2月5日、(一社)日本ソムリエ協会(J.S.A.)の田崎真也会長による東京支部例会セミナーが都内で開催され、正会員である私も参加してきました。
テーマは 「ソムリエのための日本酒テイスティング」
近年は、世界のソムリエコンクールでも、日本の酒がごく当たり前に問題に出るようになってきています。
ソムリエは、ワインを扱うだけでなく、お客さまが求める飲み物全般に対応しなければなりません。
ブランデー、スピリッツ類、ノンアルコール飲料etc...と、知識として求められます。
日本にも海外からのインバウンド観光客が増え、2016年は過去最高を記録しました。
2020年の東京オリンピックを控え、インバウンド客は、益々増えるでしょう。
彼らが日本で楽しみにしているもののトップが、日本の食べ物です。今や、寿司は全世界に広まり、ラーメンもブレイクしています。
日本酒も海外で知名度が高まり、日本人も顔負けのディープな日本酒ファンの外国人もいます。
日本のソムリエも、「日本の酒はわからない」とは言っていられない状況になってきました。
そこで、J.S.A.では2017年度から
日本酒に特化した認定制度「J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験」を実施することになりました。
それに伴い、全国で日本酒セミナーを開催し、田崎真也会長による今回のセミナーは、その第一弾ということです。
ワインはブドウを、日本酒は米を発酵させたアルコール飲料です。
ブドウ同様、米にも醸造に適した品種があります。
そこに麹が加えられ、ワインとは異なる醸造方法で仕込まれ、さまざまなタイプの日本酒ができます。
今回のセミナーでは、6種類の異なるタイプの日本酒をテイスティングしました。
要領はワインと似ています。
色を見て、香りを嗅ぎ、味をみます。
ただし、アルコール度数が15~16度と、ワインより高いものが多いので、口に含む量は、ワインの時よりもやや少なめ(ティースプーン1杯分くらい)にするのが良いそうです。
ワインと違い、日本酒は水のように透明なものがあります。
これを表現するには、「クリスタル」という言葉が最適だそうです。そこに、プラチナ、シルバー、青みや緑の色調、黄色とオレンジの中間色、といったニュアンスが入ってくることがあります。
ふむふむ、クリスタルをベースとすると、わかりやすいですね。
香りもまた、ワインと同じように多彩です。
花、果物、植物、穀類、と言ったものから、キノコ、土、ハーブ、スパイス、タバコ、カラメル、と、ワインの香りの表現を多く知っている方なら、日本酒の香りも上手く取れそうでしょうか。
日本酒は味わいも多彩です。
私たちがわかりやすいのは、フルーティーな吟醸香が華やかな大吟醸でしょうか?
スパークリングのにごり酒(左)は、乾杯用などで近年人気です。
独特な風味の古酒もあり、右は3年熟成で、色も琥珀色をしています。
日本酒は、米の精米歩合や酵母も絡みますし、かなり奥が深いと思いました。
ワインに加え、日本酒を極めるのは、大変ですね・・・
日本酒の知識は、ソムリエはもちろん、販売店のスタッフ、バイヤーも、より一層求められてきます。
よし!と思い立った方は、J.S.A.のSAkEディプロマ取得を目指すもよし。
とりあえず、試験は置いといて、自分のペースでコツコツ勉強を始めるもよし。
J.S.A.の日本酒テキストは、2月10日からネットで発売されますが(5700円)、SAKEディプロマ試験に申し込むと、このテキストが付いてきますので、受験される方は、試験申し込みが始まる2017年3月1日まで買うのを待つ方がいいかもしれません。
テキストだけ欲しい方は、ネットからどうぞ。
★2017年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験の詳細は 同協会のHPをご覧ください。
https://www.sommelier.jp/exam/sakewebapp.html
田崎会長による第一回東京支部セミナーには770名が参加!
テーマは 「ソムリエのための日本酒テイスティング」
近年は、世界のソムリエコンクールでも、日本の酒がごく当たり前に問題に出るようになってきています。
ソムリエは、ワインを扱うだけでなく、お客さまが求める飲み物全般に対応しなければなりません。
ブランデー、スピリッツ類、ノンアルコール飲料etc...と、知識として求められます。
日本にも海外からのインバウンド観光客が増え、2016年は過去最高を記録しました。
2020年の東京オリンピックを控え、インバウンド客は、益々増えるでしょう。
彼らが日本で楽しみにしているもののトップが、日本の食べ物です。今や、寿司は全世界に広まり、ラーメンもブレイクしています。
日本酒も海外で知名度が高まり、日本人も顔負けのディープな日本酒ファンの外国人もいます。
日本のソムリエも、「日本の酒はわからない」とは言っていられない状況になってきました。
そこで、J.S.A.では2017年度から
日本酒に特化した認定制度「J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験」を実施することになりました。
それに伴い、全国で日本酒セミナーを開催し、田崎真也会長による今回のセミナーは、その第一弾ということです。
ワインはブドウを、日本酒は米を発酵させたアルコール飲料です。
ブドウ同様、米にも醸造に適した品種があります。
そこに麹が加えられ、ワインとは異なる醸造方法で仕込まれ、さまざまなタイプの日本酒ができます。
今回のセミナーでは、6種類の異なるタイプの日本酒をテイスティングしました。
要領はワインと似ています。
色を見て、香りを嗅ぎ、味をみます。
ただし、アルコール度数が15~16度と、ワインより高いものが多いので、口に含む量は、ワインの時よりもやや少なめ(ティースプーン1杯分くらい)にするのが良いそうです。
ワインと違い、日本酒は水のように透明なものがあります。
これを表現するには、「クリスタル」という言葉が最適だそうです。そこに、プラチナ、シルバー、青みや緑の色調、黄色とオレンジの中間色、といったニュアンスが入ってくることがあります。
ふむふむ、クリスタルをベースとすると、わかりやすいですね。
香りもまた、ワインと同じように多彩です。
花、果物、植物、穀類、と言ったものから、キノコ、土、ハーブ、スパイス、タバコ、カラメル、と、ワインの香りの表現を多く知っている方なら、日本酒の香りも上手く取れそうでしょうか。
日本酒は味わいも多彩です。
私たちがわかりやすいのは、フルーティーな吟醸香が華やかな大吟醸でしょうか?
スパークリングのにごり酒(左)は、乾杯用などで近年人気です。
独特な風味の古酒もあり、右は3年熟成で、色も琥珀色をしています。
日本酒は、米の精米歩合や酵母も絡みますし、かなり奥が深いと思いました。
ワインに加え、日本酒を極めるのは、大変ですね・・・
日本酒の知識は、ソムリエはもちろん、販売店のスタッフ、バイヤーも、より一層求められてきます。
よし!と思い立った方は、J.S.A.のSAkEディプロマ取得を目指すもよし。
とりあえず、試験は置いといて、自分のペースでコツコツ勉強を始めるもよし。
J.S.A.の日本酒テキストは、2月10日からネットで発売されますが(5700円)、SAKEディプロマ試験に申し込むと、このテキストが付いてきますので、受験される方は、試験申し込みが始まる2017年3月1日まで買うのを待つ方がいいかもしれません。
テキストだけ欲しい方は、ネットからどうぞ。
★2017年度 J.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験の詳細は 同協会のHPをご覧ください。
https://www.sommelier.jp/exam/sakewebapp.html
田崎会長による第一回東京支部セミナーには770名が参加!