ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

天川第2ダム

2017-11-28 10:28:31 | 兵庫県
2017年11月23日 天川第2ダム
 
天川第2ダムは兵庫県洲本市由良町の天川水系天川源流部にある淡路広域水道企業団が管理する上水道用水目的の重力式コンクリートダムです。
洲本市では1934年(昭和9年)に淡路島最初の近代水道として洲本市水道事業が開始されました。
戦後に入り高度成長による人口増加や生活様式の変化から水需要は急増、洲本市では新たに4基の上水道ダムが建設されますが、天川第2ダムは1982年(昭和57年)に天川第1ダム上流に洲本市4番目のダムとして建設されました。
2010年(平成22年)に島内各自治体の水道事業が統合され淡路広域水道企業団が発足、現在は天川第1、第2両ダムともに同企業団が管理を行い、日量約3400立米の上水道用水を洲本市由良地区に供給しています。
 
洲本中心部から県道76号線を南下、由良交差点を右折して集落を抜け天川沿いの隘路を遡上すると天川第1ダムに到着します。
今回は落石が多いため第1ダムに車を止め徒歩で第2ダムへと向かいました。
ガードレールからダム下に降りましたがこれが限界、上水目的のコンクリートダムらしく自由越流式クレストゲート1門のシンプルな構造。
 
天端はゲート部分だけ高くなっています。
 
減勢工
直下に副ダムがあります。
 
天端から見下ろすと。
 
堤体は右岸側が屈曲、一応『カド』。
 
 
貯水池は総貯水容量11万2000立米
ちょうど紅葉の見ごろ。
 
右岸にある天川第2ダムの石板。
 
上流から。
 
1528 天川第2ダム(1173)
兵庫県洲本市由良町由良
天川水系天川
21メートル
82.9メートル
112千㎥/53千㎥
淡路広域水道企業団
1982年


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