ダムの訪問記

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芦田川河口堰

2017-05-12 10:40:19 | 広島県
2017年5月6日 芦田川河口堰

芦田川河口堰は広島県福山市の芦田川河口から1.3キロ地点にある多目的可動堰です。
1961年(昭和36年)に日本鋼管(現JFE)が福山に高炉建設を決定したことをきっかけに福山は重化学工業都市へと変貌、工業用水及び都市用水の需要は急速に増大しました。芦田川上流では三川ダムの再開発、八田原ダムの建設などが行われる一方下流部での用水確保の必要性も高まりました。
そこで芦田川河口周辺での塩害防止目的も合わせて建設省中国地方建設局により1981年(昭和56年)に建設されたのが芦田川河口堰です。
現在は国交省中国地方整備局が管理を行い、芦田川の治水(主として塩害防止)および工業用水の供給を目的としています。
芦田川河口堰の堤高は6メートルで河川法上のダムの要件である15メートルに及びませんが、特定多目的ダム法に基づき特定多目的ダムとして建設されたため、法律上もダムとして分類されダム便覧にも正式に掲載されています。 
河口堰建設に合わせて周辺の整備も行われ芦田川右岸には竹ヶ端総合運動公園と水上スポーツセンターが建設される一方、堰の上流は国際大会認定の漕艇コースとなっており中国地方の漕艇競技のメッカとなっています。
 
左岸上流から
主ゲートは10門のローラーゲートで構成されています。

下流から

天端は芦田川河口大橋になっています。

左岸に魚道があります。
こちらは上流側。

下流側
なじみのある階段式魚道ではないのでちょっと違和感があります。

ゲートをズームアップ。

河口から1.3キロ 文字通りの河口堰です。

手前が取水塔
奥は漕艇競技用の艇庫。

芦田川河口周辺部の水質は中国地方では常にワースト上位となっています。
そして河口堰では魚道以外は止水された状態のため河口周辺での汽水は起こらずこれが水質悪化の要因であることは否めません。
建設当時の目的の一つであった塩害防止については都市化の進展に伴い河口周辺での農業がほぼ皆無となったことからその必要性について議論が高まっています。
ゲートを開けるか?否か?についてはダム愛好家としても注目したいところです。

1985 芦田川河口堰(0972)
広島県福山市簑島町
芦田川水系芦田川
FI
MB
6メートル
450メートル
国交省中国地方整備局
1981年
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