まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

覚醒せよ!爆裂アドレナリン

2008-10-31 | 北米映画 08~14
 「ウォンテッド」
 話題のアクション映画を、やっと観ることができました♪
 冴えない青年ウェスリーの前に、突如現れた謎の女フォックス。彼女とその仲間たちはウェスリーに、彼の父が秘密組織の殺し屋であったこと、ウェスリー自身にも特殊な能力が秘められていると告げる。父を殺した組織の裏切り者クロスを倒すため、ウェスリーはフォックスたちの指導で、暗殺者になるため激烈なトレーニングに...
 いやあ、噂にたがわぬハチャメチャ大快作でした。ヴァイオレンスが新感覚だけど荒削りで野蛮で、たいていのハリウッドのアクションやCGには飽いた目にも、とても新鮮でした。度肝を抜くっていうか、あまりのトンデモなさに呆気にとられて笑える、なシーンが盛りだくさんで退屈しません。カーブする弾丸とか、回復風呂とか、ほとんど拷問・リンチな殺し屋養成トレーニングとか、過激でユニークでした。全編、とんでもないアクションのテンコ盛りですが、特にクロスを追い詰める列車での激闘は、やりすぎ感MAX!あの列車に乗り合わせた乗客、可哀想!
 かなり人を食った、ブラックな笑いが充満してるのも楽しかったです。一見シリアスにやってるようで、確実に笑いを狙ってるところが好き。ラスト近く、ウェスリーのネズミ大作戦には大笑いです。あと、アホな雑魚キャラがいい味だしてるんですよね。ウェスリーの意地悪なオバハン上司とか、ウェスリーの会社の同輩とか、ヤな感じにノーテンキなアメリカ人の典型で笑えます。
  
 ウェスリー役で、ジェームズ・マカヴォイがハジけてトンじゃってます!いかにもヒーロー然としたタフガイ俳優ではなく、子供みたいに小柄で軟弱そうな文系優男マカヴォイくんなので、その変貌も驚異的で愉快。といっても、別人のようなスーパーマンになるのではなく、基本的にはヘボい感じが抜けないキャラなのが、面白くて可愛いです。
 みんなから精神的にも肉体的にも散々な目に遭うマカヴォイくん、それが似合ってるんですよね。そーいや「ラストキング・オブ・スコットランド」や「つぐない」でも、哀れな受難男だったよなあ。不運が世界一似合う俳優?肉体改造してマッチョな裸も見せてくれるけど、カッコいいシーンよりヘボヘボな姿のほうに萌えます。典型的なM男なのかもしれませんね。おばはん上司にイビられて、発作を起こす苦悶顔が可愛かった。
 先に観たmy motherが、マカヴォイくんをスパイダーマンに似てる、と言ってたけど。確かに感じは似てるんだけど、同じヘボ男でも蜘蛛男は可愛くないのに、マカヴォイくんは可愛いのは、なぜ?
 フォックス役のアンジェリーナ・ジョリー、妖気的オーラは相変わらずスゴいけど、ずいぶん老けたような...ギスギスした感じがした。地獄の特訓をする鬼女教官ジョリ子さん、まさにSMの女王さまみたいです。
 クロス役が、きゃmy ドイツ愛人、トーマス・クレッチマン
 
 シブくてクールで、カッコいい~またまた主役より男前♪そして、またまた謎の悪人、かと思いきや、ドンデン返しな正体に吃驚。こーいう役も悪くないけど、たまにはトーマス主演の恋愛映画とかも観たいなあ。
 組織の元締め役は、モーガン・フリーマン。ハリウッド屈指の働き者老人モーガン爺さん、ほんと元気ですよね。大物なのに、仕事選ばず何でもやるってスタンスが好き。
 秘密組織のモットー『1を殺して、1000を救う』...私なんか、どー考えても確実に殺されてOKな人間だよなあ
  
 マカヴォイくんが羨ましい!トーマス、わしの肩も抱いてくれ~

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