ダムの訪問記

愛車のBMW M3とM6でダムを訪問しています。

高暮ダム

2017-05-16 11:12:13 | 広島県
2017年5月7日 高暮ダム
 
高暮ダムは広島県庄原市高野町の江の川水系神野瀬川にある発電用重力式コンクリートダムです。
日本発送電時代の1940年(昭和15年)に着工され、戦中戦後の中断をはさんで1949年(昭和24年)に竣工しました。
1951年(昭和26年)の電力分割民営化により中国電力が継承して現在に至っています。
高暮ダムで取水された水は導水路で神野瀬発電所に送られ最大出力2万キロワットの発電を行っています。

ダムの竣工は1949年(昭和24年)ですが、1945年(昭和20年)2月から実質的に稼働しており戦前のダムとされています。
堤高69.4メートルは戦前のダムでは6番目の高さを誇り、江の川水系では最高です。その技術的、文化的価値から近代土木遺産に選定されています。
一方で高暮ダムについては戦時中の事業ということで強制連行、強制労働という言葉が必ず纏わり付いてくるのですが、現在の東アジアをめぐる情勢や、いくら謝罪してもそれを反故にして批判し続けるというかの国の国民性からここではあえて触れないでおくことにします。

松江自動車道口和インターから県道39号を西進、『道の駅フォレスト君田』で分岐を右折して神野瀬川沿いに県道457号をひたすら北上、沓ヶ原ダムから離合も困難な隘路となりますが構わず進むと正面に高暮ダムが現れます。
ここがダムを下流から見ることができる唯一のポイントです。
残念ながら現在ゲートの改修工事中で堤体には仮設通路や重機が乗った状態ですが、最大の特徴である独特の導流壁のカーブはしっかりと見ることができます。

天端には仮設道路が設置され本来の姿を見ることはできません。
もちろん工事中ということで立ち入ることも叶いません。

親柱にある日本発送電の社章と建設録プレート
ニッパツの社章が残るダムは珍しいのではないでしょうか?

ガス灯をモチーフにした照明 日中なのになぜか点灯しています。
大井ダムのランプ風の照明を思い出しました。

上流面

天端高覧の半月型の抜き
このあたりは如何にも戦時中のダムらしい意匠です。
 

対岸のこの建物はなんでしょうか?

インクラインに乗った巡視艇。

残念ながら改修工事中ということで、工事が終わればぜひ再訪したい高暮ダムです。
いろいろあるんでしょうが、余計なことは考えず、ただ古いダムを堪能したいだけです。

1947 高暮ダム (0989)
近代土木遺産
広島県庄原市高野町高暮
江の川水系神野瀬川
69.4メートル
195.7メートル
中国電力
1949年
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