メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

プルドポーク、カルアポーク

2016-08-02 08:06:20 | レストラン
遅ればせながら、こちらもやっと8月になりました。
朝は珍しく霧に覆われていたのに
じきに眩しい日差しに目を細めるほどになりました。 

昨日の77枚の葡萄の葉っぱ
茹でるなり冷凍するなり
早く何とかしなければと思いながらも
昨日は結局、朝からゲストディナーの準備に追われ
終われば終わるで山のような洗い物に追われ

追われ追われで葡萄の葉っぱはまだ冷蔵庫の中(涙)。
今日こそ茹でて、久しぶりにドルマデスでも作ろうかと意気込んでいたら

「メイ、残り物がたくさんあるから
 今日は何にも作らなくていいね。」

ですって。
女心なんてちっともわかってくれやしない(笑)。

というわけで「葡萄の葉っぱのその後」の話はまたにして
その代わりに今日はこれ。
プルドポークについておしゃべりさせてくださいな。

土曜日のランチタイムは
涼しいぐらいに爽やかで眩しい真夏のホテルの外テラス。


「涼しい」「爽やか」「眩しい」「真夏」なんて言葉が
どうして一緒になるのか不思議でしょうが
実はこれ、シアトルではごく普通に起こるマジックなんです

夫が選んだのは
こんがり焼いたコーンにカレーをひと加えした
香りのよい大きなスーププレートとバゲットで


私が選んだのは
Cuban Pulled Pork Sandwich
Orange aioli, Jalapeño, Plantain chips, Cilantro

つまり「プルドポークのキューバ風サンドイッチ」.
プルドポークにも惹かれましたし
キューバにも惹かれました。

そして
オレンジアイオリ、ハラペーニョ、プランタンチップ、パクチー
のカルテットにも心が躍りましたので(笑)。

運ばれてきたのはこんなもの。
夫と同じ焦がしコーンの小ぶりなスープも添えられて。


めっぽう地味ですが、たしかにとてもエスニック
たしかにとてもカリビアン
プエルトリコの日々を思い出すほどに。

プルドポークとは
豚肉のかたまりを長い時間焼いてから
繊維に沿ってホロホロとほぐしたもの。

ハワイの「カルアポーク」とも似ています。
メイおばさん、去年のカウアイ島ノースショアで

本当においしいこんな「カルアポーク丼」に出会って以来
自分でも時々作るようになりました。

時間はちょっとかかりますが料理自体はとても簡単。
焼き上がりをホロホロほぐす快感はなかなかのもの(笑)。

今晩当たりプルドポーク、いえカルアポークを作ろうかしら。
ああ、だめだめ、その前にまずは77枚の葡萄の葉っぱをなんとかしなきゃ。

ああ、だめだめ、今夜は
「メイ、残り物がたくさんあるから今日は何にも作らなくていいね。」

の日でしたっけ。

ちょとがっかり、失業中のメイおばさん。

ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。
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