お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

漱石文学散歩・・・ちょっと残念

2017年05月09日 | その他

 昨日はTさんの案内で漱石文学散歩へ出かけました。

 早稲田駅で、待ち合わせ。目の前に「夏目坂」(漱石の父が名付けたらしいですネ)の案内板があり、そのそばには、漱石の出生地を示す碑がありました。漱石はここでちょうど150年前に生まれたんですね。 

                    

 碑も新しいし、「硝子戸の中」に出てくる「小倉屋」という酒屋は今も碑の左隣にありましたが、勿論昔の面影はないです。

 その後、漱石公園を目指して歩いていると、途中に有島武郎の旧居跡が!実は私は卒論のテーマが『有島武郎の死生観』だったので、「おお、君はこんな所にいたのか!」と。有島と言えばやはり北海道ですから。

                 

 漱石公園は、現在は漱石山房記念館が立て替えの真っ最中! 工事の車で公園内にも入れません。お願いして写真だけ撮らせて貰いました。

        

 今年の9月に完成だそうなので、その頃又再訪したいと思います。

 その後は、文豪も訪れたであろう神楽坂の商店街を歩きました。ここも昔の面影はありませんが、Tさんに昔からあるお店や名店を紹介して貰いました。彼女の家はこの近くです。

 疲れたので路地裏にある洒落たカフェに入り、たくさんおしゃべりを楽しみました!

 「三四郎」「道草」など、昔読んだ物を今読み返していますが、携帯や電話がなくいちいち手紙で知らせ合うか、直接会いに行って思いを伝えるかしていた時代が妙に懐かしく、また人間本来の姿かなあと・・・もう戻れませんけどね。