えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

オランダではなく阿蘭陀

2017-05-14 16:14:32 | 歌う
三十年も前のオランダの旅を阿蘭陀の旅のように思いだす。あれは五月。

絵のなかへ入ってゆきます足音に風車の眠りを覚まさぬように

チュ-リップの花の季すぎしオランダにゴッホの影を追いつつぞいる

意地悪な女の顔を思わせる向日葵の絵を見つつ汗ばむ

がん張ってる女のようにも見えてくるこの油彩画の向日葵たちは

ゴッホ館めぐり終わりて草臥れる、彼は自身を虐げていた

はね橋が両手を挙げてやってくる糸杉の葉を伴いながら

裏町の酒場の客のゴッホめく男がわれの耳を見ている

阿蘭陀の酒場の男女が絵のなかに四百年も酔い痴れたまま
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