まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の2時~5時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本と新しく買った本 3月’17年

2017-03-13 17:20:02 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
■内田麟太郎さんからいただきました。
①『ともだちなんかいらない』
 内田麟太郎/喜湯本のづみ 小学館 2017.2
 友だちなんかいなくても平気と言うおばけのギザギザ。同じ考えのおばけのイガイガに出会い、だんだん彼のことが気になります。
■児童図書館研究会からいただきました。
②『子どもの本から平和を考える』
 児童図書館研究会編 児童図書館研究会2017.2
 山花郁子さんの講演記録「子どもの本から平和を考える」と機関紙「こどもの図書館」で特集した戦後70年関連の記事をまとめたものです。
■広野多珂子さんからいただきました。
③『ぼくのもものき』
 広野多珂子 福音館書店 2017.3
 ベランダで鉢植えの桃の木を育てる男の子の話。花が咲き、実がなり、熟すまでの経過が、絵と文で丁寧に語られます。花びらも葉っぱも1枚1枚、細部まで丁寧に描かれた美しい絵本です。完成まで5年かかっています。実際にベランダで桃の木を育てながら描いた絵本です。

新しく買った本
①『シノダ! 指切りは魔法のはじまり』 富安陽子/大庭賢哉 偕成社 2016.11
 シリーズ10巻目。人間のパパとキツネのママを持つユイとタクミとモエは、それぞれキツネ一族の不思議な力を受け継いでいます。今回は魂よせの口を持つ3歳のモエが活躍する物語です。
 幼稚園で出会った男の子と「うそついたらカエルの口になぁれ」と約束の指きりをしてしまったモエは、家族に男の子のことを話してしまい、心配になります。心配は的中しモエにキスされたキツネの鬼丸おじいちゃんがカエルになってしまいます。キツネのイツキおばあちゃんまで人間界にやってきて、緊迫した中で物語は展開します。男の子は竜神さまの使いで、300年前石にされたカエルの呪いを解くためには、どうしてもモエの力が必要だったのです。
 8匹の色さまざまな竜たちが天を飛び回る光景は壮大な眺めです。
②『水の森の秘密』 岡田 淳 理論社2017.2
 シリーズ12巻目。ウニマルに住むスキッパー、湯わかしの家に住むトマトさんとポットさん夫婦、木の上の屋根裏部屋に住むトワイエさん、ガラスのびんの家に住むスミレさんとギーコさんの姉弟、巻き貝の家に住むふたごなどこそあどの森に住む個性豊かな人々の織りなす物語です。
 森に異変が起きます。9月なのにコスモスが咲かず、湿地帯に咲く花が咲きだします。そのうち森が一面水びたしになり、どんどん水位が増していくのです。ヨットに乗って原因究明に乗り出すスキッパーたち。水の精や水に住む生きものたちのおかげで原因が次第に明らかになります。
 カエル語やイモリ語、サンショウウオ語が飛び交います。森が元に戻った時、スキッパーはカエル語をマスターしようと考えます。動物の言葉がわかるドリトル先生のようで、今後が楽しみです。
③『森の石と空飛ぶ船』 岡田 淳 偕成社2016.2
 姿を変えることのできるカメレオンのレオンを覚えていますか。これまでレオンの物語は2冊出ています。桜若葉小学校とレオンの住む国は1枚の絵の表と裏のようなものだとレオンは言います(『カメレオンのレオン』)。いくつかの通路があって、これまでの物語では、レオンはいつも中庭の大きなクスノキを通路にしてこちらの世界に来ていました。
 この物語では裏庭のプラタナスの幹を通ってレオンの国(サクラワカバ島)と行き来する少年が登場します。6年生のシュンです。島でカメレオンの少女エリに出会い、島の危機を救うため、「森の石」を守る「キノコのひと」をかくまって、石を奪おうとするロボットと闘います。3年前レオンがあったアミとトモロー(『小学校の秘密の通路』)もこちらの世界に来て、やっとレオンの船が空を飛ぶ場面は感動的です。
 前2冊もあわせて読むと一層楽しめます。300ページを超える長編の物語で、読みごたえがあります。
④『生きる 劉 連仁の物語』 森越智子 童心社2015.7
 戦争中、国内の労働力不足を補うためたくさんの中国人が強制連行され、日本の各地の鉱山で働かされました。その数は38,935人といわれています。その中の一人が劉連仁(リュウ リェンレン)です。この本は戦争中日本政府によって踏みにじられた劉さんの、長く困難な人生を描いたノンフィクションです。
 1944年11月、31歳の彼は北海道の沼田町にある昭和鉱山で石炭採掘の仕事をさせられます。連日の疲労と飢えと寒さと暴力の中で、1945年7月、たった一人脱走を試みます。途中、同じ日にたまたま逃げ出した4人と会い、5人で逃げることに。北海道の西から北へ、東へ、そして西へと、その距離は1400キロといわれています。しかも闘争の途中で4人の仲間を失い、たった一人で12年間も逃げ続けます。中国に残してきた家族に会いたいという思いと、こんな理不尽なことは二度と起こってはいけないという思いが彼を支えます。彼が石狩郡当別町の山中で見つかったのは1958年の2月のことです。彼の闘いはその後も続いていきます。
 茨木のり子さんは「りゅうりぇんれんの物語」という長い詩を書いています。松谷みよ子さんも『私のアンネ=フランク』で劉さんのことを取りあげています。あわせて読んでみてください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

レンゲの会とあそびの学校 3月

2017-03-12 18:31:25 | 文庫のページ
レンゲの会 3月13日(月) 10:00~13:00
  *月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
 今月は『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 を取りあげます。
 ♦♧2017年度の計画を立てますので、取り上げたい作家・作品をお持ちください。♡♠
 ♦♧2017年度は5月から始めます。詳しくは4月の文庫だよりをご覧ください。♡♠

あそびの学校 3月18日(土)10:30~12:30
  <大人向けの講座>年8回の講座です。 *参加費200円
 今月は 紙ひもの帽子を作ります。
        あやとりは「あみ→こと」「ひとりあやとり」です。

 ♦♧毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。♡♠
 ♦♧2017年度は6月から始めます。詳しくは4月の文庫だよりをご覧ください。♡♠

お願いします! 文集「なかま」39号に原稿をお寄せください。
 みんなの声をたくさん載せたいと思っていますのでご協力ください。
 <子どもたちへ>  〆切は3月末(4月の最初の文庫の日まででもいいです)
 ①この1年に出会った本で、おもしろかった本を5冊教えてください。
 ②「文庫で楽しかったこと」という題で自由に書いてください。
   ※※文庫に用紙があります。
 <大人の方へ> 〆切は4月末
 「ひろば ―お母さんたちのページ― 」に原稿をお寄せください。
 長さは自由です。子どものこと、本のことなど、なんでもかまいません。
 あそびの学校やレンゲの会に参加の方も、どうぞ原稿をお寄せください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

3月・4月の文庫の日 ’17年

2017-03-12 17:44:05 | 文庫のページ
3月15日(水)
 3:30 おはなし「ババヤガーと白い鳥」 武田
 4:00 あやとりであそぼう
3月18日(土)
 3:30 おはなし「美しいワシリーサとババヤガー」 佐藤
 4:00 あやとりであそぼう
3月22日(水)
 3:30 おはなし「りこうなおきさき」 松尾
 4:00 しゃぼん玉(クリスタルドロップ)・さくらもち
  文庫の春休み
    3月25日(土)~4月8日(土)

4月12日(水)
 3:30 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 4:00 紙テープのしおり
4月15日(土)
 3:30 おはなし「三びき匹のくま」 松尾
 4:00 おりがみ(三段組みの花ごま)
◆文庫は3月22日(土)までやっています。18日と22日は15冊まで借りることができます。
◆3月25日~4月8日(土)は文庫の春休みです。4月は12日(水)から始めます。


もうすぐ春休み! 
   ふだん読めない長い本にも挑戦してみませんか。

 『ニルスのふしぎな旅』  (セルマ・ラーゲルレーヴ 菱本晃子訳 福音館書店)は上下2冊、合せて1000ページを超える長い物語ですが、この時期おすすめの物語です。
 妖精のトムテに悪さをして小人にされたニルスが、がちょうのモルテンの背中に乗って思いがけず旅に出ることになったのが、3月20日のことです。1章ごとに日付がついていますので、今、何月何日で、旅に出てからどのくらいたったか、いまどこを旅しているかなど、スウェーデンの地図を確かめながら楽しむことができます。
 ニルスが無事家に戻って来れたのは11月9日のことです。約8ヶ月近い旅をしてきたことになります。ニルスがどんな旅をしてきたのか、スウェーデンという国がどんな国か、ニルスと一緒に旅をしてみませんか。きっとすてきな旅が楽しめると思います。
 1000ページは長いと思う方には、絵本版もありますので、まずそれから読んでみてはどうでしょう。6冊シリーズ(菱沼晃子訳 福音館書店)で、平澤朋子さんの美しいさし絵が魅力です。物語は55章からなっていますが、その章だけ取り出しても楽しめるお話も多く、そういう物語を6つ選んで絵本化したものです。抄訳ではありませんので、絵本版といってもどれも40~50ページの長さになります。このシリーズを読んだら、きっと物語全体を読んでみたくなることは間違いありません。
 小学校を卒業するまでにぜひ出会ってほしい物語の1冊です。
 <ニルスが出会った物語1~6>
 ①『まぼろしの町』 ②『風の魔女カイサ』 ③『クマと製鉄所』 ④『ストックホルム』
 ⑤『ワシのゴルゴ』 ⑥『巨人と勇士トール』


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今月の詩 3月 ’17年

2017-03-11 18:04:14 | 文庫のページ
  さよならの歌
           北川幸比古

 楽しいことが いっぱいあった
 春だったっけ 夏だったっけ
 悲しいことも ちょっぴりあった

 秋だったっけ 冬だったっけ

 そして そうして さよならだ
 そして そうして さよならだ
 だけど ぼくたち わたしたち
 きっと もう一度 あうだろう
 きみを忘れはしないから
 きっと もう一度 あうだろう
 いつか どこかで きっとだよ
        (『貝がらをひろった』
            北川幸比古 らくだ出版)

 福寿草も梅も咲き出し、春の日差しがうれしいです。三月は卒園、卒業の季節ですね。転校するお友だちもいるかもしれませんね。一緒に過ごしてきたお友だちとの別れはちょっぴり悲しいです。でも忘れない、会いたいという気持ちがあれば、きっとまた会えるかもしれません。
 今月は北川幸比古さんの「さよならの歌」を選びました。別れる友へのすてきなメッセージです。

 あやとり検定! 挑戦した人すべてに賞状が出ます!
 1月から始めたあやとり検定ですが、今年もたくさんの人が挑戦してくれて、楽しい2ヶ月を過ごしました。春休みまであと3回文庫がありますので、どうぞがんばってください。何度も文庫には来れず、6級どまりの人もいるかもしれませんが、挑戦した人すべてに賞状が出ますので、文庫に来た時もらってください。毎年同じ賞状で申し訳ないのですが…。
 今年挑戦した人は15人、子どもが10人、大人が5人です。2月の文庫だよりの時より4人増えています。1級に合格した人は2月の時には子どもが4人だけでしたが、その後、大人の方が2人、1級に合格しました。おひとりは昨年も1級まで行っていますので、ほとんどを覚えていて、短時間で30の技をクリアしました。もう一人の方は、この2ヶ月、何度も文庫に足を運んでくださって、すごい集中力でマスターしました。
 今1級目指して頑張っているのは、名取から来ている4年生のひなのちゃんと2年生のけいすけ君姉弟です。4日に二人とも4級・3級に合格しました。土曜日しかこれませんので、あと1回で1級までいけるといいですね。頑張ってください!

  3100回目の文庫の日! 3月22日(水)
 3000回目の文庫の日を迎えたのは2015年10月21日でした。お祝いをしたばかりと思っていましたが、あれから1年半。ふと数えてみたら、3月22日でちょうど100回目になります。おそらく4000回目の文庫の日はないと思いますので、100回ごとに小さなお祝い会をしてもいいかなと思っています。今回はみんなで作ったさくらもちをいただきながらお祝いしましょう!
  3:30~ おはなし会
  4:00~ 手作り しゃぼん玉(クリスタルドロップ)・さくらもち
  4:50~ お茶の会(お茶とさくらもち)。お家の方もどうぞ一緒にお祝いしてください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

寄贈本 2月

2017-02-20 11:33:45 | 文庫のページ
ありがとうございます。
■福音館書店元編集者の荒木田隆子さんからいただきました。
『子どもの本のよあけ ――瀬田貞二伝――』 荒木田隆子 福音館書店 2017.1
 2013年5月から2014年1月まで、東京子ども図書館主催で行われた荒木田さんの「瀬田貞二の仕事」という5回の連続講座の講演記録です。2012年9月、文庫の35周年記念行事に荒木田さんをお招きして瀬田貞二さんについてお話を伺いましたが、その5倍の時間をかけて語られた内容です。瀬田貞二さんについて、もっともっとたくさんのことを知ることができます。

■前田笙子さんからいただきました。
『なべになった鐘』 堀込光子・堀込亘・堀込光子
 東日本大震災から6年になろうとしています。あの時、石巻市長面(ながつら)で本当にあった話を絵本にしました。龍谷院(りゅうごくいん)というお寺の鐘がお鍋になって、玄米がゆを炊いて、被災した人々を助けたという話です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

福音館書店の月刊誌の紹介 2月号

2017-02-20 10:45:53 | 文庫のページ
こどものとも012
  『ちゃぷちゃぷぷーん』 得田之久/及川賢治
 さまざまな動物が登場します。その動物たちの姿(形)と色の美しさに大きな感動をもらえる絵本です。
 赤を背景に2頭のクロクマのしっかり正面を向いた絵、青を背景にまっ白なうさぎたちが飛び跳ねる絵、緑を背景に頭と足が黄色、甲羅が濃い緑の亀たちの絵など、色と形のセンスがいいです。擬音語をふんだんに使った言葉も楽しく、赤ちゃんが喜びそうです。

こどものとも年少版
  『てじなのやかた』 土屋富士夫
 『てじな』(こどものとも年少版)の続編です。18年ぶりです。
 前作も手品師の「あんどら いんどら うんどら」の言葉で、楽しい手品を見せてもらいましたが、今回はもっとバージョンアップしています。ページをめくるまで、どこに穴が開いていて、それがどう変わるのか、全く予想できません。これも色と形の見事な競演です。どうぞ楽しんでください。

こどものとも年中向き
  『へんてこなおきゃくさん』 浜田桂子
 あこちゃんが留守番をしていると、帽子をかぶって手袋の紐を絡ませた傘のお客さんがやってきます。お客さんはあこちゃんの小さい時の話を楽しそうに話して、「大きくなりましたね」というのです。あこちゃんは思い出します。帽子も手袋も傘も、あこちゃんの小さい時のお気に入りだったことを。それをなくしてしまったことを。
 ひとりでお留守番できるようになったあこちゃんの心と体の成長を知ることのできる、すてきなお話です。

こどものとも
  『なんでももじもじ』 大日本タイポ組合(秀親と塚田哲也が結成)
 大日本タイポ組合について「文字を解体し、組み合わせ、再構築することによって、新しい文字の概念を探る実験的タイポグラフィ集団」と紹介されています。
 人間の顔も景色も動物も形あるもの、名前のあるものは、何でも文字で書けるというのです。表紙のたろうくんとはなこさんの顔も愉快です。文字が文字の呪縛から解き放たれ、自由に浮遊しているような楽しさを味わうことができます。絵の中に隠れている文字を見つけ出す楽しさにも出会えます。

ちいさなかがくのとも
  『うどんできた!』 加藤休ミ
 そばもうどんもお店で簡単に買うことができますが、もし家で作れたら楽しいですね。家でうどん作りに挑戦する男の子の話です。最後にていねいなレシピもついているので、本当に挑戦したい人にはうれしい絵本です。豪快に粉を練ったり、足で踏んだり、見ていたら確かにやってみたくなります。踏む時にははだしでやるといいそうです。マットでも布団でもない柔らかさが体験できるとか。

かがくのとも
  『リュウノヒゲ ふゆにみつけたあおいたね 山根悦子作 多田多恵子監修
 リュウのヒゲのように細長い形からリュウノヒゲと呼ばれている草です。リュウノヒゲには青い丸い実がなると覚えていましたが、あれは実ではなく、種だそうです。梅雨の頃には薄紫色のベルのような形の花を咲かせ、夏、花が枯れると、奥の方に白い種が見え、秋にはだんだん大きくなって色も濃い緑色になり、冬になると種はもっと大きくなってあのきれいな青い色になるそうです。冬にしか見ることができないものだったのですね。

たくさんのふしぎ
  『ゆきがうまれる』 前野紀一/斉藤俊行
 ひとつとして同じ結晶を持たない雪ですが、雪の結晶がどうして六角の形をしているのか、水の成分についての興味深い話も含め、語られています。雪ができるメカニズムについても詳しく知ることができます
 少し難しい内容ですが、斉藤さんの絵が素晴らしく、理解を助けてくれます。高学年の人におすすめです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

あそびの学校とレンゲの会 2月

2017-02-17 17:53:24 | 文庫のページ
あそびの学校 2月18日(土)10:30~12:30
               <大人向けの講座>年8回の講座です。参加費200円
 ビー玉のこしさげ・毛糸のマスコット人形を作ります・
 昔の遊びはお手玉とけん玉です。
   ※毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
  次回は3月18日(土) 
  ・紙ひもの帽子を作ります。
  ・あやとりは「あみ→こと」「ひとりあやとり」です。

レンゲの会 2月27日(月)10:00~13:00
          月1回、子どもの本についておしゃべりしています。
          どなたでも参加できます。
 2月は恒例の大人向けおはなし会です。たくさんのお話が聞けます。
   どうぞ聞きに来てください。

 1.花のすきなお殿さま(高知の昔話)      桜井あや子
 2.小さなモーリツさんの話(ビーアマン)    金須桂子
 3.皇帝の玉座で歌をうたったオンドリ(旧ユーゴスラビアの昔話)
                               笹森 環
 4.ころん かぽん どんぶりこ(宮城の昔話)  佐藤真弓
 5.岩じいさん(中国の昔話)            若松由紀
 6.美しいワシリーサとババヤガー(ロシアの昔話)佐藤和子
      休 憩
 7.歳(山形の昔話)               今野夏絵
 8.どんぐりと山猫(宮沢賢治)         武田節子
 9.てんじくねずみ(グリムの昔話)       佐々木文江
 10.プクサの魂(アイヌの昔話)         高橋恵子
 11.ひつじかいのバグレングロ(ジプシーの昔話) 松尾福子

 次回は3月13日(月) 『銀河鉄道の夜』宮沢賢治 を取りあげます。
 ◎◎◎2017年度のレンゲの会の計画を立てますので、
      取り上げたい作家・作品をお持ちください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2月・3月の文庫の日 ’17年

2017-02-17 16:52:49 | 文庫のページ
2月18日(土)
 15:30 おはなし「アナンシと五」 中村
 16:00 お手玉とけん玉であそぼう
2月22日(水)
 15:30 おはなし「おいしいおかゆ」 佐藤
 16:00 おりがみ(おひなさま)
2月25日(土)
 15:30 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 16:00 こけし人形
3月1日(水)
 15:30 おはなし「マメ子と魔物」 松尾
 16:00 さくらもち
3月4日(土)
 15:30 おはなし「ちびくろさんぼ」 武田
 16:00 おりぞめ
3月8日(水)
 15:30 おはなし「ぽとんぽとんはなんのおと」 笹森
 16:00 あやとりであそぼう
3月11日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです

◆文庫は3月22日までやっています。◆
◆3月25日(土)~4月8日(土)は、文庫の春休みです。◆
◆4月12日(水)から始めます。◆
 3月1日(水)の文庫の日は「さくらもち」を作ります。ホットプレートで焼いて簡単にできます。ほんのり温かいさくらもちはあんの甘さと塩漬けの桜の葉の塩気が混じって、おいしいです。どうぞ食べに来てください。お家の方もどうぞおいでください。
 1月からはじまっている「あやとり検定」ですが、1ヶ月が経ちました。子どもが8人、大人が3人、取り組んでいます。例年に比べ挑戦している人は少ないのですが、1級に合格した人がもう4人も出ました。4年生のりこちゃん・まおりちゃんは1年生から続けて4年連続1級合格です。すごいですね。2人ともたった1日で30の技をクリアしてしまいました。
 2年生のこたろうくんときよたかくんは、今年初めて1級合格です。文庫に来るたびがんばって、次々と新しい技に挑戦していく二人の集中度はすごいものでした。
 3月まで「あやとり検定」を続けますので、これからでもどうぞ挑戦してください。

お願い!! 文集「なかま」39号に原稿をお寄せください!
 今年も文集の原稿をお願いする時期になりました。みんなの声をたくさん載せたいと思っていますので、ご協力ください。
 <子どもたちへ> 〆切は3月末
①この1年に出会った本で、面白かった本を5冊教えてください。
②「文庫で楽しかったこと」という題で、自由に書いてください。
 ※文庫に用紙があります。
 <大人の方へ> 〆切は4月末
 「ひろば -お母さんたちのページ―」に原稿をお寄せください。長さは自由です。
 子どものこと、文庫のこと、本のことなど、なんでもかまいません。
 あそびの学校やレンゲの会に参加の方も、どうぞ原稿をお寄せください。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今月の詩 2月

2017-02-17 15:09:46 | 文庫のページ
  二月の雪
       みずかみかずよ
 木の葉も
 電線も
 公園のブランコも
 みな息をひそめて
 目をとじている白い朝

 山の貯水池は
 銀いろの波に
 白鳥たちをすべらせる

 白鳥よ
 北へかえるときがきた
 つばさひろげてまいあがれ
 ―――さあ
 ふりかかる雪は
 つめたい花びら

 ひかる風にまむかって
 北へ
 北へ
 二月の雪は旅立ちの帽子
  (『こえがする』みずかみかずよ 理論社)

 今月はみずかみかずよさんの「二月の雪」を選びました。雪降る朝、貯水池で羽を休めている白鳥たち、北へ向かって旅立つ時が近づいています。声高に鳴きかわす白鳥たちの声も聞こえてきます。そんな情景が豊かに浮かぶ詩です。最後の「二月の雪は旅立ちの帽子」が心に響きます。九州(みずかみさんは九州の人)の春は東北の春より一足早いのでしょう。2月はもう白鳥たちにとって北への長い旅の始まる時なのですね。
 白鳥を描いた絵本・物語もいっぱいあります。
 『おおはくちょうのそら』(手島圭三郎 福武書店)は、春が近づき、生まれ故郷の北の国に帰る白鳥たちを描いた美しい木版画の絵本です。白鳥たちの飛び立つ姿がダイナミックに美しく描かれています。病気の子どもを心配し、飛び立つことのできない家族がいます。一度はその子を置いて旅立つのですが、戻ってきて、子どもの最期をみとって北へ向かいます。
 絵本『はくちょう』(内田麟太郎・伊勢英子 講談社)にも傷ついた白鳥が登場します。その白鳥に池が恋をするというラブストーリーです。白鳥の傷が早く治ることを願いながらも、白鳥との別れをつらく思う池。とうとう白鳥の傷は治り、白鳥はたった一羽で北へ向かって飛び立とうとします。池は白鳥を追います。そして飛び立ちます。2羽の白鳥が広大な空を鳴きかわしながら飛んでいく姿は感動的です。伊勢さんの絵が素晴らしいです。大人の方にもおすすめの絵本です。
 『とべない白鳥ポー』(手島悠介 講談社1984)はノンフィクションです。盛岡の雫石川で冬の間、白鳥にエサをやり続ける高橋三太郎さんと、傷ついてとべなくなった白鳥のポーの話です。ポーは家族が北へ飛び立った後も雫石川に残り、たった1羽で夏を過ごし、冬、やって来た家族と再会を果たします。本が出版された時、ポーは雫石川で7度目の夏を迎えていました。
 『白鳥のふたごものがたり』三部作(いぬいとみこ/いせひでこ 理論社1986)は、北の国で生まれたふたごの白鳥、ユキとキララの物語です。両親に愛され、仲間の白鳥たちにも助けられて成長していくユキとキララは、厳しい冬の到来で、日本(風蓮湖)にたどりつくまでの長く苦しい初めての旅を経験します。旅はまだ続き、さまざまな困難が待っています。
 アンデルセンの『白鳥』(マーシャ・ブラウン絵 福音館書店)もすてきなお話です。魔法で白鳥に変えられた11人の兄たちを助けるまでの、長く苦しいエリザの遍歴の物語です。どんな苦境にあっても厚い信仰心と忍耐強さがエリザを支えます。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

新しく買った本 ’17.1月

2017-01-21 09:54:14 | 文庫のページ
①『小さなサンと天の竜』 チェン・ジャンホン 平岡敦訳 徳間書店 2016.6
 三つの高い山に囲まれた谷に住む勇敢な男の子サンの物語。
 山の向こうの畑に行くため、毎日山を上り下りする両親のために、サンは「ぼくが山を動かしてやる」と言って、たった一人で行動を起こします。サンはひたすら岩を砕き続けますが、山はいつも目の前に大きくそびえています。そんな時、偶然に山の洞穴で出会った不思議な老人が力を貸してくれます。
 大判の絵本の見開きいっぱいに、稲妻とともに現れる三頭の白い竜は迫力があります。絵もお話もスケールの大きな中国の絵本です。
②『線とあそぼう』 たくさんのふしぎ 2017年1月号 杉田比呂美 福音館書店
 一本の線に何かを足すだけでいろんなものに変身します。本当かな?と思う人は、まず手に取ってみてください。私たちの周りには何とたくさんの「線」があるのか、「線」の面白さに気づけます。
③『カルペパー一家のおはなし』
     マリオン・アピントン/ルイス・スロボドキン 清水眞砂子訳 瑞雲社 2016.6
 デビーのお父さんがデビーのために紙で作ってくれた人形たち。それがカルペパーさんとカルペパー夫人、男の子が4人と女の子が4人の10人家族です。それから家も作ってくれました。カルペパーさん一家がデビーの子ども部屋でどんな生活をしたか、楽しい物語です。
 女の子の一人が本のしおりにされてしまったり、カルペパーさんがネズミ捕りに挟まってしまったり、困難にもたくさん出会うのですが、ネズミやスズメやクモとも知り合いになっていくカルペパーさん一家のたくましい生き方にも感動できます。
 スロボドキンの絵も楽しく、物語の世界を一層豊かにしてくれます。
④『さよならのかわりにきみに書く物語 ―田中正造の谷中村と耕太の双葉町―』
     一色悦子 随想舎 2013.10
 2011年3月の東日本大震災の時まで福島県の双葉町に住んでいた、中学2年の耕太の物語。
 両親は双葉町を出て福島県内で農業を続けているが、耕太は母の実家の茨城県の古河町に住む。野鳥に詳しい祖父に連れられてヨシ原の広がる渡良瀬遊水地に行き、昔、ここに村があったことを知る。どうして人が住まなくなったのか。足尾銅山の鉱毒事件、それと闘った田中正造と谷中村の人々について初めて知ることが多く、衝撃を受けるが、福島第1原発のため、故郷を追われ、逃げ出してきた双葉町の自分たちとどこか似ていることに気づく。故郷はどうなるのか、耕太は考える。
 明治の鉱毒事件と福島の原発事故、重いテーマの作品だが、中高生・大人の方にも読んでほしい作品です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加