AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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vol.3535 送りバントの心 魂が震える話より 写真はCさんからいただいたプレゼントです╰(*´︶`*)╯♡...

2017年12月11日 | 
「送りバントの心」というお話です。


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かつて阪神タイガースの監督をしていた吉田義男さんが、阪神の監督を退任後、フランスに渡って、フランスのナショナルチームを七年間指導されたことがありました。


吉田さんが任期を終えて帰国なさった時に、「フランス人に野球を教える上で何が一番難しかったですか」という質問を受けて、彼は意外にも「送りバント」と答えています。


「送りバントを教えるのに三年かかりました」とおっしゃったのですが、送りバントが技術的に難しいわけではないと思うのです。


フランス人は、「自分がアウトになるのがわかっていて、なぜバントをするのですか?」と訊いてくる。


つまり、「自分はアウトになるけれども、走者を生かす」という、送りバントの発想を持つことができないのですね。


「送りバント」という発想の根底には、日本人独特の死生観があるのではないでしょうか。


西洋の権力者が不老不死の薬を求めたという話を、私は何度か聞いたことがありますが、日本人が不老不死の薬を求めたという話は、聞いたことがありません。


人間であれば、誰もが「永遠」に憧れるものだと思いますが、その「永遠」の概念が、西洋と日本とでは違うのです。


目に見える肉体を長く保つことで、「永遠」を手に入れようとした西洋人。


それに対し、日本人は、「肉体には限りがある。でも、自分の思いを受け継いでくれる人がいたら、自分の命は永遠である」と信じてきたのではないでしょうか。


だから日本人は、自分は死んでも周りの人を生かすことによって、永遠の命を得ると考え、そういう生き方を大切にしてきたように感じます。


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幸せの神様に愛される生き方

白駒妃登美 著

育鵬社


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自分がアウトになっても、チームの為であれば一向に構わない。


自己犠牲ともいうべきこの精神を、美しいもの、尊いものとする国、日本。


「もしプロという言葉があるとしたら、それは技術ではなく、自己犠牲を伴う努力なり研鑽を己の生き甲斐にできるかという、その一点にかかっているんじゃないですか」


これは小説家“五木寛之”さんの言葉です。


元巨人軍、川相昌弘さんは“送りバント世界一”の記録を持っています。


川相さんは、選手時代のキャンプ前、つまりオフの時、


オフにもかかわらずハードな練習を積んでいて、


若手の選手が付いて来れない位のトレーニングをしていたといいます。


全ては、次につなげる為、明日につなげる為・・・。


この世界も、自分が生きて終わりではありません。


命のバトンを受け継いで今があります。


そしてまた、僕らの後を生きる人もいます。


良い環境や、良い教えや、良い生き方を、後に続く人たちに残していきたいものですね。


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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

心より感謝します。

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