まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の2時~5時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本と新しく買った本 10月

2016-10-12 11:11:57 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
■角田市の堀米薫さんからいただきました。
 『仙台真田氏物語 幸村の遺志を守った娘、阿梅』
              
 堀米薫/大矢正和 くもん出版 2016.10
 昨年文庫の講演会にお招きした堀米薫さんの最新作です。あの時、講演の中で、今、初めて歴史ものに取り組んでいるとおっしゃっていました。現在、NHK大河ドラマ「眞田丸」が放映されていますが、まさにその真田幸村と子どもたちの物語です。
 大坂夏の陣のあと、幸村の子どもたちはどう生きのびたのか、長女阿梅(おうめ)の生涯を軸に描いています。子どもたちを守るために幸村の考えたことは想像を絶するものでしたが、父の思いを受け止める聡明な11歳の阿梅が印象に残ります。戦乱の世で生きる人々の姿を生き生きと描いた感動の歴史物語です。真田幸村の子どもたちが奥州で生きのびていたこと、伊達政宗や白石市の片倉家と大きくかかわっていたことを興味深く知ることができます。
新しく買った本
①『ガラシとクルピラ』 陣内すま/ヴァンペレーラ 福音館書店2016
 1992年3月号の「こどものとも年中向き」のハード版。
 アマゾン川のほとりに住む人々とジャングルに住む不思議な生き物クルピラの物語。クルピラは人間が無駄に木を切ったり、子どもの動物やお腹に赤ちゃんのいる動物を捕まえようとすると現れて、狩りの邪魔をするといわれている、森の番人のような存在です。ブラジルにはクルピラにまつわる伝説がたくさんあるそうです。ジャングルの中で、子どものアルマジロを捕まえようとしてクルピラに遭遇した少年ガラシは恐ろしさに動けなくなるのですが、同時に大事なことを学んでいきます。
 作者はブラジルに移住した方で、イラストもブラジル人によるものです。黒ペンで描かれたジャングルの木の幹、葉っぱの一枚一枚がとても緻密で見事です。人々の描き方もどこか凛として個性的です。絵のすばらしさに思わず手に取った絵本です。
②『いちくんと古太鼓』 飯野和好 たくさんのふしぎ10月号 福音館書店
 絵本作家の飯野和好さんは、1947年埼玉県の秩父の村に生まれました。これは飯野さんの10歳の時のお話です。麦ふみをしながら空を見つめて空想の世界で遊んでいるいちくんの表情がとてもいいです。
 そんないちくんのおじいちゃんが町の古道具屋さんで買ってくれたのが古い獅子舞太鼓でした。いちくんはその太鼓が気に入って、いつも首から下げてたたいています。太鼓の音に合わせて、土手も石も桑の木も一緒に踊り出すのです。いちくんの空想の世界はこの古太鼓と一緒にますます楽しくなっていきます。
 富安陽子さんの『小さな山神スズナ姫』のさし絵を描いているのが飯野さんです。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 展示のお知らせ! | トップ | あそびの学校とレンゲの会 10月 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。