2017年10月17日、メルシャン株式会社が都内で行なった日本ワインについての記者会見に出席したところ、
この2年で 長野県に2つのシャトー・メルシャンのワイナリーを新設する という発表内容でした。
メルシャン株式会社 代表取締役 代野照幸氏
この10年で日本のワイン市場は1.5倍になり、国産ブドウ100%でつくる日本ワインは特に好調に推移しています。
シャトー・メルシャンでは、産地ごとの多様なブドウの個性を生かしたワイン造りをさらに推進するため、新たに2つのワイナリーを新設することになりました。
その背景には、山梨県に勝沼ワイナリーがあるものの、増え続ける日本ワインの需要に、勝沼だけでは追い付かなくなってきたこともあります。
新しいワイナリーは、以下の2つです。
「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」(長野県塩尻市)
「シャトー・メルシャン 椀子(まりこ)ワイナリー」(長野県上田市)
桔梗ヶ原は、世界に名を知らしめたメルロの銘醸地であることから、銘醸ワインづくりに特化するガレージワイナリーとして、2018年9月に「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」をオープンします。
ここは、昭和13年(1938年)に設立されたメルシャン塩尻セラーがあるので、その建屋を生かし、造り手がゲストを迎えるテイスティングルームなどを造ります。
一般開放日(限定)のイベントも、色々と計画されるそうです。
椀子には、自社管理畑の椀子ヴィンヤードがありますが、この畑のブドウと北信エリアのブドウを醸造するワイナリーとして、「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」が新しく建設されます。
ブドウ畑に囲まれた丘の上に建ち、周囲360度を見渡せるワイナリーになるそうで、長野県上田市初のワイナリーにもなります。
椀子ワイナリーは、畑から醸造までを体感できるブティックワイナリー、というのがコンセプトで、オープンは2019年秋の予定になります。
そして、勝沼で長い歴史を誇る「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」では、醸造設備の見学ができるよう、見学ルートの一部を改修する予定で、2018年6月には拡充が完了します。
「勝沼」「桔梗ヶ原」「椀子」と、合計3つのワイナリーが、2年後の2019年秋に勢揃いします。
メルシャンでは、ほかにも、秋田県の大森、福島県の新鶴、長野県の安曇野、北信ctc...と、“適地・適品種”という思想のもとで展開しています。
これらの地にもワイナリーを?という質問も出ましたが、様子を見ながら、当面は、「勝沼」「桔梗ヶ原」「椀子」の3つにフォーカスしていくとのことでした。
2020年の東京オリンピックまでには3ワイナリーが稼働し、仕込んだワインも発売される予定ですから、インバウンド客への日本ワインのアピールは、さらに高まりそうです。
また、メルシャンでは今年5月から香港へのワイン輸出を始めましたが、すでにリピートオーダーが3回も来たとか。
海外での和食人気と相まって、海外市場での日本のワインへの関心も高まってきそうです。
この2年で 長野県に2つのシャトー・メルシャンのワイナリーを新設する という発表内容でした。
メルシャン株式会社 代表取締役 代野照幸氏
この10年で日本のワイン市場は1.5倍になり、国産ブドウ100%でつくる日本ワインは特に好調に推移しています。
シャトー・メルシャンでは、産地ごとの多様なブドウの個性を生かしたワイン造りをさらに推進するため、新たに2つのワイナリーを新設することになりました。
その背景には、山梨県に勝沼ワイナリーがあるものの、増え続ける日本ワインの需要に、勝沼だけでは追い付かなくなってきたこともあります。
新しいワイナリーは、以下の2つです。
「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」(長野県塩尻市)
「シャトー・メルシャン 椀子(まりこ)ワイナリー」(長野県上田市)
桔梗ヶ原は、世界に名を知らしめたメルロの銘醸地であることから、銘醸ワインづくりに特化するガレージワイナリーとして、2018年9月に「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」をオープンします。
ここは、昭和13年(1938年)に設立されたメルシャン塩尻セラーがあるので、その建屋を生かし、造り手がゲストを迎えるテイスティングルームなどを造ります。
一般開放日(限定)のイベントも、色々と計画されるそうです。
椀子には、自社管理畑の椀子ヴィンヤードがありますが、この畑のブドウと北信エリアのブドウを醸造するワイナリーとして、「シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー」が新しく建設されます。
ブドウ畑に囲まれた丘の上に建ち、周囲360度を見渡せるワイナリーになるそうで、長野県上田市初のワイナリーにもなります。
椀子ワイナリーは、畑から醸造までを体感できるブティックワイナリー、というのがコンセプトで、オープンは2019年秋の予定になります。
そして、勝沼で長い歴史を誇る「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」では、醸造設備の見学ができるよう、見学ルートの一部を改修する予定で、2018年6月には拡充が完了します。
「勝沼」「桔梗ヶ原」「椀子」と、合計3つのワイナリーが、2年後の2019年秋に勢揃いします。
メルシャンでは、ほかにも、秋田県の大森、福島県の新鶴、長野県の安曇野、北信ctc...と、“適地・適品種”という思想のもとで展開しています。
これらの地にもワイナリーを?という質問も出ましたが、様子を見ながら、当面は、「勝沼」「桔梗ヶ原」「椀子」の3つにフォーカスしていくとのことでした。
2020年の東京オリンピックまでには3ワイナリーが稼働し、仕込んだワインも発売される予定ですから、インバウンド客への日本ワインのアピールは、さらに高まりそうです。
また、メルシャンでは今年5月から香港へのワイン輸出を始めましたが、すでにリピートオーダーが3回も来たとか。
海外での和食人気と相まって、海外市場での日本のワインへの関心も高まってきそうです。