筆のおもむくままに

 短歌を詠んでいます。一日一首、一週間前に詠んだ歌を載せています。

6/3 あと1日

2017年06月10日 | 短歌
尼崎駅前通りに音が湧く明日は市議会議員選挙日
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紫陽花

2017年06月10日 | 気象予報士のひとりごと

 今年の5月に、電子書籍『四時四十分までの旅』を出版しました。
 現役の気象予報士が書いた、気象予報士が主人公の小説です。

 その宣伝も兼ねて、月に数回、気象に関する書き物を書いています。興味があれば、『四時四十分までの旅』も併せて読んでいただけばと思います。

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 雨の季節、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 雨の降っている所にお住まいの方は、気が重いかもしれませんし、晴れていても蒸し暑さを不快に感じていらっしゃる方も多いことでしょう。
 そんなとき、私は、雨の日にはしっとり映り、晴れた日には暑さを沈めてくれそうな紫陽花を見たくなります。

 紫陽花は、雨の日には、傘を差しながら花を楽しむ人々の姿とともに、梅雨時の代表的な花として紹介されることがあります。
 一方、梅雨晴れが続くときには、強い日差しに萎れている姿が、空梅雨の象徴として取り上げられる時もあります。
 
 そんな紫陽花について、気象予報士になってから知ったことがあります。
 以前は、人目を惹く大きな花びらのようなものが、紫陽花の花だと思っていました。しかし、それは『額』で、その中には目立たないながらも、しっかりと咲いている『真花』が隠れているのです。
 細い糸を何本も束ねたような花が、額に守られている様子は、絵と額縁のようにも映ります。

 目立たなくても、しっかりと咲く真花と、目立つけれども、おごることなく自分の役割を果たそうとしている額。何か教訓を与えてくれているようで、私にとっては、見るたびに気が引き締まる花とも言えます。
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