今月のシネマ歌舞伎は
この演目。
この作品も落語が元なので何となくは知っているのですが
実はきちんと聴いたのはちょっと
エロい怪しい文七元結。
同行してくれた葉さんとことりさんは口を揃えて
「落語の演目ではあまり好きではない」という江戸の人情話。
ところがそれが舞台化されると演じる人の演技力と舞台装置で
別物ではないかと思うくらい面白おかしくなりました。
それにしても映像となると細かいところまではっきり見えるもの。
貧しい家の娘役の役者さんの指先、足先まで
水仕事で荒れて出来たあかぎれのように赤く塗ってあり、足はしもやけのようにやっぱり赤い。
きっと客席から舞台を見ているだけでは判らないと思うけど
こんな細かいところまできちんと作っているんだ~と観劇しました。
上演後は「江戸の話を聞いたからここは一つ江戸っ子気分でおそばを食べましょう」と
こちらでおそばを。
久しぶりに葉さんとビールをいただきました。
お家で用事のあることりさんと別れて葉さんと堀川へ。
こんなものに乗るんですよ~
乗ってる人がいる~
乗船、乗船
もともとは堀川を綺麗にしましょうという運動から始まったゴンドラ。
確かにさまざまなゴミが浮く川を眺めながら、
麗しいとは言い難い香りが漂う中の乗船でしたが
船頭さんのお話ではこれでもまだだいぶマシになったのだとか。
納屋橋の近くの広場では地元のブラスバンドの演奏会があって
BGMを聴きながら舟で揺られるという贅沢な気分(あくまで匂いは封印)
船頭さんもプロの方ではなくボランティアで練習して交代で漕いでいるのだとか。
私達は日傘を差しながら乗っていたので風の抵抗が出てさぞや漕ぎ難かった事でしょう。
ところが今日はこれでは終わりません。
次の場所へタクシーで移動。名古屋市立美術館で開催中の「
上村松園展」へ。
着物で入場すると和傘をさした写真を撮ってもらえます。
会場入り口に会期中展示されるそうですが、会期は明日まで。
私達は自分の写真を見ることはできません(そして掲示期間が短い(笑))
たくさんの美人たちにほれぼれ。浮世絵はちょっと苦手なのですが
松園の女性の絵は表情があって大好き。
そして今日の締めはこちら。
久しぶりのタカノのパヘ。びわとさくらんぼです。
葉さん、またもや三日分くらいの一日をありがとう(充実)
今日の着物は伊勢木綿です。帯が縮んでいました(胴が伸びたともいう)
しばらく締めていなかったのでふかふかしてお太鼓がうまく作れませんでした…