And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

ヴィンセント

2016-10-10 18:22:34 | 日記
今までロンドンのナショナルギャラリーは撮影禁止かと思っていたら、フラッシュだけがだめみたいでみんな撮っていた。自分の勘違いか?確か聞いてだめと言われたと思ったのだが。よしと思ったらミラーレス一眼の液晶が動かない。小トラブルなので気持ちを切り替えiPhoneで撮ることにする。レンブラントは全部撮り、ゴッホやモネもついでに撮る。ひまわりも前の男がどけてから撮ろうと思ったら、この馬鹿、思いにふけって動こうとしない。何時間でもいるわけでないのだからあとで来ればよかったのだが、横で邪魔だという顔しながら撮った。ケンウッドハウスのレンブラント自画像は一番いいと昔から思っていて、やっと見ることできたのだから、それこそ少し物思いにふければよかったのに、写真に撮ったらそれで満足してしまった。そんな好きなレンブラントさえ1分も立ち止まらず、自分は何を見ようとしているのだろう。あと若いときの自画像さえ見ることが出来れば学生の時買った画集の有名なものはだいたい見たことになる。アメリカは行かないのでアメリカにあるものは見ることできないが自画像も何種類もカメラにおさめた。自分の満足はそこにあったのだろうか。ルーブルとナショナルギャラリーは広いので、レンブラントを見つけるのにひと苦労する。要するに何度か来てるのにやっとのことで見つけるのにそれで終わり。学生時代マラマッドの「レンブラントの帽子」という小説を読んでからレンブラントという画家を知った。その頃絵といえば印象派かユトリロかジャクソン・ポロックなどの現代絵画だった。昔の絵なんて写真代わりに描かせたんでしょというくらい。貴族の肖像画など確かにそうだと思う。詳しくないからわからないけど、あの大きな「夜警」はどういう意味があって描かれたのだろう。レンブラントの中であの絵だけが大きさに圧倒される。汚れを取ったら実は昼の絵だったなどという事情もわからない。美術の先生も変わった人多かったけど、絵を描く人というのはその比ではないだろう。その全くわからない世界を評価する人間は勝手に価値を決めてしまう。20世紀になってから評価されたフェルメールだってプルーストが好きだったというのもきっかけだったらしいが、プルーストは偉大な小説家ではあるけれど、そんなことで評価が変わってしまうの?ゴッホは誰もが心動かされるものはあると思うけど、自分もそうだがピカソのよさはわからない。でも誰もピカソはわからないと言わない。もちろんよくわかっている人も好きな人もいるに違いない。でも大抵はあの王様、裸だとは言わない。
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