旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

リアオ ウラオビフタオシジミ

2016-11-01 | 
本種 Dacalana liaoi H. Hayashi, Schroeder & Treadaway はフィリピン特産種で、中部のビサヤ地区のパナイ島とネグロス島にのみ分布する。

上掲の生態写真はネグロスのMandalagan山(1879m)で撮影したものである。運良く♂が葉上で翅を半開きにしてくれたので、翅表の美しい輝青色がバッチリ見えて、なかなか良い出来栄えだと自負している。

Mandalagan山はネグロスの最高峰Canlaon山のやや北方に位置していて、現地で両方の山を眺めると標高の低い部分で連なっていて、一見、同一の山塊に見えるのだが、その成り立ちが違うのか、幾分蝶相に相違がある。

たとえば以前に紹介したマツタロウ オパールフタオシジミ(Matsutaroa iljai H.Hayashi et al.)はCanlaonに生息するが、Mandalaganではまったく見られない。マツタロウ オパールフタオシジミのような大型のシジミチョウの飛翔力からすれば、峰続きの山を移動するのはいとたやすいことだと思うのだが、食樹の分布に左右されているのかも知れない。

両方の山を幾度となく登った僕にとっては、ちょっと不思議な現象に思えてならない。 
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