ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

飯泉取水堰

2018-02-20 02:44:05 | 神奈川県
2018年2月17日 飯泉取水堰
 
飯泉取水堰は神奈川県小田原市の2級河川酒匂川河口から上流に2.3キロ地点にある神奈川県広域水道企業団が管理する上水道目的の可動堰です。
神奈川県の『酒匂川総合開発事業』に上水道事業者として事業参加した神奈川県広域水道企業団の取水堰として1973年(昭和48年)に竣工、翌年から運用が開始されました。
1978年(昭和53年)の三保ダム完成により日量最大156万4300立米の取水が可能となり、県内3カ所の浄水場を経て神奈川県営水道・横浜市営水道・川崎市営水道・横須賀市営水道に上水道用水を供給しています。
1985年(昭和60年)には近代水道の代表的施設として近代水道百選に選ばれました。
 
酒匂川にかかる国道255号線飯泉橋から下流に飯泉取水堰が見えます。
ちょうど日の出時間の訪問となり逆光に取水堰が浮かびます。
手前が上流です。
 
同じく上流から
対岸左手が取水口になります。
 
右岸下流から
管理橋は現在補修工事中
赤いゲートが朝日に映えて鮮やか。
 
洪水吐ゲート8門、土砂吐ゲート1門、計9門のゲートが並びます。
 
今度は左岸下流から
手前のコンクリートの導流堤の間に魚道がありますが、フェンスが邪魔で見えません。
背後には箱根の山越しに富士山も望めます。
 
左岸にある取水設備は立ち入り禁止ですが、定期的に見学会を催しているようです。
機会があればぜひ見学してみたいものです。
 
3078 飯泉取水堰(1246)
左岸 神奈川県小田原市中新田
右岸 神奈川県小田原市扇町四丁目
酒匂川水系酒匂川
MB
5.4メートル
342.5メートル
---千㎥/---千㎥
神奈川県広域水道企業団
1973年


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