風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/セールスマン

2018年02月03日 | 映画




新年2回目の映画は、サスペンスでした。セールスマンとELLEの2本です。
セールスマンは、イラン・フランス合作映画です。
前半の前半は序章と言え、だらだらして退屈でした。
妻のラナが自宅で見知らぬ男に殴打された事件を契機に二人の間には
感情の微妙なすれ違いが生じます。
夫婦は、イラン警察に訴えても解決できないと言います。夫のエマッドは、単身、犯人捜しを始めます。
男は、自動車とその鍵、携帯を忘れるアホぶりで、意外に簡単に犯人に行き着きます。
「目には目を」と言われるイスラム社会、殺伐とした結末を予想していたのですが、
妻のラマは、その男を「許す」と言います。
もし彼女が強姦されたり、殺された場合にラマは同じように寛容になれたでしょうか。
私は、この終わり方に少し心が安らぎました。最初のダラダラが無ければもっと良かったです。
イスラム社会の映画、一切のセックスシーンも、暴力シーンもありません。
そうしたシーンは無い方が私は好きですし、それでも物事を伝えることは充分出来ます。
二人は仕事を持ちながら劇団員でもある彼らは、劇中で舞台劇「セールスマンの死」を演じるシーンが何度も
描かれますが、これは煩雑過ぎました。
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