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日曜劇場『陸王』第五話

2017年11月19日 22時14分12秒 | 2017年ドラマ


『ライバル会社と真っ向勝負!!』
内容
“陸王”の走り心地に満足した茂木(竹内涼真)が、履いてくれることに。
宮沢(役所広司)は、茂木、村野(市川右團次)の提案を受けて、
“陸王”の改良に取りかかりはじめる。
だが、新たな素材が必要と分かるも、ツテがなかった。
銀行の担当者から紹介してもらいたかったが、
先日のことがあって、どうしても話をすることが出来ず。
それどころか、銀行からは、シューズの開発費が本業を圧迫していると指摘され、
早期の商品化。。。実績が必要と分かり、宮沢は頭を抱え込む。
そんなとき、宮沢は、シルクレイを利用した地下足袋づくりを思いつき、
社員達に提案。富島(志賀廣太郎)の了承を得て、開発が開始されるのだった。

1ヶ月後、新しい地下足袋“足軽大将”が発売されると。
評判は口コミで広がり、売り切れが続出。“こはぜ屋”は、忙しくなっていく。
それを基にして、銀行の担当者・大橋(馬場徹)に追加融資を申し込む宮沢。
先日までは、渋っていた大橋も、家長(桂雀々)支店長に、
融資可能であるという稟議書を提出するしかなかった。

そんななか、飯山(寺尾聰)が、何者かに襲われる事件が発生する。
飯山がいなければ、シルクレイの製造が中断することを意味した。
妻・素子(キムラ緑子)の話では、金融屋の仕業だろうという。
折しも、ベテランの西井冨久子(正司照枝)が、仕事が滞りはじめていた。
代わりに仲下美咲(吉谷彩子)が任されていたが、まだまだだった。
宮沢は、再び頭を悩ませはじめるが、息子・大地(山崎賢人)が。。。。

そのころ、茂木の走りをみたアトランティスの小原(ピエール瀧)は、
新しいシューズを茂木のために準備していた。

敬称略


演出は、福澤克雄さん


相変わらず、色々なコトを描いている今作だが。

今回は、いろいろ描いているにもかかわらず、

話の流れがシッカリと、丁寧に描かれているだけで無く。

キャラの行動。。特に主人公のブレが少なくなったことで、

いろいろ描いていても、“物語”が見えてきましたね。

なんていうか。。。

群像劇として、カタチになってきた。

そんな感じである。

群像劇って、その登場人物の動きなどがブレてしまうと、

どうしても、何を描いているのかが、分からなくなってしまうのだ。


基本的に、サクセスモノの今作。

どんな紆余曲折があったとしても、成功という結果は目に見えているのである。

だからこそ、“芯”のブレは、話のブレや、面白味に直結するため、

出来る限り、無くすようにしなければならないのだ。

じゃないと、

物語が伝わらず、ただ単に引っ張っているだけにしか見えなくなってしまいます。


今回。明らかに“カタチ”が完成して、

ハッキリと物語を見せ始めた今作。


これならば、今後。。。大ヒットになるかどうかは、微妙だけど。

“今”の数字が下限で、最終回まで行くでしょう。


ってことで、

時間延長の引き延ばし感も、ほとんど感じず。

個人的には、大幅に評価を上げた今回の話でした。