覚醒？

監督不在の合宿一日目。

「水飲んで良いですかね？」って
聞いて来たのは、ぽっちゃり✖２体型のケイタ。

入部して来たのは、去年の12月頃。
体力的に他の子について行けるわけもなく。
体型もぽっちゃり✖２だし

足を挫いた。
足を蹴られた。
靴が痛い等々。
色々理由を並べては、走り込みを回避。

優しい監督は
「足が痛いのはしょうがないけど、
そうやって休んでいたら、他の子と差がつくだけだよ。」
そう言ってくれる。

で、冒頭の言葉を私に
「ダメ。他の子は一生懸命に走っている。
まだ、一周しかしていない君だけが飲めるわけないでしょ。」

暫く、その場でうずくまって泣いていたけど、
そのまま、声もかけないで、放っておいたら、
泣きながら走り始めた。

他のコーチにも訴えたけど、
「だから？」とつれない返事。
観念したのか？昨日はリタイアする事なくメニューを消化。
そう言っても、他の子が５周のところを３周とかだけど

でも、コーチ達からは「よく頑張った。」って言ってもらえたし、
仲間達も励ましていた。
頑張る子には、ミンナが応援するのさ。

さて、これが自信になったのか。
今日は周回遅れてだけど、ミンナと同じ数を消化出来た。
そうると、ミンナが褒めてくれ、また自信が

その自信が、紅白戦で爆発
人性初ホームラン

その後のバッティング練習でも、快音を連発。
もしかして、覚醒？

これも、少年野球の醍醐味ですね。