まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅・町歩き、野球等観戦、寺社巡りについて書きます。元・JR全線乗りつぶし達成者です。

第8回四国八十八所めぐり~まずは列車乗り継ぎで「ごめん」

2017年03月20日 | 四国八十八ヶ所
先に、5月の連休で四国八十八所めぐりと四国アイランドリーグ観戦を組み合わせて高知に行く予定ということを書いたが、それに先立って19日、八十八所めぐりを進めることにする。前回土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線沿線の2ヶ所を回ったのが1月終わりで、2ヶ月近くぶりである。気候もだいぶ暖かくなる一方、花粉症が気になる時季である。

今回訪れるのは第29番の国分寺、そして第30番の善楽寺である。高知の南国市からいよいよ高知市に入る。また札所も30番台に突入で、これで3分の1が終わることになる。昨年7月から始めて、自分が当初思っていたよりは早いペースで来ていると思う。

両方の寺へのアクセスだが、国分寺の最寄駅は土讃線の後免駅。一応近くまで行く路線バスはあるが本数は少ない。また善楽寺は土讃線の土佐一宮駅から徒歩、また高知駅からの路線バスもある。両寺の間も、国分寺から少し離れたところにバス停があり、路線バスで結ぶことはできそうだ。この2つを実質半日で回るものである。

まずは後免駅に向かうとして、大阪からなるべく早く着けるようにと考える。高速バスは後免駅には行かないので、値段は張るが新幹線の力を借りることにする。そこで時刻表で乗り継ぎ検索だ。新大阪6時00分発のみずほ601号に乗り、岡山で7時08分発の南風1号に乗り継いで後免に9時31分着というのが最速なのだが、藤井寺からだと6時発に乗ることができない。JRの柏原から4時48分発に乗れば間に合うし、以前にも使った手だが、それに乗ろうとすると朝がとんでもなく早くなる。あまり使いたくない手ではある。

ならば次の手ということで、後免10時29分着のしまんと5号で着く方法を考える。しまんと5号は高松発のため、岡山からだとどこかで乗り継ぐ必要がある。時刻表を見ていくと、岡山7時55分発のマリンライナー9号が8時34分に坂出に着き、8時40分発のしまんと5号に乗り継げる。さらに逆算すると、新大阪は6時50分発のさくら543号ということで落ち着く。連休中の四国行きということになるので、3列車とも指定席を押さえる。

・・・ということで、19日の朝、新大阪駅に現れる。朝から駅は混雑していて、特に弁当やサンドイッチなどのコーナーは朝食を買い求める人が長い列をつくっている。私のこれまでの四国めぐりは高速バスが中心で、JR瀬戸大橋経由の時も青春18きっぷを利用していたから、新幹線を使うのは初めてである。この金剛杖を新幹線に乗せるのは初めてである。実は今回、帰りの手段もまた初めての試みとなるのだが、それはまた後の話として。

新大阪出発時には、指定席は全て満席、自由席も混雑が予想されるというアナウンスがあったが、私の乗った車両は岡山に着くまでの間も空席が目立っていた。列車は鹿児島中央まで行くのだが、途中区間のみ利用というのもその中に含まれるのだろう。

岡山でマリンライナーに乗り継ぐのだが、今回はせっかくなのでこちらの席を購入していた。グリーン車の中でもパノラマ席と呼ばれる横1列4席のみの座席である。私自身乗るのは初めてである。進行左側、ちょうど運転手の真後である。運転手側と助手側で席の位置の高さが違っている。ちょうど運転手が前にいるので「前面展望」という点ではじゃまに思わないでもないが、それでも席にいながら運転手気分を味わえてよい感じ。特に児島までのJR西日本の運転手は一つ一つの呼称を客席にも聞こえるくらいの大きな声でやっており、見ていて気持ちがよい。

そして瀬戸大橋。春の時季らしく青空も霞んでいて遠くまでの景色は見にくいのだが、直下に海が見えるのはよい。高速バスだとここまでの近い海の眺めは得られない。

坂出に到着し、反対側ホームに回って高松からのしまんと5号を待つ。やってきたのはたった2両という短い編成。このしまんと号は高松から高知、中村を結ぶ特急だが、時刻表で編成図を見ても、多くても3両、中には岡山からの南風号に連結されて走る便もある。高松始発だとそのくらいの両数で間に合うのが四国島内の移動規模なのだろう。おまけに指定席も1両の前側の一部のみで、シートの頭が当たるところに「指定席」のカバーをしているだけである。そしてこちらでも最前列の席(その前に乗降扉があるためデッキを挟む形で前を見るが)を押さえていた。振り返ると、これまで幾度も四国の鉄道旅行を体験しているが、多くが鈍行列車の旅だったため、こうした長い距離を特急に揺られるのは初めてである。何だか今回、乗り物に関しては「初めて」のことが多いように思う。

そのしまんと5号だが、2000系と呼ばれるJR四国の気動車特急のエース。カーブの多い区間で使用される「振り子式」を気動車では世界で初めて導入した車両である。そのため、坂出を出発してからというもの、カーブに差し掛かってもスピードをほとんど緩めず、車体を傾けて走り抜ける。これは実に「攻め」の走りである。多度津から土讃線に入り、琴平から先の非電化区間で香川~徳島~高知の県境の山々に差し掛かるとその能力をより発揮する。私は乗り物酔いをしない体質のため何とも思わないが、そういうのに弱い体質の方にはしんどいかもしれない。

スイッチバック式の秘境駅である坪尻を高速で通過し、箸蔵からは池田の町に向けてヘアピンカーブで下って行く。この区間の眺めも好きなところの一つである。阿波池田駅を出ると高台の池田高校も見える。

この先の大歩危・小歩危の区間は土讃線でもっとも眺めがよい区間として案内放送が流れる。私もこの区間は久しぶりの乗車で、外の様子をうかがう。この日は四国旅行の客が多く、外を見て歓声もあがる。ただ、窓の外を写真に撮るにはちょっと難しいかなと思う。ちょうど線路と渓谷の間に、線路側の斜面から伸びた木々が入る。またトンネルも多い。まあそれだけ山の中を走るわけで、川の流れや大歩危峡の川下り舟の様子も目で見えるからいいのだが・・。こうした区間は、列車に乗って渓谷を見るのもよいが、クルマの側から、渓谷に沿って走る列車の姿を見る方が絵になるように思う。それは同じ鉄道好きの中でも撮り鉄の考えに近いもので・・・。

四国のど真ん中の山深いところを駆け抜け、土佐山田からようやく高知平野に差し掛かる。やがて田畑や住宅が広がってきた。10時29分、後免に到着。新大阪から3時間半あまりの乗り継ぎ旅であった。

・・・四国八十八所の記事とはいいながら、内容は鉄道乗り継ぎ旅の記事になってしまった。まあそこは、たどり着いたのが「ごめん」駅ということで・・・・。
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