パーキング内のスタバのテラスにて、
しとしと雨の降る中、軒下に椅子を集めて、
旅の始まりに美味しいコーヒーを飲んだ。
美しく小分けしトランクビッシリ2泊3日韓国旅行でもいけそうな勢いの荷物の多い女。
自分の家の匂いが無いと寝れないと枕まで持ってきそうな勢いの女。
有休有休♪とそうそうお気楽でいられなくなったお局OL女。
留守中のご飯を全部用意しないといけない夫をもつ女。
ややこしい事情をひっさげてアラフォー女子4人、
台風に背を向けて温泉旅行へ出かけた。
ワクワクする気持ちが押さえきれず皆の顔はあからさまにニヤケてた。
車を提供してくれたU子りん(妹)の旦那様に感謝しつつ、
交代で車を走らせずんずん目的地を目指した。
現地に着いたらまず御参りからという
友人Rの教えに従い丁寧にお参りをした。
このお陰でこの先雨にも遭わずにすんだのだと今になって脱帽する。
旅の行き先を決める会議、それぞれが持ち寄ったプランのプレゼン
までして選び抜かれた今回のプラン。
友人Mのプランは完璧のようだ。
窓からの一面の緑と、川の音が一瞬で現実から逃避させてくれた。
低料金なのにお部屋もお料理もお風呂も大満足。
お陰で私はご飯をたらふく食べて、
風呂に入り、その後の記憶がない。
翌朝は、
朝食前に川の音を聴きながら露天風呂に入り、
おかゆや、湯豆腐、秋鮭・・・食べきれないほどの朝食を食べきって、
身支度して、荷物をまとめ、チェックアウトを済ませ、
予約してくれてたトロッコ列車に乗り込み山の景色を堪能した。
昨日の夜、お腹一杯になりすぎて飲めなかった缶酎ハイ、
トロッコで飲んでみた。
『格別。』
格別って言葉がこれほどまでにあてはまる事に驚くぐらい格別だった。
トロッコ列車で秋の山に魅せられた後は、
冷えた体を温めるために宇奈月温泉でひっそりと営んでおられる
カフェ・モーツァルトへ伺った。
冷えた体になみなみのコーヒーは心までなみなみに温まった。
ひっそりといい温泉街。
またいつかひっそりと訪れたい。
頭の上に鳥を乗せて。
素敵な旅のプランをたててくれた友人Mと
快適な旅のサポートに車を提供してくれたyo-jiさん、
この旅にまつわる全ての方に改めて感謝。