マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

私のブログ体験(その2)

2009年09月06日 | ハ行
 最近、浜松の秋山雅弘さんから次の提案をいただきました。「このブログ、コメントが書き込みにくいですよね。毎回コメント以外に3か所記入で、かつ、すぐにコメントが反映されませんよね。是非、是非、hamazoに変えていただきたいと思いました。地元の企業なので、地域活性化にもなりますし……」。

 選挙もあってなかなかお返事出来ませんでしたが、これを機会に以下のようなことを考えてみました。これは2008年10月03日に発表しました「私のブログ体験」を踏まえていますので「その2」としました。

 そこに書いて置いたことでその後変わった事があります。1つは、「目次専用のブログ」です。これは今年の05月頃、実行して、長年の「目次の項目が多くなったらどうしよう」という悩みが解決されました。

 第2は「音声ブログ」です。文字ブログの中に、例えば「この言葉の発音はこうです」と書いて、そこをクリックすれば聞こえるようになったわけではありませんんが、音声ブログ自身は何年か前から出ていることが分かりました。そして、私も関口存男氏のラジオ講座をアップしました。

 間違いに気付いた点もあります。そこでは「浜松の政治関係の5大ブログ(山崎、秋山、田口、鈴木めぐみ、そして牧野ブログ)の読者数の比較についても言及したのですが、その比較の基礎事実に誤認がありました。

 はまぞうブログ(山崎、秋山、めぐみブログがこれを使う)では前日の「訪問者数」がブログ面にも発表されているので比較できるのですが、その数値は「訪問者数」ではなく「閲覧頁数」でした。はまぞうでは「ページビュー」と言っていますが(田口ブログはココログですが、その数値は個人的に聞きました)。

 つまり比較する数値を、牧野については訪問者数にし、他のブログでは閲覧頁数にしていたのです。その比較で、「今までは横一線だったものが、今や牧野が頭ひとつ抜け出た」と書いたのです。実際は、「牧野が前からトップだったのを、更に差を広げた」ということでした。というのは、牧野ブログでは、閲覧頁数を訪問者数で割った数値(1人の訪問者が過去記事をいくつ読んでくれるか)が2.5前後なのに対して、一般のブログでは1.5くらいのようだからです。

 現に、最近の数値を見ましても、他のブログの閲覧頁数はたいてい200以下ですが、牧野ブログは300~600です。

 さて、秋山さんの提案を受けて考えたことは、どのブログ(提供会社)を選ぶかの問題での判断基準は何かです。私の使った事があると言えるのはgooとはまぞうの2つですから、この2つで考えます。私がgooブログを選んだ理由は、「容量が無限」だからです。沢山書くつもりでしたから。はまぞうは浜松地域のものらしく、従ってこの辺の政治家たちが多く使っていますので、「別のものを使ってみるのもいいかな」という考えで、少し使ってみました。

 しかし、gooは「全体としては無限」ですが、「1記事の文字数は1万字まで」です。これが困ります。はまぞうは、全体としての制限はあるようですが、1記事は「その範囲内で無限」のようです。ともかく1記事を何万字にもできます。これがありがたいです。目次のためにはまぞうを使ったのはそのためです。その他、使ってみて分かった事は、以下の通りです。

 01、アップのしやすいことは同じだと思いますが、はまぞうは「確認」と「登録」の2手間が必要です。コメントを書き入れる際の手間はどれでもほとんど同じではないでしょうか。反映の遅さは、私が自分のブログを開かない日があることと関係していると思います。

 02、ゴシックや下線ははまぞうの方がはるかに使いやすいです。

 03、私はリンクの張り方が好く分からないのですが、難しさは同じくらいでしょう。gooは慣れてきたからもう心配ないだけです。

 04、「足跡」などのサービスははまぞうの方がいいです。gooでは有料です。

 05、1行の文字数が私にとっては問題です。なぜなら統計数字などは1行にしたいからです。すると1行40字はほしいのです。この点ではまぞうは困ります。今の秋山、山崎、鈴木めぐみブログは1行35字前後だと思います。

 かつて私は、ネットの文章は1行30字がベストだと思っていましたが、やはり40字前後がベストでしょう。gooでも1行がきっかり40字のテンプレートがないのはどうしてでしょう。

 田口さんのココログは、今は29字のようですが、かつては22字だったと記憶しています。まともな文章には向いていないと思います。

 06、利用者数も大切です。やはり多いことが望ましいと思います。gooブログは今や128万を越しています。毎日約300ずつ増えています。そして、その中で上位1万位以内の場合は「アクセスランキング」に数値が載るのです。「浜松市役所の真ホームページ」はほぼ毎日、ランク入りしています。この05月から記録を取り始めましたが、最高位は5305位(177名の訪問者、2009年08月30日)です。

 はまぞうはブログ数が1万を越して、「維持費が大変だから」と言って、広告を載せ始めました。広告を断るには月200円ほど出す必要があります。

 07、過去のアクセス数記録をどこまで遡れるかも1要素です。はまぞうは、「訪問」と「PV(ページビュー)」について過去10日間分を教えてくれます。これはgooより少ないですが、「記事アクセス数」はありがたいです。

 gooは、「訪問者数」と「閲覧頁数」について、過去1週間は1日ごと、その前は週間データを3週間前まで、合計4週間前までのを教えてくれます。また、総訪問者数と総閲覧頁数も教えてくれます。これを下の3つのブログについて見ると次の通りです(2009年08月30日現在)。

          総訪問者数   総閲覧頁数  1訪問者あたり頁数
 マキペディア 17,788 44,871 2,52
(教育の広場 21,912 8,517 2,57)
 静岡県庁 30,439 14,530 2,09
 浜松市役所 62,077 24,290 2,56

 08、同じブログ提供社の中でもどのテンプレートを選ぶかも大切です。一番重要な事は「読みやすい」ということで、そのためには、文字と背景とのコントラストが大切でしょう。これを考慮していない政治家がいるのは残念です。静岡8区の民主党の斉藤進さんのブログをかつてはこの点で高く評価していたのですが、今は「好い」ブログではあっても「秀逸」と言うほどではないと思います。

 09、最後に、ブログとメルマガの比較をしますと、ブログは行間が適当に開いていて読みやすいと思います(秋山さんが推薦していた村上龍のメルマガに載る文は行間が詰まっていて読みにくいです)。

 向こうから配達されるのはメルマガの利点ですが、ブログでも登録しておけば分かります。

 というわけで、結論としては、はまぞうは好いブログだとは思いますが、1行の文字数とアクセスランキングが決定的で、かわることは難しいと思います。