書きっぱなし徒然

関東の片隅にひっそり生息している、日本語が怪しい管理人。趣味と趣味について語っていました。10年ぶりに再稼働か⁉︎

目が回った

2005年07月18日 | 旅行
本日は新聞図書館、図書館(本館)、ミュージカル。

さすがに目が回りました。

新聞図書館では、最後の粘りと思って、1803年と1814年の記事を探し出して、印刷。その後、本館へ行き人文学閲覧室と貴重書閲覧室を行き来して、貴重所閲覧室では荒業の本1冊コピー(40頁)、人文学閲覧室では雑誌記事のコピーを依頼しました。雑誌記事のコピーのみは明日の朝の受け取りです。

ある程度、調べられたかなという感じです。ただ、毎回来て思うのですが、時間が足りない。調べれば調べるほど読みたい本、探したい記事が出てくる。特に新聞記事は今回ちょっと手を伸ばして探したものがあるので、目がおかしくなりそうです。

その後5時近くまで、ねばって部屋に帰り、昼食が遅かったので、軽くこっちのしっかりしたクッキーをかじって、ロイド・ウェーバーの新作『The Woman in White』を観にいきました。

Chicagoとどっちにしようか迷ったのですが、Chicagoは来年来たとしてもやっているだろうと踏んで、来年までやっているかどうかが不安な『The Woman in White』を観てきました。

感想
がんばって、ウィルキーコリンズの作品をミュージカル化しているというのが正直な意見です。そこここにどこか聞きなれたようなフレーズがあるのは、ご愛嬌。ただ、かなり工夫をした舞台装置で大掛かりなんだけれども、シンプルなつくりという矛盾したことを上手にやってのけました。観客の目をそらすつくりというのもやはり一流で、今回は結構だまされました。
全体としては及第点じゃないでしょうかね。なにせ、途中で退屈になって眠くなるということはないので。まあ、これはウィルキー・コリンズの作品だからかもしれません。

ただ、ビクトリア朝の小説の難点は、現代の推理小説を読みなれている我々には種や仕掛けが良くわかってしまうことです。それでも、飽きないで見ていられたのですから、良いのではないでしょうか。すでに何回か舞台化され、映画化、テレビドラマ化されているのですから。それのバリエーションのひとつだと思えば、十分なできでしょう。

小説はどうしても原作に軍配が上がるからね。

ということで明日、飛行機に乗る前にWilkie Collinsの"The Woman in White"を買ってこようかと思います。うちに月長石は日本語であるのですが、手をつけていません。飛行機の中はいやでも読むから良いでしょう。

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