工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

紀州鉄道キハ605

2017-07-22 10:51:21 | 今日の製作所
長らく伏木にあったという紀州鉄道キハ605がヤードから移動したという情報があり飛んで行きました。
・・・キハ04大好きとしては是非見たかった1両なのです(笑



場所はのと鉄道鵜飼駅跡
能登半島の珠洲市にあります。
・・・能登半島が思っていたよりずっと大きいというのに出発後に気付くw

なんでもこの秋に開催される奥能登国際芸術祭で展示されるアート作品として展示されるとの事。
まぁ色々不安要素しかないので早々に見に行っておこうという訳です・・・
キハ605を誰が取得したのか、どのように利用されるのか、終了後はどうなるか等は全く知りません。




何はともあれ鵜飼駅に久しぶりにやって来た列車
朽ちつつあるベンチがお出迎え。

紀州鉄道キハ605は元々常磐炭鉱の通勤用に登場、そのあと岡山→和歌山と流れた車両。
和歌山の紀州鉄道では導入時にいろいろ改造されたものの結局1回もお客を乗せて走らなかったようで・・・
運の無いというか波乱万丈な車両かもしれません。



形状は国鉄のキハ40000に類似しているように見えますが、側面の扉や窓寸法は広めになっています。
張り上げ屋根も相まってなかなか近代的なスタイルです。
前面真ん中2枚の窓は紀鉄時代に大きな1枚窓に改造されていて、完全な復元ではないので平面になっています。
・・・ついでに言うと運転台も真ん中のままなので、運転士の真ん前に窓柱が来る不思議な状態になっていますw





12m級の小さい車体なので、床下には機械類がぎっしり。
連結器下のタンクやハの字に配置されたラジエターが印象的です。







ワタシの無改造猫屋線
屋根と床下をジャーマングレーで塗装、他はウェザリングのみです。
こうして見ると、床下機器の密度感を上げればなかなか良い感じになりそうではありませんか??