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わたしたちの教科書 第10話 救いの手

2007年06月14日 23時39分25秒 | 2007年ドラマ
内容
熊沢が、イジメを告白した。
瀬里は戦略を修正し、イジメを認め事故とすべきと主張するが
雨木副校長は、学校と生徒を守るため
『イジメ』を認めないと言う。
一方、珠子の前に現れた兼良陸の母 由香里。
裁判により傷つけられた。法廷で、無実の証言をさせる
と。
証人申請する瀬里。そして、証言する兼良。
そのころ加地は、山田加寿子がイジメを受けていたことを
熊沢から聞かされていた。
そして、珠子の口から『転校』の言葉を。。。






かなり詰めこんだ印象ですね。

それも、盛り上がりが盛りだくさん


一番の盛り上がりは、
珠子と兼良か。

両親に苦しみ、自分の行いにも苦しみはじめる兼良。
それは、自らの証言に始まった。
『清く正しく』
父の告発は、自らの破滅のはじまりも知っていた。

でも
珠子『今度はあなたの番なのね
   あなたがいじめられるのね。
兼良『コレでいいんでしょ。。
   もう、おしまいだ
珠子『オシマイじゃないわ
   思い浮かべてみて生きられなかった人のことを。
   彼女が、いつか着るはずだったセーターのカタチを
   食べたかもしれないケーキの甘さを
   いつか見たかもしれない夕日の色を
   いつかしたかもしれない恋のことを
   いつか見たかもしれない夢のこと
   思い浮かべてみて
   それは、全部うしなわれたのよ。永遠にうしなわれたの
   だから覚えてなきゃいけないの

   彼女のいつかは、誰かが覚えてなきゃイケないの

   あなたはいきなきゃイケない、
   彼女が生きるはずだった未来を生きなきゃいけない。
   あなたのしたことは、私のしたコトよ  
   わたしたちは同じ荷物を背負って、
   彼女が生きるはずだった未来を歩き続けるの
   陸くん、もしもあなたにそれが出来るなら、そこに私もいる。』

自分も苦しむからこそ、
珠子は、自分の思いをぶつけることが出来た。

珠子も、母だから。


でも、そんな珠子にしたのは、
本当は『加地』。

だから、そのあとの
珠子『明日香は見てる、ちゃんと見てるわよ

は、ある種の恩返しなのかもしれない。


加地、逃げるな。目をさませ!
と。。。


そして

加地『先生はウソをついた
   このクラスの思い出を胸に頑張ると伝えたけど。
   アレはウソです
   今、山田さんは、
   この学校のこと、このクラスのことを忘れようとしています
   どうしてか、分かるよな

   思い出したくない学校
   思い出したくないクラスメート
   思い出したくない教師

   きっと、彼女の中で僕たちは思い出したくない思い出です
   このままで、いいのかな?????
   僕たちはもう一生あわないかもしれない
   大人になれば、後悔したこと。。。
   教室の風景に漏れていってしまう
   そのまえに、彼女のいうべきコトは何か
   伝えるべきコトはないか?
   今伝えなければ、君達の14,5才の季節は、
   漠然とした記憶の中に消えてしまうんだぞ
   
   山田さんに手紙を。。
   書こうと思う人はこのまま教室に残ってください
   以上』

加地は、復活を果たす。

ほんの少しの手紙でも、
傍観者も加害者。

苦しみは、皆同じ。


ポー『加地先生はスーパー先生で
   きっと、私のことを助けてくれるって。


少し笑顔のポー。





多少なりとも、兼良、ポー、そして一部の生徒。
そして加地が救われた。
そんな感じかな

雨木の過去は次回のネタフリとしても、
全般的に、流れは良い感じ。


ただ、上に書いたように、
珠子による盛り上がり、加地による盛り上がり

この大きな盛り上がりだけでなく、
それ以外にも、小さな盛り上がりが細々とあったものだから


面白いんだけど、メリハリが無くなってしまっている感じ。
ずっと1時間、盛り上がりが続いた感じになってしまってます。


まぁ、
面白いから、満足なんだけどね

どう考えても、
ラストへ向けて、まとめに入っていますね。
だから、若干詰めこみすぎの状態です。


ただ、今回の詰めこみすぎな話のおかげで
次回は、スッキリと良い感じになるってコトなんだろう

予想ですけどね。



いっそ、最後の3回くらい、
10~15分延長を連発してもよかったかもね。
実質、1話増加。
数字的に無理なのでしょうが、
詰め込みすぎは、明らかに前半のしわ寄せでしょうからね




これまでの感想
第9話 第8話 第7話 第6話
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話その2 第1話その1