Life in San Francisco

Welcome!
サンフランシスコ在住のフローラルデザイナーです。
www.pbase.com/gatolisto

3周年!!!

2007-07-12 15:46:07 | サンフランシスコの生活
LiSFを立ち上げたのが、3年前の今日でした。

始めた当初こそ、毎日のようにエントリ−を更新していたものの、最近は・・・、ね? かな〜りマイペースな更新頻度ですよねぇ(まるで他人事)。へへへ(笑ってごまかすなー)。しかし、毎回毎回、沢山の方から心温まるコメントをいただく度に、感謝の気持ちでいっぱいになります。ここまで長く続けて来られたのも、この僕の拙いブログを楽しみにして下さる皆さんあってのことだと思っているのです。本当にありがとう!!


そんなわけで、日頃の感謝の気持ちをたっぷりこめて、こんな企画を立ててみました。

名付けて、



「Life in San Francisco 3周年プレゼント企画!」


3周年にちなんで、抽選で3名の方に、ケヴィンがイラストを手掛けた、PAWS(Pets Are Wonderful Support)のオリジナルTシャツをプレゼントしたいと思います。但し、締め切りは7月31日とさせていただきます。

プレゼント用のTシャツですが、こんな感じ。


生地の色は、グリーン・ヘザー(写真のケヴィンが着用しているもの)、ライト・グレー、ライト・ブルーの3色。

ちなみに、な、な、な、なんと! チップとタンクも描かれています。
思いっきり役得ですなぁ>チッピー&タンキー。







そして、肝心の抽選の手順ですが、


1)このエントリー内のコメント欄に、お名前を残してください。

2)7月31日に締め切った段階で、抽選を行います。

3)8月2日(予定)のエントリーで、当選者を発表。

4)当選された方は、お名前、送り先のご住所、Tシャツのサイズ/色を僕までメールにてお知らせください。

5)メールが届き次第、こちらからTシャツを郵送させていただきます。



尚、この抽選は、すべての方に参加資格があります。いつもコメントを残してくださる「常連さん」も、コメントを残した事がなく、「ちょっと気が引けるなぁ・・・」なんて方も、どうぞご遠慮なく! どしどしご応募くださいね。この機会をお見逃しなく!!


尚、ご質問等ある方は、お気軽に、僕までメールをください。

matthewsfca@hotmail.コム (スパム防止のため、コムの部分をcomに変換してください)






そして、LiSFには無くてはならない、レギュラー陣のこのふたりからもみなさまへメッセージが。


まずは、全然やる気のないチップから、

M「チッピーさぁ、何か言ってよ。めでたい席なんだからさぁ」
C(面倒くさいなぁー)・・・じゃぁ、一応、「これからも、LiSFを末永くよろしくー」


一方、やる気満々のケヴィンからは、

K「僕の顔面博覧会もお楽しみに〜」
M「・・・・・



そして、僕からも。

4周年に向けて、マイペースで頑張って続けて行こうと思っています。これらかも、お付き合いいただけたら嬉しいな。どうぞ、末永くLiSFをご贔屓のほどに!!


最後に、3年間分の想いを込めて、

本当にありがとう!! チュッ 

from matthew xoxo
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徒然なるままに、近況報告。part 5

2007-07-07 17:19:06 | サンフランシスコの生活
先週の日曜日の夕方、mikaさんの長男であるレオくんの1才のバースデー・パーティーに行って来ました。

実はこの日の午後、大きなウェディングのセットアップに出掛けていたのですが、予定のスケジュールが大幅にずれ込み、一時は「もしかしてレオくんのパーティに行けなくなるのではないか」なんて危機感を募らしていたのですが、最後の最後で奇跡的に仕事が片付き、その足で車を飛ばしてMikaさん宅へ直行。僕が着いたときには、すでにパーティも大盛り上がり状態。現地で待ち合わせたケヴィンとケヴィン・パパも僕より10分ほど遅れて到着し、楽しいひと時を過ごして来ました。


初めてのバースデー・ケーキは、プロのベイカーでもあるママお手製!


"So delicious!"

ちなみに、この日のパーティーですが、Mikaさんからご招待を受けたときには、「多分、5人か6人くらいかな」と聞いていたのですが、当日は20人くらいはいらしていたのではないかなぁ。その中に、ここ最近ずっとすれ違いでしばらくお会いしていなかった、のんしさんもいらしていました。久しぶりにいろいろとお話ができて、とても楽しかったです。>のんしさん。

のんしさんの他にも、いろいろな方とお会いすることができ、久しぶりに日本語を堪能! 一瞬、日本にいるのかと錯覚するほど、楽しいひと時を過ごしました。

そして、パーティも終盤に差しかかった頃、

K「あのさぁ、マシュウがレオくんに用意したバースデー・プレゼントの本あるでしょ? あれでレオくんと一緒に遊びたいんだけど、いいと思う?」

と言う訳で、恐る恐る、レオくんのバースデー・プレゼントが集められた一角を覗いてみたところ、ひとつとして開封された形跡のあるプレゼントは無し・・・。

Mikaさんにその旨を伝えたところ、是非是非プレゼントを開けてください、とのお許しをいただき、ケヴィンも大ハシャギ。

レオくんのために僕たちが用意したプレゼントは、指人形付きの可愛い絵本4冊がセットになったものだったのですが、あのパペット・ショーやセサミ・ストリートの生みの親であるJim Hensonを神と仰ぐケヴィンとしては、指人形で遊びたくて遊びたくてしょうがない訳なのでした・・・


各ページに穴が開いていて、そこから指人形が飛び出す仕掛けになっています。


レオくんもとっても気に入ってくれた様子。めでたし、めでたし!


大ハリキリのケヴィンの図。声色まで使ってレオくんに絵本を読むケヴィンに、レオくんのパパ、Jayさんも大爆笑。

それにしても、本当に楽しいパーティでした。Mikaさん、Jayさん、ご招待くださり、ありがとう。レオくんの笑顔にすっかり癒やされ、仕事の疲れも一気に吹っ飛とんだ日曜日の晩でした。



Happy Birthday, Leo! May the year ahead be filled with full of love and lots of joy!!





次のトピックは、先週見た映画を二本ほど。

まずは先週、デールと観に行った「1408」。



スティーブン・キングのショート・ストーリーが原作のサスペンスフルなホラー映画です。霊的な異常現象を執筆するのを最近の主な仕事としている冴えない作家が主人公。本人も霊的現象などを特に信じている訳ではないのですが、そんな彼のもとに届いた一通のはがき。そこには、とあるホテルの1408号室に泊まった客は必ず変死するという情報が。早速そのホテルに問い合わせをしてみたところ、今はその部屋は一般には解放されていないという回答。結局、法的な手段を使って、その部屋で一晩を過ごすことに成功するのですが、想像を絶する現象が待ち受けているのでした・・・。と言うのが、大まかなストーリー展開。そこそこ楽しめる内容ではあったのですが、ホテルの名前が「ドルフィン・ホテル」な上に、その部屋が異空間へ繋がっている、と言う辺り、どう見ても、村上春樹の「羊を巡る冒険」を彷彿させるものが・・・。まさかコピーじゃないよね?>スティーブン。 デールも村上作品を数冊読んでいるので、同じ感想を持ったようでした。とは言え、特撮などにもお金が掛かっていますし、そのあたりはさすがにハリウッド作品。出演者も演技には定評のある人が揃っていますし、見て損ということは無いと思います。興味のあるかたは、是非に。

そして、昨日の晩、ケヴィンと観に行ったのが、ディズニー/ピクサーのアニメーションの「ratatouille」。



シェフになりたい一匹のネズミと、料理の才能のない若者が織り成すハートフルな物語。これは僕からの絶対のお勧めです!! 是非ご覧になってみて下さいね。




そして、次のトピックですが、久々の料理ネタです。

最近作った「ぼくんちごはん」の中からいくつかをピックアップ。まずはこちら。


「林檎と人参のスープ 豆乳仕立て」


ほんのりと甘く、さっぱりした風味が特徴のスープです。

作り方ですが、

1) 人参の皮を剥いたものと玉ねぎを薄くスライスし、バターで焦がさないように丁寧に炒める。

2) 1)を深鍋に移し、自家製チキン・ブイヨン(「アボカドの冷製スープ」を参照)、或いは水で溶いた市販のコンソメを加え、人参が柔らかくなるまで弱火で煮る。その際に、余計は灰汁は取り除く。

3)2)を火から下し、粗熱を取る。

4)大きめの林檎(今回はFujiを使用)の中身をくり抜く。その際に、器となる林檎の内側に、色止めのためにレモン汁を塗っておく。

5)中身の林檎の種の部分を取り除いたものと、粗熱が取れた3)をミキサーに入れて、撹拌する。

6)5)を鍋に移し、豆乳を加えながら弱火で温める。(ポタージュくらいの濃度が目安です)

7)塩で味の調整をし、くり抜いた林檎の器にスープを入れる。

8)最後に生クリームを表面に浮かべて、完成!


冷やしても美味しいスープです。どうぞお試しください!



そして、次の一品。

「具沢山焼きおにぎり」


これは我が家の定番料理のひとつ。お酒を飲んだ後に、ちょっと何か食べたいなぁ、なんて時に大活躍のメニュー。アメリカ人の友人にも大好評の料理です。

これはですね、キッチンの棚にある乾物をメインに、炊きたてのご飯と混ぜただけで簡単に作れるのですが,それらをコロッケのように形作り、ごま油を敷いたプライパンで両側に焦げ目が付くまで焼き、最後に醤油とみりんを混ぜたたれをはけで塗るだけの簡単料理です。

今回は2種類のフレーバーを用意しました。

向かって左側は、「ゆかり」「桜えび」「ひじき」「白ごま」「鰹節」バージョン。
右側は、「じゃこ」「山椒」「練り梅」を使いました。

キュウリの浅漬けを添えて完成です。

乾物だったら、大抵のものはOK。乾物の他にも、しば漬けや山菜、高菜などを混ぜて焼いても美味しいですね。こちらもお試しください!!


そして、最後は、超簡単スイーツ。

「抹茶風味の白玉」


市販の白玉粉に抹茶のパウダーを混ぜて作った白玉に、自家製の粒あんを添え、最後にきな粉と抹茶のパウダーをふって完成。

意外にもアメリカ〜ンにも好評なスイーツ。アイスクリームを添えたり、黒蜜をかけたりと、その時の気分でいろいろと応用も効きますね。


この他にも、忙しい時間を縫っては結構いろいろと作ってはいるのですが、何分にもブログの更新がこれに追いつかない・・・(汗)。これからも頑張って更新して行きますので、「ぼくんちごはん」にご期待くださいませ!



そして、最後の最後。今回のフローラル・デザインのコーナーです。

今回は、上でも述べた先週末のウェディングの模様をアップしようと思ったのですが、こちらは思いっきり長くなりそうなので、後日、「ウェディング」についてのエントリーで改めて取り上げたいと思っています。


というわけで、今回のものは、生け込み作品の中からひとつ。

僕の作品をご覧になった方から、「マシュウのデザインはスカルプチュアル(彫刻的)」だとか、「アーキテクチュアル(建築的)」だと言われることが多いのですが、う〜ん、多分、こういったスタイルのものが一番僕らしいのかもしれませんね。ナチュラルなものや、ロマンティックな感じのものも結構得意なのですが、ちょっと無機的で抽象的なもの方が、僕の作風だと思います。

前置きが長くなりましたが、今回のものは、こんな感じ。




メタル製の長い「コの字」型のペデスタルに、パンリードで作った「ティア・ドロップ」のような形のアーマチュア(立体的なオブジェ)を取り付け、そこに、チューブに挿したアンセリウムをバランスを見ながらデコレーションして行きます。最後に、パンリードのところどころに、スモークツリーを飾って完成です。

残念なことに、写真だと立体感にどうしても欠けますねぇ・・・。一応、分かりやすいように、斜めからとったショットも載せておきます。






さてさて、次回はウェディング関係のエントリーの予定です。乞う、ご期待!
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PRIDE 2007

2007-06-27 06:47:16 | サンフランシスコの生活
ここサンフランシスコでは、毎年6月の最後の週末に「pride weekend」が開催されます。つまりは、ゲイやレズビアンのひとたちのお祭りですね。この週末は、世界中からゲイの人たちがここサンフランシスコに集まり、街の至る所でゲイに関するイベントが開かれます。特に日曜日にサンフランシスコの目抜き通りであるマーケット・ストリートで行われる「プライド・パレード」は、全米各地で開かれるゲイ・パレードの中でも最大規模を誇ります。

そんなわけで、僕たちもパレードへ出掛けて来ました。元の予定では、今年も昨年同様、パレードに参加する予定だったのですが、残念なことにケヴィンの腰の具合があまり良くなく、前日になってその予定をキャンセルする羽目に・・・。ふたりとも楽しみにしていたので少々残念ではありましたが、まあ、身体の方が大切ですもんね。パレードは来年に持ち越し、今年は沿道からパレードを見て楽しむことにしました。

ところで、毎年、パレードに向けてみんなが頭を悩ますのが、「何を着よう・・・」ということ。さっすがゲイならではの悩みでしょう? あはは。ちなみに僕ですが、去年はカウボーイ・ハットに黒い羽のボア、という「地味派手に、でも、さりげなくイカニモ系」で迫ったのですが、毎年同じような格好をするのもつまらないじゃないですか。そんなとき、ひろくんと電話で話していた際に、「じゃあ、今年はラブリー路線でいってみれば?」という彼の提案に、「ラブリー路線なら、素のままでもOKだし(←いい年してずうずうしい)、そのアイデアいただきっ!」ということで、あっさり「ラブリー路線」でいくことに決定〜

そんなわけで、今年のいでたちですが、ヨージ・ヤマモトの麻の帽子にガーベラを一輪、エルモのピチTシャツ、そして膝丈のパンツというコンビネーション。耳の花とセサミ・ストリートのキャラクターTシャツで「ラブリー」さを演出、でも、ピチピチパツパツのTシャツで、さりげ〜に筋肉をアピール! という戦法です。あはは。どんなだよ〜。

しか〜し! これが見事に命中! 特に耳に着けた花は、すれ違う人たちから「すっごくラブリ〜!」と褒められ続け、10人以上のひとから、「写真撮らせてよ」というオファーすらも。まだまだ捨てたもんじゃないなぁ>自分(←年齢を忘れて、すっかり有頂天) ケヴィンはシャツを脱いじゃったので上半身裸ですが、ツーショットを載せておきますね〜。


ジャン!


















ラブリー路線狙いの僕とケヴィン。成功してます?





と、なんだか話が脱線してしまいましたが、お待ちかね、パレードの模様をコラージュと共に、簡単にレポート。





筋肉あり、ドラァグありの乱痴気騒ぎ! 沿道に集まった人たちから、各グループが通る度に大歓声が沸き起こります。






ちなみに、ポリティカルなグループも多々出場。下のものは、ブッシュ弾劾を求めるグループと、娘がレズビアンでありながらも同性婚などへの理解を示そうをしない冷血なチェイニー副大統領(のそっくりさん)が檻に入れられたフロート。観衆から一際大きな拍手喝采が沸き上がりました。




そして、パレードのお楽しみのひとつが、ド派手なコスチュームを纏った人たち。


全裸の人なんかも多く見掛けました。日本では考えられませんよねぇ。


パレード撮影中の図。ケヴィン、ここでもおちゃらけてますなぁ〜



そして、4時間近く及ぶパレードの最終地点が、市庁舎前の広場。ここで大パーティが開かれます。


市庁舎前にはステージが設置され、各自芝生の上に寝転んで鑑賞。ちなみに、出演するアーティストは、3流アーティストがメイン、なんですけどね・・・。

僕とケヴィンとデールの3人も、パレード終了と同時に、まるでラッシュ時の新宿駅状態の広場に到着。待ち合わせた友人たちと合流をし、その後は、ビール片手に、広場一角に設けられた仮設ディスコ会場へ移動。


たっぷり2時間ほど踊って来ました。

そんなこんなの、今年のプライド・ウィークエンドでしたが、お天気にも恵まれ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。同性愛者が差別を受けることなく、異性愛者同様の生活を送ることが出来る日が近い将来やって来る事を祈りつつ、今回のエントリーを終わります。







最後の最後に、プライド記念の写真を3枚ほど。

まずは一枚目。世界中でもっとも大切な二人と一緒に撮ったスリーショット写真から。



デール、ケヴィン、僕。



そして2枚目。嫌がるチップに協力願って、こちらの一枚。






happy pride!

あれ、チッピーさん、目が怒ってます?




そ、し、て、最後の一枚。去年もケヴィンのブログで公開しちゃいましたし、ま、いっかぁ〜、ということでこちらの一枚。昨年に引き続き、僕たちの「禁断写真第2弾」です。一年に一度のことだから、いいですよね、多少刺激が強くても。(不快に感じる方がいらっしゃったら、ゴメンナサイ、です)





ジャジャジャ〜ン!





happy pride, everyone!
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浮世絵に漫画にアニメにイラスト。

2007-06-18 05:18:18 | サンフランシスコの生活
先日のオフの日は、まさにニッポンの美術を堪能した一日となりました。

そこで、今回のエントリーはこの一日をレポート。

ちょうどケヴィン・パパもシアトルから遊びに来ていたので、まずは僕の手作りのブレックファストで腹ごしらい。もっとも、この朝は特に手の込んだものを作ったわけではないので、写真に撮ってまで紹介するつもりは無かったのですが、「ほらほら、写真、写真。マシュウの食べ物の写真を撮らなきゃダメじゃん!」というケヴィンのキョーレツなプッシュで、写真を撮る羽目に。

M「じゃあ、一応、撮っておきますかぁ」

というわけで、朝食のメイン・ディッシュをテーブルにセットしてカメラを構えた途端に、






バ〜〜〜ンッ!





ファインダーにケヴィンの顔が・・・。


M「・・・・・(汗)。結局、自分が撮ってほしかっただけじゃん」
K「そんなことないよ。僕はあくまでも『添え物』だから、さ」
M「そんな添え物などいらんわい」


そんなこんなで、上が僕の作った朝食、もとい、朝からオチャラケ・モード全開のケヴィンの写真です。なんだかなぁ〜。



そして、腹ごしらえを済ませたところで、目指すはサンフランシスコ市内のアジアン・アート博物館


入り口でパチリッ!

この日、楽しみにしていた特別展示は、こちらの二つ。なんとも贅沢な2本立てです。


「大蘇芳年浮世絵展」と「手塚治虫展」。

まずは、大蘇芳年展から。

大蘇芳年について簡単に紹介しておきますと、彼は、幕末から明治前期にかけて活躍をした浮世絵師です。歴史絵や美人画、役者絵などの浮世絵を主に手がけたことでも有名ですが、彼の作品の中でも特に有名なのが、幕末の動乱期を描いた一連の「無惨絵」。後に、江戸川乱歩や三島由紀夫がこれらの作品を偏愛したことは有名ですが、これらの作品には構図や技法の点でいろいろな工夫が見られ、そのあたりが特に高い評価へと繋がっているようです。中でも、動きの瞬間をストップモーションのように止めて見せる技法は、現代のマンガや劇画に通じるものがあり、劇画の先駆者との評もあるくらいです。

展示室内には彼の作品が50点ほど並べられ、それらの作品の随所に見られる斬新な構図や洗練された色使いに魅せられたのは僕だけではなく、最後の浮世絵師とも評される彼の素晴らしい作品の数々に、この日訪れたアメリカ人の観衆も、みんな真剣に魅入っていました。



そして、もうひとつの特別展示室で公開されているのが、「手塚治虫展」。作品ごとに壁の色が塗り分けられていて、そこにそれぞれの作品を紹介したパネルや原画などがところ狭しを展示されています。

実は、僕がまだ子供だった頃、テレビや漫画をあまり見させてもらえませんでした。うちの父は、もともと大衆文化が好きではなく、テレビでくだらない歌番組や漫画を見る時間があったら、本でも読め!という人だったのです。なので、子供の頃は本を読んだり、父のアトリエにある膨大な画集を見て過ごすことが多く、漫画などは父親が家にいない隙を見計らってこっそり見る程度でした。まあ、そんな子供時代を過ごして来たので、オトナになった今も、恥ずかしいことに、手塚治虫の漫画に関してそれほどの多くの知識を持ち合わせていたわけではないのですが、お陰で、今回の展示でいろいろと学ぶことが出来ました。今回の展示を見るまでは、僕の知識はと言えば、「手塚治虫作品、イコール、鉄腕アトムやメルモなどの明るくて楽しいイメージ」程度のものだったのですが、結構、ダークな世界を描いた作品も多いのですね。改めて、手塚治虫の「守備範囲」の広さに驚いた次第です。



これら二つの展示を通し、絵本やイラストレーションを手掛けるケヴィンとしてもいろいろと得るものが多く、とても実りの多い一日となったようです。




そして、鑑賞の後のお楽しみ。ミュージアム内のギフトショップには、手塚治虫作品に登場するキャラクター商品の数々が。僕の友人の一人(アメリカ人)が「大」の上に「大」が三つくらい付くほどのアトム・ファンなので、再来月の彼のバースデー・ギフトをここで購入しました。喜ぶだろうな、きっと! なにしろ、肩にアトムのタトゥーを入れているくらいのファンですから。


アトムだらけのウィンドウ。


アトム関係のギフトがところ狭しを並べられています。



アトムのクッション。と思ったら、こんなところにもケヴィンが・・・。ケヴィンのヤツめ〜。






アジア・アート博物館で浮世絵と漫画を堪能した後、僕たち3人が向かった先は、日本町にある映画館。目当ての映画は、以前からケヴィンが見たがっていた「パプリカ」。ついに、ここサンフランシスコでも一般上映されるようになったのです。僕はアニメには然程興味がないのですが、原作が筒井康隆! 高校時代に彼のひっちゃかめっちゃかな作品たちにハマった時期があったので、僕もこの映画をケヴィンとは違う意味で楽しみにしていたのです。すでに日本でも公開されている作品なので、内容などについては書き控えますが、なかなか楽しめる作品でした。夢と現実が交差するストーリーの展開も面白かったですし、同時に、色彩豊かなアート・ワークも素晴らしかったですね。それにしても、2次元空間と3次元空間を颯爽と渡って行く主人公のパプリカを、いずれは実写でも見てみたいなぁ。アメリカ人好みのストーリーですし、ネタに尽き果ててしまったハリウッドが行く行くは実写で製作してくれないでしょうか。大ヒットすること請け合いです。



paprika




映画のあと、3人で食事に出掛けたのですが、この日見た、浮世絵と漫画、そしてアニメの話題に話が尽きませんでした。特に、定年前は大学の文学部で教授をしていたケヴィン・パパの、この映画で取り扱われている「夢」の多面性を語る「パプリカ考」はなかなか面白かったです。




そして、食事から戻ると、僕宛に郵便物が! 宛名を見ると、日本でイラストレーターをして活躍をされている、kiriさんこと霧生さなえさんからではないですかぁ! 嬉しさのあまり、ウヒョウヒョ言いながら封を切ると、中から現れたのは、先日出版されたばかりのさなえさんの本が!!!(感涙)

タイトルは「気持ちよく、上手に暮らそう」。ちょっとした工夫をすることで、日常をより過ごしやすく快適なものにしよう、というのがこの本のコンセプトなのですが、それらのヒントが、さなえさんのイラストで分かりやすく解説されています。「うん、確かに、そうだよな」なんて言いながら、楽しく拝読しました。


可愛いさなえさんのイラストをちょこっと紹介。


さなえさん、素敵な本を、どうもありがとうございました! ケヴィンと一緒に楽しみながらページをめくりましたよ。これからも、ますますのご活躍をお祈りしています。


M「チッピーさぁ、せっかくだから、さなえさんの本を宣伝してくれない? 上目遣いで可愛い感じでヨロシク!」
C「かしこまりました、お任せください!さなえさんのためなら、お安い御用。 みなさん、書店で是非手に取ってみて下さいね〜。僕からのお願い、です」


楽しい上に、とても役に立つ内容です。皆さんも機会があったら、是非読んでみてくださいね。




そんなわけで、たった一日の間に体験した「浮世絵」に「漫画」に「アニメ」に「イラスト」。形態こそ違えど、どれも素晴らしい美術です。

世の中を時には鋭い視線から、そして時にはユーモラスな視点から描いた芳年の浮世絵。巧みなストーリーと確かな技法で魅せる手塚治虫の漫画。今では世界的に高い評価を得るまでになった日本製のアニメ。(アニメという言葉は、英語でも認知されているくらいです)。余分なものを排除して、コアの部分に焦点を当ててモノの本質を巧みに表現するさなえさんの素晴らしいイラストレーション。これらに共通するのは、どれも「日本発」だということ。日本人であることを、改めて誇りに思える一日でした。






そして、最後に今回のフローラル・コーナーを。

以前から、「マシュウの作るコサージュやブートニアを見てみたい」というコメントやメールをいただく事が多かったのですが、そこで企画したのが、本日の父の日を祝っての「ブートニア」写真集。

まずは、「ブートニアとはなんぞや?」という方のために簡単に解説しておきますと、女性用の花飾りであるコサージュに対し、ブートニアは、男性がタキシードやスーツの襟もとに飾る花を意味します。日本ではウェディングのときに新郎がつけるくらいでしょうが、ここアメリカでは、パーティなどの際にも、ブートニアを着ける機会が多いですね。

そして、通常、ブートニアというと、バラなどを一輪使って作ったものがほとんどなのですが、そこはマシュウ。それだけでは終わらせませんよ!!アクセサリー感覚で、大人の男性にも十分に楽しんでもらえるようなものを常日頃から作るように心掛けています。

ちなみに、ほとんどの花屋が提供する(というか、こういうのしか作れない花屋がほとんどなのですけど)ブートニアは、こんな感じです。


バラを一輪使っただけのシンプルなブートニア。


今回は僕が作ったちょっと変わったブートニアを一挙に8点ほど紹介したいと思います。


ジャジャ〜ン!












一段目左。
デンファレを一輪使ったブートニアは一般的ですが、そこはマシュウ・スタイル。ベアグラスなどのグリーンで遊んでみました。シンプルな中にも、洗練さが漂う、オトナっぽい印象のブートニアです。ちなみに、柄の部分は、上で紹介した白いバラのもののように、緑色のテープをそのままで完成!という花屋が多いのですが、僕はそこに一手間加えて、リボンを巻いて完成させています。テープは僕にとってはメカニックなので、そこで終わらせるのには抵抗があるのです。例えていうなら、せっかくアルマーニのスーツを着てめかしているのに、下着はその辺のスーパーで買った3枚1000円のもの、みたいな、あはは。分かってもらえます、僕の言いたい事?

一段目右。
これは何となくアジアン・テイストが漂いますね。リバーケーンを土台にしてあるのですが、そこにチェーン・オブ・ハートを絡ませてグルーで固定し、さらにその上からバランスを見て、オーニソガラムの花とヒペリカムの実をグルーで留めてみました。


二段目左。
これは、「洗練されているんだけど、遊び心があるようなもの」をイメージして作ってみました。
パンリードの上3分の1のあたりに、スモークブッシュを細いデコラティブなワイヤで固定します。そこに、グルーで、紅葉の種、そして、ラベンダーの花をグルーで留め、最後にパンリードの先端にタロの実を付けて完成です。

二段目右。
こちらは、「ガーデン・スタイル」をイメージして作ったブートニアです。ラベンダー、ニゲラの実、ユーフォビア、ブロディアをゲイラックスの葉で束ねました。柄の部分は、パープルのオーガンザ・リボンで巻いています。

三段目左。
これは敢えて言うなら、ジュエリーのイメージですね。フォーカル・ポイントに使った花は、淡いブルーのベラドンナ。その周りに、デコラティブなワイヤを使って、トグサ、ヒペリカムの実をリズミカルにバランスよく配置しました。ちなみに、ワイヤ自体がデコラティブなので、通常のワイヤやフローラル・テープは使っていません。

三段目右。
オドントグロッサム(タイガー柄の蘭)を使ったブートニアです。この蘭を中心に、ねじって面白いラインを作ったリリーグラスとアマランサスで仕上げました。ちなみに、フローラル・テープは茶色のものを使用。通常はテープが見えるのは好きではないのですが、今回は蘭の中の茶色とリンクさせる意味で見せることにしました。とは言え、テープの上にデコラティブなワイヤを巻いて、「おめかし」させてあります。

四段目左。
リース型のブートニアです。デコラティブなワイヤにグリーンのグラデーション数色のビーズを通して作ったリースが土台になっています。そこに、アラビカムの花とアジサイをグルーで留めて完成です。

四段目右。
レインディア・モスにワイヤを巻いて作った直径15ミリ程度のボールに、ワイヤを巻いたパンリードを突き刺します。(その際に、グルーで固定)。ボールの表面にアジサイをグルーで留め、その上から、ビーズを通したワイヤを何周か巻きます。最後にユーフォビアの花をグルーで留めて完成です。これもジュエリーのような仕上がりですね。



以上、マシュウ・スタイルのちょっと変わったブートニアを紹介しました。楽しんでいただけたら光栄です。

「こんなの、見たこと無い!」って思っていただけたら、僕としてもシメシメってところですね。

今回はブートニアのみでしたが、いずれは気が向いたらコサージュ編もしようかな。どうぞ気長にご期待ください。


ではでは!
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アメリカ的ナンセンス

2007-06-06 15:04:53 | サンフランシスコの生活
まず最初に断っておきますと、タイトルに使った「ナンセンス」とは、必ずしも悪い意味を含んだものではありません。日本という国で生まれ、アメリカとは異なる価値観や常識のもとで多感な時期を東京で過ごした、僕という一個人の常識感覚を「基準」としたときに、「ありえねぇ〜(いまどきのヤング風に・・・、って、ヤングって言葉がすでにありえませんからー)」って思う事柄を意味しています。その辺をご了承の上、お読みいただければ幸いです。

というわけで、今回のエントリーです。

アメリカでの生活も、延べにすると十数年を数えるのですが、今でも、事ある毎に「ああ、自分はアメリカ人ではないのだなぁ」(当たり前ですけど)、なんて感じることがあります。まあ、例を上げれば切りがないのですが、良い例のひとつとして挙げられるのが、アメリカでの公共の乗り物での出来事の数々。僕はラッシュアワー時の車の渋滞が苦手で、余程忙しかったり朝が早い場合こそ車で移動しますが、それ以外は公共の交通機関(僕の大切な読書タイム)を使っています。そして、ここに「アメリカ的ナンセンス」が凝縮されているんですよねぇ〜。まずはそこからいくつかの「ありえねぇ〜」っていう出来事をピックアップして書き記してみたいと思います。

サンフランシスコ市内のバス(muni)の場合、日本のような時刻表というものが存在しません。バス停にある案内板には、路線ごとに「何分間隔で運行」という表示のみ。ところが、これがちっとも守られていな〜いっ! ひどいときなんて、イライラしながら40分くらい待ち、やっとバスが来たかと思えば、同時に4台のバスがやって来たり・・・(怒)なんてことも。東京と比べたら渋滞らしい渋滞もありませんし、何故、こんなことが起きるのか理解に苦しみますね、まったく!! しかも、こういうときに限って、急いでいるときだったりするんですよねぇ。

そして、バス内での飲食は条例で禁止されているのにも関わらず、何かを食べながら運転しているバスの運転手なんて日常茶飯事。これで乗客に何も喰うな、飲むなって言ったところで、聞く耳を持つひとなんていないと思います。中には、途中でお店を見つけると、乗客が乗っているバスをその店の前に停めて、平気で食べ物を買いに行ってしまう運転手もいるんですよ。ここまで来ると、さすが、アメリカって感じでしょう? 先日も、運転手のオジさんが、「すぐに戻って来るから、ヨロシク!」と言い残してバスから降りる寸前に、乗客の一人が、「じゃあ、俺にもドーナツ買って来てよ」なんて茶化したのですが、バスに戻って来たときには、運転手のオジさんの手にはちゃんと彼へのドーナツが握られていました。言ったもん勝ちとはこの事ですか・・・。まあ、こんなおおらかなところも、アメリカならではですね。

ところで、サンフランシスコのバスは、運転手横の乗り口で備え付けられた料金箱へお金を払う仕組みなのですが、日本のように、釣り銭に対応した機械なんて存在しません。1ドル50セント、きっちり払わなければならないのです。そして、たまにこの料金箱が壊れていることも・・・。そんな時は、無料! 日本だったら、そもそも壊れた料金回収機を載せたバスなんて走らせないでしょうし、もし何かの理由で途中に壊れてしまったら、運転手が自ら回収しますよね? 絶対に。このあたりのいい加減さもアメリカならではですね〜。

当然、運転手もかなりの強者ぞろいで、この間乗ったバスの運転手(40代前半くらい、黒人女性)なんて、乗客全員に聞こえるくらいの大声で、携帯で旦那と喧嘩をしてましたし(運転しながらの携帯は危ないですから止しましょう・・・)、先日も、いきなり運転手のおにーさんから、一番近くに立っていた僕へ信じられないような質問が・・・。「よぉ、マイ・フレンド。次の五叉路だけどさ、ここ、右に曲がるんだったよな? いやぁ、実は、このバスを担当するはずだったドライバーがよぉ、家族に不幸があって急に来れなくなっちゃってよぉ、それで俺が突如駆り出されたってわけよ。久々に通るルートだったんで、いまいち不確かでさぁ。いやぁ、助かった助かった、サンキューな、マイ・フレンド」ってな具合・・・。もう、ここまで来ると、何でもあり、ですねー、あはは。


ところで僕の場合、仕事を含め、日常生活の中で接するそのほとんどがアメリカ人なのですが、たまに彼らの何事にも白黒をつけたがる国民性に、うんざりすることがあります。平たく言えば、個人主義なのでしょうが、自分の主義主張を通そうとする人が実に多いですねぇ。しかし、僕が思うに、白と黒の中間地点に、答えや解決方法が潜んでいることだってあるのではないかと・・・。ほら、アメリカの映画やドラマを見ていると、たまに違和感みたいなものを感じる事ってありませんか? 友達同士、恋人同士、夫婦同士、とにかく自分の主張を通そうとする場面が多いじゃないですか。そう言うのを目にする度に、歩み寄ることで簡単に解決出来ることだってあるのに、なんて思うことも多々あります。

もっとも、「アメリカ的ナンセンス」の中にも、日本人にも是非見習って欲しいと思う部分がたくさんあります。ドーナツを買いに行っちゃう運転手のオジさんじゃないですが、こういうおおらかな部分って日本人には欠けていますよね。ルールや規則に縛られれたマニュアル通りの対応のみが、イコール、良いサービスでは無いと僕は思うのです。まあ、時としてアメリカならではのアバウトさに辟易することもありますが、かと言って、日本のように規則規則で縛られて融通がきかないのも、どうかと思うんですよね。

東京にいた頃の一時期、東急ハンズという会社で働いていたことがあったのですが、殊に接客に関しては、かなり細かなことまでマニュアルで定められていました。働いていた当特は、特にそれに対して疑問を感じることもなかったのですが、アメリカにいる今、その頃のことを思い返すと、当時は素晴らしいと信じ込んでいた接客方法が必ずしもそうではなかったのではないかと思えることがあります。マニュアルである程度のことを定めるのは大切なことですが、その部分に頼りすぎると、血が通わなくなることがあると思うんですよね。例えば前回、何年かぶりに東京に帰った時も、マクドナルドの店員さんの爽やか過ぎる笑顔と通り一遍的なサービスぶりに、逆に冷めちゃう自分を発見してしまったり。アメリカのマクドナルドの店員なんて、(って、滅多に行かないですけど)、そりゃもう、「キミにはやる気っていうものがあるのかい、え?」みたいな感じの人ばかりなのですが、そんな彼らのちょっとしたことへのフレキシブルな対応(例えば、ジョークなど)に、こちらの方が余程人間味があるよな、なんて思うのです。日本のマックのおねぇちゃんに冗談言っても、気の利いた答えなんて、期待出来そうにありませんもん。

あ、そうそう、日本での「お客様は神様です」というコンセプトも、ここアメリカではまず通用しないでしょうねぇ。レストランやカフェなどにも、「当方にはサービスを拒否する権利があります」なんていう張り紙がしてあるところも多いですし、例え相手が「お客様」でも、理不尽な言動/行動をする客に対しては、しっかりNOを突きつける。それがアメリカでの接客へ対する一般的な考え方です。客が必ずしも正しいということではないということですね。間違っていることに対してNOを言えるアメリカでの対応の方が、僕には成熟しているように思えます。日本も多いに見習うべき、です。


そんなこんなの「アメリカ的ナンセンス」でしたが、近い将来、アメリカに住む日本人である僕の目に映る「日本的ナンセンス」についても書きたいと思っています。どうぞ、お楽しみに!





さてさて、今回も最後は、「フローラル・デザイン」のコーナーです。

僕の場合、一度完成したデザインを自ら再度作ることは滅多にありません。と言うのも、ひとつの作品が完成した段階で、僕の関心は次のアイデアへすでに移っていますし、一旦完成したものへの興味って、かなり薄れてしまうのです。ところが先週、生け込み先のホテルに勤めるフェルナンドから、「去年だったかなぁ、マシュウのショップに行ったときに星形のリースを買ったんだけど、来週の生け込みはあれと似たものを作ってくれない?」というリクエストがありました。

そこでその星形のリースをフィーチャーして作ったのが、今回の作品です。

いろいろな色でペイントしたパンリードで星形のリースを作り、それらをドライの花材やモスなどでデコレーション。これらを中央に吊るしてディスプレイすることにしました。カラフルな星型のリースは、カリフォルニアの太陽のイメージもありますね。ゲストからも大好評で、めでたし、めでたし、でした。





今回はもうひと作品。

顧客の一人であるルビーナが、彼女の豪邸で誕生日パーティを開いたのですが、その際に10点ほどアレンジメントを用意しました。その中のひとつがこちら。かなりコンテンポラリーな邸宅なので、花のデザインもそれを意識して、シンプルかつスタイリッシュに仕上げてみました。












「アメリカ的ナンセンス」追記 (6月11日)

昨夜、眠い目を擦りながら上のエントリーをアップしたのですが、書き忘れを発見! と言うことで、書き忘れた部分をこちらへ追加しておきます。


アメリカならではの、信じられない法律をいくつか。

ネブラスカ州ウォータールー
  「床屋は、朝の7時から夜の7時までの間、たまねぎを食べることを禁止する」

ノース・ダコタ州
  「靴を履いたまま寝るのは違法である」

ミシガン州
  「女性の髪の所有権は、その夫にある」

メリーランド州
  「ライオンを映画館に連れて行くのは違法である」

モンタナ州サコ
  「女性は、子供、或いは動物が怖がるような帽子を被ってはいけない」

ミネソタ州インターナショナル・フォールズ
  「電柱に犬を追いつめた猫は、違法」

フロリダ州マイアミ
  「公の場所で、男性がストレップレスのガウンを着用することを禁止する」

・・・・・

理解の範疇を超える「アメリカ的ナンセンス」満載の法律の数々! さすがアメリカです!!

で、サンフランシスコにも、こんな条例があることを発見!

「他人の服へ唾を飛ばしながら話すことは違法である」

だそうです。サンフランシスコへいらっしゃる際には、みなさんお気をつけ下さいませ。
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徒然なるままに、近況報告。part 4

2007-05-31 13:23:36 | サンフランシスコの生活
前回のエントリーで、「次回からは(近況報告ではなく)通常のエントリーに復帰するぜぇ、夜露死苦〜!」などと豪語したにも関わらず、またまた近況をまとめてのエントリーでございますです・・・。スミマセン! でもでも、次回はちゃんと特定のトピックに絞ったエントリーを書きますので、どうかお許しを〜。ちなみに、自分にプレッシャーをかけるためにも次回予告しちゃおうっかなぁ。

次回予告!! 「アメリカ的ナンセンス」

これ、ず〜っと書きたかったエントリーなのですが、僕の目に映るアメリカならではのトンチンカンな出来事を書き綴りたいを思っています。乞う、ご期待!

(↑さあ、どうするー。公言しちゃったよ〜。これでもう逃げられないよー>自分)




さてさて、そういうわけで、近況報告part 4です。

まずは、仕事関係から。

先週末は二つのウェディングを同時進行で手掛けたのですが、この週末のことは、きっとこの先もずっと僕の記憶の中に鮮明に残るのではないかと思うのです。というのも、ひとつは例の74才のブライドのウェディング、そして、もうひとつはこのLiSFを通して知り合ったまきこさんのためのウェディングの装花だったのです。同じ日に他のパーティの仕事も抱えていたので、残念ながらこれらのウェディングのセットアップには行く事が出来なかったのですが、特にブーケは心を込めて作らせていただきました。昨日、まきこさんからメールをいただいたのですが、とても気に入って下さったご様子。まきこさんの大切な日にこうした形で「参加」することができ、僕も嬉しかったです。

まきこさん&Mark、これからも末永くお幸せに!!


ピンクのグラデーションで仕上げたまきこさんのためのブーケ。バラ(二種類)、トルコ桔梗、フリージア、ラナンキュラス、チューリップを使いました。


そして、今回紹介するフローラル・デザインは2種類。

ひとつ目。

先日、父と電話で話したとき、僕の頭の中に、パ〜ッと、父のアトリエのある北軽井沢の夏の光景が広がったのです。東京に住んでいたときは、車を飛ばして頻繁に出掛けた懐かしい軽井沢の光景。それをもとに作ったのがこの作品です。イメージとしては、夏の軽井沢の森の中を、木々を見上げながら散歩している感じですね。森の中って、いろいろな木々が鬱蒼と茂っているだけで、意外とカラフルな花は少なかったいりしますよね。そんなわけで、苔の群生した枝ものを編みこみ、そこに白い花のみを加えてモノクロマティックに仕上げてみました。




ふたつ目。

何年か前にフロリダで会ったデンマークのとあるフローラル・デザイナーが、「高くて珍しい花ばかりがもてはやされる今だからこそ、逆に僕はカーネーションや菊のような安価で平凡な花材を使って面白いデザインに挑戦したいんだ」と言っていたのですが、確かに珍しい花を使えば、誰にだってそこそこ人目を惹くアレンジメントを作る事は出来ると僕も思います。ちょっとキビシイ意見になってしまいますが、事実、活躍されている著名なデザイナーの方たちの中にも、こうした珍しい花材に「頼って」いる方も多くお見受けしますし。しかし、プロのデザイナーである以上、デザイン的な要素で勝負するのが然るべき姿ですよね。

と、前置きが長くなりましたが、先日、クライアントとパーティの打ち合わせをした際に、先方から「今回のパーティは非営利団体のためのもので予算もかなり限られているのですが、低予算ながらも面白くユニークなデザインで何か作ってもらえないでしょうか?」というリクエストがありました。そこでサンプル用に作ったのがこちら。

カーネーションとマム(菊科)をメインにして作った、そのものずばり「低予算」のアレンジメントです。



これは「パヴェ」と呼ばれるデザイン・スタイルです。この「パヴェ」、そもそもはジュエリー・デザインで使われるスタイルなのですが、いろいろな種類の宝石を平面に敷き並べていろいろな図柄を構成する装飾様式を意味します。その後、この様式がフローラル・デザインでも用いられるようになったのです。

いままでに僕が作ったパヴェ関係の作品をいくつかリンクしておきますので、興味のある方は是非!

こんなのこんなのも。





そして、次の話題は我流料理。

恒例のコーナーに!という皆さんからのご要望にお応えして、マシュウ、すっかり有頂天、おだてられた豚さながら木に登ることにしました。せっかくだから、このコーナーに名前をつけようかなぁ。う〜ん、うちごはんにかけて、「ぼくんちごはん」なんていうのはどうでしょう? ダメ? ベタ過ぎ?


今週末に作ったものの中から厳選して、まずは一品目。


「パフェ風サラダ」


グラスの中に、マスカット、ナッツ(クルミとピーカン)、コッテージ・チーズ、アボカドを交互に入れ、最後に塩とレイト・ハーベスト(無ければ通常のオリーブ・オイル)をかけたものを、エンダイブをスプーンのようにしてすくいながら食します。
ちなみに、多少手間でも、ナッツ類はフライパンで乾煎りした方が風味が格段に良くなります。そして、アボカドは色が変わりやすいので、レモン汁をかけて色止めするのもお忘れなく。



「マシュウ家定番付け合わせ3品セット」


「カボチャの煮物」「水菜のおひたし」「アスパラガスの胡麻とピーナッツ和え」

アスパラガスの和えものですが、通常の胡麻和えにピーナッツ・バターを隠し味に使っているのがポイントです。


「豆腐と鶏肉のあんかけ肉団子 大根おろし添え」


この肉団子は僕の自信作!! 口の中でふわ〜っととろける柔らかい肉団子です。

作り方ですが、

1)水切りした木綿豆腐/鶏挽肉/茹でた人参とごぼうの微塵切りに、卵と小麦粉を加えてボウルの中で粘りがでるまでこね、塩で味付けをしたのち、食べやすい大きさの団子状にする。(ちなみに、この段階ではかなり柔らかい状態です)

2)たれを用意する。鍋にだし汁を入れ、醤油、生姜汁、酒、みりんで味付けをする。

3)1)の肉団子に小麦粉をはたいて形を整え、カノーラ油で小麦色になるまで揚げる。

4)3)をたれの中に入れて3分ほど煮込み、溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。

5)皿に盛りつける際に、大根おろしを添える。最後にアクセントの山椒粉をふって完成。

これ、僕の絶対のお勧め品です! 是非お試しを。




そして、次の話題! はい、まだまだ続きますよ〜

先取末、ケヴィン宅の近くにあるローズ・ガーデンに今年も散歩がてらに行って来ました。(詳しくは去年のこちらのエントリーをご参照ください)

この日も、たくさんのバラが広い庭園内に咲き乱れていました。オークランド市が運営しているため、ゲートも無ければ、当然入場料も無し。閑静な住宅街にあるこのバラ園、市民の憩いの場となっています。


咲き乱れる数百種もあるバラの競演はまさに百花繚乱。







ケヴィンはいつも鞄の中に潜ませている水彩画の道具一式を取り出し、早速写生開始。


この日は、二枚を描きました。そして、僕はと言えば、買ったばかりのカメラの練習。

バラの香りが漂う庭園で、日頃の喧噪を忘れてのんびり過ごす。日頃多忙な毎日を送っている僕たちには、最高に贅沢な時間です。

この先9月くらいまでいろいろなバラが楽しめます。オークランド近郊にお住まいの方、或いは、ベイエリアへ旅行のご予定のある方、時間がおありでしたら、ぜひこのバラ園まで足を伸ばしてみてはいがかでしょうか。僕とケヴィンお勧めのスポットです。



そ、し、て!

先日の僕とケヴィンの会話。

M「あ、そうそう、この間mikanskyさんからコメントをもらったんだけど、ケヴィンの顔面博覧会を企画してはどうですか、だってさ。」

K「やるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやるやる! すっごくナ〜イスな企画じゃん!!」

M「絶対にそう言うと思ったよ・・・


ケヴィン、すっかりやる気満々です・・・。

K「じゃあさ、まずはマシュウの作ってくれたご飯を美味しそうに食べているところから撮ろうかぁ。ほら、カメラ、カメラ! 早く早くー!」



というわけで、ケヴィン、ノリまくりです。これで、じ〜っとおとなしくしていれば、結構可愛いんですけどねぇ。でも、そこいらの5歳児と一緒で、まずじーっとなんてしちゃぁいません。


















最後の最後に、ケヴィンとは対照的に、いっつもポーカー・フェイスのこのおふたりに登場願いましょう。





chip and tank

chipも参加している黒猫振興会はこちらから
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徒然なるままに、近況報告。part 3

2007-05-22 14:52:53 | サンフランシスコの生活
さてさて、地獄の母の日から一週間以上が過ぎてしまいましたが、今年は母の日の翌週にも大きな仕事が立て続けに入り、気がつけば2週間ぶっ通しで多忙な日々を送っていました。いやぁ〜、さすがに疲れた・・・。

毎年、母の日(5月の第2日曜日)に向けての5日間は連日15〜16時間労働が当たり前なのですが、今年はなんと同じ週末に、カリフォルニア大学バークレー校の卒業式パーティ用の装花や、地元の高校のプロム(*1)などが重なり、例年にも増して、それはそれは気絶寸前の忙しさだったのです。

そして、母の日が終わったのも束の間。翌週もプロムのほかにいくつかの企業のパーティ用装花、そして大規模なフューネラル(葬儀)の仕事が入り、結局、まるまる二週間、多忙な日々を送りました。

そんなわけで、今回も「近況報告」です。本当はですねぇ、いろいろと書きたいトピックもあるのですが、これらについては後日に後回しと言う事で・・・。

まずは母の日ですが、ヴァレンタイン・デーのように2月14日という「特定の日」にオーダーが集中するのではなく、母の日までの1週間にオーダーがばらけてくれるので、一見楽そうに見えるかもしれませんが、オーダーの数ではヴァレンタイン・デーの比ではありません。やはり恋人や配偶者はいなくても、お母さん(この場合、実のお母さんに限らず、義理のお母さんなどもアリですしね)はいる人が多いですし。しかも、贈る花の種類も、ヴァレンタインのように深紅のバラというわけではなく、実にまちまちです。なので、揃える花の種類も当然増えますし、ひとつあたりのアレンジメントを作る時間もバラと比べると掛かるのです。もっとも、ヴァレンタイン・デーに好きな人に贈る花には平気でポーンと100ドル、200ドル使う人が多いのに比べ、これが悲しいことに、お母さん相手だと予算も一気に。大体50ドルあたりが相場のようですねぇ・・・。

ちなみに個人事ですが、僕は日本に住む母へインド産のシルクで作られたスカーフを贈りました。品のある明るめのブル−に、銀糸の刺繍が入ったもの。とても奇麗だったので、写真を撮っておけば良かったかなぁ。後日彼女と電話で話したのですが、とても気に入ったとのこと。良かった良かった。happy mother's day, mom!!

そして、同じ週末に行われたカリフォルニア大学の卒業式のパーティの装花。今回のパーティは、屋外でのガーデン・スタイルだったため、「カジュアルな感じのもの」で「色は赤、オレンジ、黄色」というリクエストがありました。というわけで、作ったテーブル用のアレンジメントがこちら。苺、葡萄、ライム、アーティチョーク、アプリコットなどを使って仕上げました。高さ6センチ、直径30センチほどのガラスの花器の淵に白樺の小枝で編んだリースをセットし、そのリースの中に花と果物でアレンジメントを構成しました。写真からだと分かりづらいですが、ドーナツ状に花が配置されています。先方からも大喜びされ、眠い目を擦りながらたくさんのテーブル用のアレンジメントを作った甲斐がありました。





そして、母の日の翌週に行われたフューネラルの装花。花屋である以上、常日頃から葬式用の装花も当然手掛けることも多いのですが、今回手掛けたものは通常のものと比べるとちょっと変わったデザインだったので、LiSFでも取り上げることにしました。

話を進める前に、まずは簡単に、アメリカでの葬式用の装花についての基礎知識をちょこっと。

アメリカの場合、日本のように、白がメインで、アクセントに紫のカトレヤや黄色の菊を使う・・・、と言うような風習はなく、使う花も色目も比較的自由です。まあもっともアメリカは他民族国家なので、亡くなった方の文化的なバックグラウンドに沿った形式で行われる事もあることにはありますが、基本的には、決まったルールや習慣は少なく、故人が生前好きだった花や色を使って行われる事がほとんどなのです。

一般的な葬式では、祭壇中央にに棺桶を置き、その上に大きめの花を飾り、棺桶の左右に家族や知人から贈られた花を飾る、というのが通常です。


通常の棺桶用のアレンジメントはこんな感じ。

棺桶ですが、大きく分けて2種類用意されています。オープン・キャスケットと呼ばれるものは扉が二つ付いていて、式の最中、上の部分の扉を開き、棺桶の中に横たわる亡くなった方の上半身が見えるように作られています。一方、クローズド・キャスケットと呼ばれるタイプのものは、一枚扉で、諸事情(例えば、交通事故などで顔の原形が留まらないような亡くなり方をした方などのため、ですね)により、式の最中に扉を開けないときに使われます。

・・・と、大抵はこんな感じで執り行われることが多いアメリカの葬式なのですが、今回手掛けたものは、予算的にもかなり大きなものでした。

喪主は故人の一人娘の方。彼女からの要望は、お母様が生前大好きだった芍薬をメインに、色目は白、ピンク、コーラルでということと、もうひとつは、棺桶用の花は通常のものとは異なるタイプのものが良い、とのことでした。今の時期、芍薬の花は一本あたり10ドル程度するのですが、その旨を先方に伝えたところ、全く問題無しとのこと。そして、棺桶用の花は、ブランケットと呼ばれる伝統的な装花(通常の花と比べると、価格は10倍程度と高額)にすることで合意。そんな訳で出来上がったのが、下のものです。



この葬儀用に用意した芍薬。


葬儀は、地元のchapel of the chimesで執り行われました。建物の中は、空気が澄んでいて、時間もゆっくりと流れています。



こちらが今回の葬儀を入り口から眺めた全体図。



こちらが棺桶に掛けたブランケット。

布にゲイラックスの葉を魚の鱗のように一枚一枚手で貼っていきました。その数なんと1200枚! そして、その上に、オランダ産の白いアジサイと芍薬の花びら、ヒペリカムの実、レインディア・モスを丁寧にグルーで付けて完成。この一枚を作るだけでも、かなりの労力と時間が費やされたわけですが、お値段の方も当然、かなりの高額、デス。


ブランケットのクローズ・アップ写真。




こんな感じで、2週間ぶっ通しで多忙に過ごしていたのですが、ここに来て漸く少し時間的に余裕が出来そうです。ふぅ〜。そんな多忙な毎日の最中、ストレスを溜め込まないためにも、ジム通いと料理は時間の許す限りするように心掛けていました。なんと言っても、この二つは僕にとってのメディテーションのようなものですから。

というわけで、今回も最近作った料理を3品程紹介! (実は、僕の作る超我流テキトー料理の評判が良いようなので、すっかり気を良くしてせっせとエントリーにアップしています、へへへ。この料理コーナーも恒例化する気配が?)

まずはこちら!

今の時期、杏が美味しいですよね。この日も、近くのファーマーズ・マーケットで採れたて新鮮な杏が手に入ったので、早速,こんな風に調理してみました。

「焼き杏のサラダ風前菜」


1)杏を半分に切り、種を取り出す。

2)テフロン加工のフライパンに、杏を切った表面を下にして並べ、油を使わずに焼き目が付くまで焼く。焼き目が付いたら裏返し、杏がぺちゃんこになるまで弱火で焼く。(火が完全に通ると、ぺちゃんこになります)

3)皿にコッテージ・チーズを盛り、その上に焼いた杏を並べる。

4)全体に白ワインビネガーと塩、黒胡椒をふりかけ、最後に杏の上にオリーブ・オイルをかけて完成。


ちなみに、杏は熱いままでも冷やしても美味しいですよ。

そして、我が家では、作る料理によってオリーブ・オイルの種類を使い分けているのですが、今回はエクストラ・バージン・オイルではなく、レイト・ハーベストと呼ばれるタイプのものを使いました。エクストラ・バージンは、オリーブの実がまだ青い頃に作るため、香りも風味を豊かで、色も鮮やかな緑色をしているのですが、それに対し、レイト・ハーベストは真っ黒に熟したオリーブを収穫して作られたものです。そのため、色も金色、風味もバタ−を思わせるようなまろやかさです。今回のように、果実を使う料理との相性は抜群。エクストラ・バージンでももちろん美味しいのですが、もしレイト・ハーベストが手に入るようでしたら、是非試してみて下さい。全然風味が違いますよ!


「アボカドの冷製スープ」


ここ最近、暖かい日が続いたので、アボカドを使った冷製スープを作ってみました。

1)まずは、自家製チキン・ブイヨンを作る。骨付きの鶏肉(手羽先が理想)をテフロン加工のフライパンに油を敷かずに油が出て来るまで焼く。

2)1)に香味野菜(にんにくは皮を剥いたままのもの、人参/セロリ/たまねぎは乱切りにしたもの)を加え、野菜の表面に焼き色が付くまで裏返しながら焼く。

3)2)を深鍋に移し、ひたひたになる程度の水を加えて、一気に沸騰させ、灰汁を丁寧に取り除く。

4)灰汁が取れたら弱火にし、2時間ほどゆっくりと煮込む。

5)4)を目の細かいザル、あるいは濾し器で濾す。これで自家製チキン・ブイヨンの完成。(ちなみに、我が家では作り置きしたものを小分けにして冷凍しています。これだと、使いたいときにつかえて便利。)

6)熟したアボカドの皮を剥き、種を取って適当な大きさに切り分ける。その際に色止めのためにレモン汁をかけておく。

7)アボカドをジューサーに入れ、そこに冷やしたチキン・ブイヨンを少しずつ加えて行き、トマト・ジュースくらいの濃度になるまで撹拌する。塩で味を整える。

8)スープを器に入れ、アボカドの切り身を浮かべ、最後にエクストラ・バージン・オリーブオイルをふって完成。




「タンドーリ風チキン」



上のチキン・ブイヨンを作る際に使った骨付きの鶏肉で作る一品です。野菜のエキスをいっぱい含んでいますし、すでに火も通っているので、そのままカラシ醤油などで食べても十分に美味しいのですが、今回はせっかくなので,こんなふうに仕上げてみました。

1)たれを作る。プレーン・ヨーグルト少々、オリーブ・オイル少々、たまねぎの微塵きり(1/4個分程度)、おろしニンニク(ひとかけ分)、おろししょうが(ひとかけ分)、塩少々、レモン汁(半個分)、コリアンダー(適量)、カレー粉(適量)、パプリカ(適量)を混ぜ合わせる。

2)鶏肉を1)のたれに漬ける。

3)オーブンで焼いて完成。





以上、今回も近況をまとめてのエントリーとなりましたが、最後までおつきあいくださりありがとうございました!

次回からは通常のエントリ−に復帰する予定。どうぞお楽しみに!!!






*1 プロムについて

アメリカの高校では、毎年5月が学年末にあたるのですが、それに併せてこの時期、学校毎にフォーマルなダンス・パーティが行われます。男の子はタキシード、女の子はイブニング・ドレスでおめかし。そして恒例なのが、ブートニアとリスト・コサージュ。ブートニアはタキシードの襟もとに付ける花、一方リスト・コサージュは女の子が左腕に付ける花のことです。パーティの当日、デートする相手にこれらを贈り合うのが習慣なのです。特にコサージュを作るのは細々した作業ですし、花屋にとって面倒な作業な上に、儲けも少なめ・・・。今回の母の日は、コサージュのオーダーを断る花屋が続出したため、うちの花屋へオーダーが集中してしまったのでした・・・。とは言え、40個を超えた段階で、さすがにオーダー・ストップを掛けざるを得なかったのですが・・・。
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徒然なるままに、近況報告。part 2

2007-05-07 14:32:24 | MISCELLANEOUS
いよいよ今週末に母の日を控え、日を追うごとに忙しさも増して来ました。どうしよう・・・。

そんなこんなで、ブログの更新もままならない毎日が続いているのですが、あと一週間の辛抱! 母の日が終わり次第、もう少しこまめにエントリーをアップしたいと思っています。みなさんのブログにもゆっくり時間を割いてお邪魔したいと思っていますので、僕のことを見捨てないでくださいね!!


というわけで、今回も前回同様、近況をドーンとまとめて一気にエントリーをアップしたいと思います。

まずはこちら!

ついについについについに、ついに買っちゃいました、一眼レフ! ここアメリカでは、基本的に、所得税の申告を個人で行うのですが、今年も昨年度収めた所得税の調整分が戻って来ました。その一部を使って、念願叶って購入!! 日頃から、chickpeaさんのんしさんのブログで美しい写真の数々を拝見していたのですが、「僕だってきっといつか!」なーんて大それた野望を密か〜に胸に秘めていたのでした。そんなわけで、実際に購入するにあたり、いくつかの機種を候補にあげていたのですが、最終的に選んだのがニコンのD40。初めての一眼レフですし、初級者の僕でも使いこなせそうな、シンプルで使いやすいものにしました。


僕の最新のおもちゃ。

今後、このLiSFでももう少しはまともな写真を掲載出来るよう、腕が上がるように頑張っちゃいますので!!乞う,ご期待!

そして、僕の新しいカメラの記念すべき犠牲者、じゃなくって、記念のモデル第一号!


ひなたぼっこ中。ポワーン



そして先週の金曜日の晩。

今年も行って来ました、PETCHETECTURE。サンフランシスコに本部を置くPAWS(Pets are wonderful support)が毎年開催する、恵まれない動物への寄付金を集めるためのオークションをメインとしたパーティです。(エイミ・タンとの出会いもあった去年の模様はこちらからどうぞ!)。今年はダウンタウンにある高級ホテル(セント・フランシス)で開催されました。PAWSの代表者であるジョンはケヴィンの親友。そんなわけで、僕とケヴィンはVIP待遇!! 会場内に溢れんばかりの可愛い犬くんたちと、美味しい食事に、ふたりとも大満足。とても楽しい時間を過ごして来ました。


こちらはサイレント・オークションの模様。ペット好きなら喉から手が出そうな品物がズラ〜っと並びます。

そして、会場内に並べられた、ライブ・オークションの出品用の品々。高級インテリアさながらのペット用のベッドなどがところ狭しと並べられています。


僕のイチオシ、段ボールの素材で作られたペット用のソファ。とてもスタイリッシュ! ちなみに、後方に写っているのが、ライブ・オークションの光景です。


これは、猫専用のベッド。部屋の角に設置できるように設計されているのですが、コンテンポラリーなデザインはまさに僕好み!! チップに買って上げたいけど、オークションの開始掛け金は700ドル。高っ・・・。ごめんよ、チッピー。


今年もベイエリアの著名人が多く集まり、かなりの収益があったようです。良かった良かった!



そして、本日の日曜日。気温も上がり、初夏のような爽やかな一日になり、どこかへ出掛けるにはもってこいの天気だったのですが、今週は僕たち二人にとって、かなり忙しい一週間になる予定。僕は母の日週間真っただ中ですし、ケヴィンはカナダへの出張を控えていているのです。というわけで、今日の休みはジムに出掛けるくらいで、あとは家でのんびりリラックスして過ごすことにしました。



バルコニーにテーブルを出して、メリット湖を眺めながらブランチを。

そしてこちらが今朝作ったブランチです。


ここ最近ハマっているブラック・オリーブが入ったバゲットを使った「焼き野菜たっぷりのサンドウィッチ」をメインとした献立。

メインの「焼き野菜たっぷりのサンドウィッチ」のレシピですが、

1)赤ピーマンをオーブンで焼き、細めに切り分けたものを、スタッフド・オリーブの微塵切りとオリーブオイルと塩/黒胡椒 で和える。

2)ポルトベーロ(巨大なキノコ)をオーブンで焼き、食べやすい大きさに切ったあと、軽くバルサミコをかける。

3)アスパラガスもオーブンで焼く。

4)上の焼き野菜をモッツァレッラを乗せて焼いたバゲットの上に重ね置き、最後にプロシュートの乗せて完成。

この朝は、このサンドウィッチのほかに、モッツァレッラたっぷりのスクランブル・エッグ、そしてパパイヤとバナナのフルーツ・サラダにヨーグルトを添えたもの。



そして夕食時。日が暮れると一気に寒くなるのがオークランドやサンフランンシスコの典型的な気候なのですが、今日の晩は日が暮れた後も気温が高いままで、とても気持ちの良い晩でした。

この晩に作った夕食のメニューですが、

「ズッキーニの花の素揚げ」
「グリーン・サラダ  シイタケと合わせみそのドレッシング」
「サーモンのソテー  3色のピューレ添え」

の3品。



「ズッキーニの花の素揚げ」

ファーマーズ・マーケットで見つけた、その朝採れたばかりの新鮮なスッキー二の花。季節的にまだ早いので、実付きのものではないのですが、花の部分だけでも十分に美味なのです。シンプルに粉をはたいただけの素揚げにし、塩の他に、アクセントにカレー粉を散らして食しました。



「サーモンのソテー 3色のピューレ添え」

三色のピューレですが、今回は「ホワイト・アスパラガス」「グリーン・アスパラガス」そして「バナナ・スクワッシュ」で作りました。

アスパラガスもスクワッシュも皮をむいて蒸し器で蒸すわけですが、その際に、むいた皮も一緒に蒸し器に入れて蒸すのがコツですね。むいた皮から香りが出るのです。なので、捨てずに使うのがポイントです。

蒸し上がった野菜を塩とオリーブオイルと一緒にミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。

これらを鍋に移し、焦げてしまわないように弱火で温めておきます。

その間に、ニンニクで軽く香りをつけたオリーブ・オイルを敷いた天板の上にサーモンのフィレを乗せ、オーブンで焼き上げます。

温めておいた皿の上に3色のピューレを乗せ、その上に焼き上がったサーモンを盛って完成です。


ちなみにこれらのピューレですが、今回はそれぞれの野菜の持つ風味を最大限に味わいたかったのでシンプルに使いましたが、スープに使ったり、炒め物や和え物に使ったりと、いろいろと応用が効きます。小分けにして冷凍にしておけば、使いたいときに使えますし、とても便利ですよ。お試しください。





次にウェディング関係の話題を少々。

この春から夏にかけて、面白いウェディングの仕事が多く控えているのですが、先週打ち合わせたウェディングのひとつがこちら。

打ち合わせに現れた女性ですが、70才くらいの方。新婦である娘さんが遠く離れた街に住んでいるために、「資金源」である母親のみが打ち合わせにやってくることも珍しくないのですが、以下は打ち合わせの冒頭で交わされた会話。

M「それで、娘さんはどんなウェディング用の花をご希望されているのですか?」
女性 (バシッ! ←僕の腕を叩く音)「あらやだ、新婦は私なのよ〜」
M「(一瞬絶句)・・・スミマセン!!」
女性「気にしない、気にしない! 数日前にウェディングケーキの打ち合わせに行ったベーカリーなんて、私の孫が結婚するのかと勘違いしたくらいだもの。孫よ? 孫! 失礼しちゃうでしょ? 娘なんてましな方よ、全然。でね、花なんだけど、さすがに74才ともなると純白のドレスは些か抵抗があるじゃない? 今更ヴァージンじゃあるまいし。」
M「あはは、そうかもしれませんねぇ(汗)」
女性「だからドレスはセージ・グリーンにしたんだけど、実はね、花は白いのがいいのよ。花くらい、ヴァージン気取っても良いわよね? あなたはどう思う?」

ヴァージンを気取りたいと言われても、どう思うって聞かれても、やはりブライドの希望が一番大切ですからー!! 僕に異存はございません! ブライドが何才であろうと、彼女達が一番奇麗に見えるように心をこめて仕事をすることに変わりありませんもん。きっときっと、素敵なブーケを作りますので、楽しみにしていてくださいね〜>74才の新婦さん。

というわけで、来月、74才のブライドのウェディングを手掛けることとなったのですが、これは個人的にもとても楽しみですねぇ。 当日、ウェディング・ドレス姿の彼女の写真が撮れたらいいな。その際にはこのLiSFでもエントリーにしますので、どうぞお楽しみに!


そして、もうひとつウェディング・ネタ。

先日、僕宛に一本の電話が。

もしもし、マシュウです。の「マ」くらいまで話したくらいのところで、

「マシュウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!覚えているかしら〜一昨年前にうちの上の娘のウェディングの花をあなたにやっていただいたのだけど今度は下の娘の番なのよついこの間までまだまだ子供だと思っていた下の娘が結婚するだなんて今ひとつ実感が湧かないんだけど本当に時の経つのは早いわよねマシュウもそう思うでしょ」

おぉ、この畳み掛けるように超早口で話す彼女を忘れるはずがありません・・・。そう、あれは2年前のこと。彼女の上の娘さんのウェディングを手掛けたのですが、母親である彼女に、結構大変な目にあわされたのでした。

「それでね下の娘が言うには新郎の母親が彼女のお気に入りの花屋を強力にプッシュしているらしいんだけどそこに私が待ったをかけたわけあらでも心配しないでよマシュウなんてったって式用の花の費用を出すのは私なんだからすべては私次第なのよっなのにうちの娘ときたら向こうのお母様に変な気を使っちゃってまあもともと優しい性格の娘なんだけど変なところに気をまわし過ぎるところがあるのよね〜それで肝心の花なんだけど・・・(以下延々と続く)」

・・・と言う訳で、この秋、またまた大変な目に遭いそうな予感が・・・。頑張りまっす!


ところで、ウェディングついでに、先週末のウェディング用に作ったブーケの写真をアップしておきますね。



蘭(シンビジウム2種。デンファレ)とバラで仕上げた、クラッシーな雰囲気のブーケ。





そして、(ハイ、まだまだ続きますよ〜)、今回の「フローラル・デザイン」のコーナー。

生け込み作品を一挙に三つ、まとめて公開したいと思います。3つの作品に共通しているのは、僕の好きなリバーケーンと竹をフィーチャーしていること。とは言え、それぞれに異なる雰囲気に仕上がったと思いますが、いかがでしょう?



大胆に「斜め」のラインだけで構成した作品。

柳の表皮を剥いたものと漂白されたミツマタにカラフルなペイントを施し、リバーケーンとともに「斜め」のラインの集合体を構成し、そこにアンスリウムを挿して完成です。力強い斜めのラインが作品全体に緊張感を与えていると思います。



3つの花器を使い、それらを集めて、ひとつの作品として仕上げました。

使った花材は、「胡蝶蘭」「ユリ」「クラスペディア」「オーニソガラム」など。曲線と直線が織りなすコントラストがテーマです。



最後の作品は、アンバランスな中のバランスがテーマ。

細い竹で変形した「A」の字のようなフレームを作り、そこにビーカーのような花器をいくつかセットし、ピンクッション・プロテアとアンスリウムでデコレーションを施しました。アーキテクチュアル(建築)なデザインが、僕らしい、かな。






以上、今回も長ーいエントリーになっちゃいましたが、最後までおつきあいくださりありがとう! そのお礼(?)に、ケヴィン・ファンの皆様(って、いるのか?)に、ケヴィンのおすましショットをプレゼント!







じゃじゃ〜ん。

おすましケヴィンちゃん。




え、何?

「ケヴィン、すまし過ぎ〜」
「スカし過ぎだぞ、ケヴィン!」(←外野の声)



で、す、よ、ね〜?



やっぱりケヴィンちゃんはこうでなくっちゃ!













絶対何か取り憑いてると思う・・・(汗) 怖いよぉ(涙)




と言う訳で、マシュウ隊員、今年も地獄の母の日へ行って参ります! 無事生還を祈っていて下さいね。

さらばっ!!

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徒然なるままに、近況報告。

2007-04-25 15:30:18 | サンフランシスコの生活
今回のエントリーですが、ここ最近の出来事をまとめて書き記したいと思います。なので、仕事関係からプライベートに至るまで、取り留めの無い盛りだくさんな内容になりそうですが、よろしかったら最後までお付き合いくださいね。

まずは仕事関係ですが、先週の土曜日に、レズビアンのカップルのウェディング(彼女達は「ウェディング」という言葉を使うのは嫌らしく、「コミットメント・セレモニー」と呼んでいましたが)を手掛けました。規模的には決して大きなものではなかったのですが、今回のものは、片方のブライドの両親の家でのホーム・ウェディング。その模様を簡単に報告したいと思います。

ウェディングが行われたこの家ですが、これがまた素敵なのなんのって! オークランド市内とサンフランシスコを遥々見渡せる小高い丘の上に建っていて、一見プチ・ホテルのような佇まい。セレモニーは牧師を招いて庭で執り行われ、そのあと、屋内でディナー形式のパーティが行われました。ゲストの数は30人程度と、僕が通常手掛ける他のウェディングと比べるとかなり小規模でしたが、デザイン的には、大きなものにも劣らない内容でした。


パーティの部屋の窓からの眺望。手前がオークランドのダウンタウン。湾を挟んで、後方に見えるのがサンフランシスコ市内。

このウェディングの全体の色のテーマは、「パープル」「ラベンダー」「ブルー」「グリーン」の4色。(ちなみに、この二人のブライドと数ヶ月前に初めて打ち合わせをした際に、とってもオトコらしい彼女たちから、「特に色や花には拘らないけど、ピンクだけはやめてくれ〜」というリクエストが。通常、ストレートのブライドからは、かなり細かいところまでリクエストがあるのですが、さすがに逞しくてさばさばしたレズビアンのカップル! 細かいことなど気にしない太っ腹で豪快なお二方でしたが、やはりフェミニンなイメージのピンクだけは嫌だった模様。うん、うん、そうでしょうとも。) 

そして、使った花材は、ライラック、アジサイ、ビバーナム、トルコ桔梗、バラ、デルフィニアムなどなど。これらの花を使って、庭に設置したセレモニー用のアーチ、ディナー・テーブル用のアレンジメント、そして、ブライドのお母さんたち用のブーケ(逞しいブライド達からは「ブーケなんて今更恥ずかしくって持てないよな」ということで、彼女たちには無し)を作成。

エントリーの冒頭の写真が、アーチの一部を写したものですが、全体の画像はこちら、彼女達のお母さんたち用のブーケはこちらをご覧ください。アーチに関してですが、ショップから花材を持ち込み、その場で作成。アシスタント無しで僕一人で作ったのですが、作成時間は約30分。仕事のスピードが速いのがウリの僕です。エッヘン!

テーブル用のアレンジメントですが、背の高いガラスの花器を使ってトピアリー・タイプのものを三つ用意しました。



久しぶりに手掛けた手作り感覚いっぱいのホーム・ウェディング。彼女たちからもとても喜ばれ、とても楽しい仕事でした。
これからも、ずっとずっとお幸せに!!>ジェニファー&ニコール


そして一晩明けた日曜日。ケヴィンは出張で今週いっぱいカナダのトロントへ。昼過ぎに別れたあと、僕はジムに寄って、帰り道にこの晩の夕食用の買い出しに。実はこの晩、このLiSFを通して友達になったひろ君の誕生日を祝って、我が家へ夕食にお招きしていたのです。

この数日前に電話で、
M「ひろくん、夕食にお招きしたいのですが、何に致しましょう?」
ひ「日本人には和食だ、和食!」
M「和食でございますね。かしこまりました」
(口調は一部脚色)というやり取りがあったため、日本町の日系スーパーに買い出しに出掛けたものの、この日は恒例の桜祭りが行われている事をすっかり忘れていて、凄い人出にぐったり・・・。ともあれ、パレードの始まる直前だったため、スーパー内はガラガラ。ラッキ〜! そんなこんなで、速やかに買い物を済ませ、自宅に戻って料理を開始。

ひろ君のバースデー・ディナーのメニューは、

「長いもと梅干しのカクテル」
「インド人もビックリ、サモサ」
「林檎と大根のサラダ」
「大根の胡麻汁」
「生姜焼きと春菊のソテー」
「つぶあんとヴァニラ・アイスクリームのココナッツ・ミルクと抹茶添え」

以上の6品。この晩の飲み物はビールでした。

ということで、お待ちかね! これらの料理をレシピ付きで公開しちゃいましょう〜



「長いもと梅干しのカクテル」

1)皮をむいた長いもをビニール袋に入れ、麺棒などで適当な大きさに砕けるまで叩く。

2)種を取り除いた梅干しを包丁細かく切り、長いもと和える。

3)薄口醤油でとっただし汁を1)と2)に和える。

4)わさびと刻み海苔を飾って完成。





「インド人もビックリ、サモサ」

1)フライパンにサラダオイルを敷き、みじん切りにしたショウガとニンニク、そしてクミンシードを香りが出るまで炒める。

2)鶏挽肉、水切りした木綿豆腐を砕いたもの、予め水で戻しておいたヒジキをフライパンに入れて炒め、カレー粉/塩/黒胡椒で味付けをする。

3)2)をワンタンの皮で包み、カノーラ油で揚げて完成。




「林檎と大根のサラダ」

1)林檎と大根を皮をむいて、1cm角の棒状に切る。その際に、林檎には色止めのためにレモン汁をふりかける。

2)ドレッシングを用意する。今回使ったものは、林檎酢1カップ程度、サラダオイル少々、薄口醤油少々、昆布茶の粉末(大さじ一杯ほど)を混ぜたもの。

3)1)にカイワレを加え、2)で和える。

4)最後にフライパンで乾煎りしてパリパリに焼いたワンタンの皮を適当な大きさに手で崩しながらサラダ全体にふりかけて完成。

大根のパリパリ感と、林檎のサクサク感が絶妙です。お試しあれ!



「大根の胡麻汁」

1)大根を薄口醤油を入れただし汁で煮る。

2)違う鍋で、だし汁を温め、そこに薄口醤油と練り胡麻を入れて温める。その際に、沸騰させないよう注意。

3)煮えた大根を器に入れ、2)のスープをかける。最後に、熱湯にさっと通して冷水に入れたキヌサヤの千切りと、すり胡麻を大根に乗せて完成。

大根の代わりにカブで作っても美味です!



自分で言うのもなんですが、なかなかの出来具合に仕上がりました。残さずにきれいに食べてもらったところを見ると、ひろ君にも喜んでもらえたってことかな? (だよね、ひろ君? 美味しかったよね? ・・・と、脅してみる)

ひろくん、お誕生日おめでとう! この一年が、ひろ君にとって素敵な年となりますように!!



そして、(まだまだ続きますよ〜)月曜日は地元のオフィスやモルモン教会用のウィークリーの生け込みなどのほかに、パーティの仕事が一件。忙しい月曜日だったこともあり、夜の10時には上の瞼がすーっと降りて来てチップと就寝。

前の晩に早く寝たせいで、火曜日の朝には5時頃に目が覚めてしまいました。

ところで、毎週火曜日ですが、僕のオフ日です。花屋にとって一番忙しくないのが火曜日なので、この日を毎週オフにしているのですが、平日に休みがあるっていうのは良いものですね。どこに出掛けるにも空いていますし。

そんなこんなで早くに目覚めてしまった火曜日の今朝、早朝からジムへ出掛けました。ワークアウトをしてカーディオを済ませ、サウナでリラックスしてジムを後にしたのが、まだたったの8時半! 一日を有効に使っているようで、清々しくて良い気分。家に戻り、デールと朝食をするものの、何をするにも時間的にたっぷりと余裕があります。


朝ご飯の後、パティオで太陽の光を浴びながら、コーヒー・タイム。気持ちの良いひとときです。

そして、我が家の猫ペアはと言いますと、チップは午前中の太陽の光が降り注ぐ僕のベッドの上でうたた寝。一方、タンクは、彼のお気に入りスポット、僕の部屋にあるソファの上でまったり。


「暖かい太陽の光の下で寝るのって最高」


「僕はフカフカのソファの方が良いもんね〜」

そんなまったりぐーたらな猫ペアを見ていて、デールが一言。

D「天気も良いことだし、お風呂に入れちゃおうか?」

そう言えば、チップもここしばらくシャンプーしていないことだし、なかなかの名案かも。

ということで、まずはタンクから。

一体、風呂場で何が始まったのかというくらい、バスルームから大きな悲鳴が! チップも心配だったようで(興味津々だったようで?)バスルームのドアから中の様子をうかがっています。

M「チッピー、次は君なのだよん」

そしてチップの番。ありがたい事にチップは水を恐れない猫なので、当然シャワーも平気。バスタブに浅めにぬるま湯を溜め、そこにチップを立たせ、シャンプーをし、最後はシャワーでシャンプーを洗い流して終了。・・・と、ここまではいい子なチップなのですが、この後のドライヤーが大の苦手。結局今日も、「ドライヤーだけは勘弁」ということで、自然乾燥と相成りました。


濡れた毛がハリネズミ状態。


ジムに行き、朝食を済ませ、猫ペアを風呂に入れ、それでも時計を見るとまだ昼前! 

D「どうしようかぁ、今日はこれから」
M「どうせなら、映画でも見に行こっかぁ」

ネットで映画を調べたのですが、あまり面白そうなものが無く、そんな乏しいラインナップから選んだのが、一遍のホラー映画"vacancy"。人里離れた一軒のモーテルを舞台に繰り広げられるサスペンスフルなホラー映画なのですが、さすが平日の午後。広い映画館内は、まさにvacancy状態。(←おっと、滑ったか。でも一応、ジョークですので、これ。みなさん、ここ、クスってするところですからー)。

で、肝心の映画の内容ですが、舞台はモーテルのみ。登場人物も全部で7人だけという徹底した低予算ぶり!! とは言え、全体的にコンパクトにまとまっていて、ハラハラドキドキ、そこそこ楽しめました。ホラー好きのみなさん、日本で公開されたら、是非見に行ってみてください。




・・・と、そんなこんなの盛りだくさんな近況報告。最後までお付き合いいただき、thanks a lot! 本来なら、こまめにエントリーにすれば良いのでしょうが、なかなか時間的に余裕がないんですよね、最近・・・。スミマセン!


最後にこちらのリンクを。

チップが副会長を務める「黒猫振興会」はこちらから!
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たまにはワインでも飲みながら、

2007-04-18 16:29:20 | たべもの
このLiSFに、過去に何度かお越しになった方ならご存知かとは思いますが、僕の趣味のひとつが料理です。

そもそも僕が料理をするきっかけとなったのは、東京の高校を経てアメリカへ留学した際に、自分で料理をしないと食べたいものが食べられない、という環境下だったことが一番大きな理由ですね。しかも、当時の円/ドルの為替は1ドル230円という時代。毎晩外食をするような余裕もありませんでしたし、今にしてみれば、それも自炊を迫られた大きな理由のひとつだったと思います。

とは言え、僕の育った家庭では、母以外にも父も事ある毎に料理を作っていましたし、弟も放課後、学校から帰って来てお腹が減っていると、自分で簡単なものをささっと作って食べるような、そんな環境で僕は育ったのです。なので、自炊を始めたときも特に何の抵抗もなく、当たり前のように作り始めました。

もっとも、僕の場合は、趣味程度の料理にしか発展しませんでしたが、僕の弟は料理の仕事に就くほどに。

せっかくなので、弟の話が出たついでに、ちょこっとだけ、家族自慢を・・・。

僕の弟ですが、彼はフレンチのシェフをしています。生まれながらにして料理の才能を持っていたらしく、大阪の某有名料理学校を首席で卒業した後、引く手数多の就職口の中から、東京の某ホテルを選び、そこで働き始めました。その間、業界のいろいろな方からの勧めもあり、国内外で開催されるいろいろなフランス料理のコンテストに参加。結果ですが、ほぼ毎回優勝という戦歴で、数年前には、毎年フランスで開かれる十数カ国対抗のコンテストに、日本代表として参加をし、そこでもめでたく優勝。シラクさんからメダルを直々に授与されて帰って来ました。そして、その直後には東京のホテルでの仕事を一時休職し、今年の3月までの4年間ほど、アメリカ駐在日本大使直属のフレンチシェフとして、ワシントンDCのアメリカ大使館で働いていました。その間には、頻繁に行われる夕食会で、歴代のアメリカ大統領を始め、多くの著名人相手に腕を奮っていたようです。

それにしても、高校時代は柔道一直線だった弟に、まさかこんな才能が隠されていたとは・・・。当時の僕には、今現在の彼の姿など、それこそ到底想像だに出来なかったのですが、今では、本当に自慢の弟なのです。



・・・と、家族自慢はこれくらいにしておいて、今回の僕のエントリーの主題に話を戻しまして。


我が家では友人を夕食に招くことも多いのですが、いかにも「ザ・夕食!」みたいなものをガッツリ食べるのではなく、時にはワインでも飲みながら、いろいろなものを少しずつたくさん、って言うのも良いじゃないですか? なので、そんなときには、和洋中に捕われず、いろいろな「おつまみメニュー」ものを作ってお出しすることが多いですが、今回のエントリーでは、最近作ったそれらのメニューの中からいくつかをピックアップして紹介したいと思います。


まずはこちら。

「アスパラの生ハム巻き」


コンソメで固めに茹でたアスパラに生ハムを巻き、スティックの先にチェリー・トマトを刺しています。シンプルだけど、美味しいですよ〜


「とろろと梅の簡単お吸い物」

昆布茶の中にとろろと梅干しを入れ、白ごまを散らして完成。これも簡単美味。


「トマトの寒天 自家製ペスト・ソース添え」


作り方ですが、トマトジュースを鍋で沸騰させ、そこに粉寒天を入れます。(寒天を入れたあと、最低でも2分程度は沸騰させてください。そうしないと固まりません)

粗熱を取った後、型に流し、冷蔵庫で冷やして固めます。

自家製ペスト・ソースですが、生のバジルの葉20枚程度、松の実とクルミを少々、生のニンニク半かけ程度、エクストラ・バージン・オリーブ・オイル、塩/黒胡椒少々とミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。ちなみに、松の実とクルミは、予めフライパンで乾煎りしておくと、風味が格段に良くなります。

固まった寒天を型から外し、適当な大きさに切り、ペスト・ソースを添えて完成です。



「油揚げのピザ」


作り方ですが、油揚げを熱湯にさらし、余分な油を抜きます。

次に、油揚げを開いて耐熱板の上に置き、その際にペーパー・タオルなどで水分を吸い取ります。

油揚げに、酒と醤油(1:1)を指で適量塗り、その上に、シラス、エビ(冷凍のものを使う場合、予め、レンジでチンして水分を取ったものを使って下さい。冷凍のまま使うと、熱を加える過程で中から水分が出て来てしまい、ピザがベチョベチョになってしまいますので、注意)チェリー・トマト、ゆかり少々、モッツァレラ・チーズ(無ければ、ピザ用のもの)、最後に大葉の千切りの順に乗せ、オーブンで焼き上げて完成。いろいろな食材で代用も効きます。お試しあれ!!


これ以外にも、いろいろと豊富にメニューを取り揃えてあるのですが、それらについては、いずれまたぼちぼちと紹介して行こうと思っています。乞う、ご期待のほどを!


そして、お腹がいっぱいになった後の〆は、やはりデザートですよね。今回は、超簡単デザートを二品ほど。


「小豆とココナッツ・ミルクのアイスクリーム添え」


今回は小豆を煮て作りましたが、それが面倒な方は、お近くの和菓子屋さんで買って来て使うという手もあります。

バニラ・ビーンズがたくさん入ったアイスクリームにあんこを添え、上からココナッツ・ミルク(缶詰)をかけて完成です。




「自家製ジャムとアイスクリームのミルフィーユ風」

こちらも超簡単!

ジャムですが、お好きなフルーツを少量の水に入れ、砂糖と蜂蜜でジャム状になるまで煮込みます。
上で紹介したものは、イチゴ、リンゴ、マンゴー、キウィ、グレープ・フルーツを使ってあります。

そして、ワンタンの皮をアルミ・フォイルに並べ、オーブンでパリパリになるまで焼きます。

焼き上がって冷ましたワンタンの皮の間にジャムとアイスクリームを交互にはさみ、最後にパウダー・シュガーをふりかけて完成。

ジャムは冷やしても美味しいですし、暖かいまま使っても美味です。




こうして並べてみると、無国籍の居酒屋メニューみたいですよね。

よ〜し、こうなったら、花屋を廃業して居酒屋でも始めますか。(そしたら、みんな、来てくれる?)

な〜んてね。





最後に、マシュウの料理は美味しいという生き証人にご登場願いましょう!!








舌、異常に長いし。
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楽しかった今年のイースター

2007-04-11 00:05:44 | サンフランシスコの生活
すでにイースター(復活祭)から二日程経ってしまいましたが、今回は、今年のイースターについてのエントリーをアップしたいと思います。

今年のイースターもかなり忙しかったので、僕のショップに近いケヴィン宅で、チップと共々、イースター当日までの一週間を過ごしました。サンフランシスコ市内の僕の自宅からよりも通勤が楽ですしね。

 
チップのお気に入り、ケヴィンの膝の上。・・・と言うのはウソで、コンピュータを使っていると、たとえ相手が誰であろうと、必ず膝の上に乗って来て邪魔するのがチップの趣味でして・・・

K「チッピー。乗っかられちゃうと仕事が出来ないんだけどなぁ〜」
C(シカト)
K「ちょっとどいてくれるかな?』
C「ヤダ」

そう言えば,友人たちから、「ケヴィンとマシュウはいつになったら一緒に暮らし始めるのか?」と聞かれることが多いのですが、う〜ん、いつだろ? ケヴィンに関して言うならば、明日からでも一緒に住みたがっているのですが、今現在も、結局は週の五日間ほどはどちらかの家に寝泊まりしていますし、着替えなどもお互いの家のクローゼットに用意してあるので、「ほぼ」一緒に住んでいるような状態ではあるのです。なので、明日からにでもひとつの家に一緒に住もうと思えば、別に大変なことではないのですが、なにを隠そう、それに「待った」をかけているのは、他ならぬ僕。週のうちに一晩か二晩、別々のベッドで寝るのは寂しいことは寂しいのですが、同時に、それはそれで大切かなぁ、とも思えて。会えなくて寂しいと思う時間が次に会ったときの「ときめき」に繋がると思いますし、そんな時間をあと一年くらい持ってから一緒に住むのも悪くないかなぁ、なんて思っているのです。以前のパートナーであったデールとは9年近く一緒に暮らしていましたし、一緒に住む楽しさや喜び(そして、もちろん、大変さもですね)ももちろん十分承知しているのですが。もしケヴィンと一緒に住み始めることが決定した暁には、このLiSF内でも報告いたしますので、みなさんも、どうぞ今後の僕たちの行方に、stay tuned!! ・・・な〜んて、言っておきながら、来月辺り一緒に住み始めちゃったりしてね、あはは。神のみぞ知る、です。





・・・と、話が思いっきり脱線してしまいましたが、今日のお題の「イースター」に話を戻します。



イースター当日の日曜日、朝食をケヴィンと一緒に食べ、午後からは別行動。ケヴィンは仕事の打ち合わせに出掛け、僕は、ハワイからサンフランシスコへ遊びにいらしていた素敵なお客様に会いに出掛けました。このお客様ですが、「A-lohas life in O'ahu」のLiliさんと彼女のだんな様。先月、彼女からメールをいただいてから、キリンのように首を長くしてこの日が来るのを楽しみに待っていたのです。

市内にあるアジア博物館の前で待ち合わせ。そこで初めてお会いしたLiliさんは、トロピカルな雰囲気が漂う、僕が思っていた通りの素敵な女性でした。だんな様も、とても優しそうな方で、とてもお似合いのカップル。当初はケヴィンも参加してダブル・デートの予定だったのですが、上記の理由から参加出来ませんでした。残念! 結局この日の午後は、3人で市内を観光することに相成りました。

この博物館では、先日のエントリーでも書いた、例の「竹細工」の展示が行われていたのですが、機織りやバスケットを編むLiliさんにぴったりかなと思い、お二人をご招待しました。

そして、この展示を楽しんだ後、カストロにある僕のお気に入りのペットショップへ。Liliさんたちは、オアフにあるご自宅で、5匹のうち猫と、6匹の外猫を飼っていらっしゃるので、きっと喜んでいただけるのではないかと思いお連れしたのですが、なんと、その道中にちょっとしたハプニングが! 車でカストロに近づくに連れ、煙の匂いが強くなって来ました。はじめは、バーベキューでもしているのかな、なんてのんきに話していたのですが、煙の匂いも量も、どんどん濃くなって行き、そう思ったのも束の間、消防車のサイレンが街中に響き渡り出しました。火事だぁ!

 
道路が閉鎖され、消火活動に勤しむ消防隊員と、それを見守る野次馬のお兄さんたち。(僕たちもだけど!)

どうやら、大事には至らずに済んだようですが、イースターで街に繰り出しているゲイのお兄さん達からは、「キャー、火事よ〜!」などという黄色い声が飛び交い、人の不幸にますます活気づくカストロ界隈。(←おい!)

そんなお兄さん達を尻目に、僕たちが目指すのはペットショップ。

 
大手のペットショップでは手に入らないような、おしゃれで面白いペット商品のオンパレード。当然、お値段も高め、です。Liliさんは、上のティファニー風とヴィトン風の犬のチュー・トイをご購入。「これってチュー・トイだけど、うちの猫たちの枕にちょうど良い大きさです」(Liliさん・談)。そっかぁ、そういう使い方もあったかぁ〜。

この後、夕食にはまだ時間的に早かったので、やはりカストロ界隈にある僕の行きつけのカフェ「cafe flora」へお二人をお連れすることにしました。

さすが、ゲイのメッカ、カストロ。イースターということで、ウサギの耳(バニー・ガールが着けている、アレ、ですね)を頭に着けているお兄さん方や、花で飾られた大きな帽子を優雅に被った貴婦人風な装い(?)をしたオジさま方の間を縫い、カフェへ到着。ところが、さすがにイースターの日曜日。凄い人出で、カフェ内は超満員。と言う訳でお茶を断念し、予定を急遽変更して、近くのツイン・ピークスへ車を走らせました。


歩道までテーブルが並べられて超満員のカフェ・フローラ。イースターということで、屋根などにウサギのデコレーションが。カワイイっ!


(僕の日頃の行いのおかげで←本当か?)お天気に恵まれたツイン・ピークスから臨むサンフランシスコ市内の美しい光景。

そうこうしているうちに、お腹の減り具合もちょうど良い加減に。

この晩は、僕のイチ押しビルマ料理レストランへ。初めてだったビルマ料理を、Liliさんたちも楽しんでくださったご様子。良かった良かった!


そ、し、て! Liliさんから、ぼくとケヴィンへ素敵なプレゼントをいただきました。



こちらは、僕へのプレゼント。ひょうたんが描かれた手拭いで包まれたプレゼントの中身は、


Liliさんが機織り機で織って下さった素敵な千鳥格子柄のタオルと石鹸。このタオルですが、美し過ぎて、使えません!


そんなこんなで、Liliさんたちのおかげで、とても楽しいイースターを過ごすことが出来ました。ブログを通して実現した、もうひとつの新たな素敵な出会い。こんな素敵な出会いを次々へと実現してくれるブログには感謝、ですね。

Liliさん、次回はハワイでお会いしましょう!! 




ところで、イースター(復活祭)についてですが、みなさんはどれくらいご存知ですか?

せっかくなので、去年僕が書いたイースターについてのこちらのエントリーのリンクを貼っておきます。興味のある方は、是非こちらをご参照ください。



そ、し、て。

最後は、フローラル・デザインのコーナーです。

イースターをテーマにしたデザインを紹介したいと思います。

イースターと言えば、パステル系の色を使うのがお約束なわけですが、今年は、敢えてこの典型的な色の組み合わせを使わずに、白とグリーンだけでナチュラルなんだけどスタイリッシュ!的なものを作ってみました。もっとも、この色合いだけで、イースターを表現するのは不可能なので、「羽」「鳥の巣」などをデザインの中に取り入れてイースターをイメージ。

まずは、使った花材ですが、

   

   

  

上段左から、

「ユキヤナギ」「羽」「鉄砲百合」
「ライラック」「スモーク・ブッシュ」「アマランサス」
「アジサイ」「ウィンター・ローズ」「ビバーナム」

錆びれた感じのアーンに、白樺とエンジェル・ヴァインで編み、羽でアクセントをつけた大きな鳥の巣をセット。そして、上のコラージュの花達を使い、その鳥の巣から花が斜め前に溢れ出すようなデザインに仕上げました。写真だと、立体感に欠けるので、斜め前に溢れている様が伝わりづらいのですが、まあ、雰囲気くらいは伝わるかな。








さあ、イースターも終わり、花屋にとって次の大きなイベントは「母の日」です。今年も忙しいんだろうなぁ・・・。

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チューリップ三昧!

2007-04-03 13:30:24 | フローラルデザイン
前々回のエントリーでも告知しましたが、先週末、恒例のチューリップ・ショーが、オークランドにあるセメタリーのチャペルで開催されました。今年も、地元のフローリストを中心に、26組の作品が並んだのですが、僕も大きめの作品をひとつ展示したので、今回はその報告を兼ねてエントリーをアップしたいと思います。

このショーの開催期間は金曜日から日曜日の三日間だったのですが、作品のセットアップは前日の木曜日。午後4時から200人ほどのゲストを招いてのリセプションが開催されるので、遅くとも3時半までには作品を仕上げなくてはなりません。

今回も開催者の好意で、僕のために会場内で一番大きなスポットを確保してくれたので、それに見合う大きな作品を作成したのですが、さすがに大きなものは、ショップで予め作ってから会場へ持ち込むことは不可能・・・。と言う訳で、今回も、花器やら花材やらを現場へ持ち込み、そこで作品を生け込みました。

当日の予定としては、昼過ぎくらいに会場へ行く予定だったのですが、先週はこのイベントのほかにも、大きなパーティの仕事やウェディングの打ち合わせなど、自分でも信じられないくらいの過密スケジュール。結局午前中の仕事が午後にまでずれ込み、会場に到着したのは午後2時半・・・。そう、一時間で仕上げなくてはならない事態に。

いままでにも時間に追われながらの生け込みを数多くして来ましたし、一時間もあれば今までの経験と持ち前の集中力を発揮して作成することは十分に可能なのですが、やはり何事も時間に余裕を持って臨みたいですよね。その上、この日はちょっとした予想外の出来事があったのです。

会場に着き、いざ生け込みを始めたとき、僕の視界の端の方に、このチャペルの管理人のオジさんが僕の方へ歩いて来るのが見えました。このオジさんは話し好きで、話しだしたらどーにもこーにも止まらないタイプ。しかも、民主党やグリーン党支持者の多い、リベラルな土地柄のベイエリアでは珍しい、バリバリの共和党支持者。ブッシュ万歳、同性婚?そんなものは認められん! 中絶するオンナはみんな牢屋へぶち込んじまえ、っていうタイプ・・・ 決して根は悪い人ではないのですが、リベラルな僕には面倒な相手・・・。そんなこんなで、去年も僕をひたすら悩ませたのです。そのオジさんが僕をめがけて歩いてくるではありませんか! ヤバ過ぎ・・・。

心の中で、どうか僕に話しかけませんように、通り過ぎてくれますように、と祈るのも空しく、僕の予感はビンゴ。

オジさん(以下、オ)「よ、にーちゃんじゃねーか。去年もこの一番いいスポットを陣取っていたよな? どういうコネがあるんだい、え?」
M「あ、どーも。ドリーン(このショーの責任者)が好意で取っておいてくれたんですよ」
オ「ゲージツみたいなもんは、俺にはちっともわかりゃしねーけどよぉ、こんな俺にも、にーちゃんの作るものは、ほかのやつより格段上を行っていることくらいはわかるわけよ」

オジさん、僕の周りでも生け込みをしている人がたくさんいるので、声のボリュームをもう少し下げた方が・・・。

僕としても、のんきにオジさん相手に話をしている余裕もないので、さっきからしきりに、「あと一時間で仕上げなくちゃいけないので、集中しないと」なんてさりげなくオジさんに「あっちへ行ってくれー」とヒントを送りまくっているにもかかわらず、当然のことながら、僕のことなんてお構い無しに一方的に話かけてきます。ここは持ち前の集中力で乗り切れ、マシュウ。がんばれ。

オ「この大きな花瓶の中には、後で金魚を入れるんだろ、にーちゃん?」

本当にどーでもいいようなことを次から次へと話し掛けて来やがります・・・

オ「にーちゃんは、この仕事に就いてどれくらいになる?」
M「10年くらいっすかねー」
オ「俺は、ここで働いて今年で26年目だ。今はひたすら定年を指折り数えて待つのみよ。こんな仕事クソくらえだ。月曜日も早朝から二人焼きゃなきゃいけないっしよぉ。やってられねぇ」

え?二人焼く? 何それ?

話を聞いていると(・・・って聞いている場合じゃないんだけど)、てっきりこのチャペルの管理人だと思っていたこのオジさん、実は、このチャペルの裏にある火葬室で、遺体を火葬するのを仕事にしていることが判明。

オ「つい最近まで、旧型のオーブン(そっかぁ、オーブンって呼ぶんですね)を使っていたんだけどよぉ、昔のやつは小さな窓が付いていて、中でちゃんと焼けているかどうか確認しなくちゃいけなかったのよ。でも、今は最新式でコンピュータ制御。時間も短縮されるし、楽なことは楽なんだけどよ、それでも途中に一回ドアを開けて、ボディを裏返しにしなくちゃいけねーわけよ。そうすりゃ、骨になるまで一時間くらい短縮できる。民主党のやつらは、なに、地球温暖化だなんだとほざいているけど、俺様だって、こんなところでちゃんと協力してるってのに、ゴアの野郎、テネシーの豪邸の月々の電気代が1000ドルを超えるって言うじゃなねぇか。民主党は信用できん! ふざけるんじゃねぇよな?」

さっきから話半分に聞きながら、作品の生け込みに集中していた僕ですが、火葬の話にちょっぴりだけ興味津々(異常?)。ヤバい、集中力が途切れる! 集中、集中!

オ「あ、そうだ、さっきも言ったけど、月曜日に焼くときに、見に来るかい、にーちゃん?」
M「いや、結構です・・・。焼けている遺体見るの、怖いし」
オ「焼けている遺体? そんなもん、ただの焼けた肉の塊よ。そんなものを怖がってどーする、にーちゃん」



そんなこんなで、せっかくの招待は丁重にお断りし、集中力を駆使して作品を無事作り上げました。


そして、出来上がりはこちら。

僕の作品の後ろにもほかのデザイナーの方の作品が陳列されているので、作品同士が重なりあい、写真だと少々見づらいかもしれませんが、雰囲気だけでも。


一応、分かりやすいように、斜め前から撮ったショットも載せておきます。



今回は、背の高いガラスの花器を5つ左右比対称に配置し、その上に、リバーケーンで編んだフレームをセット。そのフレームに、コーラルがかったオレンジ色のチューリップとビバーナムをデザインし、最後に、葉の部分を全部取り除いたプルモサを絡め、その蔓の部分に、アジサイをグルーで留めました。アジサイが、チューリップの周りをふわふわ飛んでいる蝶々みたいで奇麗でしょう? 訪れた見物客からも、多くのお褒めの言葉をいただき、今年も大成功に終わりました。


ケヴィンも僕の作品の前で記念に一枚。

ところで、土曜日の午前中に、ショップでウェディングの打ち合わせがあったのですが、この日の打ち合わせにいらしたブライドは、なんとベイエリアに在住の日本人の方。実は、このLiSFを読んで下っていたらしく、先日メールをいただいたのです。そんなわけで、彼女(まきこさん)のウェディングを僕が手掛けることになったのですが、ブログを通してこんな素敵な出会いがまたひとつありました。嬉しいですね。まきこさんも、打ち合わせのあと、このショーに立ち寄って下さいました。

そして、最終日の日曜日には、やはりこのブログを通して知り合ったひろくんと彼の友人、及び、先日メールをくださったノックスターさんたち御一行様もお見えになり、とても楽しい時間を過ごすことができました。みんな、どうもありがとう!!

ケヴィンは僕がいろいろな方と話している間、チャペルの外に咲き乱れるチューリップを写生。



この日は、4枚を描きました。


キレイなチューリップの水彩画。一番右側の一枚は、僕のもの!



最後に、ノックスターさんのお友達のkazumiさんがご自身のブログ内で、このショーのことを取り上げて下さいました。リンクを貼っておきます。みなさんも、是非、ご覧になってみてください。

こちら


kazumiさんが撮って下さった、僕の写真。今年の目標は、「シブいオトナのオトコになる! なってみせる!」だったのですが、童顔が祟って、その目標を達成するのはどうやら無理そうです・・・(泣


聞いたところによると、地元の新聞が取り上げてくれたこともあり、大盛況に終わった今年のチューリップ・ショー。連日、700人近い来客があったそうです。めでたし、めでたし。




みなさんも、素敵な春をお過ごしくださいね。
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ウェディング 2007

2007-03-26 07:51:56 | フローラルデザイン
ここサンフランシスコでは毎年、ヴァレンタイン・デーが過ぎると同時に本格的なウェディング・シーズンが到来します。僕もその例に漏れること無く、ブライドやウェディング・コーディネーターとの打ち合わせやら、それらの企画書や見積書の作成に追われる日々を送っている訳ですが、今回のエントリーは、ずばり、今年のウェディングのトレンドについて。ウェディングを近々控えていらっしゃる方も、いらっしゃらないけれども「せめて夢ぐらい見させてよ!」lという方も、必見のエントリーですよ〜。

もちろん、新婦が10人いれば、彼女たちの好みはまさに十人十色なわけですが、それでもその時その時に、全体の流れ(トレンド)があるのは確かです。ウェディングに於いてのトレンドを左右するのは、やはり、星の数ほどあるウェディング関係の雑誌やムック本、そして、ウェディング・ドレスやアクセサリーに大きく影響を及ぼすファッション界での流行です。結婚式を控えている女性はみんな実に研究熱心で、トレンドにも敏感。僕のコンサルテーションに現れる将来の新婦たちの多くも、大抵の場合、雑誌の切り抜きなどを集めたスクラップ・ブックを持ってやって来ます。ぼくとしても、彼女達が求めているものを視覚的に把握しやすいので、これらのスクラップ・ブックは、打ち合わせを進める上でとても助かります。

ブライドが自分のウェディングを計画する場合、真っ先に決めるのはウェディング・ドレスというパターンが一般的で、花のデザインは、ドレスのテイストを基にイメージを膨らませてアイデアを絞って行くのが一般的です。なので、ウェディング・ドレスのイメージは、ウェディング全体の「テーマ」を決定する重要な要素となるわけです。そんな訳で、僕も毎年ウェディング・ドレスのトレンドをチェックしているのですが、今年のトレンドは二極化の傾向にあるようです。ひとつ目は、「ブラック」のアクセント。純白なドレスに黒い刺繍やビーズでデコレーションを施し、シックでフォーマルなテイストを全面に打ち出したもの。そして、二つ目は、「ボタニカル・モチーフ」。花や葉などのパターンを白や柔らかいパステル系の生地に取り入れたものです。ちなみに、この二つのトレンドに共通しているのは、「ストラップレス」と「リボン」です。

もっとも、ブラックを取り入れたウェディング・ドレスは、ここ北カリフォルニアでの人気は今ひとつのようですね。カリフォルニアでは、フォーマルな中にもどこかカジュアルなテイストを残したものの方が人気が高いので、あまり「カチッ」とし過ぎたものは敬遠される傾向があるようです。

と、前置きが少々長くなりましたが、ここからがウェディングに於けるフローラル・デザインについての話です。去年はブラウンの人気が高く、その影響で、花のアレンジメントも、茶色/オレンジ/ワイン・カラー/フューシアと言った、所謂「ジュエル・トーン」と呼ばれるシックでゴージャスな色合いを求める人が多かったのですが、その人気も、今年に入った途端に減速。今年は、ドレスの「ボタニカル・モチーフ」に代表されるように、「ナチュラル」「ロマンティック」「オーガニック」の三つがキーワードです。

今年に入りコンサルテーションをしたブライドのほとんどが、ロマンティックなものを求めていて、花の色目も純白ではなく、白やクリームをベースに、パステル系の色を加えたものが人気です。デザイン的には、ここずっと主流のラウンドのハンド・タイド・タイプのものに加え、キャスケードの人気が復活する兆しがあります。そしてブーケに使う花材ですが、アジサイなどの他に、野草的なもの(スカビオサ、ニゲラなど)を使って、ナチュラルかつオーガニックなテイストを全面に押し出したものをリクエストするブライドが多いですね。

というわけで、お待ちかね。

今年のウェディングのテイストをざっと写真にまとめてみました。(ちなみに、全部僕のデザインです)

今年人気の花材のコラージュ。









野原で摘んだような野草をイメージするものや実ものがトレンド。





ブーケは、白をベースに、パステル系の色を取り入れたものや、


バラや蘭のようなフォーマルなイメージの花ではなく、このような野原に咲いているようなカジュアルな花材を集めたものが人気。

*僕のブーケ・コレクションも是非ご覧になってみてください。



そして、リセプション・パーティのテーブルの上を飾るアレンジメントですが、

あまりカチッと作り込まれたものよりも、この手のナチュラルなテイストのものや、


淡い同系色でまとめてロマンティックな感じなもの、


或いは、このように、果物や野菜などを使って、オーガニックな印象を持たせたものが今年の傾向です。

この他のテーブル用のアレンジメントのサンプル画像は、こちらからどうぞ。



ちなみに、セレモニーは、牧師や神父を招いて、屋外でガーデン・スタイル風に執り行うのも今年の流行です。カリフォルニアの青い空の下、緑に囲まれてのセレモニーは、やはりフォーマルに演出されたものよりも、カジュアルでロマンティックなものの方が似合いますね。冒頭で使った写真も、先日手掛けたウェディングのセレモニー用の装花です。アーチを色とりどりの花でデコレーションをし、芝生のヴァージン・ロードには、300本のバラの花びらを敷き詰めました。



以上、今年のウェディングの傾向を簡単にまとめてみましたが、楽しんでいただけたでしょうか。

もし、もっと詳しく突っ込んだことが知りたい! というような方がいらっしゃいましたら、お気軽にメールをください。僕の出来る範囲内で、お手伝いさせていただきますので!


最後に、今年のウェディング・ドレスのトレンドである「ブラックの装飾」にちなんで、久々に真っ黒け〜なこの方に登場願いましょう。







「ここんとこ、僕の出番が少な過ぎですから、マシュウさん」

chipが副会長を勤める「黒猫振興会」はこちらから!



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魚座同士〜後編〜

2007-03-21 11:56:50 | サンフランシスコの生活
僕の誕生日から一週間が経った16日はkevinの誕生日でした。

毎年、2月10日の記念日に始まり、14日のヴァレンタイン・デー、そして3月の僕たちの誕生日まで、僕とケヴィンにとってはプライベートなイベントが満載な時期です。名付けて「プレゼント贈りまくり大作戦期間」。そろそろプレゼントのネタだっていい加減尽きて来そうなものですが、今年のケヴィンの誕生日に僕が悩んだ末に用意したプレゼントは6つ。ひとつ目は、ちょっと公の場所では言えないようなもの(あはは、スミマセン!)、二つ目は「F words」満載のポスト・カード集(こういうの、ケヴィン、好きなんですよね・・・)、三つ目は鳥の大図鑑、四つ目は部屋用のウォーター・ファウンテン(マレーシアで作られたオリエンタル・ムード漂う噴水です)、五つ目は、ケヴィンの大好きなカサブランカと桜の巨大な花束、そして最後の六つ目が、ケヴィンの特に仲の良い友人を集めてのパーティでした。

そして今年は、なんとケヴィンのお父さんもシアトルから駆けてつけてくれました。ケヴィンにとっては、とても嬉しい「プレゼント」だったに違いありません。

そんな訳で、ケヴィンの誕生日当日は、僕とケヴィンとお父さんの3人だけで地元の僕たち行きつけのビストロで誕生日を祝うことに。


ケヴィン・パパから時計周りに、シェフのシャンタル、ケヴィン、僕、シャンタルのお母さんでこのビスオロの顔でもあるキム。

シャンタルの作る料理は、素材の良さを活かした愛情のこもった優しい味。お近くの方は、是非一度お試しください。(詳しくは、こちら


そしてやって来た18日の日曜日。

ケヴィンが特に親しくしている友人、プラス、僕サイドからはデールを招いて、彼の誕生日を再度祝ってディナー・パーティを開催。今回集まった彼の友人は、絵本の出版関係に携わっている人、及びアーティストがメインだったので、クリエイティブな話題で大盛り上がり大会! とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。


上段左から、バークレー大学院で研究を続けているルイス、サンタクロース、もとい、ケヴィン・パパ、世界規模で絵本関係の仕事に就いているケリー、ケヴィン、ペーパー・アーティストのフアン・パブロ、某大手絵本出版社のお偉いさんのドロレス、そして下段左から、デール、ケヴィンのいくつかの絵本作品でパートナーを組んでいるジョンという面々。・・・あれ? 僕が写ってないじゃんっ!! 

(って、この写真を撮ったのは自分だから当たり前なのですがー。ちょっと、デールさぁ、写真撮るの代わってよ)

と言うわけで、僕が写っているものも載せちゃいます。




そして、このパーティで僕が張り切って作ったメニューをレシピ付きで大公開! この晩には、全部で8種類の料理を用意してみんなをもてなしたのですが、おかげさまで大好評でした! 前日の晩からトマト・ソースを作リ始めた甲斐があったと言うものです。良かった良かった!



まずはチーズの盛り合わせ。行きつけのデリで選りすぐったチーズたち。


こちらは、トマトとモッツァレッラの前菜。エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルとバルサミコでシンプルに。


エンダイブのサラダ風前菜。

レシピですが、

1)バナナ(レモン汁で色が変わるのを抑えてあります)とメープルシロップで焼き上げたハムを細かく切ったものを、リコッタ・チーズと和える。(その際に、隠し味のマヨネーズをほんの少量加えるのがポイントです。)

2)1)をエンダイブの上に乗せ、タラゴンの葉を乗せて完成。

ちなみに、このタラゴンですが、ハーブの一種です。ほんのりとリコリッシュのような風味が良いアクセントとなります。



2色ピーマン(グリ−ンとレッド)のマリネ。

1)ピーマンを4等分に切り分けたものを耐熱板の上に並べ、オリーブオイルをふりかけてオーブンで表面に焼き色が付くまで焼く。

2)焼き上がったピーマンを食べやすい大きさに切り分ける。

3)オリーブを微塵切りにする。

4)2)と3)をトマト・ソースで和え、黒胡椒と塩で味を整えた後、一晩冷蔵庫で寝かす。

5)食べる直前にエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルをかけ、カリカリに焼き上がったバゲットを添えて完成。




特製カボチャのサモサ

1)カボチャを適当な大きさに切り、蒸す。(ラップをかけて電子レンジでチンしてもOK)

2)フライパンに油を敷き、ニンニクとショウガをみじん切りにしたものを香りが出るまで炒める。

3)2)に、たまねぎのみじん切りを加え、さらに豚挽肉を入れて炒める。その際に、クミンシードも一緒に炒めて、香りを出す。

4)3)に蒸し上がったカボチャを入れ、カレー粉を加えて、カボチャを潰すようにしながら炒める。

5)4)に缶詰のグリーン・ピースを適量入れて混ぜる。

6)餃子の皮の真ん中に、5)の種を乗せ、皮の周りに水をつけた後に、もう一枚の餃子の皮を上から乗せて合わせる。淵の部分はフォークの背で押して上下2枚の皮がきっちりとくっつくようにする。

7)6)を熱した油で揚げて完成。



こちらも僕んちの定番、プロシュート・コン・メローネ。食べる直前に黒胡椒とオリーブオイルをかけて食します。



マシュウ特製 白菜のサラダ

これは、「うちでディナーを作るからおいでよ」と友人たちを誘うと、「じゃあ、例のサラダも作ってね」と、みんなから必ずリクエストがある、僕の人気メニューのひとつです。

ザク切りにした白菜の上に、青リンゴの薄切りとマスカット、クルミ、そしてフェタ・チーズを乗せませす。通常は白ワイン・ビネガーと塩だけで食べることが多いのですが、この晩は、白ワイン・ビネガーに絞ったレモンとシャンペンを加え、ちょっと贅沢にドレッシングを仕上げてみました。しかも、ノン・オイル。美味しい上に身体にも優しいサラダです。



スタッフド・マッシュルームのトマトソースのプール浮かべ

前回のエントリーでも紹介しましたように、大きなキノコにいろいろなものを詰めて焼くのが好きなのですが、今回のレシピはこんな感じです。

1)鶏挽肉、たまねぎのみじん切り、木綿豆腐を水切りしたもの、生卵、そして、ドライのローズマリーを手で練るように混ぜ合わせる。

2)1)をマッシュルームに詰め、パン粉とパセリのみじん切りを乗せてから、オリーブオイルを敷いた天板に並べて、オーブンで焼き上げる。

3)暖めたトマトソースを平皿に盛り、その上に焼き上がったマッシュルームを並べる。

今回の肉詰めは豆腐を使っているところがポイントです。美味しいですよ〜、お試しください。


そして、もう一品。写真には収めなかったのですが、茄子をふんだんに使ったシチリア風のパスタ。自家製のトマトソースと茄子のコンビネーションが絶妙でした。



食事の最後を締めくくるのは、やはり美味しいデザート! この晩用にデザートに用意したのは、前日の夜中の一時に作ったスフレ・チーズケーキとマチェドニア(フルーツサラダ)のバニラ・アイスクリーム添えの2品。マチェドニアはシャンペンを注いで食しました。


ところで、この晩に作ったメニューの2品(エンダイブとサモサ)は、僕が尊敬している音楽家である尾崎亜美が先日出版した料理本からインスパイアされて作りました。ブルーチーズの代わりにリコッタを使ったり、ポテトの代わりにカボチャを使ったりと、僕なりにアレンジし直してはありますが、皆さん、この本は本当にお勧めです!! 通り一遍の料理本が多い昨今、亜美さんの料理本には、彼女の作る音楽同様、楽しいアイデアに満ちたハートフルな料理がずら〜っと並んでいます。書店で見掛けた際には、どうか手に取ってみてみてください。ちなみに、亜美さんも3月19日生まれの魚座!  僕が尊敬したり、憧れるスタイルを築いている人には、何故か3月生まれの魚座が多いんですよね。 みんなに共通しているのは、そのときだけの流行に流されず、自分のスタイルをしっかりと確立しているところ、です。亜美さんもしかり、そのほかには、僕の大好きな浅野温子さんや聖子ちゃんなども、みんな3月生まれの魚座です。ちなみに、先日友人に、「あのさぁ、知ってた? マシュウって、あのオサマ・ビン・ラディンと同じ誕生日なんだよー」と言われたのですが、そっかぁ、彼も3月生まれの魚座ですか・・・。まあ、自分の世界をしっかり築いてはいるようですけど、僕は憧れないな〜(って、当たり前ですけど)


・・・と、少々話しが脱線しましたが、こんな感じで、美味しい料理と楽しい会話で、パーティも終盤に。最後は、ケヴィンが自宅のスタジオにゲストを招いて、準備中の絵本のプレゼンテーションを行いました。この晩のゲストは絵本の出版に携わっている人やアーティストがメインだということもあり、いろいろな提案やアイデアも次々と飛び出し、ケヴィンにとって、とても実りのある晩となったようです。



kevin, happy birthday! our growing love makes me happier and happier every day. hope this is a greater year ahead for both of us. i love you so much!



そして、ケヴィンの誕生日記念にこちらの一枚を。


M(となりの部屋にいるケヴィンに大声で)「あのさぁ、デジカメをラップトップに繋ぐコード、どこにあったっけ? いつもはこの棚の上にあるのに見つからないよー」

K「ヒッ、ヒッ、ヒッ!そのコードなら、僕の鼻の中だもんね」

M「え? 今、鼻って言った? 何、鼻って!?」

と言う訳で隣の部屋に行ってみると・・・、










じゃじゃ〜ん・・・


M「・・・(汗) 何でも良いけど、そのコード、ちゃんと洗ってよ・・・」


38才になって、ますますお茶目に磨きのかかったケヴィンさんであります・・・。







「人間、遊び心を忘れたら、お仕舞いですから」






最後に、今回のフローラル・デザインのコーナーを。

毎年3月17日はアイルランド人のホリデー、St. Patrick's Dayです。黒ビールを浴びるように飲んで祝うお祭りでもありますが、アイルランドのシンボルはシャムロック、つまりはクローバーです。と言う訳で、この祝日のテーマ・カラーもずばり緑色。この時期、アイルランド系の住人の多い界隈では、街中が緑色で氾濫します。

そんなわけで、St. Patrick's Dayにリスペクトを示して、僕も先週はこんな作品を作ってみました。



緑色の花(モルセラ、シンビジウム、アマランサス、オーニソガラム)を使って、トピアリー風に仕上げてみました。
クローズ・アップの画像はこちらをどうぞ!


そして、ショップでの販売用に作った小さなバージョンがこちら。クローバーの葉って、ハートを集めた形をしていますよね。そこからインスピレーションを得て作ったのですが、小さなハート形のクローバーの葉の形状の一部を、フラックスの葉の曲線でイメージしてみました。お約束のモルセラ(英語では、ベルズ・オブ・アイルランド、って言うんですよ〜)も使っています。










あ、そうそう、大切なお知らせがもうひとつありました!!!

今年もチューリップ・ショーが開催されます。僕も大きな作品を展示します。お時間のある方は、是非!! もし会場で僕を見掛けたら、気軽に声をかけてみてください! 決して噛み付いたりは・・・、しないと思いますので。




詳細は、こちらのサイトをご参照ください。
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ストレス解消法

2007-03-15 16:08:49 | たべもの
前回のエントリーにも書いたように、ここ最近、何かと忙しい毎日を送っていたのですが、やはり時間に追われる生活が続くと、知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまうことって多いですよね。

幸いにして僕の場合、然程ストレスを感じやすい方ではないとは思うのですが、さすがにウェディングの仕事などが続くと、気がついたときには口内炎がポツッとできていたりして、思った以上にストレスを抱えていたんだなぁ、なんて改めて実感したり。

そんな中、日頃、僕のストレス解消に役立っているアクティビティが次に挙げる三つです。

  ひとつ目は、チップとまったり過ごす。

   ふたつ目は、ジムでカラダを動かす。

    そして、三つ目が、料理。


今回は、この三つ目の「料理」に焦点を当ててエントリーをアップしようと思います。



料理ですが、僕にとっては一種のメディテーションのようなもの。そもそも、料理というクリエイティブな作業自体が楽しくて大好きなのですが、なんと言っても、作っている最中は、余計なことを考えずにそれだけに集中できるのところが良いですね。まず、頭の中で何を作るかイメージをし、それに合う材料を集め、完成までの手順を考え、最後にプレゼンテーション(盛りつけ)。料理嫌いな人にとっては、これ自体がストレスの元凶となりそうですが、僕にとっては、これらのプロセスがストレス発散の最たる方法なのです。

そんな訳で、多忙に過ごしている最近も、時間を見つけては料理をしているのですが、せっかくなので、最近作ったもののいくつかをピックアップしてお送りしたいと思います。



一品目。

先日の僕の誕生日に、東京の友人から小包が届きました。中身は、日本の美味しい食材たち。嬉しいですねぇ、こういうの。その中にあった茶蕎麦を使って、こんなものを作ってみました。

「サラダ風茶蕎麦」



食欲の湧かない夏場にぴったりの一品です。

レシピですが、

1)プチトマトを熱湯で1分程茹で、皮をむく。(生のままでもOKですが、皮をむいた方が、口当たりが断然良くなります)

2)春菊を茹で、水を切って食べやすい大きさに切り分ける

3)しゃぶしゃぶ用(或は、薄切り)の豚肉を、ショウガをひとかけ入れて沸騰した熱湯で茹で、水にあげて冷やしてから一口大に切る

4)たれを用意する。

  たまねぎ(半分程度)、人参(1本程度)、リンゴ(半個分)、ショウガ(ひとかけ)、ニンニク(ひとかけ)をすりおろす。(タマネギは、皮をむいて半分に切ったものを水につけておくと、目にしみる成分が抜けてすりおろすときに楽です)。これらのすりおろした材料に、酒、塩、醤油、みりん、サラダオイルを加えてドレッシング状にする。(プチトマト、春菊、豚肉、及び、蕎麦には味付けをしていないので、このたれを少々濃い目に作るのがコツです)

5)蕎麦を茹で、茹で上がったら、氷水で締め、水気を切る。

6)上の材料を混ぜる。

7)盛りつけの際に、白ごまをふって完成。


ちなみに、豚肉の変わりにエビの切り身を使っても美味しいですし、自家製のたれを作るのが面倒の場合は、しゃぶしゃぶ用の市販のごまだれなどを使うという手もあります(思いっきり手抜きですけど、ね)。



next!

次に紹介するものですが、これは先日、僕の大好きなmahari1さん一家の帰国を惜しんでケヴィン宅で昼食会を開いた際に作った中からの2品です。

当初の予定では、近くの湖畔でピクニックをするというプランを練っていたのですが、生憎、前日までの雨のために、当日もまだ芝生がぬかるんでいた上に、かなりの強風。というわけで、急遽、ケヴィン宅での昼食会に変更となったのでした。

この昼食会には、ひろくん、mikaさんご一家にも来ていただき、mahari1さんご一家が帰国してしまうという悲しさをちょっとだけ忘れて、みんなで楽しく過ごすことができました。


みんなが持ち寄った料理が並んだ食卓の図。




ぼくの定番、ライス・コロッケ。

自家製のトマト・ソースで炒めたライスの真ん中に、モッツァレッラの大きな塊がゴロ〜ンと入っています。

この自家製トマト・ソースの作り方ですが、

1)たまねぎ2個分を出来るだけ薄切りに切る。
2)セロリ1本を千切りにする。
3)鍋にオリーブ・オイルを入れ、たまねぎとセロリが透明になるまで炒める
4)3)の中に、トマトの水煮(大3缶分)を手で潰しながら入れる。トマトの水煮は、なかなか溶けにくいので、この手で潰すところがポイントです。トマトの中の水分が洋服に跳ねないように、気をつけて下さい!
5)4)にローリエと固形スープ(ビーフとチキンを二つずつ)入れ、お玉で掬ったときにポタッと落ちるくらいの密度になるまで中火で煮込む。
6)最後に塩で味を整えて、完成。

ちなみに我が家では、いつも多めに作り、一食分ずつ、フリーザー・バッグに入れて冷凍しています。これだと、使いたいときに解凍するだけなので、とても便利です。このトマト・ソースですが、シンプルにパスタに絡めるだけでも美味しいですし、炒め物や煮物などに応用してもグッドです。

そして、次は、スタッフド・マッシュルーム。

マーケットで美味しそうなブラウン・マッシュルームを見つけたので、そこに豚ひき肉とたまねぎ、卵、カレー粉、塩、黒胡椒で練った種を詰め、パセリの微塵切りをふりかけたものをオーブンで焼いてみました。天板にオリーブオイルを敷くのをお忘れなく!


隠し味のカレー粉がポイントですよ〜


すでにmahiari1さんご一家は日本に帰られてしまいましたが、どこにいようとも、大切な友人であることには変わりありません。また近いうちにお会いしましょう!




ところで、今週末は、僕の手料理でケヴィンの誕生日を祝う予定。すでにメニューは決定しているのですが、その模様は、次回の『魚座同士〜後編〜」でアップしようと思っています。お楽しみに!!
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