碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1712- 車を持たない生活

2017-12-04 | 日記
 若い間は関東に住んでいて、車は持たない生活だった。仕事で山梨に長期出向で、同僚から5000円で不要となった「Mazdaキャロル-360cc」を譲り受けたのが最初。
中央高速が開通したばかりの時代で、水冷4気筒のこの軽自動車は 3人乗ると坂道は 時速40kmしか出せなかったが。まだ車を持つ人は少なくて、東京と山梨を週末に往復するのだが この時に車が便利で運転の面白さも初めて知ったものだ。

 神戸に住み、長い間忘れていた 車を持たない生活が何故かほっとして時間もゆっくりと流れる感じだ。この辺りの住人も駐車場には大型車が並べられているが その多くは殆ど使われず 通勤を公共交通機関で週末の家族レジャーに使っているらしい。私も、運転も楽しい歳を過ぎバスも電車も近くに頻繁にあり 徒歩中心になり街で道を聞いたり 会話もあるし 関東にいた時と同じに戻った感覚なのだ。車と言うのは、便利だが気が付かないストレスが加わっているのかも知れない。
 
 車が無くて生活に困った思い出がある。20代の頃、米国に3か月も仕事で滞在したがニューヨークの仕事場に通うのに、街中の宿泊は高いので 郊外のモーテルが良いと現地の方が世話をしてくれた。マンハッタン島の北、ロングアイランドに向かう途中の「ママロネック」と言う場所だ。NYグランドセントラル駅からメトロノース鉄道で北へ6駅 約30分掛かるが 宿泊先モーテルはそこから車で15分程度かかる。
モーテルと言っても、米国のはキッチン付きのペンションの様な部屋でとても安くて清潔で 米旅行者は大抵モーテルを利用する。最初は10日ほど契約し他社の二人との3人部屋だった。途中ロサンゼルスとかカナダにも行き仕事をする予定となり再び、戻ってからもこのモーテルにと宿泊したから かなり長かったので週末は周辺の海辺に良く散策に出かけていた。

 仕事場に仕事先の日系人の若者が、毎朝フォード・マスタングで迎えに来てくれるのだが 帰りは電車とママロネック駅からは タクシー。自炊なので、途中で食料を買って帰るのだが 宿泊先で買い物は車がないと殆ど出来ない。
季節は2月で北海道に近い緯度。外は猛烈に寒いしハイウエイなど出ても、バスは何時来るか判らないほど遅れるし 人は歩いていないがマーケットまで歩くのは無理なのだ。現地の人達の買い物も、大きな茶紙袋に 抱えきれない量を買い込むが 全て車社会なので 買い溜めして大きな冷蔵庫に入れて 小出しにして使うのだろう。私たちはホットドックとグレープジュースで食事ばかりしていた記憶があるが、アメリカ人は西部劇の牧場家族の様に、月に一回馬車で買い物に行くそんな伝統があるのかも。

 日本では地方の高齢者が、住居を駅前とか街中に移動する傾向が今後益々 加速すると言われる。これでは地方の過疎化と都市の人口集中になるそうだが更に都市問題が更に複雑になってしまう。
しかし、公共交通機関が整備された地方都市は、住み慣れた街を離れなくても暮らせる良い地域も沢山あるらしい。
 日本も車社会だが、この問題は自動運転とかAI技術ではなくて多分 地方都市計画の中で歩いて暮らせる町など行政が良い街づくりとして取組むものだろう。車など無かった時代は、鉄道が引かれてから 駅周辺に人が住んで街が出来てきたことを思い出して・・

 ママロネックはマンハッタンの北、メトロノースのニューヘブン・ライン沿いにある、この路線はロングアイランドの景色の良い場所を走る。

 
 このモーテルは、50年経った今でも健在らしい・・これは当時の絵だが、今はGoogle Mapで見ると 一部が二階建てになって拡張されているらしい


 この周辺景色はヨットハーバーがもあって リソート地の様だ、右は懐かしい「ママロネック駅」。今の写真だが昔と同じだった