中村涼子は少女漫画っ子。

初めて買ってもらった少女漫画は、あさりちゃんでした。
毎日毎日漫画ばかり読んでいます。

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『WHITE NOTE PAD』誰がわたしでわたしは誰?

2016-03-02 20:28:11 | 少女漫画・祥伝社
私は1年ほど前に、突然ひとつの事実にふと気付き、発狂しそうになりました。


その事実とは、

このまま生きていたら、私は一生男性の身体を体験することはないんだ、ということ。



やろうとする意志さえあれば、大抵のことはできるのが人生だと踏んでいる私ですが、
できないこともあるという事実に目ん玉が飛び出す思いでした。



この思いは、
小学生のころ、クリスマスにサンタさん宛に
「なんでも叶えられる魔法のステッキをください」と手紙を書いたところ、
朝方枕元にテレビアニメのオモチャのステッキが届いていたときの衝撃、に似ています。
当時私は空想と現実の境目が今よりあやふやだったため、
サンタクロースもいなきゃ魔法もこの世にないって本当ですか?と相当なショックを受けたものです。



知っていた気もするけど、考えてもみなかったこと。




男性とぶつかっても私の体は男性になることはない・・・という事実。

だってだって身近にこの設定たくさんありましたよね??
なぜか、これは物語の世界と思いながらも、できないんだとは受け止めてなかったですよね??

異性と身体が入れ替わる・・・


考えたことありませんか??






今回ご紹介する漫画も
いわゆる、体入れ替わりものです。
ただ、ちょっと、今まで聞いてきたそれとは様子が違うようです・・・




1年前、体と人格が入れ替わった見知らぬ男女。




WHITE NOTE PAD

ヤマシタトモコ
祥伝社
既刊1巻



さあ、入れ替わりものといえば、ドキドキハラハラ男女の身体の違いってこんなことになってたのーー!
思春期謳歌お互いの気持ち理解!!!やだもう!!!
なんてイメージでしたが、



こちらの漫画、

入れ替わったのは、赤の他人
お互いの再会は入れ替わりから1年後でした。




内容↓
小田薪葉菜(おだまきはな、女子高生・17)と
木根正吾(きねしょうご、自動車工・38)は、
ある日突然、体と人格が入れ替わってしまった。
別人の体のままで1年が過ぎ、偶然2人は再会する。
少女の体になった男は
容姿を磨き美しい読者モデルに、
中年男の体になった少女は
記憶喪失扱いで定職を失っていた。

再会した“自分”は
あまりにも違う“自分”になっていて――。
(裏表紙参照)






入れ替わりといえば、
「あいつがおれでおれがあいつで」の言葉を漫画の中で1度は目にしたことがありますよね。


近しい仲の人とひょんなことから体が入れ替わってしまい、
相入れなかった相手の生活をその身体で送ることにより、
お互いの理解を深めていく・・・

というドキドキ止まらない王道設定。


胸触って「ない!!!」
下半身触って「ある!!!」
そして気付く「身体が入れ替わってるうぅぅ~!!!!」



1982年の映画『転校生』を筆頭に、

親子で入れ替わりを魅せた昨年の大人気ドラマ『民王』、
入れ替わる方法がキス!ドキドキが堪らなかった『山田くんと7人の魔女』
別冊マーガレットで異例の設定が人気を博した『宇宙をかけるよだか』


など、少女漫画を含めた多くの作品で様々な形で受け継がれ続けていっています。



だけど今回の漫画は、


体と人格が入れ替わったのは、見知らぬ男女

女子高生と、世間でいうおじさんが朝起きたら突然体が入れ替わっていた。


というなんとも恐ろしい設定


入れ替わっちゃった~なんてものじゃない、ふたりが入れ替わる瞬間に思うのは

「奪われた」



うまくいく一人、うまくいかない一人、
引っ越しなどを機会に1年ものあいだ会わずにいた二人。
入れ替わった先の人生を、変えるには十分あった時間。



1年経って思う。

「わたし」は「わたし」なのか




・・・な、な、なんて、すごい状況を作り出すんだ!ヤマシタ先生!!!!



お互い出会ってからの、
繰り返される自我との戦い。



「わたし」ってなんでしょうか。
最強のゲームってなんでしょうか。
何がわたしを決めるのでしょうか。
向く方向はでいいのでしょうか。




消え入りそうな中に力強く描くこの独自のタッチに、
往年の作家さんと、ずっと勘違いしていました。


昨年、デビュー10周年を迎えられた、まだ34歳の天才作家さんだったようです。


ヤマシタ先生の10周年記念公式サイトが立ち上がっています。
http://www.shodensha.co.jp/yt10th/



ぜひ、新しさと戦々恐々とした心理の嵐を
カラダイレカワリ
で味わってください。




ちなみに、

先程出てきた、「あいつがおれでおれがあいつで」は入れ替わりものの代表的な言葉だな、
なんて軽い認識でいましたら、山中恒さんによる児童文学本なんですって!


こちら




そして、それを原作に作られたのが、
1982年の映画『転校生』。

ほへー!児童文学を原作に!けはーー!!!






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