の遺言とも言えるあの大検証、(大虐殺)に対する「日本の戦争賠償」責任追及を、黙殺している。
以下は、拙著『シンガポール戦跡ガイド』の解説と、『リー・クアンユー回顧録』の証言。

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●華人大検証(大虐殺)とは?

大本営の計画的な華人大虐殺

1942年2月15日、シンガポールを占領した第25軍は、前述のように、当初、市内の警備を憲兵隊に担当させ、次いで同17日には、第5師団・歩兵第9旅団長の河村参郎少将を、シンガポール警備司令官に任命した。
この任命を受けた河村に対し、第25軍司令官・山下奉文は、直ちに「抗日分子絶滅の掃討作戦命令」を下した。 
対象は、「元義勇軍兵士・共産主義者・略奪者・武器を隠している者」などであり、掃討作戦の期間は、2月21~23日の間であった。

この方法として、指揮下の地域の周辺に「哨兵線」を張り、逃亡を防ぎ、その地域を五つの地区に区分し、抗日分子などを区別・分離する。
また、全ての抗日分子を、秘密裡に処分するというものだ。
この作戦の直接の監督は、辻政信参謀にするとした(『シンガポール華僑粛正』高文研)。
こうして、アジア・太平洋戦争での、日本軍のもっとも非道な行為、重大な民間人虐殺事件とされる、「華人大検証」(粛清)が始められた。 
この政治的・軍事的目的は、以下の、河村警備司令官声明に示されている。

「昭南港ノ華僑ハ、今ニ至ル迄重慶政権ノ宣伝ニ誤ラレ、英国ト協力シ重慶政権ニ対シ政治経済上ノ援助ヲ続ケ来レリ。
即チ或ハ義勇軍ヲ編成シテ英軍ニ参加シ……此等反逆ノ華僑ヲ掃蕩シ治安ヲ確立シ、以テ民衆ノ安泰ヲ図ルハ、現下最モ喫緊ノコトナリ……」
(昭南日報2月22日付・昭南警備司令官声明) 

この声明に表れているように、華人の大粛正の目的は、重慶政権への援助の阻止だ。
つまり、長期化・泥沼化している中国との戦争に、苛立った大本営が、シンガポール占領を機に、「援蒋禁絶」「抗戦力の減殺」の方針のもとに、計画的に行った占領政策であったのだ。
現地司令官の山下奉文も、この大本営の命令を、遂行したに過ぎないのである。


およそ5万人の華人の虐殺

これらの軍命令の下、憲兵隊は2月19日、シンガポールの青壮年男子の華人に、市内数カ所への集合を命令した。

「昭南島在住華僑18歳以上50歳までの男子は、21日正午までに、指定の五つの地区に集合すべし」
(日本軍司令官布告)

この最初の3日間の大検証は、第1次粛正と言われるもので、その後、大検証は、2月28日よりの第2次粛正(近衛師団による)、そして、3月上旬まで第3次粛正と、3回続いたのだ。

この3回にわたる「大検証」(粛正)で、在シンガポールの華人約5万人が殺されたと言われる。
河村参郎シンガポール警備司令官の日記では、「処分人員は総計約5千名」[2月23日の隊長会議報告]と明記されている。ただし、2月23日の時点である)
その対象は、「元義勇軍兵士・共産主義者・略奪者・武器を隠している者」とは名ばかりで、
「学校教師・新聞記者・専門職・社会的地位のある者」のほか、「小学校以上の学歴所有者」「財産を5万ドル以上持っている者」なども含まれ、
実際は、何の基準もない恣意的なものだったという(軍事裁判での河村証言)。
こうして、無差別に選ばれた華人たちは、シンガポールの島内の各所で、大量に銃殺・刺殺されたのだ。



大量虐殺の現場

この大虐殺の最初の現場が、すでに本書で紹介してきた、チャンギ・ビーチであった。 
ここでは、2月20日、トラック2台に後ろ手に縛られた華人約70人が連行され、海岸の波打ち際で、二列に並ぶように命令された。
そして、日本軍の機関銃の一斉射撃が始まり、情け容赦のない大虐殺が行われた(チャンギ海岸には、記念碑が建立)。


すでに紹介してきた、『シンガポール華僑粛正』や『日本のシンガポール占領』(凱風社)によると、その虐殺の状況は、以下のようであった。 
まず、タナメラ海岸(現在は、海岸の拡張で、チャンギ国際空港の下になる)に、ある政府官吏の1人は、120人の人々と一緒に連行された。
また、別の官吏は、トラック20台ぐらいで、まとまって連行された。

この彼らのいずれも、波打ち際で機関銃で撃たれ、倒れた者は、銃剣でトドメをさされた。
ここでは、およそ千人が殺されたという。
セントーサ島北端のコンノート要塞(現ゴルフ場下)では、ここを警備していた義勇軍兵士が、沖合から機関銃の音がするのを聞いた。
それによると、ランチの上から水中に向かい、機関銃が撃たれ、銃声は毎日2回~4回、これが2~3日も続いていたという。 
この他では、ブキ・ティマ・ロード沿い、ベドック海岸、ボンゴール海岸など、島内の15カ所で、大虐殺が行われたのだ。


「華人掃討命令」を証言する日本軍将兵

シンガポールの華人大虐殺は、当時、この占領直後に、軍に配属されていた多くの日本軍将兵によって、証言されている。 
1942年3月以降、シンガポールなどの治安維持の担当者であった、大谷敬二郎憲兵中佐は、
「日本軍の暴虐として、世界の批判にさらさるべき最大の汚点」(大谷著『憲兵』)と非難している。

すでに引用してきた、シンガポールの元近衛師団通信小隊長・総山孝雄『南海のあけぼの』(叢文社)の証言を、もう少し詳しく述べよう。

軍司令部から各師団に、『華僑の抗日分子を摘発して、厳重に処分せよ』という命令が出た
厳重処分というのは、処刑しろという意味である。
……住民の密告によって、急襲したりして、少数のものを逮捕・処刑して報告していたところ、軍参謀から、数が少ないと電話でどやしつけられたという。
例のT参謀らしい。

『五師団は、すでに300人殺した。十八師団は500人殺した。近衛師団は何をぐずぐすしているんだ。足らん。足らん。全然足らん』
……やむなく補助憲兵の小隊は、ある町の一角を包囲して、すべての男子を駆り出し、一列になって検問所を通らせた。
しかし、そんな検問で、抗日ゲリラが見分けられるはずがない。
それで、検問係の下士官は、それを人相によって右と左に振り分けたという……
100人になると、それをトラックに積んで、チャンギー要塞近くの海岸に運び、機銃で掃討して、死体を海に棄てた


また、シンガポール上陸の第一線部隊で戦った、第18師団第114連隊の曹長・荒井三男は、『シンガポール戦記』(図書出版)で、次のように証言する。 

第25軍が、慰霊祭(この戦争の戦死者の3507人の慰霊祭)を施行した翌日から、シンガポールで、残虐な血の粛清がはじまった。
……第一回目は、シンガポール島内20数カ所で、約6〜7000人、第二回目はジョホール水道付近で、約4〜5000人と、合わせて10000人前後が処刑されたという(数は辻政信・軍参謀談
)」

このシンガポールでの華人虐殺が、約6~7000人というのは、その実行責任者・辻参謀の言動を根拠にしているものだが、
いずれにしても、日本軍のシンガポール占領直後に、華人の大虐殺が行われたことは、多くの日本軍の将兵が証言しているのだ。 
この大検証(大虐殺)責任者として、戦後処刑されたのは、歩兵第九旅団長・河村参郎少将(昭南警備司令部司令官)、第2野戦憲兵隊長・大石正幸中佐などであったが、
しかし、この最高責任者は、山下奉文軍司令官であり、直接指揮したのは、大本営参謀・辻政信であったことを、明記しなければならない(この辻政信が、戦犯を逃れたことは重大だ)。


約10万人ともいわれるマレーシアでの大虐殺

このジョホール・バル―シンガポール陥落後には、マレーシアでも、華人の大虐殺が行われた
これは、第18師団の犯行と言われている。
この華人虐殺は、ジョホール・バルの王宮の、西側の広場で実行された。
広場には、100メートルあまりの長さの壕が、2~3メートルの間隔に2本、10列に掘られていたという。

この壕では、一列ずつ、その壕の前に座らせ、後ろから機関銃で撃つ
すると、ひとりでに壕の中に落ちるので、直ちに兵がすっ飛んできて、円匙(小型シャベル)で埋めるというものだ。
ここでは、全体で、約3千人が殺されたという。
だがこれは、マレー半島での処刑の一部にすぎない。
マレー半島では、50カ所という華人の村のほとんどで、日本軍による虐殺が行われた
また、都市部でも、「敵性華人」と見られた人々が、虐殺されたという。
さらに、ジャングルに近い村々では、皆殺しに近い虐殺も行われた、と伝えられている。
(マレー半島の人口は、1940年に約550万人、うち中国系マレー人235万人、マレー人228万人、インド人74万人、ほか先住民など)。

シンガポール初代首相・リー・クアンユーの証言

シンガポールでの「大検証」という、華人虐殺の実態については、近年、本書で紹介した「口述歴史センター」を含め、シンガポールの中からも詳細な証言が記録されている。
ここでは、シンガポールの初代首相で、1990年に首相を辞任して以降も、未だにシンガポールにおいて絶大な影響力を保っている、リー・クアンユー氏の体験を紹介しよう。 
氏は、以下のように証言している(『リー・クアンユー回顧録(上)』日本経済新聞社)。

「日本兵が、我が家から立ち去ってまもなく、華人はすべて、尋問を受けるため、ブサール通りの華人登録センターに集合するよう、日本軍からの命令が来た。
近所の人が、家族と一緒に出向くのを見て、私も行ったほうが賢明だと思った。
家にいて憲兵隊に捕まると、必ず罰があるからだ。
私は、テオンクーと集合場所に向かった。
人力車の運転手寮にあるテオンクーの部屋は、鉄条網で囲まれた境界線の中にあった。
数万人の華人家族が、小さな一区画に押し込められていた
すべてのチェック・ポイントでは、憲兵隊が見張っていた。
憲兵隊の周りには、何人かの現地の人々や、台湾人がいた。
私は記憶していないが、彼らの多くが、顔が分からないよう頭巾をかぶっていた、との話を聞いている。

テオンクーの部屋に一泊した後、私は思いきって、チェック・ポイントから出ようとしたが、憲兵隊は外出を許可しなかったばかりか、中に集められていた華人青年グループに加わるよう、指示したのである。
本能的に危険を感じた私は、番兵に荷物を取りに部屋に戻る許可を求めると、それは許可され、私はテオンクーの部屋で、一日半を過ごした。
それからもう一度、同じチェック・ポイントから出ようとすると、理由ははっきりしないけれども、許可が出たのである。
私は、左の上腕とシャツの前部に、消えないインクを使ったゴムのスタンプが押された。

漢字で、「審査済み」のマークがあれば、私が当局のお墨付きをもらった証明だった。
私は、テオンクーと家まで歩いて帰った。
私は本当に胸をなでおろした。
人間の命や生死に関わる決定が、こんなに気まぐれに安易になされるとは、私にはとても理解できることではない
私は、マレー半島作戦を計画した、辻政信大佐による反逆者一掃作戦から、かろうじて逃れたのである」


別のカ所で、リー・クアンユー氏は、日本の戦後のあり方をも、痛烈に批判している

日本人は、我々に対しても、征服者として君臨し、英国よりも残忍で、常軌を逸し、悪意に満ちていることを示した。
日本の占領の3年半、私は、日本兵が人々を苦しめたり殴ったりするたびに、シンガポールが英国の保護下にあればよかった、と思ったものである。
同じアジア人として、我々は日本人に幻滅した
日本人は、日本人より文明が低く、民族的に劣ると見なしているアジア人と、一緒に思われることを嫌っていたのである。
日本人は天照大神の子孫で、選ばれた民族であり、遅れた中国人やインド人、マレー人と、自分は違うと考えていたのである(『リー・クアンユー回顧録(上)』)」


「池田勇人首相との会談で、私が取り上げたのは、〝血の負債〟すなわち戦時中の、日本軍によるシンガポール人虐殺に対する償いの要求だった。
池田は、シンガポールで起こったことに対して、「心からの遺憾の意」を表明したが、謝罪はなかった
首相は、日本国民が、「故人の精神に対してなされた不当な行為」を償いたいと述べ、過去の行為が、両国の友好関係の発展を阻害しないことを願うといった。
だが、補償問題の結論は、保留となった。
首相も側近たちも、実に丁寧で、なんとかこの問題を解決しようとしていたが、被害を受けた他国から、補償要求が殺到することを恐れ、先例を作るのをためらっているように見えた
両国がこの問題を解決したのは、シンガポール独立後の66年10月で、5000万ドルの補償金は、円借款と無償供与が半々だった(『リー・クアンユー回顧録(下)』)。

日本は、経済大国として、先進国首脳会議の正式メンバーとなり、世界の主要国として果たすべき役割を、模索し続けてきた。
とりわけ深刻なのは、指導者たちの、過去の戦争に対する残虐行為に対する姿勢だった。
西ドイツの政治指導者は、明確に、戦争犯罪を認めて謝罪し、犠牲者に賠償を支払い、若い世代に戦争犯罪の歴史を教えて、再発を防ぐ努力を行ったが、日本の指導者はどうだろう? 
多くは、いまだ曖昧な態度で、言を左右にしている
天皇への配慮に加えて、国民を困惑させたくない気持ちや、先祖を侮辱したくない思いがあるのだろう。
理由のいかんを問わず、歴代の自民党政権は、日本の過去と向き合うことはなかった(『リー・クアンユー回顧録(下)』)」



●シンガポール軍事法廷での処刑

日本軍が無条件降伏し、アジア・太平洋戦争が終わった後の1945年9月5日、イギリスは、再びシンガポールに上陸し、9月12日には、日本軍との降伏の調印式を行った(シティ・ホール)。
シンガポールを占領し、軍政を敷いたイギリス軍は、直ちに大検証(大虐殺)を含む、日本軍戦犯の調査を開始した。
こうして、大検証の戦犯裁判は、1947年3月10日より、シンガポールのヴィクトリア・メモリアル・ホールで開かれた(開始が遅れたのは、担当責任者の事故死によるという)。

この事件で起訴されたのは、西村琢磨(近衛師団長)、河村参郎(シンガポール警備司令官)、大石正幸(第2野戦憲兵隊長)、横田昌隆(憲兵)、城朝龍(憲兵)、大西覚(憲兵)、久松春治(憲兵)、水野銈治(憲兵)の8人であった。 
法廷では、虐殺で生き残った人々や目撃者が、多数証言し、日本側の「第25軍の命令に従った軍事作戦」という弁護を、当然ながら退けた。
こうして、同年4月2日の判決は、河村参郎と大石正幸に絞首刑、他の6人には終身刑が言い渡された。
2人の処刑は、6月26日、チャンギ刑務所で執行された。

だが、この裁判の死刑判決が、2人だけにとどまったことは、現地の人々からは、強い抗議が巻き起こった。 
そして、この大虐殺の実行責任者・辻政信が、GHQの妨害の中で逃亡し、戦犯を免れたことは、
戦犯裁判の不徹底性はもとより、戦後の米軍支配下の占領政策の、重要な問題性を突きつけている。
(大虐殺の現場での最高責任者・山下奉文は、フィリピンの軍事法廷で、シンガポール華人虐殺とマニラ虐殺などの責任を問われ、絞首刑に処せられた)


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コメント
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どいつもこいつも!

2017年07月08日 | 日本とわたし
まずは郷原信郎氏が書かれた記事です。
激しく同意しますので、ここに紹介させていただきます。

「防衛大臣の職責」を自覚しない稲田氏 即刻解任を
【BLOGOS】2017年7月7日
http://blogos.com/article/233229/

稲田朋美防衛大臣が、九州北部での記録的な豪雨で、自衛隊が災害対応に当たっていた7月6日、
昼の1時間余り防衛省を不在にして、民間人との防衛政策の勉強会に出席し、
その間、40分間は、副大臣、政務官の「政務三役」が不在であったことが、批判にさらされている。

石破元防衛大臣は、

防衛の仕事は、5分、10分の遅れが、思わぬ結果を引き起こすことがあり、近くにいたから問題ない、ということではない。
防衛省としてあるまじきことであり、原因を解明し、そういうことが二度とないようにすべきだ。


と述べたとのことだが、全くその通りだと思う。


防衛大臣は、他国の侵略的な行為への対応や防衛出動に関して、重要な職責を担うものだが、
ある意味では、それ以上に重要なのは、重大な災害で、国民の生命が危険にさらされているときに、
防衛省のトップとして、自衛隊組織の人的・物的資源を、どこにどのように配置するのかを、刻々と変化する状況の中で、適切に判断することであろう。
しかも、災害への対応は、防衛省だけで行うものではない。
全国の消防組織を統括する、総務省消防庁、被災地の自治体などとの連携、それらを統括する首相官邸と、
常時、緊密な連絡をとり、必要な調整を行うことが、防衛大臣に求められる、極めて重要な職務である。

稲田氏が、防衛省を不在にした昨日正午頃は、九州北部を襲った豪雨で、数十万人に避難指示が出て、
しかも、各地に孤立した地域があり、一刻も早い救助を待ち望んでいる人たちが大勢いた。
そのような状況で、民間人との「勉強会」に出席していたというのは、重大かつ深刻な豪雨災害の被災者や、その安否を気遣う家族の心情を思うと、絶対に許せないものである。

稲田氏が出席した「勉強会」というのも、支援者ら中心のイベントであろう。
被災者の救援より、そういう「勉強会」を優先する稲田氏の姿勢は、一般の国民より支援者・お友達との関係を優先する、森友学園・加計学園問題等での、安倍首相の姿勢と共通するものである。


都議選の応援演説で、

防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてお願いしたい。

などと、防衛大臣にあるまじき発言をし、直後に発言を撤回した際には、

緊張感を持って職務に臨む。

などと述べていたが、その言葉は一体何だったのか。


稲田氏は、

複数の政務三役が近くに所在し、速やかに戻ることができる態勢をとっており、対応に問題があったとは考えていない。

と述べているとのことであり、菅義偉官房長官も、会見で、

問題はないと思っている。
大臣も含めてすぐ近くに所在し、秘書官から随時連絡を受けて、速やかに省内に戻る態勢だった。


と述べたとのことだが、
平時において、「不測の事態」の発生に備えるというのとは全く異なり、既に重大な災害で、多くの人の命が危険にさらされているのである。
何かあったら連絡を受けて、防衛省に戻れば良いという話ではない。
国土の防衛のために配備されている、陸海空の自衛隊を、防衛面での影響を最小限にしつつ、最大限、効果的に、九州での豪雨災害の救援対応をするために、
防衛大臣として、他の機関との連携をとりつつ、全力で対応に当たらなければならないのは当然である。

「連絡を受けて防衛省に戻ればよい」などというのは、稲田氏も、菅氏も、今回の豪雨災害を、不当に軽視しているとしか思えない。
「国民の命を守る」という、防衛大臣の最大の職責を、全く自覚しているとは思えない稲田大臣は、即刻解任すべきである。

これ以上、このような人物を、防衛大臣の職にとどまらせることは、国民として到底納得できることではない。


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その稲田氏が、どんなにヘマをしようとも、まったくお構いなしを通しているのは、他の誰でもない安倍首相です。
同じ穴のムジナ、もしかしたらさらに程度の低い者だからこそ、何が問題なのかもわからないのでしょうか?

安倍首相が、「こんな人達=選挙妨害の左翼活動家」と攻撃するFBに、「いいね!」を押していた!
【LITERA】2017年7月6日
http://lite-ra.com/i/2017/07/post-3295-entry.html

「こんな人たちに負けるわけにはいかない」──安倍首相が、都議選の応援演説で言い放った言葉が、いまなお波紋を広げている。
なにせ、一国の総理大臣が、国民に対して暴言を吐いたのだから、当然だろう。

だが、安倍首相には、謝罪する意思がないどころか、完全に「敵」だと考えているらしい。
というのも、反対の声をあげた国民を、「選挙妨害の左翼活動家」とバッシングするフェイスブック投稿に、またも「いいね!」と評価していたからだ。

安倍首相が「いいね!」したのは、自民党の永田壮一・千代田区議が、7月3日に、Facebookへ投稿した文章
千代田区といえば、安倍首相が、件の演説を行った秋葉原を擁する選挙区で、永田区議も当日演説に駆けつけていたようだが、その永田区議の投稿では、こんなことが書かれている。

安倍総裁の「こんな人達に負ける訳にはいきません」という演説を受け、
報道では、
こんな人達=都民ファースト支持者
真実は、
こんな人達=選挙妨害の左翼活動家


都議選で、自民党が歴史的大敗したのは、さまざまな大臣たちの失言だけではなく、
森友・加計学園問題において、説明責任をまったく果たさない、人を食う安倍首相の傲慢さに、下された審判であることは間違いない。
いや、特定秘密保護法や安保法制、共謀罪など、安倍首相の独裁的で憲法を軽視する政治に対して、反対の声をあげてきた国民は数多い。

だが、安倍首相は、そうした“怒り”をもつ国民を、すべて〈選挙妨害の左翼活動家〉だと、決め付けにかかっているのだ。

安倍首相は今年5月にも、加計学園問題を追及する朝日新聞を「言論テロ」とする投稿に、「いいね!」していたことが問題になったばかり。
口には出せない鬱憤を「いいね!」で晴らすとは、まったく総理としての知性を疑わざるを得ないが、それは他の議員も同様。
事実、安倍首相を反対するコールを行った国民を、〈反社会的共謀組織〉〈政治テロリスト〉〈テロ等準備罪で逮捕すべし!〉と書かれた投稿に、
自民党の工藤彰三衆院議員が、「いいね!」を押していた
ことが問題となっている。





しかも、安倍首相の「こんな人たち」発言を、安倍首相同様、官邸も、反省するどころか、
〈左翼活動家〉〈政治テロリスト〉などと、同じようにイメージを植え付けることで、さらに“味方と敵”に分断しようと躍起になっている。

それを象徴するのが、菅義偉官房長官の発言だ。
記者会見で、菅官房長官は、「(発言は)まったく問題ない」「きわめて常識的な発言」と断言
「なぜ問題ないのか」と、東京新聞の望月衣塑子記者が食い下がると、「問題ないから」と、いつものように国民を馬鹿にしたような回答しか返さなかった。

これは無論、安倍応援団たちも、同じ態度だ。
本日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では、コメンテーターの高木美保が、安倍首相の「こんな人たち」発言を、
「民主主義や多様性を軽んじていたのでは。悲しいものを見てしまった」と批判。
すると、“官邸のスポークスマン”こと田崎史郎・時事通信社特別解説委員は、なんと、こうやって反論しはじめたのだ。

「そこで反対してた『安倍さん辞めろ』と言っていた人たちには、多様性があったんですか?」
「多様性は、安倍総理ももたなきゃいけない。
でも、批判する側も、安倍さんの意見もある程度受け入れる、発信を認めるかたちにしていかないと、民主主義は成り立たない」


田崎の弁は、最高権力者たる安倍首相と、一般国民の圧倒的な力の差を、まったく無視したうえ、あきらかに、反対者は組織に動員された者たちと言わんばかりだが、
7月4日放送の『バイキング』(フジテレビ)では、前横浜市長の中田宏も、「これねえ、ちょっとプロ的解説するとねえ」と、もったいぶった後、こう述べた。

「見る人が見るとわかるんだよね。
小籔さんはわかってたけど、あのヤジってる反対派っていうのは、組織的活動家なんですよ。
安倍さんたちはわかってるわけ。
あそこから見て。
『あー、来てる来てる。反対陣営の組織が来てる』って」


中田といえば、加計学園が運営する岡山理科大学や、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学で客員教授を務めるという、
まさに安倍首相と同じく、加計学園とズブズブの関係にあるわけだが、一体、どうして、「組織的活動家」などと言い切れるのだろう。
さすがに、このような中田の発言には、MCの坂上忍も、
「我々一般人の発言の自由があるとする。
こっち(安倍首相は)国の最高権力者ですよ? 
これ同じなんですかって、俺はお聞きしたいわ! 
だって重みが全然違うし、圧力が全然違いますよ!」
と、声を荒げて反発したほどだった。

また、同日7月4日に、日本外国特派員協会で記者会見を開いた百田尚樹は、圧力団体「放送法遵守を求める視聴者の会」の新代表らしく、“メディアの偏向報道だ!”と、お得意の陰謀論を開陳した。

「これを報道した日本のテレビ局は、画像の切り取りをやりました。
実際の映像を見ると、反対派が陣取っているのは、ほんの一角だけでした。
ところが、日本のテレビ局は、その一角だけをクローズアップして放送しました。
これは、非常に汚い報道のやり方です」


しかし、この百田の発言に、フリージャーナリストの田中龍作氏が、「私は現場にいた」と前置きし、
「全方位から安倍さんへの批判は飛んでいた。百田さんは現場に行かれたんでしょうか?」と質問すると、
百田は、「行っていません」と返答。
田中氏が、「百田さんこそ、フェイクニュースじゃないですか」と反論したのだった。

だが、こうした「画像の切り取り」と同様に、報道の仕方を問題にする声は、ほかにもあがっている。
お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規は、4日放送の『ちちんぷいぷい』(毎日放送)で、こう語った。

「安倍さんの、『こんな人たちに負けるわけにいかない』というところを切り取って、自分を非難する人たちを『こんな人たち』と呼んでいる、という報道がよくなされているんですけど」
「(安倍首相は)演説を聞かずに妨害をするという人たちには、『負けるわけにはいかない』という文脈だったと思うんですね」


そして、宇治原は、このような報道のされ方を、「フェアじゃないなと思う」と主張したのだ。
安倍首相が、〈選挙妨害の左翼活動家〉だとする意見に、「いいね!」していたことがわかった今となっては、宇治原の見立ては虚しいばかりである。

第一、宇治原の指摘は、重要な前提が省かれている。
演説カーに乗ってマイクを握り、大音量で言いたいことを言える総理大臣に対し、国民は、自らの意思を示す方法が限られている。
そうしたなかで、反対する意思を表した人びとに対して、「こんな人たち」と言い捨てたことが問題なのだ。
同時に、その根本には、「自分に反対する者は国民ではない」という、危険極まりない捉え方があることを、指摘しなくては意味がない。

さらに、ここまで挙げてきたように、安倍首相をはじめ、官邸や安倍応援団たちは、「組織的活動家の犯行」と決め付けにかかっている。
これは、沖縄の基地反対運動における、「反対しているのは一般市民じゃない」という、ネトウヨたちが流しているデマや主張とまったく同じものだ。
こうやって、権力にとって都合のいい国民を「一般市民」、反対する国民を「一般的じゃない市民」に分けることで、「弾圧してもいい人びと」という印象付けを、図ろうとしているのはわかりきっている。

安倍政権に批判的なメディアは、「言論テロ」とし、憲法に保障された正当な権利を行使し、政権に反対の意志表示を行う国民を「左翼活動家」と非難する──。
安倍首相が、「いいね!」ボタンで宣言する危険な本質には、それこそもっと、批判がくわえられるべきだろう。

(編集部)


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おまけ

同じく安倍首相ヨイショ組の片山さんが書いた、『プロの活動家による妨害』説に、いいね!を押している懲りない総理私人の昭恵さん

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米国『いつもになく穏やかでゆっくりな独立記念日』事情

2017年07月07日 | 米国○○事情
一昨々日の話を今頃するのもなんだけども、そういや独立記念日だったな…みたいに独立記念日が過ぎてしまっていたので、書くタイミングを逃してしまった。
というか、ルエルとイライザとの時間の濃さが、夫とわたしの心と体にしっかりとしみこんで、家に戻ってからの丸二日間は、何をどう考えたらいいか、何をどうしたらいいかわからなくなっていた。

だから、独立記念日のお祝い行事を観に行くこともせず、花火を観に行く気分にもなれなかった。
まあ、たまにはこんな独立記念日もいいだろう。

うちの畑では、やっと夏らしい日差しを得たからか、菜っ葉や小かぶがすくすく育ち始めた。


今年は、深い方の畑に大根も植えたのだけど、うまく育ってくれるかなあ…。

とにかくこれからしばらくは、畑から採ってすぐのパリパリ菜っ葉を、手で適当に千切り、ムシャムシャいただく至極の時を過ごせる。
本当にありがたいったらありゃしない。

夕方近くになって、お隣のエステラ&ロバートから、夕飯を食べにおいでよとお誘いがあった。
彼らが引っ越してきてから早4年。わたしたちが引っ越してきてから早8年?!
いつもはうちで一緒に軽く食べながらワインを飲む(夫とエステラとロバートの三人だけ)、というのが定番だったので、今回のお誘いは初めてのこと。
フルーツサラダを持ってお邪魔すると、二人はなんだか妙に緊張しているのだった。
それまで絶対に見せてくれなかった(エステラは超完璧主義で、中途半端な状態を見られるのはイヤだとずっと言っていた)家の中にも案内してもらった。

これを使うのは2回目なんだと、ちょっと照れ笑いしながら調理するロバート。


うちのはずっと前にガレージセールで買った、すごくシンプルで古いバーベキューコンロなのだけど、夫はとりあえず気に入って使っている。
いつか、まあまだまだ遠い先の話だけど、裏庭にパティオを作ったら、その時にはこういう本格的なコンロを置けるかもしれない。
焼いてくれた羊肉もトウモロコシも、どちらもとても美味しかった。

エステラたちの家からの、(我々と共同で買った)庭の眺めは、うちから見たそれより、うんと広々として見える。


カエデの爺さんだって、うちからよりもハンサムだ。


もうすっかり夜だというのに、空はまだこんなに明るい。



さて、話はまったく違うのだけど、オーディションの結果が2日に送られてきた。
その時はカナダにいたので、さっと目を通しただけだったのだけど、それでもやっぱりしみじみと嬉しかった。
アンサンブル部門で3位。
結局、やはり全体の演奏の質が良過ぎて、29曲から6曲に絞ることができず、カーネギーホールに掛け合って、2度に分けて(来年の1月と3月)コンサートを開くことになった。
だから、合格できたのは29曲中12曲。
エリオットとわたしは、3月のコンサートで演奏する。
オーディションに際しては、たったの10日しか練習することができなかったので、オーディションで演奏する分(約2分間)のみに集中して練習した。
残りの5分半の楽譜はこれから始めるところなので、来年の3月まで時間があるのは、わたしとしてはとてもありがたい。
エリオットが「この曲はピアノのために書かれたような曲で、ヴァイオリンは伴奏だと言ってもいいくらいなんだ」と言って笑ってたけど、
確かに、どちらが中心ということではなくて、互いに音を歌い上げながら、時には寄り添い、時には離れ離れになりながら、二つの心を織り込んでいくというような感じがする。
これは随分と時間をかけて、お互いによく話し合いながら、曲を練り上げていく必要がありそうだ。
そういう作業は好きなので、すごく楽しみ。
インターネットの中で応援してくださったみなさんに、心からありがとうと言いたい。


またまた話はまったく別なのだけど、最近、楽譜などの買い物をインターネットでする際に、うちの住所が問題になることが増えた。
この問題は、ここに引っ越してくる前から発生していたのだけど、原因はこれ。




単語のスペルが間違っているのだ?!
カタカナ読みの『ウィンザー』は、英語で書くと『Windsor』なのだけど、なぜか我が通りの『ウィンザー』は『Winsor』…。
”n”と”s”の間に”d”が無い。
こちらで何かの手続きをする時に、この”d”無しが大いに混乱を招く。
まず間違いなく、わたしがスペルミスをしていると疑われる。
次に、いや、町の標識がこうなんですと言うと、まあここには”d”を入れといてください、などと言われる。
そんなこんなで、一体どの時に”d”を入れて、どの時に”d”を入れなかったか、よくわからなくなってしまい、それが原因で手続きが滞ったり、配達が一時停止されたりする。
グーグルマップは必ず混乱して、変な場所に案内するもんだから、うちに初めて来る人は大抵、なんか変なとこに着いちゃったんだけど…と、疲れ果てた声で電話をしてくる。

やっぱり町の議会に陳情した方がいいのかなあ…。
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8月の法務省人事までなんて待てません!ぐずぐずしてないでちゃんと仕事をしてください、東京地検特捜部!

2017年07月07日 | 日本とわたし
自民党オトモダチ議員の姿が見え隠れする、金と権力に擦り寄るウジ虫集団…。
その筆頭が、漢字も読めず、単語の使い方もわからず、法律も憲法も、人から教えてもらわなければほとんど理解できず、
何かというと『総理大臣』だの『最高責任者』だの、よほどそれが嬉しいのか、意味不明の文脈の中に何度も何度も繰り返す男です。

その男は、事実に関心が無いのです。
だから、誤った認識に基づいて、堂々と声高に、トンデモな持論をダラダラと話していても、全く恥ずかしくないのでしょう。
その文脈は、何度聞いても、文字起こしして読んでも、言っている意味がわからない、劣悪で意味不明な内容です。
なのに、非難されると即座にキレて、人格攻撃や野次飛ばしに講じます。
しかもその内容もまた、正しくないことが多いのですから最悪です。

立場が危うくなると、二言目には「だから民進党は」と言って、答弁をはぐらかす。
追求されると、「だったら対案を出してくださいよ」と言う。
〈アベ政治を許さない〉と書かれたうちわを手にした市民に向かって、「そんな恥ずかしいことはやめていただきたい」と何度も叫ぶ。
非難する人たちを指差して、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」などと叫ぶ。

巨大な権力を有する政府だからこそ、市民の非難には耳を傾け、受け入れなければならないのに、
そのような懐の広さや胆力のかけらも無い、物事を想像する知性もない、『総理大臣』『最高責任者』という役職名が好きで好きでたまらないオトナコドモは、
「こんな人たち」だの、「恥ずかしいこと」だのと、上段からマイクを通して怒鳴りつけるばかり。

けれども、自分の立場を守ることにかけては際長けている。
逆にいうと、この男ならと踏んで、最大限に利用している組織が守っているとも言えるのですが。

でも、それにしても、ここまで最悪な総理大臣は、まあ無かったのではないかと思います。

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加計学園の獣医学部新設を抱える愛媛県今治市は、『三つの爆弾』を抱えている。

■ 一つ目の爆弾
「192億円にのぼる総工費のうち、県と市が負担する96億円」


この総工費がまた怪しい。
獣医学部施設などの建設費用は148億円で、坪単価は約150万円
大学病院の建設費用の相場は、坪単価87万円で、加計学園の獣医学部は相場に比べると7割以上高い
しかも、今治市は、3月末に補助金の決定通知を出しているのに、建設費用の根拠を最近になってようやく計算し始めた。

この工事の設計と管理を請け負っているのは、加計学園のグループ企業であるSID創研
建設を受注したのは、岡山市のアイサワ工業と大本組
アイサワ工業は、岡山1区選出の逢沢一郎衆院議員(もちろん自民党)の従兄が経営する会社

ちなみにアイサワ工業は、逢沢氏の政治団体に750万円(15年)、自民党の政治資金団体「国民政治協会」に30万円寄付している
逢沢氏は、加計学園の国際交流局の顧問を、30年ほど続けている


■ 二つ目の爆弾
「『総理のご意向』で獣医学部の新設が決まったときと同じく、今治市でも、獣医学部新設で正当な手続きを経ていないこと」


市に入札が実施されたかどうかを尋ねても、明確な回答がない。
補助金の金額が決定したときの経過も不透明。
補助金の全て(市議会などで説明されていた市の負担最大額64億円より、32億円多い96億円)を市が負担することになっていて、市はそれを即日決済で決めた。


■ 三つ目の爆弾
「現在、獣医学部の設置が妥当かどうかについて、文部科学省の大学設置・学校法人新議会によって審査されている。
認可・不認可の決定は8月末に予定されているが、認可が下りるかどうかが不明」


もし不認可になった場合、今治市だけが大きな負担を背負う可能性がある。


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『今治加計獣医学部問題を考える会』より出された、加計晃太郎(孝太郎は通称)氏への公開質問状
https://drive.google.com/file/d/0Bwn0gDRQzVfnZV9iQWlSQXFpQnc/view







公開質問状

拝啓 盛夏の候、貴学ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
私たちは、今治市で、国家戦略特区における獣医学部開設に関する一連の疑惑について、真相の究明を求める市民団体です。
今回の獣医学部設置につきまして、貴学と今治市は、長い準備の過程を経て来たことは認識しております。
しかし、昨今の、全国的な報道で騒がれてきたように、獣医学部の設置に関して、安倍総理らによる不適切な働きかけがあったのではないかという疑惑に対して、
今治市民・国民に対して、十分な説明が行われていない中、獣医学部の建設工事だけがなし崩し的に進んでいる現状に、強い不安と危惧を覚えております。

今治市に問い合わせても、満足な回答を得られていない疑問が数多くあり、下記のとおり、公開質問をさせていただきたく存じます。

日々、ご多忙のことと存じますが、2017年7月13日(木)の18:00までに、FAX0898-35-0577までにご回答くださいますよう、何卒お願い申し上げます。



■質問事項■

○ 今治市に建設中の、獣医学部に関する設計図面、および建築費の積算根拠を示す書類一切を、開示下さい。
文部科学省大学設置室、および私学行政課に問い合わせたところ、貴学が当該書類を開示してはならないという規制はない、ということを確認しています。

○ 貴学が、文部科学省に提出されている、「寄附行為認可申請書」(平成29年3月31日申請)の中に記載されている、施設費148億1,587万円を、
延床面積32,528㎡で割ると、建築単価は150万円/坪となり、通常の鉄骨造の建築単価から考えても、倍近い金額です。
なぜこのような高額になっているのか、その理由を具体的に説明下さい。

○ 内閣総理大臣に提出されている、「広島県・今治市 国家戦略特別区域会議の構成員の応募について」(平成29年1月10日申請)の中に記載されている、建築物の延床面積36,000㎡と、前述の文科省申請の延床面積32,528㎡とを比べると、実際に、建築中の建物が、当初計画より10%も小さくなっています。
にもかかわらず、建築予算は192億円のままです。
192億円の当初予算額に、無理やり合致するよう、建築計画を偽装し変更しているように見受けられるのですが、その理由を説明下さい。

○ 今治市大学立地事業費補助金交付要綱第8条(1)には、補助事業を実施するためには、原則として競争入札によらなければならないと記載されていますが、競争入札は実施されたのか、関連する文書を提示下さい。

○ 今治市大学立地事業費補助金交付決定通知書(平成29年3月31日)は、文部科学省の、本件獣医学部の設置申請の書類として用いられていますでしょうか。
また、当該決定通知書に記載されている、96億円の補助金の金額のうち、今治市議会で議決されている金額は、64億円までです。
残りの32億円は、愛媛県が出すという話がありますが、未だ議決されておりません。
文部科学省に、96億円の補助金の拠出があるということを申請することは、虚偽であると思われますが、貴学はどのようにお考えか説明下さい。

○ 以下の、財務的な事項についての認否をお答えください。

(1) 加計学園の経営する3大学(岡山理科大学、倉敷芸術科学大学、千葉科学大学)のうち、岡山理科大学を除く2大学では、入学者の定員割れが毎年続き、経営が赤字です。本当でしょうか。

(2) 岡山理科大学附属中学・高等学校も、定員割れの上、毎年、経営の赤字が続いておりますが、債務超過ですか。

(3) 加計学園副理事の加計役氏が理事長をつとめ、英数学館小学校・中学校・高校を有する学校法人広島加計学園が、
法人登記簿において、平成29年度で12億1301万3144円の債務超過に陥っていますが、本当でしょうか。

(4) 加計学園監事の唐井一成氏が理事長である、医療法人順正会が法人登記簿において、平成29年時点で、7755万6803円の債務超過に陥っているとありますが、本当でしょうか。

(5) 今治の獣医学部設置の3年前より、加計学園の法人登記簿では、
日本私立学校振興・共済事業団から、岡山理科大学、および倉敷芸術大学の土地と建物を、すべて担保に入れ、
平成27年に24億7000万円、平成28年に20億円8000万円、平成29年に7億円で、総額52億5000万円もの借り入れを行っていますが、
同事業団に問い合わせたところ、「土地・建物・修繕費」以外には使用できない用途の融資である、との回答でした。
ところが、加計学園のこの期間について、その目的に対応する金額に見合う事業が見当たりません。
いったい何のため借り入れを起こし、何に支出したのかご回答ください。

(6) (1)~(4)によって、2大学や附属中学・高校の運営が赤字、さらに、理事や幹部の経営する学校法人、医療法人が、債務超過に陥り、
いっぽうで、日本私立学校振興・共済事業団からの、巨額な借り入れをしている状況下で、
今回、今治の岡山理科大学の獣医学部新設を申請する資金源が、学園には潤沢にあるのでしょうか。
獣医学部の新設には、経営母体の財政が潤沢であることが、認可の前提条件になっております。
資金があるのであれば、どういう名目の資金を保有しているのか、具体的にご説明ください。

○ BSL3の研究施設を建設する、という話がありますが、実際に、BSL3の研究施設を建築・運営する計画があるか、ご説明下さい。

○ 今治市において、私たち市民に対して、加計晃太郎理事長が直接、経緯および現況を説明する場を開催いただきたく、候補日程を3つほど提示下さい。 

以上

******* ******* ******* *******

財務的な事項についての質問の全てが本当ならば、経営の赤字が続き、債務超過に陥り、巨額の借り入れをしているようなところが、市や県のお金をあてにして、好き放題をしていることになります。
そんなことを押し付けられた今治市や愛媛県にしてみれば、一時的な負担では済まないのですから、到底納得できることではありません。
おまけに今回、上記の質問状にも書かれていましたが、BSL3の研究施設の建築と運営が予定されているということを耳にしたことがあります。
そうなると、もっと大変なことになります。
BSL3では、非常に危険な病原体を扱うことになるので、感染症法などの関係法令に規定されている、漏洩防止措置や管理体制を遵守しなければなりません。

具体的に言うと、
・HEPAフィルターによる排気処理、
・高圧滅菌器による排水処理、
・病原体の管理体制(施錠、記帳など)、
・病原体を投与された実験動物の逸走防止対策、などです。

でも、この大学の建設を請け負う、岡山市のアイサワ工業と大本組は、全く経験を持っていません。
どこもかしこもいい加減、加計ありきでここまで進められてきてしまったことは、もう疑いの余地がありません。

******* ******* ******* *******

都議選の惨敗を受けて、ようやく実施されることになった『閉会中審査』。
けれども実行犯抜きの実施です。
そんなお為ごかしの審査をなぜ承諾したのか、理解に苦しみますが仕方がありません。
決まってしまったのですから。

でもその閉会中審査を、NHK政治部はまた、放映しないようです。

7月10日(月)の、前川喜平氏を参考人招致する閉会中審査
衆議院・参議院の、文科委員会・内閣委員会、連合審査会のタイムテーブル


午前9時から4時間


午後2時から3時間


NHK政治部に抗議しましょう!!

電話→ 0570-066-066
FAX→ 03-5453-4000
メール→ https://cgi2.nhk.or.jp/css/mailform/mail_form.cgi


そしてもう一つ、臨時国会を開け!!と、各議員事務所、政党事務所に命じてください!!
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