ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

2020年東京オリンピックは「お・こ・と・わ・り」

2015年07月14日 | 日本とわたし


子どもの頃、このウルトラQのカネゴンがけっこう好きだった。
それが今、こんな形で再会できるだなんて、夢にも思っていなかった。
しかも、頭をすっかり付け替えられた可哀想な姿になって…。

カネゴン
主食は硬貨とお札。
1日に必要な額は3,510円(当時)。胸のレジスターのカウンターに体内の金額が表示され、それがゼロになると死亡するので、金を食べ続けるが、
カネゴンに与えて金がなくなった友人たち(彼らもかなり金に意地汚い)に売られそうになって逃げ出し、ついに銀行の金を食らうに至る。
ウィキペディアより
https://ja.wikipedia.org/wiki/カネゴン


<新国立競技場>鉄骨重量2万トン、東京タワーの5倍
毎日新聞7月14日(火)22時16分
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0715/mai_150715_8691072214.html

2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の、巨大な2本の弓状の構造物(キールアーチ)を備えた屋根工区の建設に要する鉄骨重量は、
約2万トンに上り、約4000トンの東京タワーの5倍に相当することが分かった。
アーチを支える構造物を、地中深くに埋設するために生じる残土は、78万立方メートルに及び、大型トラックで延べ12万~14万台という。
改めて、建設の巨大さを示した。

14日、参院内閣、文教科学の両委員会の連合審査会で、文部科学省の担当者が明らかにした。
建築家ザハ・ハディド氏の特殊なデザインが、総工費が2520億円に膨れ上がる要因となったが、
質問した田村智子議員(共産)は、「五輪と何の関係があるのか」とあきれた。
屋根工区は、キールアーチの部分の鉄骨重量が9300トン、流線型の屋根部分が1万1000トンという。
フランス・パリのエッフェル塔が約7000トン東京スカイツリーは約3万6000トンとされる。

また、キールアーチは、アーチの両端を地中でケーブルで結び、鉄筋コンクリートで固める「アーチタイ」という構造物で支える。
アーチタイには鉄筋2300トン、コンクリート2万5000立方メートルを使用して埋めるため、残土が発生する。【田原和宏】


新国立競技場への批判さらに拡大... 為末大も「今の案に反対です」発言
J-CASTニュース7月12日(日)17時13分
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0712/jc_150712_7845235108.html

元男子陸上選手の為末大さん(37)が、自身のホームページ上で、新国立競技場建設の現在の案に反対を表明した。

他にも元ラグビー選手の平尾剛(40)さんや、衆議院議員の後藤田正純議員(45)も反対の声を上げており、現計画への反対の声はますます増していきそうだ。

「スポーツがこれ以上金にまみれる姿は見たくない」

為末さんは、2015年7月10日に自身のブログで、

「いろんな意見を聞いて考えてきた私の結論を言いますと、私は三つの立場から、新国立競技場建設の今の案に反対です」
と表明。

その三つの立場とは、陸上選手、スポーツ選手、日本国民としてだと書き、理由として、
新しい国立競技場はサブトラック(ウォーミングアップのためのグランド)がなく、陸上競技の世界大会が開催できないこと、
スポーツ界もしくはアスリートが日本に負担をかけたと言われ、お荷物扱いされるのがいやであること、
経済的に負担が大きすぎることをそれぞれ挙げた。


また、元ラグビー日本代表の平尾剛さんも、反対の立場を見せた。
7月8日、自身のツイッターで、

「これまでかなり自制してきたけれどもう辛抱たまりません。
おかしいでしょ!やっぱり。
あんなスタジアムに頼らずとも、開催する方法を探ればいいだけの話ちゃいます?
声、あげませんか、スポーツ界の中から!
こんな不条理は断じて許せない」

と発言。

さらに10日には、スポーツ関係者が暗黙のうちに発言を抑制していることに耐えられなくなったとして、

「誤解のないように言っておくと、五輪とW杯の開催自体には反対しません。
元ラグビー選手の立場からは、むしろ歓迎しています。
だけど巨額の建設資金を投じてスタジアムを建設することには、明確に反対の意を表明します」

「大好きなスポーツが、これ以上金にまみれる姿は見たくありません。
政治に利用されるのももうたくさんです。
この思いが今の僕を突き動かしています」


と、巨額な競技場の建設に強い反対姿勢を示した。


他にも、東京新聞の報道によると、元女子マラソン日本代表で、自身も招致活動に協力した有森裕子さん(48)も、7月6日の新国立競技場問題を考えるシンポジウムで、

「アスリートは協会に属し、そこで育ててもらい、皆さんの応援を受けて競技に没頭することが使命。
その現場(協会)を、多少なりとも触発するようなことはできない。
その気持ちはくんでもらいたい」


と、アスリートたちの立場に配慮しながらも、

「オリンピックが、皆さんの負の要素のきっかけに思われるようなことは本望ではない。
一人でも多くのオリンピアンが応援していただけるよう、何かできれば」


と涙ながらに心情を吐露している。


安藤忠雄「なんでこんなに増えてるのかわからへんねん」

この問題に対し、自民党内からも異論が噴出し始めている。
後藤田衆議院議員は、スポーツ報知や日刊スポーツなどの取材に応じ、現計画への反対と、自身で見直し計画した新たな案を語った。

後藤田議員の案では、オリンピックの後、収容人数を8万人から5万5000人に縮小
プロ野球チームのホーム球場にするとともに、スタジアムの一部を移動し、新秩父宮スタジアムに再利用して、ラグビーとサッカーに使用するというもの。
現行案より約1500億円、整備費を削減できるとしている。

後藤田議員はTBSの取材に対して、

「何のため誰のためのオリンピックですかと。
誰のお金なんですかと。
戦中の、まさに玉砕的な、何かそういう走り出したら止まらないみたいなね、これはやっぱりやってはいけないんですよ」

と、現行案への危機感を見せた。


7月11日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」では、
新国立競技場のデザインコンペティションの審査委員長を務めた安藤忠雄さん(73)と、同番組の司会である辛坊治郎さん(59)が電話で直接やり取りしたことが放映され、その中で安藤さんは

コンペの与条件としての予算は1300億円であり、応募者も認識しています。
提出物には建築コストについても、示すように求められていました。
それは当然、評価の一つの指標となりました」


と、下村博文文部科学相が、
「値段とデザインを別にしていたとしたらそれはずさんだったということになる。
そういう検証はすべきだと思う」
、とコメントした件に反論した。

また、安藤さんは、デザイン決定後の基本設計や実施設計にはかかわっていなかったことも明らかにし、辛坊さんに対して

「なんでこんなに増えてるのかわからへんねん」
と漏らしたという。


新国立競技場、「特殊だから」という理由だけで765億円 スタジアムだけでも通常の3倍
The Huffington Post
http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/07/new-national-stadium-765_n_7748436.html

新国立競技場は「特殊だから」という理由で、765億円も高くなっていた

東京オリンピックのメーン会場となる新国立競技場について話し合う、有識者会議が開かれ、2520億円の総工費が認められた
2014年5月に計算されていた1625億円という予算より、約900億円も高い額だ。

この日の会議で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は、
資材や人件費の上昇で350億円、そして消費増税分で40億円増えたと説明。
さらに、アーチ2本で建物を支える「キールアーチ」というデザインの特殊性によって、765億円がかさんだことも明らかになった。



過去のオリンピック主会場の総工費と比較すると、
北京大会(2008年)が約500億円、
ロンドン大会(2012年)が約800億円で、
新国立競技場が突出。
特殊性だけで750億円も高くなる
ことについて、批判が出ている。



「キールアーチ」を採用したのは、建築家の安藤忠雄氏を委員長とする審査委員会だったが、この日、安藤氏は有識者会議を欠席
JSCの河野一郎理事長は、特殊性によって費用が増えたことについて、「予測できなかったこと」と弁明した。
遠藤利明オリンピック・パラリンピック担当相は、
「建物の特殊性という意味で『費用が高い』と言われれば確かに高いと思うが、ある程度はやむをえない
後ろ向きではなく逆にPRして、世界に発信していくという思いで造ったほうがよい」
と述べた。

一方で、キールアーチ部分を除いても、費用が高過ぎるという批判もある。





新国立競技場はもともと、約1300億円の整備費で建設されることになっていたが、
コンペで選ばれたザハ・ハティド氏の案では、3000億円以上かかることが明らかになり、
2014年にJSCが大幅に規模を縮小し、1625億円規模の修正案を公開。
しかし、資材高騰などが影響し、2520億円かかることが判明したが、結局、このまま建設されることが決まった

なお、今回発表された費用計画では、
大会後に整備が予定されている開閉式の屋根や、
仮設席約1万5000席の設置費用は見積ができないなどとして、2520億円に含まれておらず、
最終的には3000億円近い費用がかかる可能性が高い
、とみられている。


過去のオリンピック主会場の総工費との比較
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/23/how-much-new-national-stadium_n_5520920.html



ハティド氏による当初案の圧倒的な高額さもさることながら、
当初の予算の1500億円に近づけた、1600億円の修正案でさえ、他のオリンピックの倍近くかかっていることがわかる。

では、3000億円、1600億円という金額は、何ができる金額なのか。
東京都の2014年度予算をあたってみよう。



予算総額は6兆6667億円。
当初案の3000億円は、インフラ政策(2963億円)とほぼ同額で、
この中には幹線道路の整備(1250億円)、東京港の整備(266億円)、鉄道の立体交差化(314億円)などが含まれる。

修正案の1625億円に近いのが、福祉の予算(1691億円)だ。
子育て環境改善(430億円)、高齢者支援(279億円)、障害者支援(241億円)などで構成される。
いずれにしても、決して小さくない額であることは間違いない。

■大会後の維持も課題

スタジアムについて考慮しなければならないのは、建設費だけではない
大会終了後もかかり続ける、維持費の問題もある。

たとえば、ロンドンのオリンピックスタジアムは、
2016年から、地元のプロサッカークラブ、ウェストハム・ユナイテッドが99年間、ホームスタジアムとして使用する契約を結び、維持費問題が一件落着かと思われたが、
サッカー専用スタジアムとするための費用2億ポンド(347億円)のうち、1億8500万ポンド(321億円)を税金で賄うことになり、論争となっている

2008年の北京オリンピックのメーンスタジアムとなった「鳥の巣」も、
大会後、9万の収容人数を必要とするイベント自体がめったになく、開催されているのはセグウェイでトラックを周るスタジアムツアー程度
年間10億円の維持コストをまかなえる状況にはないとNPRは報じている。

2004年のアテネオリンピックも同様だ。
ニューヨーク・タイムズによれば、22の会場のうち、21の施設が活用されておらず、これらのスタジアムで政府が費やした額は14.4億ドル(約1467億円)
ギリシャの不安定な経済の一因になっている、としている。


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そこでまたまた現れた老害、石原老妖怪は、こう宣うたのだそうな。
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【新国立競技場】石原慎太郎氏「都民以外の通勤者に1000円取ればいい」
【The Huffington Post】2015年07月13日
http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/12/new-national-staium-and-ishihara_n_7781992.html

当初予定の倍額近い2520億円で建設することが決まった新国立競技場をめぐって、元東京都知事の石原慎太郎氏が「都民以外の通勤者に毎月1000円取ればいい」と、7月12日に放送されたフジテレビ系「新報道2001」で述べた。

新国立競技場は、その建設費用の財源確保で紛糾しており、東京都は500億円の拠出を求められている
しかし、舛添要一東京都知事は現在のところ、態度を保留している。
そこで石原氏がぶち上げたのが、都への通勤者への課税だ。


【新国立競技場】石原慎太郎氏「都民以外の通勤者から月1000円徴収すればよい」財源捻出で新税導入を提唱(1/3ページ) -
【産経ニュース】 2015/07/13
http://www.sankei.com/sports/news/150713/spo1507130005-n1.html

「都民以外の通勤者らに、1人あたり月1000円払ってもらう。
そうすれば、年間で約600億円が入るんですよ」


石原氏によると、埼玉、千葉、神奈川県などから通勤などで東京都に入る「昼間人口」は、450万人を超えるという。
これらの人々が所属する組織や企業から、1人につき月1000円を徴税すれば、年間で約600億円になると説明した。


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もう、ほんっとにうんざり!

予定されてた屋根が間に合わないから、オリンピックは屋根なしで開催する。
あと、いろんなものにかかる予算がまだきちんと出されていないから、これからまだまだ増えるだろうし、維持費がものすごく高くかかるなどと、今になって言い出した。
いつも上空からの画像しか見せられていないからわからないけど、地上に立って見たら、とんでもなく巨大で醜悪で、空も緑もほとんど隠されてしまうことも知らされていない。

いったい何のために解体されてしまったのだろう、あの国立競技場は…。

この、途方もなく先が見えない核物質のドロドロをお腹に抱えたまま、どの被災者にも被害者にもまともな補償や支援をしようともせず、
環境汚染がどんどんどんどん深刻さを増して、そのための健康被害もジワジワと増えてきているというのに。

なのに原発を再稼動させ、子どもたちの未来に恐怖と心配の影を落とし、老若男女すべての人がいくら働いても働いても楽にならない暮らしを押し付る。

国民を、金を払わせる道具としか見ていない。

「1人あたり月1000円払ってもらう。そうすれば年間で約600億円が入る」

この言葉がすべてを表している。

原発も、沖縄の基地も、国立競技場も、TPPも、非正規労働永久化法も、武器輸出も、すべて根っこでつながっている。

みんなの手を集めて、みんなの手で引っこ抜いてしまわないと、日本の土台から腐りきってしまう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
利権 利権 利権 (反安倍)
2015-07-15 08:21:00
【拡散歓迎】
【安倍と大成建設利権】

新国立競技場2500億円の理由!
ゼネコン【大成建設】(オークラ財閥)と安倍晋三・麻生太郎さんが癒着か
http://matome.naver.jp/odai/2143645255649381601

★【14.02.11】安倍総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト - 佐々木憲昭
2014年2月11日 ...

安倍総理外遊時に同行した企業数・人数――総括表 ...
IHI、大林組、

大成建設、←!!!!!

★日刊建設工業新聞 ≫ 安倍首相【中東】歴訪/建設関係6社同

★【14.02.11】安倍総理が外遊するとき同行した企業・団体リスト - 佐々木憲昭
2014年2月11日 ...

安倍総理外遊時に同行した企業数・人数――総括表 ...
IHI、大林組、

大成建設、←!!!!!

★辺野古埋め立ては、大成建設!
辺野古埋め立ては、大成建設!


★トルコの海底トンネルも、大成建設! ←安倍が式典出席


ボスポラス海峡横断地下鉄 開通式典
 2013年10月29日、なんと安倍首相が出席!

多分、日韓海底トンネルも…

安倍 大成建設 ←ググれ
安倍 大成建設 ←ググれ
反安倍さんへ (まうみ)
2015-07-20 13:27:31
大成建設、大林組、東芝や三菱、そして日立などなど、
大手と呼ばれる会社の本性、そして政治との癒着が、どんどんと明るみに出てきました。

この膿を出し切ることはできないかもしれないけれど、世に晒され始めた日本の現実から、目を逸らさない勇気を持てる大人が増えることを心から願っています。

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