来月行われる宇都宮市長選挙を視野に、政治団体「LRTの中止を求める会」の活動に参加しています。連日、多くの市民の皆様、県内の議員の仲間と共に、街頭宣伝等の活動を通じて宇都宮市民の反応をいただいております。「LRT事業を中止し、公共交通ネットワークを見直そう」この意見には、多くの市域の方々から反応が出ています。現実、民進党が9月25日に実施しました調査結果でも、LRT事業に反対が過半数を示し、また、その理由として多額の事業費をかけるべきではないといった意見が67%に達しました。これまで宇都宮市まちづくり基本条例に基づき、住民投票で事業実施の是非を問う機会が三度ほどありましたが、いずれも市議会が否決し、実現していません。こうした実情からみても、宇都宮市民の民意は如何にといった率直な思いを抱きます。公共交通の在り方については、全国各地でさまざまな議論が出されています。それらの事例を分析し、今後、話題として取り上げていきたいと思います。最後になりますが、私の持論は「都市計画には合意形成が不可欠」ということです。都市計画は計画策定段階の合意形成、そして、事業実施段階の合意形成がありますが、こうした場の丁寧な対応が求められます。私自身、市職員時代、都市計画事業を15年3か月経験させていただきましたが、合意形成の大切さは身に染みて痛感してきました。どんなに素晴らしい計画であっても、関係権利者の合意がなければ事業は進まないという基本を大切にしていくべきと感じています。
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