映画を視たよ

テレビのない我が家では、レンタルDVDで映画を見るのが娯楽です。だいたい7点以上がお勧め。

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hairspray [8点]

2011-04-05 23:05:46 | movie
歌って踊れるぽっちゃりティーンのニッキーブロンスキーが活躍するミュージカルコメディー。彼女の雰囲気そのままで徹頭徹尾明るい映画だ。それでいて、社会に対するアピールをしっかりと持っている。肌の色とか体形で人を差別することがまかり通っていた1960年のバルティモアで、新しい波としてR&Bダンスを抵抗なく取り入れる若い世代とそれに抵抗する古い頭。世の中は進歩するのだと確信することができる映画だ。

改めて感じるのはアメリカの偉大さだ。黒人奴隷を自らの手で解放し、人種差別も自分達で克服する。ベトナム戦争は自ら撤退を決めた。こういったアメリカの進歩性には学ばなければならない。この映画でも人種差別に反対してデモを組織するシーンはなかなか迫力がある。自らに降りかかる不利を承知で黒人と腕を組んだ白人もいたのだ。

日本は、あの天皇独裁や女性差別をあらわにした明治憲法でさえも、戦争で負けるまで改めることが出来なかった。自らの手で歴史を進めることが出来るようになるためには、まだまだ努力がいる。この点ではアメリカを見習いたい。

ミュージカルでは音楽とダンスがなんといってもキーになる。これがダメなら話しにならない。この映画の音楽は素晴らしいしダンスも良く、十分に楽しめる。アメリカでも名高いダサい町バルティモアを舞台にして、60年代のダンスとR&Bを巧みに組み合わせた演出も素晴らしい。歌に決めの一曲があれば言うことはなかっただろう。
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彼岸花 [8点]

2008-12-03 12:52:41 | movie
主人公は会社の重役。娘がいて、礼儀正しい好青年と結婚する。それで終わり。

このなんとも盛り上げ様の無いストーリーで観客を引き付けるとは! 小津安二郎というのはすごい監督だ。娘が嫁ぐと言うことで起こる父親の気持ちの揺れ、それを淡々とした進行で観客の胸に落としていく。さりげない台詞の連続で、激昂場面もない。台詞の間合い、と登場人物の表情に最大限語らせている。

戦争を生き抜き、そして会社では重役になる実力者だ。それでも人の心はどうにもならない。子どもは自分の道を歩み出すし、人生は思い通りにはならない。そして人は年を取ってゆく。この事実を受け入れることがある意味で人生の課題なのだ。

この映画の面白いこだわりが音楽に見られる。長々とした音楽シーンが4つもあり、それが謡曲、長唄、詩吟、唱歌になっている。1958年当時の、次の世代がまともに引き継いでくれない、古き良き日本を象徴するものではある。

1958年という時代を実に見事に切り取って描いている点も素晴らしい。動作の一つ一つ、小道具の一つ一つが、あの時代を明確に表している。こまやかな演出に感心させられる。

殆どの人がわからないシーンの意味をあげておこう。京都から来た来客がトイレに立って途中で箒を置きなおすシーンがある。なぜか、あのころ箒を逆さに立てておくことが、来客退散のおまじないとされていたのだ。今では、だれもそんなことをしなくなったし、第一座敷箒などというものがない。

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学校III [7点]

2008-12-02 20:30:20 | movie
日本映画が低迷しだして久しい。なかなか良い映画というものが作られなくなり,あっても、興行的には成り立たず、自主上映運動に頼らざるを得ない。この映画も、自主上映だった。自主上映映画は、どちらかと言えば、主張が先行して、映画としての面白味に欠けるものが多いのだが、山田洋次監督の「学校」シリーズは、ちがう。映画としての面白い。

この映画は「学校」シリーズの3作目で舞台は技術専門学校だ。中年でリストラにあったら、資格がなくては再就職は難しい。2級ボーラーマンはビル管理に必要な資格で、とりあえず定職を確保できる。東京都がそのような資格をとりたい人のために開設した学校に集う人たちが今度の映画の主人公だ。

45才になって、今までと違った領域の勉強を始める。そのことを通して学校の意味、学ぶことを通しての人生というものを考えさせられる映画だが、もちろん「寅さん」の山田洋次の演出だから堅苦しさはない。

個人的には養護学校を舞台にした学校IIの方が良かったと思う。大竹しのぶが主人公では美人すぎて、「40過ぎていい再婚の相手もないし..」なんてせりふがしらじらしい。自閉症児や男女の感情も入れて多少手を広げすぎたきらいもある。

しかし、作りは丁寧だし、全体としてやはり素晴らしい映画だ。

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Conte D'Hiver (冬物語) [7点]

2008-06-22 15:16:36 | movie
エリックロメールの季節四部作の一つ。夏の恋で身ごもった子を連れて五年後の冬。相手の苗字も聞いていないし、連絡を貰うはずの住所も間違って伝えてしまった。後悔はしていないし、それどころか理想の恋人としていつも思い描いている。現に付き合っている2人の恋人もシャルルの代役でしかない。その事をあっけらかんと話すところが彼女の魅力でもある。2人で新しい美容院をやっていこうとするがっしりとした体格の美容師、彼女の発想に惹かれ理解を深めようとするインテリ青年、どちらも散々彼女に振り回されてしまうが彼女には全く悪気はない。愛すると言うことはどういうことなのか?彼女なりに一途に追求している。だから別に勉強したわけではないのだが、彼女の言葉はパスカルであったりプラトンであったりする。誠実に彼女を獲得しようとしている2人の恋人だけではなく、いつのまにか観客まで彼女に翻弄されてしまっている。劇中劇でシェークスピアの冬物語が出てくるが、この暗示するところは運命に従う素直さと言うことだろう。結局彼女の一途な追及に負けるほか無い。裏の裏をかかれたような結末に至るのが観客としては癪だ。カメラワークも演出もさすがと思える見事な出来ではあるが、やはり脚本の力だと思う。
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阿弥陀堂だより[6点]

2008-06-21 18:22:04 | movie
人生とは何か?テーマを真正面にすえて、ガンで死んでいく人と、肉腫を乗り越えて生きる人の対比でせまる。美しい信州の山村の景色の中で淡々と進むストーリー。お梅婆さんが語る言葉の含蓄。ここまではいい。これをどう映像化して展開するかが映画人の骨頂骨であるが、必ずしも満足の行く出来ではない。見ていてだるい。こういったゆっくりとした展開の映画はカットの一つ一つが大切で、こだわりが必要だ。死に行く先生の書を出すなら、視るものをうならせる達筆が欲しい。下手糞な習字を見せられると興ざめもいいところで、手抜きとしか言いようがない。わけのわからないこも切れカットも気になる。こういった映画は画面が観客の気持ちを掴み損なったら、台詞が上滑りして単なるお説教の羅列になってしまう。難しいものではあるが、やはり、脚本・演出の煮詰め方が足りないのだと思う。この映画は小泉堯史監督には10年早かった。
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Fahrenheit911 [8点]

2008-05-21 12:16:33 | movie
随分前の批評だけど出てきたので入れときます。付け加えて言うなら、今ではイラクに大量破壊兵器がなかったことは明らかで、ブッシュはこれを隠していたのだからさらに大きな「お笑い」が追加されます。日本の「無料ガソリンスタンド」もやっぱり「お笑い」ですしね。

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NapervillのAMC30と言う映画館にいって来ました。封切館なので、1ドル50で見られるいつものogden6とちがい、入場料は9ドルもしますが、こういうのは早く見ることに価値があるようにも思います。

この映画はドキュメンタリーだけれども、特に新しい事実を訴えるものではありません。イラクの戦争とそれに至る背景は、いわば公知の事ですが、映像でつなぐと色々とおかしな所が改めて浮かび上がってくるのです。

ブッシュ大統領はそもそも当選が疑問でありゴアの方が得票は多かったことから始まり、ビン・ラディンとブッシュ会社の関係の深さも、9/11の予防を見逃したことにつながります。映画はブッシュ大統領の危機における行動を揶揄してとらえ、政府の対応がいかにちぐはぐだったかを見せます。全ての航空機が飛行停止をくらう中で、なぜかビン・ラディンの家族は特別機で出国します。

厳しい空港でのチェックもちぐはぐです。セキュリティでは子供のミルクまで取り上げられるのにタバコ用のライターは制限が緩いのです。

アメリカ人は不安に駆られ、アル・カイーダとは何の関係もないイラクに標的が持って行かれます。ありもしない化学兵器や原爆が規定の事実として語られて行きます。軍事法案がどんどん可決されて行くが、実は議員も内容を読んでいない。これは確かに「お笑い」ですが、この結末は笑い事ではすみません。

イラクでは多くの市民が殺され、アメリカの兵隊も死んで行きます。死ぬのは失業が深刻な地域の青年たちばかりです。マイケル・ムーアは議員をつかまえて、イラク派遣兵の志願申し込み書を渡して歩きます。もちろん議員の反応はしっかりとカメラが捕らえます。

息子をイラクでなくした兵隊の母親が誰を恨んでいいのかわからないと訴えるシーンがあります。アル・カイーダを恨むべきなのかもしれないけど、別にアル・カイーダが息子をイラクに行かせたのではないのです。納得できない戦争というものを如実に浮かびあがってきます。

おもしろおかしく、国の指導者のバカさ加減を見せる映像の本質は「茶番が生み出す悲劇」だと思います。悪い冗談はやめて欲しい。これがこの映画が本当に訴えたかったことでしょう。

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カーテンコール [6点]

2008-05-06 17:49:42 | movie
題材はいい。映画館の「幕間芸人」なるものを追いかけているうちに在日朝鮮人問題に行き着くという話の展開もいい。惜しむらくは演出で、端々に「だるい」シーンが現れる。学芸会じゃないのだからもう少ししっかりしてほしい。三丁目のような懐かし物、社会派、キャリアウーマン物を兼ね備えた欲張りプロットに演出が負けてしまったように見える。マスコミ現場を枕にするならもう少し緊迫感が出ないといけないし、音楽シーンがあれば音楽で聴衆をうならせないといけない。記事を書くことでスタートした話のどこかで記事そのものが飛んでしまうのは、どうもいただけない。実に惜しい。
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武士の一分 [7点]

2008-04-25 20:14:06 | movie
「隠し剣鬼の爪」、「たそがれ清兵衛」と合わせて山田洋二の時代劇三部作になっている。家族の生活を第一に考える田舎の貧しい下級武士であるが実は優れた剣の使い手というのは3部作に共通した設定だ。話しの筋としてはむしろ淡々と進み、苦しい生活の中でやむなく受けた剣の勝負で勝つというだけである。しかし、山田洋二らしく丁寧な作りで、昨今の安直な時代劇と一線を隔したところがある。着物には新品ではなく着古した感じを持たせているし、家に上がるときは雑巾で足を拭くなどという細かい演出も忘れず行われている。時代劇では殺陣が下手だとどうしようもないのだが、3作目のこの映画では殺陣も良い出来だ。だからシーンの一つ一つが観客に楽しめるものに仕上がっていると言える。庶民の生活の中に本当のヒロイズムがあるという寅さん路線が藤沢周平の時代劇に呼応してこの作品が生まれたのだろうが、昔から時代劇が得意だったのは東映で、松竹はやむなく喜劇に活路を見出していたという経緯もある。おそらく、山田監督がこの映画で一番主張したかったことは、時代劇だって山田リアリズムで生きてくるのだよと言う事だろう。そしてそれは当たっている。
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リンダリンダリンダ [7点]

2008-04-13 19:48:24 | movie
地方都市の高校文化祭で女の子4人のバンドがブルーハーツコピーの演奏をする。メンバーが怪我と仲間割れで崩れて、韓国からの留学生をボーカルに入れて、なんとか演奏を成功させる。それだけの物語だが、良い作品だ。ありそうな話をありそうな状況で自然に見せるリアリズムが追求されている。台詞が台詞らしくなく、全て自然な言葉遣いになっているし、画面を通行する車が横切ったり、ドキュメンタリーかと思うように構成されている。僕はこの手法にとても新鮮な感覚を覚えた。ストーリーのテンポも悪くないし、間の取り方も工夫されている。女の子のバンドがブルーハーツをやるのも題材としてはなかなかいい。結末をどのように持っていくのだろうと思ったら、雨が降り出したために、それなりに観客が増えたなんてうまく考えたものだ。
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To catch a thief (泥棒成金) [5点]

2007-07-15 21:41:05 | movie
ヒッチコックのミステリーではあるが、ハリウッドの庶民の夢映画といったほうが良い。高級避暑地リビエラを舞台に、グレースケリーが豪華な衣装を次々と披露するし、おしゃれで気の利いた会話がポンポンと飛び出す。
ストーリーの方は嘗て宝石泥棒で名を馳せた主人公が、犯人の嫌疑をかけられ、真犯人を探し出すというもの。ミステリーはなかなか難しいもので、あとでよく考えるとつじつまの合わないことが多く落胆する。この映画も、仮装舞踏会での入れ替わりトリックがキーなのだが、事件は舞踏会が終った後に進展するのだから、実はこのトリックは何等必要性のないものである。もう一つ、過去の泥棒は悔い改めているはずの主人公が別荘で豪奢な生活をしている資金は一体どこから出ているのだろう。これも気になる。
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モーツアルトとクジラ(6点)

2007-07-15 21:20:28 | movie
自閉症の人の恋愛。自閉症といっても日本で言う自閉症とは少し違う。日本では発達障害を全て自閉症と言っているから「知恵遅れ」のイメージが強い。この場合はアスペルガーつまり高機能自閉症になるのだが、アスペルガーでも日本では「知恵遅れ」の度合いが低いものという認識である。この映画の自閉症とは日本で言えば「極度に人付き合いが苦手な人」に当たり、障害者だという認識はまるでない。
知能的にはまったく障害はなく大学も出ているが、人づきあいが出来ないことを障害ととらえてお互いに助け合うサークルを作り、その中でカップルが生まれる物語。実際には日本にもこういう人たちが多いのだから、この映画がその発端になればいいと思う
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ダビンチコード [6点]

2007-06-12 00:42:41 | movie
最近の評判の映画を見ると言うことはめったにないのだが、借り出しが多くてなかなか見られないと見たくなる。ミステリーというのは難しいもので、筋の緻密さを、つい要求してしまう。謎が提示される。殺されたキューレターが死の間際に、素っ裸になって、暗号を書き残す。ピストルで撃たれて死ぬまでの間に、複雑な暗号文を考えるか?ダビンチの絵ということを示すためにわざわざ素っ裸になるか?他にいくらでも方法があるだろう。
カルトからの刺客を捕らえて、連れたままロンドンに飛ぶ(なぜわざわざ連れて行く?)空港で待ち伏せする警官の目をすり抜けて入国。なぜか刺客もすり抜けたらしく、再び妨害に現れる。警官はだれも見つけないのか?

主題であるキリストの妻とその子孫がいるという話は確かに面白い。しかし、そのミステリーを映画にする手法が、大抵のミステリーがそうであるように、あまりにも粗雑だ。
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恋は五七五 [4点]

2007-05-21 01:28:38 | movie
俳句甲子園=高校生の俳句勝負全国大会に出場する高校生の物語。なかなか題材としての目の付け所は良い。ところが、役者がダメ、演出がダメ、脚本がダメ。まるで学芸会といった運びでテンポが悪い。台詞の間の取り方くらい指導しろよといいたい。

芸能ものではなんと言ってもその芸の内容が光らないと映画が成り立たない。俳句の映画なら、やはり観客をうならせる俳句が連発されないと話しにならない。実際俳句甲子園の作品には高校生の新鮮な感性があふれた素晴らしい作品が多い。しかし、この映画の俳句は月並みである。

実際の俳句甲子園をしっかり取材すれば、この点だけでも大きく違っただろう、脚本の研究不足で良い映画はできない。結局、題材に飛びついただけで、勉強もせず作って、駄作となっただけの映画だ。多分この映画を作った荻上直子という監督は一生まともな映画は撮れないと思う。
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The Fog of War [8点]

2007-05-13 22:59:08 | movie
マクナマラ元米国防長官の回想談に当時のフィルムを配したドキュメンタリー。マクナマラと言えばベトナム戦争の頃いつもアメリカ軍を率いていた人物である。しかし、彼は実はハーバードの統計分析の専門家なのである。太平洋戦争で召集され、日本爆撃の損失分析をした。中国からでなくマリアナ諸島からの出撃が効率が良いことを導き出したし、焼夷弾攻撃も彼の発案と言える。戦後はフォードに入り大衆車製作が販売効率を上げる事を提案し、品質管理の手法も確立した。戦略は図にあたり、業績を伸ばし、彼はフォードの社長になった。社長になってすぐ、ケネディーに手腕を見込まれて国防長官に就任した。つまり、切れ者中の切れ者である。
完全なベトナム戦争推進者だと思っていたが、彼はベトナムでは勝てないと言う結論を引きしていた。結果的にジョンソン大統領と対立して国防長官を首になった。その彼が85歳になり、人類の危機に警鐘を鳴らす。人間は失敗から学ぶが、今やたった一回の失敗が許されなくなった。核兵器の存在がそれだ。キューバ危機やベトナム戦争で得た教訓は「敵の立場に立って考えること」の重要さだ。

力で押さえ込もうとすることは危険だ。アメリカの世界戦略は間違っている。マクナマラの発言には重みがある。一言も言及はないが、彼が日本の状況について今発言すれば、憲法9条を葬ることの愚かさを指摘するにちがいない。
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フラガール [6点]

2007-05-06 19:17:24 | movie
常磐炭鉱が閉山となり、なんとか生き残ろうと炭鉱から出てくる温水を使ったハワイアンセンターが計画された。まだハワイ旅行など誰も行かない時代に、平の炭鉱町にまがい物のハワイ遊園地をつくるのだ。炭鉱の娘たちをフラガールに仕立て上げる話は、日本の炭鉱労働者の悲劇とあいまって、感動の物語となる。ただ、脚本・監督が下手。時代考証もダメだし、演出が極端に大げさすぎてリアリティが消えてしまっている。とりわけまずいと思われるのは、温水工事が遅れてパイナップルの木などが枯れるのを防ぐために、炭鉱労働者がストーブを供出するシーンだ。いくらなんでも、炭鉱で石油ストーブは無いだろう。しかも、アラジンとか超高級の輸入品なんか炭鉱住宅にあるはずがない。ひょっとして監督はストーブとは石油ストーブの事だと思い込む、石炭ストーブの存在すら知らない若い世代?
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