まつや清の日記 マツキヨ通信

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8:11地震、浜岡原発5号炉「再開のメドたたず」報道の中、川田龍平参議院議員「立ち入り調査」

2009年08月22日 | ニュース・関心事
先日の駿河湾地震で緊急停止した浜岡原発4,5号炉、中部電力は、最初、「放射能漏れなし、「大丈夫」と言っていましたが、今日のマスコミ報道で、柏崎刈羽原発同様にヨウ素が大気中に放出されていったことが明らかになりました。

そして、震度6弱、マグニチウド6,5程度の地震で5号炉の水平揺れが462ガルと基準値S1を超え「再開のめどたたず」状態。予想される東海大地震は、今回の地震のマグニチウドの200から1000倍という数値です。

その東側に6号炉建設の予定地があります。1,2号炉の使用済み核燃料保管施設も計画されています。徹底した実態究明が必要です。こうした中、住民グループの要請に川田龍平参議院議員、近藤正道参議院議員秘書による調査が実現しました。

今日は、東京高裁で9月18日石橋神戸大教授証人など進行協議が行われており、昨日の御前崎市議会全員協議会での被災説明やマスコミへの公表など、今日の時点での「立ち入り調査」は極めてタイミングのいいものでした。

川田龍平参議院議員、秘書派遣してくれた近藤正道参議院議員に感謝です。

※※ 記者会見の主な内容(やや主観的な点もあります。詳細は、後日)

立ち入り調査は、5号炉タービン建屋の東側の地割れ、タービン建屋3階のボルト破損状況、1,2号炉の取水口での隆起箇所などの現場視察、その後にあらかじめ要望していた質問事項に回答をもらう形で進行しました。

質問事項
・地震による被害について、第三者による検証を受けるまでは現状を保持すべき
ではないか、そのような対応を行っているのか。

回答 メーカー、保安院入って42か所被害を確認しているので必要ない。


・解放基盤表面におけるはぎとり波の推定はいつまでにどのような手順で行うつ
もりか。

回答 どれくらいか、わからない、いつやるかはわからないが5号炉はやる。

・MOX燃料の検査を中断した理由は何か。燃料が1センチ動いたとされるがど
のような状況であったか。

回答 レーンの検査をするため中断した。燃料棒のキャスクは動くもの、動かないと倒れる。

・現在中部電力が行っている地下構造の調査と分析の作業はどこまで進んでいる
のか、今回の地震により、再検討が必要となったのではないか。

回答 9月末に調査が終わるのでそこで出てくる。

・点検はどのように行っているのか、詳細な点検は今後どのように行うのか。

回答 メモなし。

・運転中であった4号機は冷温停止が11日18時で地震発生から約13時間後、5号
機は12日22時で地震発生から約21時間後となっている。このように長時間になっ
た理由はなにか。

回答 これくらいはかかる。4号と5号機は大きさが違うので差がある。

・5号機の制御棒駆動機構に不具合があったと報じられたが、詳細はどうなって
いるのか。

回答 電源に問題があった。停電になると制御棒が上がるしくみだがうまく働いた。

・5号機の起動領域モニタの動作不能について、地震との関係についてどのよう
に推定しているのか。

回答 今は応えられない。地震発生後なので、関係ないかも知れない。

・5号機タービン建屋3階のデッキプレート取り付け用ボルト折損について、ど
のように折損したのか。この部分の耐震評価はどのようになっているのか。

回答 今は応えられない。後日回答する。

・1~4号機に比べて5号機の揺れが大きかった原因をどのように推定している
のか、これをどのように解明するつもりか。

回答 調査してみないとわからない。

・5号機おいては、想定を大きく上回る揺れを観測しているが、その原因をどの
ように推定しているのか、これをどのように解明するつもりか。

回答 調査してみないとわからない。

・今回の5号機の揺れから逆に、想定される東海地震の揺れを推定すると、中部
電力による想定を大きく上回ることになり、現状の想定では甘いということにな
るのではないか。

回答 1854年の地震震度分布で固着域を移動して想定した。内陸地下で6,7くらいなら500ガルは想定される。マグニチウド8,5で800ガルと想定。 6,7で500想定しているので想定内だ。

S1、S2などの数値は想定の平均値であり、多少の上下はあってもおかしくない。

内陸地下での地震は東海地震と違いがある。他の地震の比較 今回の、余震で1,2号炉で1ガル、5号機 2ガル。5月25日の県内西部での地震では、1,2号路16ガル、5号機 20ガル。西側の震源地と東側の震源地で、ガル数が違う。東側の場合に、5号炉の揺れが大きい。

5号炉の揺れが大きいことを始めて認識した。

・ヨウ素の放出な何故。 

回答 ヨウ素 原子炉が止まると蒸気が水になる。そこから気体になってでた。その量はたいしたことはない。7か所ある原子力モニタリングからは検出されていない。フィルター1週間分。たまったから余分に出たのではないか

※この問題が一番大きな問題点です。柏崎刈羽原発でも、7号機の被災が大きかった、その解明もきちんとしないまま再開しましたが、その後のミスや事故の連続で今も稼動できていません。原子力保安院でもココが一番焦点となっており、この解明が出来ないと5号機は再開できません。

※16:00からの県庁での中電の記者会見の内容は、明日のマスコミ報道を見てください。


・ヨウ素の放出な何故。 

回答 ヨウ素 原子炉が止まると蒸気が水になる。そこから気体になってでた。その量はたいしたことはない。7か所ある原子力モニタリングからは検出されていない。フィルター1週間分。たまったから余分に出たのではないか。






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