わたしのすきな、あの子のはなし

― こころはいつも伝えてる 声をもたない言葉たち ―

夢の国

2017年05月17日 02時54分22秒 | ことば




あなたも どこかで生きているのでしょう?

わたしはそれを知らなくて ただ知らなくて 知らないまま





誰かと比べてるうちは 幸せなんかじゃなくて

他人ひとと自分とを比べて ほっとしているとしたら それこそが不幸





あの子よりは あの人よりは… って

ほんとうに幸せな人は 他人ひとの中に幸や不幸を見い出しはしない




― 魚も不幸を願うかしら? ―

― 魚も幸せを妬むかしら? ―





意味のない問いをして

ほんとうに知りたいこと 知ろうとすること 逸らしてる





あなたが <今が幸せだ>と答えれば

わたしはきっと 悲しくて 悔しくて 泣く





物理的な距離と こころで感じる距離とは違う

わたしの中で流れる時間と 今を刻む時計は 違う





わたしの中に あなたは存在していて

けれど 実際には どこで息をしているのかさえ 知らない





知らないからこそ あなたは生き続けていて

あなたを知れば わたしの中のもう一人のあなたは きえてしまう





記憶の中で 思い出たちを飼い殺している

その水槽ゆめの中から あなたも わたしも 出られない





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