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「太郎と花子」という歌誌

2017-01-30 09:47:30 | 歌う
        「太郎と花子」という歌誌
 
 ✿ひややかなポストの口に触れながら2月の富良野へ旅立つわが使者  松井多絵子

 天気予報によると今日の札幌の最高気温は-2度、最低気温はー6度である。その後も更に寒くなり最低気温はー10度の日が続くらしい。私は北海道の冬は10年位前の雪まつりしか知らない。秋の紅葉や初夏の富良野のラベンダーなど私の北海道は楽しい記憶ばかりだが。

 角川短歌2月号の全国結社・歌誌動向に✿「太郎と花子」が紹介されている。創刊の動機は
北海道新聞日曜文芸欄投稿してくる若者らの初々しい作品の散逸を惜しんでの事だった。志を共にした田村元、小林真実(雪舟えま)荒井直子、樋口智子らが集まり2000年春、発刊した。編集発行人は松川洋子、発行所〶002ー8021札幌市北区篠路1条2-6

 同人は中・高生、大学生と20代を主とし30代前半の数名をふくめ27名。松川洋子は発刊の言「カオス」に私は”経験不足や未熟はマイナス要素ではない。熟してゆく時間をたっぷり持っている証だから”と書いた。以来16年、柳沢美晴、佐野書蕙、佐藤聖、岡しのぶ、桑原憂太郎らを加え、同人は倍増した。

 学生たちは就職のためほとんど上京、顔ぶれは少しずつ変わったが皆、のびのびと活発に歌っている。同人は北は稚内から南は京都まで、東西は釧路から北陸まで広がっているので歌会は春、秋の2回のみだがよく集まり笑声が廊下までひびく。
 
 この世界の数十億の人間に指紋、掌紋の同じ者は居ない。そこが不思議で面白いと思う。「はじめて作りました。という1首に負ける事があり、わくわくする事がある」と松川洋子は述べている。私も共感する。同じような短歌でも微妙に異なる。人間の顔がそれぞれ異なるようにその違いが私は面白い。

 日本列島の北と南では気候が著しく違う。暮す土地により作品も異なる。それにしても結社名の ✿「太郎と花子」は「いいなあ」とおもう。私の娘の頃、半世紀も前は男には「郎」女には「子」の名前が多かった。「太郎さん」や「花子」さんは親しめる、安心できる人たちだった。歌誌「太郎と花子」の今後を楽しみにしている。
 
          1月30日 松井多絵子       
 
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