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活動報告。2017年5月12日

2017年05月12日 | カ行

① 『小論理学』の再校

 前回の報告(3月20日の「スギナ茶を飲む」)で「連休の終わりまでに済むのが最速で、多分それより遅れるでしょう」と予想しておきましたが、その通りになりました。5月11日現在で1036頁まで来ました。最終頁が1153頁ですから、あと117頁です。しかしやはり、全部終わったあと、もう1度最初から見直すことにしましたので、その分だけ遅くなるでしょう。

 遅れた原因の一つは姫路文学館で講演をしたためです。これには準備と後始末(教科通信「白鷺通信」を作ること)で合計2週間くらいかかりました。『小論理学』の完成時期にはマイナスでしたが、内容的には又ヘーゲルとマルクス・エンゲルスについて考えることになりましたので、有意義だったと思います。

 私は、ヘーゲル研究は『小論理学』に始まって「小論理学」で終わる、と思っていますので、今回の注釈付き翻訳で一応の区切りとするつもりです。鶏鳴版を「初版」とするならば、今回の「未知谷版」は再版に成る訳ですが、「三版」は年齢的に不可能です。

今回ますます強く感じたことは、「マルクス哲学についてもその核心くらいは論評しておくべきだ」ということです。それの材料としてはやはりエンゲルスの『フォイエルバッハ論』が最適だと思います。これにエンゲルスのいくつかの小論文を付け加えるというのでどうかなと思っています。今回の講演の準備の中で強くそう思いました。『小論理学』の後は、『フォイエルバッハ論』に掛かります。『大論理学』はますます遅れることになりますが、そのことは又考えます。いずれのせよ、私に残された時間を推定しつつ、事柄の重要性を考慮して、判断を間違えないようにしたいものです。

 もう一つの遅延原因は、索引の多くの項目で日本語のほかにそれに対応するドイツ語、英語、フランス語を入れることにしたことです。例えば、思考(Denken, thinking, pensée)とかプラトン(Platon, Plato, ―)という風にです。特に仏訳はZusatzを訳していませんので、対応する語句が分からない事も多いのです。

 前回も触れました「例解の索引」は例えば次のようにしています。
★193──哲学にも勉強が必要であることを靴づくりの比喩で説明。
★357──(ヘーゲル独特の)観念論概念の例(その1)。観念論を実行している日常生活。
★358──(ヘーゲル独特の)観念論概念の例(その2)。イヌでさえ観念論者である。
といった具合です。先置した数字は頁番号です。

 又、「箴言集」は例えば次の通りです。
☆217(184、399)──カントの認識論は「水に入る前に泳ぎを習おう」というかのスコラ学者の「賢い」企画と同じである。

☆278──同類のものは同類のものと関係する。
☆278(1117)──友を見れば人が分かる。
☆278──類は友を呼ぶ。
 感想・この3つは同義です。
 といった具合です。

このような「索引」を付けるのは、「とかく難解を持って悪名の高いヘーゲル哲学を少しでも『面白そうだ』と感じてもらえたら」と思ったからです。

② 皮膚病の件

 お陰様で、徐々に治ってきていますが、その速度が遅すぎます。
 治療法についてのその後の変化は次の通りです。
 〔1〕スギナ茶は効果が分からないので、止めることにしました。今もっているものを使い切ったら、止めます。

 〔2〕胃潰瘍の薬(タケプロン)は、2か月くらい飲みませんでしたが、やはり必要と感じましたので、再開しました。胃潰瘍は終生完治はしないだろうとあきらめています。

 〔3〕5月になってドクダミの葉が大きくなってきました。その生葉から「液」を出して、患部に塗ることを試し始めています。

 〔4〕運転免許証の返納後、ジョギングの頻度が増えたせいか、体力が増しています。校正の仕事でも、スピードは上がりませんが(むしろ落ちているかな)、作業時間がすこし増やせるようになったかな、と思っています。まあ、がんばりすぎないようにして、がんばります。

2017年5月12日、牧野紀之
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1 コメント

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Unknown (かなもり)
2017-08-24 08:46:04
牧野先生、2000年ごろに静岡大学でお世話になっておりました。何度かメールをやり取りさせて頂いてた途中にパソコンが壊れ、ご連絡もできなくなってしまったのでその後どうされているかと思っておりました。
もう15年以上も前の事ですので覚えていらっしゃらないかもしれませんが、ドイツ語に触れますといつも牧野先生の事も思い出されます。
お元気そうで何よりです。今後のご活躍もお祈りしております。

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