冬はこたつでひとり言

小説ほかひとり言

プチ毒親 16

2017-05-14 00:20:17 | 日記

話がかなりしょうもない方に逸れてしまった。

本題に戻すと、就職したのは不動産関係の会社で、従業員は200人以上の中堅企業。前回父が無理矢理決めた会社と比較すると雲泥の差。個人経営で従業員5、6人の町工場といった感じの会社だったから。しかも五十代の年配者ばかり、殆ど会話もなく苦痛を感じるほどの毎日だった。

つくづく思うのだが、いつ倒産してもおかしくないような零細企業によくもまあ押し込められるものだと。どんな会社かよくよく調べもしないですぐに飛びついて、失敗した場合その代償はすべて僕に掛かってくるというのに。この辺りは無責任という他無い。

それでこの不動産関係の会社は同年代の社員が多く、職場の雰囲気も良くて楽しく過ごす事ができた。同僚と仕事帰りによく寄り道したり、適度に遊んだりしていた。車通勤だったので呑み歩くというのはなかったが。

当然家に帰る時間も遅くなったが、それでも10時くらいには帰っていた。

ところがこの帰宅時間に文句を付けて来たのがまたしても父である。僕の足音が響いて五月蝿くて眠れないと言うのだ。しかも

「何で帰りがこんなに遅いんだ!」

「仕事終わったらすぐ帰って来い!そしたらもっと早く家に戻れるだろう!」

等と嫁入り前の娘や高校生とかでもあるまいし、二十代半ばの仕事もしている男に門限つけてくるという、どこにいるんだこんな親。

そんなに早く帰宅して何して過ごせというのだ。その旨聞き返すと

「テレビでも見てればいいだろう」

もう言葉にならない。自分の部屋すら無いのだ。一人で安らげる空間が無いからこそ、外で過ごしているというのに。帰宅時間だけでなく、過ごし方まで縛ってくるとは。どうあっても僕を操り人形にしたいらしい。

結局のところ僕の人生は、父自身が満足できるように過ごせという事のようだ。

子どもは親の玩具じゃない。子どもの人生は子ども自身が満足できるかどうかが大事なのであって、親の為に生きている訳では決して無い。

当然の事ながら、この一件で一日も早く家を出たいと強く想った。   

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