碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1707- 神戸の仕立屋さん

2017-07-26 | 日記
 神戸の須磨海岸の海水浴場の賑わいを、車窓から見ながら 妻が仮縫いの確認に行くと言うので 神戸垂水駅に近い個人の小さな仕立屋さんに一緒に行くことにした。
何でも、職人用の珍しいミシンが揃って職場と元気な女主人も面白い人だからと言う話で カメラを片手に・・・。
 その女主人は毎年神戸マラソンに欠かさず参加し今秋も走ると言う元気な 大きな声の闊達な女性。仕事場を自由に見せて貰って見ているうちにこの方も 神戸の手仕事職人の「一生懸命」の一人だろうと思えた。
並んだ仕掛り品の多さとか、壁の黒板に書かれた仕事予定からも 顧客が多いと感じるが それにしても壁とか周囲の棚・細かな色の糸をセンス良く並べている飾り物とか 趣向の広さから 好奇心も旺盛な人柄だ。

 神戸は、昔から手仕事職人が多く住む街で 縫製・製靴などの加工業が盛んだったと聞く。今でも何処に行っても拘り職人さんとか 頑固に古い暖簾を守り続ける老舗の商店も多いのにも感心する。東京に長いこと住んだ経験では、右も左もサラリーマンばかりで そんな人達と比べた神戸は まるで違うと感じる商業の街で仕事に誇りを持ち まるで諦めることも知らない人が多いのも この地方の気質らしい。

 さて、並んでいた工業ミシンだが 「シンガー・ブラザー・ジューキ」は知っていたが「ヤマトミシン・ナオモトアイロン」のそんなメーカーもある。調べると、どのメーカーも今も健在な専業メーカーだった。
職業ミシンは重機と言われるだけあって頑丈な専用テーブルに取り付けられている。そしてどの機械もピアノの様に 足と膝の動きで制御して使う工夫は家庭用とは違っていて 分厚い大量の生地も高速で縫い上げる力を持つものばかりなのだ。
手仕事の縫製も、技術と設備があって始めて活用出来るが どんなに不景気であろうとそれを求める顧客が多く この街には自己主張の人々が多いせいか 大変な忙しさになっているらしい。
仮縫い商品の中に一つ、男性用らしい物があったので聞くと「駅前レストランの店長が既成制服ではつまらないと依頼された」特別オーダーと言う。人と同じは嫌だとか 自分流に・・と言う今の時流もあるのだ。

「一生懸命」と言う日本語は目的がない・・ただ懸命な行動と言うのは 日本人には通じるが 英語にないのかも知れない。
調べると「Do my best」となるらしいが少し変だ。他に「Try as hard as one Can ・・一生懸命にする」と言う訳も違うので、外国にはこれに該当するものは無かった。

 老舗ミシンメーカーのミニ見本市 ・・・仕事中の机の上だ

 シンガーとジューキの一本針本縫い機 (重ね縫いも皮製品も高速で)


 ブラザーの本縫い機 と多品種の糸棚


 国産ヤマトの「インターロック」特殊ミシン (縁取りを高速で仕上げる) 、蒸気アイロンは「ナオモト」・・高圧蒸気のホースが恐ろしい感じ


飾ってあった「シンガーのミニ・ミシン」・・玩具の様だが実際にも使えるらしい


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