まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

バチ当たり色狂い寺

2016-07-28 | 日本映画
 カープ、今夜は巨人に快勝!
 貯金20、2位巨人とのゲーム差が9あるとはいえ、一敗しただけでヤキモキし不安やネガティブ思考に陥ってしまう私。なので、勝利は歓喜よりも安堵のほうが強いんですよね~。不調だった福井優也の復活も嬉しい。ふっくん、もう2軍でくすぶったりしないでね!ふっくんといえば、早稲田の盟友である日本ハムの斎藤佑樹も先発に登板、でもふっくんと違ってダメダメだったみたいですね。今やハンカチ王子ではなく、雑巾王子、おねだり王子とかいった蔑称で呼ばれてる佑ちゃんの今後が心配…
 今夜のジャイアンツ先発は、にっくき菅野。敵ながら素晴らしいピッチングで、やっぱスゴい選手だな~と感嘆。今日の彼も、いつもと変わらぬフテブテしさだったけど、何だろう?前ほど不快感を感じない…目の錯覚でしょうか、ちょっと可愛く見えたり…そんな菅野さんのイケてる画像、集めてみました♪

 きゃ(^^♪やっぱブサイクですね

 ↑くわ~!腹たつ顔~!相手に死球を与えてもこんな顔してる菅野くんが素敵すぎます
 好きの反対は嫌いではなく、無関心だとか。ジャニーズとかにはとんと無関心な私ですが、菅野はスルーできない私って、ひょっとして彼のことが…?!思わぬ気持ちに気づき、揺れる想い~♪ bY ZARD な私です。
 
 懐かしの70・80年代邦画映画祭②
 「白蛇抄」
 若狭にある華蔵寺に引き取られた少女まつのは、老住職と後妻うたとの夜の痴態に衝撃を受ける。住職の息子昌夫は、哀しい過去を秘めた美しい継母に、狂おしい恋情を抱いていたが…
 1983年(昭和58年)の作品。小柳ルミ子が脱いだ!ことが話題に。当時31歳ぐらいのルミ子(今の綾瀬はるかとかと同じ年頃?!竹内U子とか仲間ユキエより年下?!信じられん!)、まさに女ざかりの色香、妖艶さで、熟女マニアにはたまらん映画かもしれません。とにかくこの映画、ルミ子のエロ美熟女ワンウーマンショーです。劇中ずっと快楽と苦悩に身悶えしてるルミ子に、オナカイッパイになります。
 それにしてもルミ子、よく引き受けたな~と驚嘆、感嘆してしまうほどの大胆すぎる痴態、そして脱ぎっぷり。落ち目の女優や歌手が、起死回生を狙ってロマンポルノとかヘアヌード、というのは珍しい話ではないけど、当時のルミ子はそこまで落ちぶれてはなかったはず。出演に至った経緯や理由など知る由もありませんが、ルミ子が並々ならぬ意欲や覚悟を抱き、女優魂を燃やして挑んだことは間違いなさそう。

 まさに狂い咲き、アンなことコンなことされまくりしまくってるルミ子。ぜったい子どもと一緒には観られない、誰かと観たら必ず気まずい思いをするシーンてんこもりです。ロマンポルノやAVと違い、いちおう文芸大作と銘打ってる作品なので、卑猥さや生々しさはなく、濡れ場も叙情的な演出、雰囲気。今の邦画にはない昭和の重い暗い情念が、返って新鮮です。
 今の邦画にはない、といえば、ヒロインの美しさ、濡れ場もそう。ルミ子みたいな女優も、今いないですよね~。今の人気女優って、みんなキレイだけど淡泊、薄い、軽い、CM重視のため無難な役しかしないので退屈。エロさとか情念とか気概がないですよね~。30過ぎてキャピキャピクニャクニャぶりっこしてる女優とか、ほんと不気味だわ。80年代に女優たちが妍を競った東映文芸ものみたいな映画は、もう望むべくもないのが残念。
 この映画のルミ子は、まさにコテコテの昭和美女。今の女優を見慣れた目には、かなり濃ゆい。その濃さが私は好きです。男を拒めない悲しい性の女を大熱演してるのですが、演技はかなりオーバーで、喘ぎ声も何だか歌ってるみたい。あの喘ぎ声、すごかったわ~。老住職にク○ニされまくり、義理の息子の上に乗って腰をガンガン動かしまくり、寺じゅうにエクスタシーを響かせる淫らなルミ子。どいつもこいつも、ケダモノ!色ボケすぎる!理性を保てなくなる性愛の強さ、激しさって怖いわ~。うたみたいに、ヤバい男ばかり惹き寄せてしまうカルマの女って、気の毒。あんなモテモテ、イヤだ~。

 濡れ場や入浴シーン、滝に入水シーンなどで、いっぱい脱いでるルミ子。ルミ子のセクシープロモーションビデオみたいです。白い柔肌が、いかにも男を吸い寄せそうな妖しい光を放ってます。裸もエロかったけど、服を着ていても分かるあのツンと上に向いてる、いわゆるロケット乳もインパクトあり。ウブな童貞くんは観ないほうがいいです(笑)。この年ルミ子は女優として高く評価されただけでなく、「お久しぶりね」も大ヒットし、歌手としても絶好調でした。そんなルミ子も、あの結婚離婚でスキャンダラスなイロモノ熟女になってしまい、すっかりお見かけしなくなってる今日この頃です…

 昌夫役は、若き日の杉本哲太。知らなかったのですが彼、横浜銀蝿の弟分?だったんですね!横浜銀蝿もチラっとカメオ出演してます。彼らのツッパリ(死語)っぷりからも、ルミ子同様に昭和臭がプンプンしてます。今は素敵な熟年俳優の杉本さんですが、若い頃は昌夫のキャラも手伝って、超キモいです!もっと美男やイケメンの若手俳優だったらな~。同じ昭和のツッパリ系なら、松村雄基にしてほしかったかも。あんな見た目も言動もヤバい男に、何で女たちがと納得できなかった。演技も粗削りすぎで、ほとんど素人。抑えきれぬ性欲に狂乱、わめきながらお寺の障子を屹立したアレでブスブス刺し破っていくシーン、キモすぎて笑えた。
 変態ドすけべ住職役、若山富三郎の怪演も強烈!ほとんど寝たきりなんだけど、不自由な体でルミ子をハアハア物狂おしく求める姿がヤバすぎ!爺になっても性欲に狂うなんて、悲惨な老醜だわ~。
 まつの役の仙道敦子と、うたにつきまとう刑事役の夏八木勲の好演も忘れがたいです。

 仙道敦子は当時、「鬼龍院花子の生涯」や「細雪」など文芸映画で重宝されてた少女女優。ほんと可憐!でも、凛とした聡明そうなところが、今の若いだけ可愛いだけのブリッコ小娘とは一線を画してます。演技力は、はっきり言ってルミ子や哲太より断然上。思春期の少女の潔癖さや残酷さを、初々しく繊細に清冽に演じてました。まぶしすぎる下着姿も披露。それにしても。まつのちゃん、とんでもない寺にもらわれちゃいましたね~。あんな狂った痴態を見せつけられて、私ならトラウマになるわ。
 夏八木勲、男ざかりの頃でカッコいい!声がシブい!ほとんどストーカーな役なのですが、私がうたならキモい住職父子なんかより夏八木刑事になびくわ~。爺やキモ男とより、夏八木さんとの濡れ場が見たかった。夏八木さんは他界、仙道敦子はほぼ引退状態。彼らの演技をもう見られないのが残念。
 情緒がありながらもどこか沈鬱、陰々とした若狭の風景や、お寺、滝なども日本独特のワビ、サビがあって印象的でした。
コメント (2)
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