MATILDABAY シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

厄年と御払いと街中散策、の結果は・・・

2011-08-18 22:25:45 | Weblog
 仕事後、赤ワインよりも冷やした白ワインを飲み干したくなる衝動に駆られるような今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 以前でしたら、仕事後には「ビール」と決まっていたのですが、最近、泡物は1杯だけでいいッス的な流れになってきている自分がいます。
 「対痛風」という考えではなく、ただ単に飲めなくなってきているのでしょう、それを世の中的には「老い」と言いますな、残念。
 今月で前厄に突入する私ですが、前厄、本厄、後厄と3年も「厄」と付き合わなければならないのは少し納得がいきません。
 「厄年」に詳しい方は、「厄年は悪い出来事が起きるのではなく、身体の不調などを訴える年回りなのだから気をつけろ、という事だ。」と説明してくれましたが、身体の不調を訴えた時点で「悪い出来事」な筈ですから気をつけるも何も無いと思われます。
 「お払いはしとけ。」、厄年に詳しい方は私にそうおっしゃり、「なんなら、俺が神社を紹介してやる。」と、勝手にお参りツアーを組まれてしまいました。
 ある日、厄年に詳しい方と午後に待ち合わせをし、その神社に向いましたが、厄年のお払い時間は過ぎており、しかも、要予約だった為、我々は断念したのです。
 「本当に・・・この人、厄年に詳しいのだろうか?」そんな疑問を胸に秘め、「どうします?」と質問したところ、「臆するな、こうなったら他の神社仏閣回りつつ街中散策しかないだろう!」と私の疑問の目を察したのか逆ギレ気味にそう言い放ちました。
 その人に連れられるまま最上義光の菩提寺を見学し「藤原君、ここには無縁仏のお墓もあるのだよ・・・」との説明に手を合わせ、近くの街中を散策しながら「藤原君、ここの三味線屋さんは昔、君の店の近くにあったのだよ・・・」と厄年だけではなく街の事情通ぶりも見せていただいたのです。
 「それはいいが・・・厄年の御払いは・・・?」、そんな思いが頭の中に浮かんだ頃、「藤原君、ここの煮込みを食べた事はあるかね。」そう言って連れられてきたのが、大衆もっきり屋さんでした。(もっきり、とは、小さな皿の中にグラスのコップが配してあり、こぼれるまで注いだ酒の事で、グラスの酒を一口飲んで皿にこぼれた酒をグラスに戻しながら足し、また飲む、そんなお酒であります。因みに、その店は以前お邪魔した事がありましたが、厄年に詳しい方には言っておりません)
 夕方の4時過ぎ、私は厄年に詳しい方と大衆もっきり屋で国会中継を観ながら日本酒を飲んでおりましたが、夕方も深くなる頃、「なぜ、厄年の御払いに来たはずなのに・・・日本酒を?」そんな疑問が溢れ出てきたのです。
 「じゃあ、そろそろ、僕は・・・」そんな事を言うと、「そうか、じゃあ、タクシーでも呼んでもらうか。」厄年に詳しい方は店の方にタクシーを促し、お会計をしたのです。
 帰宅を示唆したのにも関らず、何故か帰宅方向が違う厄年に詳しい方と一緒にタクシーに乗り込み、気がつくと「焼き鳥屋」さんの前に到着しておりました。
 「藤原君、ここの焼き鳥、食べた事、あるかね?」突然、そのような質問を出され、「いや、ないですね。」と答えると、店に連れられてしまったのです。
 「確か・・・帰宅しようとしたのだが・・・」そんな疑問が頭の中を回ったのですが、もう既に焼酎をグラスに注がれており、「何を食べるのかね?藤原君。」と厄年に詳しい方はそう言いながら乾杯のポーズを取って来ました。
 厄年に詳しい方はその店の方と仲が良いらしく、話をしておりましたが、突然、「藤原君、名刺を出したらどうかな?」と何故か営業活動になってしまいました。
 梅紫蘇ささみ焼き、せせり(タレ)、レバー(タレ)を頂き、焼酎1本飲み切ったタイミングで、「じゃあ、そろそろ・・・」とまた切り出してみると、「藤原君、何を急いでいるんだね、2軒で終わるのは縁起が悪いだろう。もう1軒行かないと。」と始めて聞いた「縁起話」を展開され、厄年に詳しい方は次の店に行く事を促しました。
 「確か、今日は・・・前厄の御払いをしに・・・」そんな事を思っても、もう夜は9時を過ぎており、御払いどころではありません、しかも、思い出すと相当量のアルコールを摂取しています。
 「藤原君、〆はウイスキーだな。」またもや持論を展開する「厄年に詳しい方」。ただ単に一緒に飲みたかっただけなのではないか、という疑問すら出てきます。
 ウイスキーを2杯飲んで、「そろそろ、僕は・・・」と帰宅を示唆すると、カウンターの隣に知り合いがいたようでやっと開放されました。

 夜10時過ぎ、満天の星空をボンヤリ見上げながら歩いて帰宅すると自宅の電気が点いていました。

「確か、今日は定休日で・・・前厄の御払いに出かけたはず・・・だった・・・ような。」

 そんな事を思いながら鍵を開けると

 奥さんが怒っていたのは言うまでもないでしょう。

 結局、ちゃんと御払いしないとこのように悪い事が起きるのですな。

 今度は一人で御払いに行きます。












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2 コメント

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ごちそうさまでした (まどろみの貴腐人)
2011-08-21 21:45:43
8月19日、一人で来店し、深夜遅くまでお邪魔していた者です。おいしいお料理とワインご馳走様でした。いつもは甘いワインはいただかないんですが、フォワグラに合わせるとほんっとおいしいんですね。子供が落ち着けばまたランチか、大人だけで(もしくはまた一人?)でお邪魔すると思いますので、その際はよろしくお願いします。カウンターにいらした常連の男性に失礼がなかったか少し気になりますが、翌日夫は気分転換できてよっかったなといってくれたので、まあ良しですかねえ。
コメントありがとうございます (マチルダベイ)
2011-08-24 23:49:37
  >まどろみの貴婦人様

ブログお読みいただきまして有難うございます。
先日は有難うございました。
当店は閉店時間設定が遅いものですから、時間は気になさらずに、又ご来店ください。
カウンターにいらした男性は、次の日の日曜日のランチにもいらしてくださいましたが、まどろみの貴婦人様がランチにもいらっしゃるのではないか、と噂になっておりました
是非、又楽しいお話をお聞かせください。


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